🙏💦💦

チョーハー、リハビリ、頑張ったんだねえーん

 

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 3-2】

 

~古物商の店~

オ・マンシクが、高価なものまで売り払った、と聞いたソンオンが、古物商を扱う店にやってきたところです。

店主が持ってきたものを見て、顔色が変わるソンオン。

手にしたものは、カメに見立てた羅針盤。← もともとは中国で、地相占いに使われて羅盤に磁石をつけて方位を見れるようにしたもの。

 

見ただけで、明国から入ってきた貴重な品だとわかると豪語する店主。

 

ソンオン「これを、あの男が売ったというのは間違いないのか?」

店主「もちろんですよ。そのために、少なくとも、小さな家が買えるくらいの金を受け取ったはずですから」

 

その時、部下が、すでに、10日前には、家族は姿を消し、オ・マンシクも昨晩には、いなくなっていたという証言を報告に来ました。

 

聞き込みの進展を訊ねる部下に対し、そっと羅針盤を後ろ手に隠し、なにもなかった、と答えるソンオン。

店主も目をそらすのみ。

 

~ソンオンの部屋~

秘密裡に押収してきた亀の羅針盤を前にして、

これが、父親の左議政のものだと確信しているソンオン。

磁石の針が見えないから羅盤かも。

 

右議政「そのような不敬なことを言うものではない。 幽霊が起こしたいらずらだと?」

狩場での、父親の言葉を思い出す。

 

ソンオン「(違う、そんなはずはない・・・。一体、どうやって、あの男が売ったもののなかに、これが入っていたのだ・・)」

 

ソンオンの、この生真面目さが、無性に気になるわ。。。

 


~ファンの部屋~

すでに、ハヨン公主もミョンガン皇子も帰ってしまい、部屋の中には、ファンとジェイのみ。

沙汰を待っているようなジェイ。

 

ファン「お前の考えた答えとは、名前も考えず、内官のふりをして、ここにくることであったのか?」

まぁ、嫌味ったらしい(笑)

 

ジェイ「私が、疑われることなく、チョハのお傍に仕えるには、これしかないではありませんか」

ファン「つまり、そのような恰好で、私のそばに仕えたいと?」

ジェイ「私は、自分の身体を休める場所を探しているわけでも、快適に過ごせるところを探しているわけでもございません。私はただ、家族の復讐を果たし、もう一度、太陽の元、なんら恥ずかしくなく、婚約者の元に戻りたいだけなのです」

 

婚約者という言葉を出してきたジェイを一瞥するファン。

気になってるみたい。

 

ジェイ「(亡くなる前の)父の最後の言葉は、チョハをお守りするように・・でした。お任せいただけるのであれば、私が幽霊の書の謎を解決いたします」

 

ファン「そなた、私に取引を持ち掛けておるのか?」

ジェイ「少なくとも、チョハも気になっておられるのではありませんか? 誰が、書いてもいない秘密の書を、私の婚姻の贈り物に忍ばせることが出来たのか・・、誰が、何の理由があって、私の父に秘密の書を送ったのか? 私には知る必要があるのです。私の家族があれほど惨く死なねばならなかった幽霊の書とは、一体なんなのか? 一体、なぜ、私はあのような恐ろしい噂をたてられ、逃亡する羽目に陥ったのでしょうか? 必ずや、見つけ出してみせます」

ファン「そなたの兄、ミン・ユンジェが解決したという事件・・、あれら全てをそなたが解決したというのは本当なのか?」

 

ジェイ「私の従者と共に行いました」

  

~マンヨンダン~

当然、その従者の活躍っぷりを見ていただきましょうか?(笑)

 

庭に出て竹ぼうきを振り回すガラム。

そんなゴミみたいな箒を使った武芸など、できるのはそれだけか? と、まともに取り合わないミョンジン。

 

この竹ぼうきで、一体、どれだけの犯人を捕まえてきたと思うのか、と、自信満々なガラム。

悪さをすると、竹ぼうきで、母親からお尻を叩かれたミョンジンにとって、箒など見たくもないものだそうです。😁💨💨

 

ガラムが「足だって速い」と言えば、そんな短い足でどうやって走れるのだ、と、更にバカにするミョンジン。 

 

 

捕り物1

街中で、大捕り物を繰り広げる犯人と役人たち。

息ぴったりに、疾走するジェイとガラムが役人たちを追い抜いていく。

 

