毎話、毎話、分割数が違うっていうのも、あまり、例を見ないかもしれません。。。(笑)
4話は、3分割になる予定です。
 
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 4-2】

 

~護衛武士の訓練場~

 

風、めっちゃ強い!!(笑)

 

視察なのかと思ったら、ファン自身の 訓練& 護衛官たちの鍛練演習 でしたね。← ここは、無条件に、かっこよいシクを堪能します。

 

1対1・・、2対1でも 負けません。

3対1・・と、どんどん、相手を増やしていくファン。

涼しい顔して、勝ち進んでいきます。

 

そこへ、ソンオンがやってきました。

ちらっとみただけで、演習を続けるファン。

 

4対1です。

肩に痛みが走ったものの、必死に耐え、

結果、ファンの勝ち。

 

ファン「こんなに弱くて、未来の王を守れるのか? 護衛武士の訓練を強化せよ」

叱咤するファン。

 

ファン「過酷な訓練に耐えるためにも、よく食べることだ」

内官に合図をすると、金子の入った袋を差し出す。

ファン「今宵は、好きなものを食べたり、飲んだりするがよい」

もう、鉄板スマイル!!

 

喝采を上げる護衛官たち。

自分にも他人にも厳しい王世子っていうだけじゃない姿を、もっともっと理解されるといいのにね。

 

~マンヨンダン~

表に出てきたテガンとジェイ。

テガン「ここで待ち、彼らが、死因を特定出来たら、戻ってくるように」

ジェイ「はい」

 

マンヨンダンの中では、早速、検死が始まっている。

 

研究所の中に入ってきたジェイ、当然、中を見回せば、例のあれを見つけてしまうよね(笑)

当然、赤い文字も、目に入るはず。

 

一方、さすがに、どんなに気丈でも、死体を間近で見続けるのは慣れてないガラム。

視線を移すと、手配書を見つめているジェイが目に入る。

 

なにこれ?

 

あくまでも、他人を装いつつ、お尋ね書きが見えないように、手を広げ、「どうか、目をつぶってください」と言い出すガラム。

ガラム「うちの先生様は、この罪人とは、なんの関係もありませんから!まったく、赤の他人ですから」

 

検死をしながら、「私は、その女性を愛している」と呟くミョンジン。

 

なに、こいつ、気持ち悪い・・と、一瞥するジェイ。

 

ガラム「(小声で)恋煩いみたいで・・・。」

ちょっと頭おかしい人だから、と手でクルクルしながら、

わざと声を張り上げるガラム。

ガラム「違いますよ~~、たぶん、この女性に同情してるんです。そのうえ、たくさんの事件を解決したのは、お兄さんではなく、ミン・ジェイで、きっと彼女は生きているって主張するんですよ」

ミョンジンの情報を共有しようと、必死なガラム。

 

ガラム「ばかばかしい持論を言いながら、指名手配の容疑書を剥がしてまわってるんです。二度と、こんなことが起きないようにさせますので、どうか、お見逃しください」

 

ガラムの話から、なにかを読み取ろうとするジェイ。

 

ミョンジン「ばかばかしいだと? 私は、徹底的に調査したんだぞ、全て事実だ!ジェイアガシは、たくさんの事件を解決された人なんだ」

大声で怒鳴るミョンジンに、「この方は、宮殿から来られたんですよ。もし、先生様が、手配書を剥がしたなんてことが知られたら、どうなると思ってるんですか!」と師匠を注意するガラム。

 

ガラムに怒られて、シュン。。( ´-ω-)

少し冷静になったミョンジン。

 

ミョンジン「こちらに来て、遺体をよくみてください」

 

一息ついたジェイとガラム。

 

ミョンジン「(ガラムに)死因はなんだと思う?」

ガラム「おそらく・・矢で・・」

覗き込んで、不思議そうな声を上げる。

ガラム「あれ・・矢の傷は、それほど深くないみたいですね。なんで、深くもない傷で、死んだりしたんだろう?」

 

