ハピネス 해피니스
【Episode 11】 1/4
~501号室の前の廊下~
おそらく、イヒョンとセボムたちが部屋の中に入った後の、ハイエナたちの会話です。
※ ハイエナ・・・ヨンオク、ヘソン、ジュヒョン、セギュ、ムンヒ
セギュ「(ヨンオクに)アンドリューが殺人犯だってこと、なんで我々に教えてくれなかったんですか! 俺達は、あいつはただのゆすり屋かと思ってたんだ」
ギロリと睨みながら、見上げるヨンオク。
ヨンオク「あなたはただ、物資が必要なんだと言いましたよね。他のことなど、何も気にしてなかったくせに」
背中から、ムンヒがセギュを押し、今、この人に盾突くのは得策じゃない、と無言で注意する。
ヘソン「私は、棟代表から頼まれて、ドアを開けただけですよ。こんなことが起きるなんて、思いもよりませんでした」
当然のごとく、逃げのスタンスに立つヘソン。
ヨンオク「私だってそうですよ。 全部、オ・ジュヒョンさんの計画だったんですから」
皆の視線が、ジュヒョンに集まると、さぁ、なんのことだか、と首をすくめたリアクションしてみせるジュヒョン。
┐(´д`)┌
~501号室 リビング~
イヒョンが慌てて、ジョングクの出血箇所を調べようと、身体の内側に手を入れ、仰向けにする。
セボム「あんた、誰なの?」
低く声を落としたセボムが訊ねると、おもむろに、帽子とゴーグル、マスクを外すアンドリュー。
拳銃を手にし、不敵に微笑む偽アンドリュー。
偽アンドリュー「アンドリューはいつも、超能力を持ちたがってた」
この言い方は、本物のアンドリューを知ってるっていう口ぶりよね。
ジョングクを支えながらも、偽アンドリューの出方にも気を配っているイヒョン。
そのイヒョンの顔色が変わり、声が震え始める。
イヒョン「セボマ・・・・!」
早くしないと、命にかかわるかも・・・と伝えています。
イヒョン「・・・ヒョン、起きろよ!!」
反応しないジョングク。
立ち上がると、ソユンの肩を抱き、引き寄せる偽アンドリュー。
偽アンドリュー「治療してあげて。ソユニは、俺が連れていくから・・・」
セボムに銃を向けながら、ゆっくりと歩きだす偽アンドリュー。
ソユンの安全を思い、睨みつけるだけで、手出しが出来ないセボム。
ニヤリと笑いながら、ソユンの手を握り、玄関を出ようとする。
セボム「オンニがあとで、迎えに行くからね。ちょっとだけ、待っててね」
優しくセボムに声をかけられ、うん、と頷くソユン。
挑発的に、出ていく際、玄関のドアストッパーを開いていく偽アンドリュー。
部屋の施錠はするな、という意志表示ね。
この時、偽アンドリューの奴、手袋をしてないの。。。
指紋かなにか照合・・・できるのかな?
玄関の前に廊下にいるハイエナたちを、ゆっくり見回す偽アンドリュー。
セギュ「・・・顔に傷なんかなかったんだな」
呆然としたようなセギュの言葉には、答えない偽アンドリュー。
偽アンドリュー「地下のジムに行ってください。準備が出来たら、二人を連れて行きます」
ヨンオク「今すぐ、食べ物を取るわけにはいかないんですか?」
この状態で、それを言えるヨンオクもなかなかだね。
「まだ、人が中にいるじゃないですか」という偽アンドリューの静かな威圧感を前に、さすがのヨンオクも引きつったように頷くしかない。
ヨンオク「下にいって、待っていましょう。ここに居ても、見る価値などありませんから」 ← これも、自分の利益にならないことなど、一切シャットアウトするつもりでいることがわかる、怖いセリフです。
いくら、エゴイスティックの塊のような人格とは言え、セギュも人の親、偽アンドリューが連れているソユンを見て、黙っていられずに、「この状況は、子どもにとってよくないのでは・・・」と指を指し、言いかける。
そんなセギュを、ムンヒが止め、ヨンオクと共に無理やり、階下への連れ出す。
黙って、あとに続くジュヒョンと・・・少し遅れるヘソン。
ヨンオクやジュヒョンと行動を共にして、こいつらの仲間だとは思われたくないっていう心理が働くところ、やっぱり、弁護士ね。
偽アンドリュー「弁護士さん・・・。ちょっとこっちに来てください」
声をかけられ、振り向くヘソン。