先回りして、犯人を追い詰めるガラム。

鎌をもって、襲い掛かる犯人にむかって、ジェイが飛び蹴りを決める。

 

~ファンの部屋~

 

ジェイ「そのようにして、10年もの間、捕まえることができなかった、ケソンの盗賊の頭キム・ジョンヒョンを捕まえたのは、兄ではなく、私たちでした。それから、連続殺人犯の、ムン・ソジンもそうです」

 

捕り物2

食堂にいたムン・ソジン、ジェイが現れると、食欲が失せたと、いきなり料理をひっくり返す。

10年前、俺があいつらを殺したところをみてたのかよ、と開きなおると、「自分の目で見ていないから捜査をしに来た」と答えるジェイ。

ジェイ「一つ訊ねたいが、なぜ、そのように怒ってるのだ? まるで・・・殺人の罪を犯したかのように・・・」

ジェイが挑発している合間に、椅子に細工をしているガラム。

 

 

~マンヨンダン 庭~

ガラム「足も速いですけど、頭だっていいですよ。身の回りのものをうまく利用するんです。剣や矢なんてなかろうと、怖くなんてありません」

なんとも勇ましく、ユニークな女丈夫です。

 

(続き)熱く煮えたぎった粥を転んだと見せかけ、犯人にかけ、ジェイから気を反らしたすきに、連係プレーで、金的も鼻フックも、やりたい放題。

 

ジェイが、倉庫で、テガンをやっつけた時の、やり慣れた感はここにあったんですね。

 

 

~マンヨンダン 庭~

ガラム「この洗濯棒は、私のお気に入りです。軽いし、丈夫だし、こいつらが最高なんです」

 

洗濯棒と言いますが、新体操のこん棒を細長くしたようなフォルム・・と思ったら、同じように、空中に高く放り投げたり、

今度は、太鼓のバチのように、持って、敵を叩きのめしたり・・・。

あまりの動きの速さに、ポカンと見ていたミョンジンが、思わず、「たいしたもんだな」と感心するほどです。

 

いろんな奴をぶちのめしてきました、と言うと、「例えば、誰を?」と聞いたミョンジンめがけて、洗濯棒を振り投げるガラム。

 

ねらったのは、びびったふりをしないようにするのが精いっぱいのミョンジンの後ろにいたねずみでした。

 

ミョンジン、ネズミは無理なのね🤭

この二人のコンビも、ますます、こなれてきましたね。

 

ガラム「どうされますか? 先生様。私、合格ですか、それとも不合格?」

ミョンジン「ご、ご、合格、合格だ」

そのあとは、面白がってネズミをもって、ミョンジンを追い掛け回すガラム。

 

~ファンの部屋~

 

・・・と言った感じで、武勇伝を話し終えたジェイ。

 

ファン「そなたは、約束通り、東宮に来た。ゆえに、私も機会を与えよう。必ず、自分の能力を証明してみせねばならない。お前が口にしたあれらの事件を解決してみよ。」

 

倉庫で、ジェイが懐から出した、王宮内での殺人事件について目撃者を探している訊ね書きを覚えておいででしょうか。

 

ファン「お前の力を試したのち、お前の家族の死についても、聞くとしよう。その後、お前の使いどころを考えよう」

 

一息つくジェイ。

なんとか、首の皮一枚、つながりました。

ジェイ「10日以内に解決してごらんにいれます」

 

強気だねぇ(笑)

 

二つの事件をまとめた調査報告書を、ジェイに渡すファン。

 

~ハン家の屋敷~

父親の部屋である離れの前で、亀の羅盤をもって、考えあぐねているソンオン。

ソンオン「父上。少し、お時間よろしいでしょうか」

 

この部屋も、いろんなドラマで使われていたので、懐かしい感じです。

 

事件の捜査で遅くなったというソンオンに、なにかわかったのか、と訊ねる左議政。

 

ソンオン「水と筆を担当した者の家に行ったところ、すでに、家族と共に逃亡しておりました。かなり以前から計画されていたもののようです」

左議政「しばらく、家に早く帰れそうもないようだな。事件の規模からしても、おそらく、何者かによって、雇われたに違いない。道教を担当する部署の者たちが仕出かしたとは思えぬ。」