ミョンジン「おそらく、毒殺だ」

ガラム「毒殺ですか?」

ミョンジンを鋭く見るジェイ。

 

ミョンジン「彼は、首をひっかいている時に、自分で、傷をつけたのだろう。息ができなくなり、自然と、首を掴み始め、そして、これらの傷を負ったのだ。犯人はなにか、興味深いものに矢じりを浸したように見えるな・・。弟子よ」

ガラム「はい?」

ミョンジン「飯を炊いてきてくれ」

ガラム「ご飯?さっき、あんなに釜いっぱい食べたくせに、まだ、食べるんですか?」

 

先ほどからじっと、検死の様子だけでなく、ミョンジンのことも注意深く観察しているジェイ。

 

ミョンジン「私ではない、彼だ」

ガラム「え? もう死んでるのに、どうやって食べるんですか?」

ジェイ「ご飯を使って、毒の判別試験をしようとしているのでは?」

ミョンジン「なんだ、コ内官、知っておるのか?」

頷くジェイ。

ほぉ~っと関心したようなミョンジン。

 

~訓練場~

ファンに、オ・マンシクがすでに家族もろとも、逃亡していたことや、長期的な計画であったことを報告するソンオン。

 

ファン「やつが売り払ったというものの中に、なにか怪しいものはなかったのか?」

さすが、世子様、鋭いでございます。

 

目が泳いじゃうソンオン。

 

ファン「手がかりは一つもなかったのか?」

ソンオン「はい、そうです、チョハ・・・」

心なしか、声に覇気がないソンオン。

 

~マンヨンダン~

鼻を押さえながら、遺体から、毒が付着したコメを取り出すミョンジン。

なにしろ、15日以上経ってるわけですよ。

 

ミョンジン「蓋をあけよ。」

ガラム「はい、先生様」

黒い釜の中には、水らしきものが入っている。

ガラム「これはなんですか?」

ミョンジン「動物の血だ」

その中に、コメを入れるミョンジン。

ガラム「なぜ、血液の中に、遺体の口から取り出したご飯を入れるんですか?」

ミョンジン「すでに答えは出ていても、検証せねばならないのだ」

科学者とはそういうものなのです。

 

慎重に釜の中をかき混ぜるミョンジン。

しばらくすると、血液を吸収したご飯が釜の中で膨張し、ドロドロになってくる。

あまりの臭気に、ガラムがえづき始める。

 

ミョンジン「おお、これは一体どうしたらよいのだ?・・・・まさに毒で間違いないということだ。うわ~、なぜ、いつもそんなふうに正解を導きだせるのだ、ミョンジン!」

自画自賛である。

ミョンジン「ミョンジナ、おまえは天才だ! ミョンジナ、お前は本当に天才だ!」

誰も言ってくれないので、ジェイとガラムを自分に見立てて、自分で言ってます(笑)

 

ガラム「ええ、そうです、先生様は天才です」

はいはい、と流し、自画自賛をさっさと終わらせたいガラム。

 

ジェイ「本当に、毒殺で間違いないのですか?」

 

ミョンジン「世子には、1年前の毒と同じ、マムシによるものだと伝えてください。血管を絡め、身体を麻痺させ、最終的に死に至らしめる毒はただ一つだけ・・까치살모사(カチサルモーサ/和名カササギマムシ)の毒です。」

真剣なミョンジン。

 

急いで、釜の蓋をしめるガラム。

 

~マンヨンダンの裏山~

それでも、なんとか、二人だけで話す時間が持てたみたいです。

 