~階段室~
ヨンオクたちがおりてくると
ヒョンギョン「大きな音がしませんでしたか?」
ソユン(弁護士の奥さん)と共に、階段をかけあがってきて、鉢合わせになる。
ヨンオク「お兄さんは大丈夫ですか? 頻繁に、訪れてるそうですね」
はぁ・・・誰が余計なことを、と溜息をつくヒョンギョン。
ヨンオク「彼女と一緒には行ったりはしてませんよね?」
ソユン(弁護士妻)を見ながら、訊ねるヨンオク。
ヒョンギョン「うちの兄は、完全に正常です!!兄は、ものすごく気をつかってますし、それに、引っかき傷だって、(普通と)全く同じです」
この「狂人病」が蔓延する事態になって、この兄妹が絆を取り戻したことだけは救いかな。
ヒョンギョンに強く抗議されても、平然と無視するヨンオク。
ヨンオク「さぁ、下に行きましょう。501号室のことを話しあわなければなりませんから・・・。他の方も準備が出来たら、私たちと合流するでしょう。行きますよ」
ジュヒョン「まったく、なんてこった」
5階のことが気になりながらも、一緒に降りることにするヒョンギョンとソユン。
~501号室~
あ~~~と、叫び声をあげるジョングク。
ああ、良かった~~~!!← いや、全然よくないんだけど、最悪の事態には至ってないという意味です。
意識あるじゃん。声も出せるじゃん。
ジョングクを寝室に運びこみ、ベッドに頭を乗せ、少し上半身を起こした状態を作るセボム。
セボム「イヒョナ・・・救急箱と、水を取ってきて」
慌てて、取りにいくイヒョン。
セボム「アジョシ・・・ちょっと、見せてね。」
脇腹の傷を確認し、タオルで止血するセボム。
位置的に、急所は外れてるみたいだけど・・・← 一応、偽アンドリューも殺害しようとまでは思ってなかったのかな?
かなり、出血してるみたいだから、それも気になるし、あとは内蔵がどれだけ損傷してるか・・かな。
セボム「もうちょっとだけ待ってね。外に出たらすぐに、医者に診てもらえるから」
ジョングク「もし、俺が死んだら、嫁さんに、すまなかった、それから・・・愛してると伝えてくれ」
泣きながら、セボムに伝えるジョングク。
目を反らしながら、「アジョシが直接言ってあげなよ。外に出れば、助かるんだから」
ジョングク「ホントに、死なないと思うか?」
うん、とにかく、そのためにも少し黙って、体力温存してたほうがいいと思う。
セボム「ええ、脇腹に小さな刺し傷があるだけよ」
そう言って、元気づけようとするセボム。
ジョングク「ホントに、小さいのか? ほんとだよな?」
救急箱と水を持って、駆け込んでくるイヒョン。
すぐさま、傷口に、水をかけ、洗い流すセボム。
ああ、と悲鳴をあげるジョングク。
血と水のダブル攻撃に、目を背けるイヒョン。
消毒用のパウダーを傷に目掛けて、振り下ろすセボム。
イヒョン「ちょっとだけ、耐えてくれよ、ヒョン」
そう言いながら、身体の震えが止まらないイヒョン。
イヒョン「セボマ、ヒョンを・・・」
イヒョンの様子がおかしいことに気づくセボム。
セボム「イヒョナ・・・、ヒョナ・・・・、私を見て。」
ゆっくりと、視線をセボムに向けるイヒョン。
良かった・・・まだ、顔つきも普通だし、発症してはいないみたい。。。
セボム「私たち、生きて外に出るのよ、そして、あの人たち全員、なんとかしないと・・・。」
うんうん、と頷くイヒョン。
イヒョン「しっかりするんだ・・・」
ジョングクの足を抑えるイヒョン。
Happiness
~洗面所~
11話です。ラス1です。
無線の電源を入れ、テソクに連絡を入れるイヒョン。
イヒョン「ジョングク兄が、マンション内で刺されました。それから、ソユンは呼吸が苦しくなってるので、医師を待機させておいてください」
テソク「我々が突入する」
イヒョン「ダメです。 あいつ(偽アンドリュー)は、ソユンを人質に取っています。あなた方が突入するのは危険です」
テソク「ですが、チョン・イヒョンさん・・」
イヒョン「なぜ、あなたがこれ(ソユン救出)をしようとしていたのか、考えたんです。 セボムには、抗体があったんじゃないんですか?」
テソク「だったら、どうだと?」
これが今、テソクが言える精一杯なのかな?