ソンオン「恐れ多くも王世子に対し、そのようなことをするのは、目標があるはずです」

それが何を示しているのか、口に出さなくても、左議政には完全にわかってる雰囲気です。

 

左議政「不吉で邪悪な感じがする。まるで、噂通り、王世子が幽霊に呪われているかのようだ。この背後に誰がいるにせよ、彼らの目標は世子を試すことにあるに違いない。彼らは、世子を恐れており、つまり、制御しようとしているのだ」

 

ソンオン「では、父上は、彼らはチョハを訓練しようとしているとおっしゃるのですか?」

 

左議政「世子は次期国王となられるが、国王というのは、あまり強すぎるべきではないのだ

 

ソンオン「おっしゃってる意味が、私には・・・」

父親の言葉が意味するところが、あまりにも恐ろしいソンオン。

 

左議政「そなたは、チョハがどうやって、今の居場所にたどり着いたと思っているのだ?」

ソンオン「それは・・・」

反論しようにも、言葉が途切れるソンオン。

 

左議政「父親が王だから、父親の父親も王だったからか? 現王を見るがよい。ムスリから生まれたとは言え、父親は王だ。そうやって、今の王は、王位についた。王の地位は、検証の必要がないものだ。王族の血を継いでいるかどうかだけだ。しかしながら、血が流れているからといって、資格があるわけではない。」

ソンオン「父上・・」

それ以上の言葉を制したいソンオン。

左議政「王の資格は、宮廷により与えられる。孔孟(儒教)が説いた王の価値を高める統治において、なぜ、閣僚が出席していると思う?

偉大な王というものは、 一流の知識人の中から選ばれた官僚によってつくられるものなのだ

 

※朝鮮王朝建国当初より、仏教が衰え、朱子学に基づいて、君主と臣下との関係、君臣関係というものを重視して、国王を頂点とする政治体制が敷かれてきましたが、左議政の考え方は、だいぶ、臣下偏重型ですね。

もしかしたら、このドラマ、「儒教(→朱子学)、仏教、道教」の流れをおさらいしてから見たほうが面白いかもしれません。

 

左議政「世子(ファン)は、最も危険な王となる資質をもっている。彼は賢いが傲慢だ。そして、閣僚のことを信用も依存もしない。」

 

この毅然とした凛々しさに、王の資格がないなんて、私は認めませんよ!👍

 

ソンオン「なぜ、そのような不敬なことをおっしゃるのですか?」

ショックを受けるソンオン。

 

左議政「世子は・・・まだ、王ではないのだ。今後、学ばれることを期待しておるのだ。彼の側に立つ宮廷なくして、王位につくことは叶わぬかもしれぬ。王の血を継ぐものは、彼だけではない」

怖いことをおっしゃいますね。

 

ソンオン「つまり、ミョンガン皇子も王になれるとおっしゃってるのですか?」

左議政「今回の背後に何者がおるか、わしにもわからぬが、彼らの目標はそうであらねばなるまい」

ソンオン「チョハのことは、私がお守りします」

左議政「それが、可能かどうか、わしには確証はもてぬ。君臣関係というものは、そなただけで決められるものではない。世子自身・・、親友であるお前でさえも信じてはおらぬ。それに気づいておらぬのか?

ソンオン「・・・・・」

動揺をみせまいとするソンオン。

おそらく、ソンオンが感じていないはずありませんが、それを父親に指摘されたこと、そして、父親の、ファンを見限っているような発言そのものに、動揺しているように見えます。

 

 

~東宮内~

テガンのあとを、とことこと付いて歩くジェイ。

 

息が白いわ。。。

しばらく歩かされ、「どこにいくんですか?」と訊ねても、無言のテガン。

ジェイ(小声で)「唇がくっついちゃって話すこともできないの?」

 

立ち止まるテガン。

素知らぬふりをするジェイ。

この二人もなかなか、ユニークな関係よね。

テガンが惚れちゃうパターンかな。(笑)← こんなことばっかり考えてるわたくし。

 

ようやく、東宮内の外れの建物の前にたどり着く。

 

一見して、書物などが整然と棚に収められた資料室のような広い空間をぬけると、

カンテラ(携帯式の手提げランプ)を渡されるジェイ。

 

テガンが壁の一部を押し、

作り付けの戸棚を開くと、

隠し階段があらわれ、先に降りていくテガン。

 

一体、ここ、なんなの?

