これで2話、めでたく(?)終わりです。
 
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 2-4】

 

~王都の市場周辺~

ガラムを連れて、一般の民が暮らす、市中に出るミョンガン。

道行く民に、挨拶されたり、親しそうに話しかけられるミョンガンを見て、不思議そうなガラム。

「あら、お出かけですか、坊ちゃま」

「胃の調子はどうだ?」

「ええ、もうすっかり・・」

 

出来立ての餅が、店に並ぶのを見て、駆け寄るミョンガン。

ミョンガン「おお、餅だ!」

すぐさま、口の中に。。。

 

ガラム「まだ、お金も払ってないのに・・・むかっむかっ

ミョンガン「やはり、蒸したての餅は最高だな!」

気にも留めず、女店主と一緒に笑いあうミョンガンを呆れたように見るガラム。

そんなガラムにも「(お前も)食べろ」と餅を渡し、自分の分と合わせて「いくらだ?」と代金を支払おうとすると「そんなの結構ですよ」と女店主に断られる。

女店主「このあいだ、作っていただいた軟膏のおかげで、うちの息子のおできが綺麗さっぱり治ったんですから。ここの餅を全部上げても、まだ、足りないくらいですよ」

素直に喜んじゃうミョンガン。

 

ミョンガン「ところで、まだ、この者が誰か気にならぬか?」

この者とは、お餅を食べてるガラムのことです。

弟子が出来たことを自慢したいんですね。

女店主「見かけるのははじめてのようですけど・・どなたですか?」

なんと答えれば・・と、ミョンガンを見るガラム。

ミョンガン「私の・・・弟子だ

ほら、やっぱり(笑)

この得意げな顔!

 

そして、めでたくガラムも(対外的に)弟子確定!

 

ミョンガン「どうやら、私の噂を聞きつけて、私のもとに来たらしい」

高笑いをしながら、先に立ち去るミョンガン。

 

あとに残った女店主が、ガラムにむかって、頭をクルクル・・・。

あ~~~、やっぱり、町の人たちにもそう思われてたのか、と不安になるガラム。

ガラム「相当(イカれてます)?」

女店主「・・ちょっとかな?」

ガラム「そうなんだ?⤵️ あ~まったく・・・」

追いかけるガラム。

 

~食堂~

ここも、これから、市中シーンの舞台の要所になりそうな感じ。。

夫婦で営んでる食堂兼居酒屋なのかな。

 

ふらりと立ち寄るミョンガン。

ミョンガン「ちゃんと眠れてるか?」

笑顔で寄ってくる店主夫婦。

主人「ええ、おかげ様でよく眠れてますよ、坊ちゃま。何日も、ノミのせいで死ぬような思いをしてましたが、坊ちゃまにもらった薬水をまいたところ、全て退治できました」

女将「久しぶりに、ぐっすり眠れました。一体、どんなものを使って解決してくださったんですか?」

ミョンガン「いや~、なに、これは私の研究の成果だからね、お前たちには教えられないよ。桂皮(シナモン)が入ってることくらいは教えてやってもいいがね・・・」

結局、自慢したいミョンガン。(笑)

ミョンガンに合わせて、笑ってごまかす夫婦。。。

 

ようやく、店主から「ところで、この方はどなたなんですか?」の問いかけがあり、ますますご機嫌なミョンガン(笑)

ガラムの首根っこを押さえ、お辞儀させると、

「私の弟子だよ」と再自慢(笑)

主人「ほ~、お弟子さんですか?」

仕方なく、話を合わせて、「はじめまして。弟子です」と挨拶するガラム。

自慢だけできて、用はすんだとばかりに、その隙に、さっさといなくなってたミョンガン。

主人「もう、いなくなってますよ」

慌てて、「では失礼します」と追いかけるガラム。

 

追いついたガラムが、さっきから気になっていたことを、ミョンガンに質問する。

ガラム「軟膏だけじゃなくて、虫の駆除剤まで作ってるんですか?」

ミョンガン「私に作れないものを探すほうが早いだろうな。それほどひけらかさずとも、誰もが私の才能と性格を知ってるということがわかったであろう? な、私ほど、完璧な師はおるまい?