でも、その言葉だけでも、今のイヒョンにとっては、いろいろな意味で、救いの言葉でしょう。
病気の特効薬、ワクチンとか、そんな先のことはわからなくても、なにがあっても、テソクは、抗体の持ち主であるセボムを救うために何でもするはずだから。。。
イヒョン「我々の望むとおりにしてください、セボムを(無事に)ここから出すためにも・・・」
一人、テソクを相手に交渉を続けるイヒョン。
~501号室 玄関前の廊下~
偽アンドリュー「弁護士さん・・・。ちょっとだけ、この子を見ていてください」
そういうと、501号室に入っていく偽アンドリュー。
ヘソンがソユンを近くに寄せようとしても、頑なに拒むソユン。
ヘソン「おじさんは、悪い人じゃないよ。君、名前はなんていうの?」
今頃、そんなことを言ってます。。。
~501号室 リビング~
入ってきた偽アンドリューと対峙するイヒョン。
イヒョン「お前が誰なのか、知っているぞ」
~回想~
ジョングク「おい、どこへ行く気だ。俺達、調査しないと・・・」
イヒョン「病院だよ」
強力班の部屋から出たイヒョンが通り過ぎた、廊下の壁に貼られた 指名手配犯のポスター。
殺人 チェ・ジョンウク(33)
やっぱり、刑事たるもの、顔をみたら、ピンと来るように、日頃から指名手配犯は記憶にインプット?
(「推理の女王」で、ソロクは刑事じゃないけど、こういう、派出所の前とかに貼ってある指名手配犯のポスターをチェックして、全部、スマホに記録して、覚えようとしてたもんね)
それとも、テソクとの会話で何かのヒントを得たのかな。
イヒョン「お前が、本物の、アン・グクジンを殺したんだな?」
アンドリューだけじゃないけどね。
ふ・・と鼻で嗤う偽アンドリュー。
ここから、ジョンウクに改めようかと思いましたが、すでに、この段階なので、「偽アンドリュー」で通します(笑)
イヒョン「一体、何人の人間を、マスクを着けたまま、殺してきたんだ?」
~再現~
外から帰って来た、この↓青年が、本物のアン・グクジンなの?
ふと気配がして、一旦、玄関のドアの前から離れ、共用廊下から様子をみると、ニヤリと笑った偽アンドリューこと、ジョンウクが立ってます。
なにか、物を投げられて、そのまま、倒れるアン・グクジン。
倒れて動かなくなっているのに、執拗に、なにかで、叩き続けるジョンウク。 ← これ、あとから出てきますが、ハンマーみたいです。
返り血を浴びた状態で、財布の中から、身分証を取り出すジョンウク。
~再現2~
段ボールの荷物を抱えて、401号室のヒョンギョンの部屋を訪れようとしたドクスンさんを背後から、襲い掛かる偽アンドリュー。
これまた、ハンマーで、何度も何度も殴打しまくる偽アンドリュー。
ドクスンさんを殺さなきゃならなかったのはなんで?
理由なき・・・って、まさか、サイコパス?
偽アンドリュー「そんなの、感染者だってしてますよね。 普通の人の中に紛れ、獲物を探してるんだ」
平然と宣う偽アンドリュー。
今のイヒョンには、心の奥を抉られるような言葉です。
その時、寝室から出て来たセボム。
セボム「あの人たちは病気なの。でも、あんたは、ただ、心底、狂ってるだけじゃない!」
再び、小馬鹿にしたように、鼻で嗤うジョングク。
~地下 ジム~
とりあえず、集まってるのは、 ヨンオク、ジュヒョン、ヒョンギョン、ソユン、ドンヒョン、セギュ、ムンヒ。
セギュ「(ジュヒョンに)あんた、いつから知ってたんだ? これらは、あんたが全部計画したことだそうだが・・」
後ろで、さも恐ろしそうに 縮こまっているムンヒ。
ジュヒョン「数日前のことだよ。 アンドリューが、掃除婦のおばさんを引きずってるのを見たんだ」
~再現~
たまたまだったのか、アンドリューを怪しんでいたのかはわかりませんが、階段室のドアの隙間から、その惨状を見て、息を飲むジュヒョン。
それでも、アンドリューに気づかれ、ナイフで襲われそうになった時、「ちょっと待ってくれ!」と必死に、取り成しをえるジュヒョン。
ジュヒョン「アンドリューさん、今なら11階の部屋が空いてる。そこに、彼女の遺体を隠しておいたほうがよくないか? 彼女の喉かどこかを切るんだ。そうすれば、感染者がやったことだと考えるに違いない」
あんたの入れ知恵かい!(怒)
そして、全部、知ったうえで、噛み傷だとか、検視の時に言ったの?
ああ、こいつ、まじで、医者としての最低限のプライドとか、そういうのないわけ?
っていうか、医師免許、既に、はく奪されてるじゃん。 打つ手なしなの?!