 

目を丸くするジェイ。

 

「降りてこい」と言われ、ゆっくりと降りていくと、これまた、広い空間に様々なものが配置されている。

 

テガン「この部屋は、昨年より、世子様が使われている。しばらくの間、ここで過ごすように」

ジェイ「ここで過ごすのですか?」

 

なにかに気づき、覆いをあけてみると、食事が!!

たぶん、いい匂いがしたんでしょう(笑)

 

もうずっと何も食べていなかったジェイのお腹がなりました。

 

急に、テガンに首根っこを掴まれ、柱に押し付けられるジェイ。

 

ジェイ「なんで、こんなことするんですか?」

テガン「俺はお前を信用しない。おまえのこと、監視し続けるからな!」

だから、惚れちゃうんだよ(笑) ← まだ、決まってないし~、びびの当てずっぽうです(笑)

 

テガン「もし、お前がチョハを脅かすようなそぶりがあれば、迷わず、お前の喉をかききるからな!」

やっと、手を離され、息をつくジェイ。

当然、言われっぱなしなんてありえません。

 

ジェイ「世子は、私が必要だから、そばに置きたがってるのです。よくも、その従者が私にこんなマネができますね」

テガン「なにかおかしな真似をしないほうがいいと忠告しているんだ」

ジェイ「おかしな真似なんてしません。だから、二度と、私にむけて、指をさしたりしないでください! 気分は良くないけど、これも歓迎の証とみなします。でも、既に、二度も私の襟首を掴んだっていう事実を忘れませんよ」

テガン「俺も、脳裏に焼き付けている。お前が、俺のここ・・・を蹴ったことをな」

拳を握りしめるテガン。(笑)

 

ジェイ「・・・・・」口笛

 

~東宮の庭~

テガン「なせ、あのような者をお傍に置きたがるのですか?むかっむかっ

隠し部屋を出て、早速、ファンに疑問をぶつけるテガン。

 

~隠し部屋~

食事の膳を前にして、涙ぐむジェイ。

あの事件の日以来、まともな食事をとっていなかったもんね。

 

ジェイ「食事・・・この恵みに感謝いたします」

涙を流すジェイ。

大口をあけて、バクバク食べはじめる。。。

 

~東宮の庭~

テガン「本当に、忠武衛のチャン・チスなのかどうか、確認すべきでしょうか?」

ファン「かまうな。すでに私が確認した。」

テガン「内官の地位をお与えになり、隠し部屋まで提供なさいました。一体、なぜなんですか?」

この時の、ちょっと先に想いを馳せながら、今までとは違うなにかを期待しているような、微かですけど、イ・ファンの気持ちがうかがえる表情とか、今回のドラマは、そういうところを楽しみたいと思っています。

 

ファン「それは・・・お前のことを必要としているように、あの者も、必要となるやもしれぬ。お前が私の護衛武士になる以前、そなたも市場の悪党にすぎなかったであろう。

テガン「そ、それは・・・そうですけど・・・」

へぇ、そんな過去があったとは。

優しい顔。。。

テガンのことは、買ってるのね。

 

その後、ジェイの嘆願を思い起こしているファン。

 

~回想 2-4~

ジェイ「父の、あなたに対する信頼にすがるしかなかったし、あなたに忠誠を誓う者として、もし、あなたに会うことができたら、私の家族が殺された理由を、私の手で探し出すことが叶うと思ったんです。だから、命をかけて、ここまで、なんとかたどり着いたんです。」

 

 

ファン「(彼女が嘘をついているようには見えなかった。)」

 

~隠し部屋~

食事を終えたジェイ。

ジェイ「世子、あいつ・・・、まったく理解不能ね」

思い返せば、あの倉庫で、出宮の札を投げてよこしたのも、宮殿から追い出すつもりじゃなく、ジェイがどうするのかテストをしたんだ、と考えるジェイ。


ジェイ「で、私はそれに合格した」チョキ

ちょっと得意げなジェイ。

 

 

~東宮の庭~

ファン「(だが、家族中が殺されたというのに、彼女だけは生き延びた。砒素を購入したというのも、また、事実だ。武芸の心得もある。ミン・ジェイが伝令を殺したという疑いを解くことはできぬ)」

 

~ソンオンの部屋~

 

こっちも、父親の発言に思案中。

 

左議政:世子(ファン)は、最も危険な王となる資質をもっている。

世子自身・・・、親友であるお前でさえも信じてはおらぬ。それに気づいておらぬのか?