ガラム「ええ・・まぁ・・・」

それを見せつけるために、連れまわしたくせに・・。

 

ミョンガン「私によく仕えることだな。私もお前によくしてやるから

これ、結構、聞きようによっては、パワーワード飛び出すハートだったりするよね(笑)

 

そういって、屈託ない笑顔を見せるミョンガンに、

どことなく、ドキンとしちゃったりしたのかな?(笑)

まずは、見極めなきゃね!

人は悪くなさそうだもんね。

 

ミョンガンが、一軒の家の門を開く。

 

ガラム「ここは?」

首を傾け、入れ、というポーズのミョンガン。

 

促されて入った先には、甕や窯が設置された庭を中心に、母屋やら、納屋やら・・一般の市民の家としては、そこそこの広さはありそうです。

ガラム「ここは何の場所ですか?」

 

ミョンガン「私の研究所だ」

ガラム「研究所?」

 

ミョンガン「マンヨンダン(萬研堂)。この世のすべて。つまり、この世のありとあらゆることを研究する場所なのだ」

看板を不思議そうに見上げるガラム。

 

~倉庫~

柱にもたれて、痛む腕をかばいながら、ぼう~っと座っているジェイ。

 

寒い倉庫で、ごはんも与えられず、ジェイが放置されていたと知ったファン。

そりゃ、すぐに飛んでくるでしょ(笑)

 

正座で迎えるジェイ。

 

そんなジェイに、ファンがポンと放り投げたのは、王宮からの出札です。

ファン「王宮から出られる一時的な札だ。裏切者を許し、私のそばに置いておくわけにはいかぬ。これをもって、王宮から離れよ」

ジェイ「チョハ!! 本気で私を追い出すおつもりですか?!」

 

~萬研堂内部~

ミョンガンの言ったことはあながち誇張ではなく、見たこともないような器具や薬品、様々なものがところ狭しと並べられた内部を見て、ポカンとなるガラム。

ガラム「うわぁ~~~」

 

興味津々で見て回るガラムの姿を見て、ご満悦なミョンガン。

 

ミョンガン「ゆっくり、時間をかけて、見て回ればよい」

ガラム「これって・・・、一体、こんなもの全部、どこから見つけてきたんですか?」

 

そういっていたガラムがピタリと足を止める。

 

ジェイのお尋ね書きが複数、貼られています。

ジェイって、二十歳だったのね。

罪状の部分に赤く線が引かれてます。

 

ガラム「ちょっと・・・待って。これって・・」

 

急に、顔色を変え、「彼女を知っておるのか?」と訊ねるミョンガン。

まだ、知り合いだと、ばらす訳にはいきません。

ガラムが首を横に振り、「でも、この人、ケソンから来たとかいう殺人者じゃな・・」と言いかけると、慌てて、し~っとガラムの口をとめる。

 

ミョンガン「我が弟子よ、この方はそのような人ではない。挨拶せよ。この方は、朝鮮における最高の捜査官で、かつ、お前の師が愛する女性 ミン・ジェイ様なのだ」

 

 

確かに、「朝鮮最高 捜査官」って赤い字で付記してあるね。

 

はぁ?(*´Д`)???

いやいやいやいや・・・ちょっと待ってよ、なんなの、これ?

 

ガラム「え? この人のことが好きなんですか?」

ミョンガン「ああ。この方を愛してるのだ。それも・・とっても・・とっても・・」

 

恥ずかしがるミョンガン。

 

とんでもない人のところに来てしまった・・・と大混乱のガラム。

 

お尋ね書きの1枚には、「私の愛する女性、ミン・ジェイ」とか、赤文字の古ハングルで書き加えてるし・・(笑)

 

~倉庫~

知らない間に、勝手に熱烈に愛されてたジェイ(笑)が今、どうしているかと言えば・・・

 

自分を追い出そうとするファンと、熱血対峙してますよ(笑)

 

ファン「王宮を出た後、義禁府に行こうが、ケソンに戻ろうが、とにかく、自分の無実を自分で証明してみせるがよい」

 