ジュヒョン「それで、すぐに、棟代表に話に言ったんだ」
ああ、それが、あの、スチャンが亡くなった晩の、ドアを叩いた来訪者ね。
↓ この時です。 9話4/4
~再現~
真っ暗な中、ヨンオクに声をかけるジュヒョン。
ジュヒョン「あなたと取引するために来たんですよ。あなたに対して、親身にならない人たちを取り除く方法があるんですよ」
その場に黙って座ったまま、ジュヒョンのいう事を聞いているヨンオク。
ジュヒョン「そして、彼女も、それに乗ったんだ。それで、アンドリューに、望むものは何でも手に入れてもいいが、その見返りに、我々を助けなければならない、と言ってやったんだ。皆さんは、感謝すべきだ。私だって、こんなことをしたくなかった。だが、私は、この社会の中で、選ばれた人間なんですよ。5階の警察夫婦を欺くふりをしなければならなかった。 みんな、あなた方のためにです」
ジュヒョンの言ってること、1ミリも理解も共感できないんですけど。。
あと、実は、この会合の間、ずっと、黙ったまま、距離を置いてるドンヒョンが時々、大きく映されるんです。
それも気になる!
~501号室 リビング~
セボム「どうやって、キム・セフンさんの家に入り込んだの?」
あんなに、警戒心の強い、セフンがセボム以外に気を許すとは思えなかったから、そこは謎だったよね。
偽アンドリュー「キム・セフンさんに、あなたの名前を出したら、簡単にドアをあけてくれましたよ」
~再現~
夜、1501号室を訪れた偽アンドリュー。
偽アンドリュー「ユン・セボムさんがケガをしたんです。 救急セット、ありますよね?」
あ~~~~~、セフナ~~~~!!
鍵をあけて、ドアを開いちゃったのね。
分かりにくい画像ですみませんが、左側に浮かび上がってるのが、マスクを着けたセフンの横顔です。
完全に無防備なところを、すぐさま、ナイフで襲われ、部屋の中に押し込まれるセフン。
ドアが閉まり、その陰に、ジュヒョンが立ってた。
かぁ~~、セボムの名前を出すように言ったのは、またしても、ジュヒョンの入れ知恵か!
こんな卑怯な手を思いつくのは、ジュヒョンくらいでしょう。
部屋の中に入り、 まだ、息のあるセフンを椅子に縛り上げる偽アンドリュー。
偽アンドリュー「いう通りにすれば、なにも、アンタを殴ったりしなかったのに・・・」
王座に腰かける偽アンドリュー。
右手には、ハンマー。
今ままで、なにか振り下ろしていたように見えたのは、ハンマーだったのね。
そこへ、慌てて、ジュヒョンが駆け込んでくる。
ジュヒョン「アンドリューさん・・・、これは、石灰の粉だ。この粉があれば、全て、うまく処理できる」
それを聞き、笑い出す偽アンドリュー。
(再現終わり)
~501号室 リビング~
少しずつ、偽アンドリューに近寄っていたセボム。
狙いが分かっていたかのように、さっと、銃を構え、立ち位置を変える偽アンドリュー。
偽アンドリュー「そこで話をしてくださいよ。あなたが動くたびに、不安になるじゃないですか」
セボム「ジョングクさんはケガしてる。 病院に連れて行かなければならないの」
偽アンドリュー「お二人が私のいう事をしてくれたあとにね。。ここから出られるんですよね。あ・・・それから、あなた方、外の誰かと接触してますか?」
油断ならない奴・・・と、緊張した面持ちのイヒョンと、セボム。
★『ハピネス』11話1/4 雑感★
偽アンドリューの背後には、ジュヒョンがいました。
ああ、胸糞が悪い。
偽アンドリューの目的がイマイチ、わかりません。
いや、目的がないから、無差別殺人なのか?
アン・グクジンを襲った時の様子からして、手慣れている感じはしましたが、快楽殺人者というのとも違うような気がします。
まだ明らかにされてない、なんらかの線引きがあるのかな・・・?
わからない偽アンドリューの心理に比べれば、ジュヒョンについては、憤りしかありません。
やー、無理無理
人の心の弱いところ、ネガティブなところをうま~く嗅ぎつけ、自分では直接手を下すことなく、操作するんだから、厄介なタイプ。。。
他人を意のままに操り、実利を得ること自体が快感なのかも。
なまじ、頭が切れるから、自分が思ってる以上にうまくいっちゃうんでしょうね。
イヒョンやセボムには、とことん効果ないけど。
絶対、罰当たれ! ← 私自身は、直接、被害にあってるわけじゃないんですけどね。一言言わないと、気がすまん!!(怒)