 

ソンオンって、感情を抑えこむタイプだから、ちょっとわかりにくく描かれてるけれど、わりと純粋な感性の持ち主なのかも。。。

前にも書いたけど、とにかく、ソンオンの生真面目さや純粋さが、両刃のような気がして怖いんだよね。

 

 

~隠し部屋~

ジェイ「世子は誰のことも信じてない。猜疑心が強すぎる。それでも、こんな風に何日も食べてなかった私のために、気前よく世話をやいてくれた」

 

~東宮の庭~

ファン「あの者は、食事の膳に気づいたであろうか?」

テガン「はい」

心底、嫌そ~な声で返事をするテガン。(笑)

 

ファン「・・・なにか言っておらなかったか?」

テガン「別にこれといってなにも・・・」

ファン「・・・・」

 

テガンってば、こういうの、疎そう~~~(笑)

 

~隠し部屋~

ジェイ「氷室の中の氷よりも冷たく奴って脳内では侮辱した・・けど、取り消すわ」

さっきから、ファンのことしか、喋ってないって気づいてる?

 

~東宮の庭~

なにやら、耳の中がかゆいような気がするファン。

繋がってるねぇ(笑)

 

~隠し部屋~

ジェイ「だけど、まだ、信用されてないってのもわかってる。必ず、この二つの事件を解決して、私の実力を、あいつに証明してみせしなきゃ・・。待ってなさいよ!」

 

ふとんを敷き、寝ようとしたジェイの目に、部屋の中に置かれた文机が飛び込んでくる。

 

昨年から、世子はこの部屋を使っていると(テガンが)言ってた。。。

 

それは、肩に矢の傷を受けた時期と一致する。

 

ここから、日ごろの、ジェイの、“ケソンの名探偵”としての推理の一端が垣間見えてきます。

 

文机に座り、文字の練習をするファン。

その傍らには、文字の書き損じの紙がたくさん散らばっている。

 

痛みに手を押さえるファン。

歯を食いしばり、何度も何度も文字の練習をする姿。

 

祝賀の詞を書く際の、すらすらとした筆運びを思い出すジェイ。

 

ジェイ「どれほど、大変だっただろうか・・」

 

隠し部屋の中を見て回るジェイ。

 

矢筒に入ったたくさんの矢と、その先にある、無数の跡がついた的板。

 

力の入らない腕で、なんとか弓をひき、矢を飛ばしても、戻らぬ感覚。

諦めず、歯を食いしばりながら、何度も何度も弓を引くファンの姿。

的にすら、刺さらず、手前で弾かれるたくさんの矢。

 

狩場の森で見かけた、ファンの弓を射る姿の見事さを思い出すジェイ。

 

ジェイ:腕が回復するまでの間、誰の前でも、弱みを見せることはなかった。。。

1000回、一万回・・これをやり続けたのね。

あの人は、本当に強い人間なんだ。

 

秘密のリハビリ室だったのね。

時折、痛そうにしてるのは、まだ、完治してないってことか。

 

この部屋の至るところに置かれた、ファンの痕跡から、この1年の間の彼を理解したジェイ。

そして、この部屋に、あえてジェイを招き入れたファンの意図を感じ、心に何かが灯るのを感じた

・・・はずの翌朝。

 

ちなみに、その日も早朝から。例によって、宮女が密書を庭に埋め、

しばらくして、それを取り出すもう一人の宮女。

 

東宮に新しい内官が入った。名前は、コ・スンドル


そのコ・スンドルさん、早速、やらかしました。

寝坊です。

 

ジェイ「おっとけ~~~!(どうしよう~~) おっとけ、おっとけ~~~おっとけ~~」

着がえながら、それしか言葉は出てきません。

装束と調査書を抱え、着替えながら、ひた走るジェイ。

 

しかも、また迷いました!!