それだけ言うと、倉庫を出ていこうとするファン。

 

ジェイ「나푼자시(最低野郎)!」

 

もう、この頃から、「ナップンジャシ」なんて言ってたのかな?😅

王世子に浴びせかけるには、不敬不遜どころか、存在を冒涜する言葉をつぶやくジェイ。

 

当然、ファンの耳にも届きました。

 

振り返ると、ジェイも立ち上がってました。

 

ジェイ「あんたが、まともな王なんかになれるはずないわ。あんたは、マジで最低なクソ野郎よ!」

ファン「お前、今・・」

ジェイ「ええ、あんたに言ったのよ!なによ、こんな小娘から悪態をつかれて、驚いた?」

ファン「お前、気でも狂ったか!」

ジェイ「そう? じゃ、あんたは狂ってないって言うの? そうよ、私は狂ったわよ。たった今、ここで、発狂するほど、怒鳴り散らさないようにするにはどうしたらいいの? 

あんた、さっき、私に義禁府に行くように言ったの? ケソンに帰れって言った? 私の似顔絵まで載せた指名手配のお尋ね書きが、国中に貼られてるのよ。私に、恐怖以外の何があるのよ? おそらく、私の汚名を雪ぐ機会もなく、辛い拷問の末、犯してもいない罪を自白させられて、斬首して終わりよ。あんたみたいなクソ野郎と言い合いして、手足をバラバラされて死ぬか、どっちだって、大して変わりないわ

 

ファン「恐れ多くも、朝鮮の王世子を、“クソ野郎”呼ばわりするとは・・」

いや、今、気にするの、そこじゃないと思う。。。

 

ジェイ「幸運にも王家に生まれ、王世子になれただけじゃないの。それのどこが、そんなに偉いのよ?」

 

ファン「まだ、そのようなことを口にす・・」

ジェイ「そうよ!この小娘が、あえてよ・・・、私はね、嵌められて追われてるだけのただの小娘よ。一体、私に何ができるっていうの? いえ、この朝鮮で、女に生まれおちた瞬間から、一体、この私になにが許されてきたっていうの? 朝鮮っていう国で、女子に対して、“ああ、お前ならできるよ。やってみなさい。やってみれば?”・・なんて言葉、言われたことがあるかどうか知ってるの?!」

どうも、この辺りから、主張のメインが変わってきた感じですね☺️

 

途中から、ジェイの訴えに聞き入るファン。

 

あ・・しまった! つい・・・

そこまで、言い終えて、ようやく、機関銃のような言葉をひっこめたジェイ。

だって、止められなかったんだもん。。。

 

ファン「そうか。だが、まだ、言い足りぬように見えるな。続けてみるがよい」

ここ、ファンのユニークなとこだよね(笑)

それに、こういう民の生の声を聞くのは、人生初だったんじゃない?

 

ジェイ「私は不運にも、嵌められ、殺人者になりました。私の父、母にとって、私はかけがえのない大切な娘だったんです。兄にとって、私は、愛すべき妹でした。

この空の下、あんたと私の間に、どれほどの違いがあるっていうのよ!!

興奮してきて、半泣きになるジェイ。

 

ファン「・・・・・」

 

ジェイ「あんたの先生だったうちの父はね、あんたがウィヒョン様の後を継いで、王世子になった時、すごく喜んだのよ。こんなにも冷徹で、傲慢なあんたのことを、父は、いい王様になるって信じてたのよ!!」

 

号泣しながら、続けるジェイ。

 

ジェイ「私には・・・私にしてみたら・・父の、あなたに対する信頼にすがるしかなかったし、あなたに忠誠を誓う者として、もし、あなたに会うことができたら、私の家族が殺された理由を、私の手で探し出すことが叶うと思ったんです。だから、命をかけて、ここまで、なんとかたどり着いたんです。あなたなら、私のことを無視しないだろうと思ったんです。私は、あなたのせいで死ぬ羽目になったあなたの師の娘だから・・。全部、あんたのせいよ! うちの家族は、あんたのせいで死んだのよ! あんたのせいよ、ひとでなし!