ジェイ「昨日、どうやって、東宮に行ったんだっけ?」

 

途方にくれながら、王宮内を走り回るジェイ。

 

その時、太陽の位置に気づき、 

朝にしては、ずいぶん高い位置にある気がするのは、そこは目をつぶれ、と?(笑)

 

「そうだ、東宮は、太陽の昇る方向よ」と東の方角を目指すことに成功。

ジェイが到着すると、すでに、他の内官や宮女たちは整列済み。

ソ内官が、ちらっと足もとを見ると、ジェイ、裸足でした。(笑)

 

一同から冷たい目で見られるジェイ。

 

「東宮での初日だというのに! チョハへの挨拶には、身なりに注意せねばならないと、昨晩、説明したはずだ!」とソ内官に注意される。

 

ジェイ「申し訳ありません。ところで、どなたか、私に靴下を貸していただけませんか?」

先輩内官たちに、お前、間違いなく、今日中に追い出されるぞ、俺の牛や全財産をかけてもいい、と言われる始末。

 

うるうるした目で、ソ内官を見つめるジェイ。

 

ファン「なにをしている。早く中へ入れ」

 

靴下をはいたジェイが先頭に立ち、ファンの衣服をもち、

ジェイ「チョハ、スンドルです」

声をかけながら入室すると・・・裸足のソ内官が外から見てた(笑)

この人、いい人じゃん。

今、描きながら思い出したけど、「運・君・愛」の秘書さん?

 

入室したものはいいけれど、その先がよくわからないジェイ。

読み物に目を通していたファンの目配せで、他の内官や宮女たちが、その場に、それぞれの準備品を置いて、

出て行ってしまう。(笑)

 

え? どういうこと? みんな、どこ行くの?

残っているのは、衣こう箱を持ったままのジェイ。

 

部屋の外では、内官たちが聞き耳を立てている。

内官「なんで、追い出さないんだ? 牛、賭けちゃったのに・・・」

 

ようやく、書物をとじたファンが立ち上がり、ジェイの前に立つ。

ファン「・・・・・・」

ジェイ「・・・・・・」

 

このまま、ずっとつったってるわけにもいかず、仕方なく、口を開くファン。

ファン「コ・スンドル・・」

ジェイ「はい、チョハ」

ファン「なぜ、世子の支度を手伝わぬ?」

 

は・・と気づき、着替えの手伝いをはじめようとするが、勝手がわからない。

水の入った洗面器をもちあげると、世子様、憮然とした表情のみ。(笑)

 

ジェイ:あ、違うんだ。じゃ、こっちかな?

ファン:違うにきまってるだろ、バカか!

ジェイ:なら、これでしょ?

ファン:ふざけてるのか?

ジェイ:え~~、これも違うの?

 

散々チャレンジした挙句、恐る恐る龍袍(龍補のついた着物)を持ち上げると、

ようやく、うなずくファン。

 

ジェイ:やった!

 

とはいえ、どこを最初に結んだらいいのかわからず、テキトーに肩から結ぼうとして、手をペチっと叩かれる始末。

袍の内側の紐を見せるファン。

 

ファン:こっちを先に結ばなくてどうする?

 

背の高いファンに着せるのは一苦労。

結局、肩の紐は、自分で結びはじめるファン。(笑)

 

ジェイ:ずびばぜん・・・

 

この間、二人が終始、無言でやり取りしてるのがおかしくて・・おかしくて・・・。

 

~兵曹 ソンオンの部屋~

部下が報告にきたものの、言いよどんでいる。

 

ソンオン「どうした? ケソンに送ったものが戻ったのか?」

 

黙って、女性ものの靴を置く部下。

 

部下(声)「これは、ミン・ジェイの靴です。官軍の追っ手が発見しました。逃走中に脱げたもののようです。」

 

 ここの切り返し、見てて辛いわ~~。

 

~ファンの部屋~

身支度の途中で、話しかけるジェイ。

ジェイ「コ・スンドルという男は、何者なのですか? (私が)名前や出自を借りてもいい者なのですか?」

ファン「22歳、温陽出身だ。彼の父親は、彼が3歳の頃に、山の中でトラに食べられた。彼の母親は、4歳の頃に疫病で亡くなり、兄弟もいない。昨年の大洪水の際に、行方不明になった内官だ。」

 

うわ、それって、危険なフラグじゃないの?