最後は絶叫するジェイ。

 

ファン「・・・・・」

自分への暴言に対し、一言も口を挟むことなく、聞いているファン。

 

ジェイ「あなたが、私の必死の嘆願から目をそらすような人なら、あなたの目の前で、いっそ死にたいです。どっちにしろ、死ぬことになるんでしょうから」

静かに、開き直るジェイ。

そういうと、倉庫の扉を、ドンドンドンと叩きはじめる。

ジェイ「誰か! 誰かいませんか? ここに来て。ここに、裏切りの罪を犯した女がいます。連れ出してください!」

 

ファンの反応を見るように、後ろを振り返るジェイ。

命を懸けた、捨て身の・・・最後の賭けです。

 

じっと、ジェイを見ているファン。

 

ジェイ「でも、私が言わなければならないことを聞いてください。朝鮮の王世子は、幽霊からの呪いの書を受け取ってます。町中の噂は本当なんです!!」

 

ジェイを掴み、口をふさぐファン。

 

目力のみで、最後の嘆願をするジェイ。

 



・・・というところで、終わりです。
 

ま、それほど、長引かないだろうなぁ・・と、まだ、少々の余裕をもって、3話待ちます。(笑)


★『青春ウォルダム(月譚)』2ー4雑感★

突貫で、2話を訳してみましたが、このペースで週2本分、大丈夫なんだろうか?とちょっと心配(笑)

でも、すっ飛ばしても、結局、次回以降で関連事項が出てきたら、触れることになるから、同じような気もするし・・・。てへぺろ

・・・ということで、リアタイがどんどんズレズレになりそうな予感がしてます。

tvNにアクセスしてみてる方、どれくらいいらっしゃるのかな?

 

最後の、ジェイの畳みかけるような、心の底からの叫びですが、聞こえてきたまま、書きました(笑)

「あんた」呼ばわりさせました。(苦笑)

🙏💦💦

でも、しょうがない。

なんど聞いても、頭の中で、ジェイがそう叫ぶから。。。口笛

 

たった一人、傷ついた身体に鞭打って、漢陽を目指したジェイの悲痛な決意と覚悟を聞き、思わず、じ~~んとしちゃいました。

 

あの絶叫を含め、ポイントがいくつかありましたね。

 

ミン先生(ジェイのパパ)は、子供の頃から、指導してきたファンの人柄も含め、王に足る人物だと信頼していたこと、

そして、そういう人だからこそ、周囲に味方がいないと孤立しているファンも、ジェイのパパに、助けを求めたかったし、同時に、迷惑をかけたくなくて、思いとどめたであろうこと。

ジェイは、どんなに利発で才能にあふれていても、女の子だという理由で、表立ってなにかするということが許されなかった。

ただし、ジェイの才気に気づいていたミン先生や家族は、ジェイを単なる“良家のアガシ”扱いせず、兄の名で、事件を解決するということにつながったんでしょうし、自分より身分は低いけれど、同じく女で、やはり才気にあふれたお付きのガラムと共に、いろいろ乗り越えてきた・・という推測も成り立ちます。

 

ジェイと面識がない様子だったミョンジンが、ジェイのことを「朝鮮最高の捜査官」だと知っていたことについては、早々に明らかになりそうな気がします。

 

今後の展開としては、『雲が描いた月明り』やら、『ポンダンポンダンLove』やらを、彷彿とさせるような場面もあるのかな?(笑)

 

 

そうそう、エンディングのテロップに、

スペシャルサンクスとして、イ・ハユルさんの名前が出てきて、

 

「え? あの、ジェイの恋仲の相手にされた人?」(=シム・ヨン役)は、キム・ウソクくんでした。

ちえさん、ありがとうございました!

 

と、びっくりしました。

全然、違う人に見えてた~~!!(笑)

・・・ってことは、もう出てこないのかな。ジェイの名誉が回復する段階で触れられるような気はしますけど。。

 

イ・ハユルssi、どこに出てた?

探さなきゃ!(笑)