いくら、身内がいないからといって、去年、いなくなったなら、王宮内で、本物のコ・スンドルのこと、知ってる人だっているでしょうに。。。

 

自分と同じくらい気の毒な人だと、顔を曇らせるも、話を続けるジェイ。

ジェイ「ところで、どうして、頭の中で、その名を思いつくくらい、覚えているんですか? うちの父が、世子は驚異的な人だと言ってました。一度見たものは、全て記憶してしまう、とか。」

 

なんとなく、ジェイの口調に(昨日にはなかった)親しみを感じ、うっすらと嬉しそうなファン。

 

ファン「昨晩はどうであった?よく眠れたか?官軍に追われ、15日以上もまともに泊る場所もなかったであろう。」

ジェイ「・・・滞在できる場所を与えてくださり、ありがとうございました、チョハ」

ファン「迷わなかったか?」

ジェイ「太陽が昇る方角を目指しました。ここを走っている間、とてもかっこいいと思いました。」

ファン「・・・・・?」

ジェイ「東宮が、ですよ、東宮。太陽が昇る場所にあるというのは、太陽を最初に見ることができる王宮だということではありませんか・・。世子は、太陽の昇るところに住んでおられるのです。とってもかっこよくないですか?」

昨日とは違って、笑顔も見せ、饒舌なジェイ。

 

ファン「そうだ。私は、日出ずる東宮の主人だ」

胸を張るファン。

 

ジェイ「チョハって、ここぞという時には、決して、誇りを示す機会を逸されないみたいですね」

 

どういう意味だ?

 

煽(おだ)てにのりやすい・・・かな(笑)

ジェイ「・・・・・・」

 

むっとするファン。

 

~兵曹 ソンオンの部屋~

ジェイの靴を手にとり、必死に、涙をこらえるソンオン。

 

ソンオン「話がなければ、さがってよい」

動かない部下。

ソンオン「もっと、なにか話があるのか?」

 

部下「入れ」

外に控えていた兵曹の役人が入ってくる。

部下「詳細をご報告しろ」

「崖から落ちた後のミン・ジェイお嬢様の姿を目撃したものはおらず、ケソンの役所が結論づけたように、死亡したように思われたましたが、我々は、松嶽山の洞窟に、誰かが滞在した形跡を発見しました。」

 

ソンオン「ミン・ジェイの痕跡を見つけたのか? 彼女が生きていると申しておるのか?」

 

~ファンの部屋~

龍袍の結び目を整えるジェイをじっと見つめるファン。

すでに可愛く見えているな?🤭

 

ジェイ「なぜ、そんなにみておられるのですか?」

ファン「こうして、近くで見ると、子供の頃の面影がまだ残っておるな」

はにかむジェイ。

ジェイ「そうですね。子供の頃にお会いしておりますもの」

ファン「お前も覚えておるのか?」

嬉しそうなファン。

なによ、もしかして、初恋だったの?

1話で、あいつのおかげで、歩きまわされた、とか、散々、文句言ってたくせに。。

 

ソンオンとの縁談、どう思ってたのかな。。。

 

「はい・・」と笑顔で頷くジェイ。

 


3話にして、メインカップルの、この明確な歩み寄り。

 

ソンオンの、あの複雑で切なげな眼差しを見ると、この展開、危うい気がしますが、大丈夫なんでしょうか。

 

 

★『青春ウォルダム(月譚)』3-2 雑感★

 

力の強い女ト・ボンスン」なつかしい。。。

いやぁ、失礼かもしませんが、ミニョクの秘密の地下室を彷彿とさせる、あの秘密の部屋が現れた時には、笑った!笑った!(笑)

たしかに、シチュエーションとしては、命を狙われ、ボディガードを求めてたミニョクと、ゲーム会社の企画部に入社したい万年就活生ボンスンが、常に行動を共にするようになった経緯と置き換えられなくもないのか・・・(笑)

見返したくなってしまった!

 

もうすっかり、テレパシーで会話できてんじゃん、な相性の良さは、ちょっと、びびが盛ってしまった感がありますが(笑)、まぁ、そんなに外れてないと思うんでいいですよね。

 

本来、ファンタジー史劇みたいなドラマなので、そんなに、重苦しく考える必要はないと思うんですけど、中国と朝鮮、宗教と王政、ここらへんの前提がわかってみてると、赤い官服のおじさんたちの動きや言ってることがよくわかるので、もっと勉強しておけばよかったられば。🤭

できれば、もうちょっと、時代を絞れるヒントがあると、楽ですけどね。

(今後、出てくるでしょうか)

 

いつまでも、いがみ合ってたら、話は前に進まないので(笑)、とりあえず、ここはサクサク、4話をお楽しみに・・です。

 

★『青春ウォルダム(月譚)』4ー1に続く★