ガラム「東宮での生活はいかがですか?さっき、アガシを見た時は、本当に驚きました。」

ジェイ「それを言うなら私よ。まさか、お前がマンヨンダンにいるとは思いもしなかった」

ガラム「アガシのお帰りをただ待ってることが出来なくて・・・、なんかしなきゃって

・・。」

ジェイ「私のせいで、苦労をかけてるよね。ごめん」

ガラム「アガシさえ、ご無事なら、私なんて何が起ころうと平気です。」

ジェイ「お前の献身と忠誠を当然だと思ったことなんてない。ありがとう・・」

それだけで胸がいっぱいになるガラム。

手と手を重ねる二人。

 

ガラム「私も、アガシの御心とご配慮を当然のこととは思っておりません。アガシは、一度だって、私を閉じ込めたり、叩いたりなさらず、いつも、一人の人間として、扱ってくださいました。いつも感謝しておりました」

この二人の間にある身分の差は、この時代であれば、当たり前の格差だということを無視するわけにはいかないですもんね。

 

ジェイ「あ、そうだ。以前、ケソンで、さきほどの伝令を見た覚えある?」

首をふるガラム。

ガラム「さきほど、あの人がミン家のお屋敷に送られた伝令だと聞いて、とても驚きました。一体、どういうことなんでしょう?それに、伝令はどのようにして亡くなったんでしょう? 一体、ケソンのどこで・・」

 

~ファンの部屋~

マンヨンダンから戻ったジェイが、ファンに報告中です。

 

ファン「マムシの毒だと?」

ジェイ「1年前と同じ毒だと言ってました。それはどういうことですか?1年間の毒とと同じと言えば・・・」

自然と、ジェイの視線が、ファンの肩に向けられる。

 

致死量を調整して、塗ってあったってことかな?

 

ジェイ「1年前、チョハを傷つけた矢にもまた、同じマムシの毒が浸してあったということですか?」

ファン「・・・・・」

無言が、肯定ということですね。

 

ファン「あの者の顔を見たか?」

ジェイ「以前に、みたことはございませんでした。宮廷に戻る途中で殺されたのでしょうか?」

ファン「そなたが私からの婚礼の贈り物を受け取っていたのであれば、戻る途中で殺されたものだと確信できる」

頷くジェイ。

ファン「私が送った婚礼の贈り物はなんであった?」

ジェイ「絹が6巻と、紙でございました、チョハ」

今度は、ファンが頷く。

ファン「しかし、その中に、秘密の書があったと?」

ジェイ「チョハが送られてはいないのに、贈り物の中から見つかった・・・。それこそが、我が家に来る途中で、伝令が殺されたという意味を示しているにほかなりません」

 

<ファンとジェイの推理>

贈り物の包みを馬に括り、伝令が山道を飛ばしているときに、待ち伏せしていた何者かに毒矢で刺され、

落馬し、そのまま、毒に苦しむ伝令。

同じ、護衛武士の服装をした者が荷物に手紙を忍ばせ、

そのまま、馬にのって、ミン家の屋敷を目指す。

伝令はその場で、苦しみながら、息絶える。

 

ジェイ(声):我が家を訪れた者は、伝令ではなかったのですね。

 

遠目に、父ミン・ソンホが、護衛武士から、贈り物を受け取るところを見ていたジェイ。

近寄ろうと、一歩踏み出した際、陽の光があまりにも眩しく、手で遮りながら、

その様子をもう一度見たとき、使者がジェイのほうを振り返ったような記憶が蘇る。

ぼんやりと、靄がかかっているような感じです。

 

ジェイ「あの顔・・・私は、見てます。見たのは確かなのですが・・・」

 

そのあと、父から呼ばれ、世子からの手紙の話を聞き、そして、食事をとっていた家族が次々に倒れはじめ・・・ガラムから強制的に、逃げるように説得され・・・あまりにもいろいろなことがありました。

 

ジェイ「覚えておりません。全て、混同されております」

悔しさと、自分の無力さに、泣きそうになるジェイ。

 

ファン「そなたの気持ちはわかる」

ゆっくりと、ファンのほうに視線をむけるジェイ。

 

ファン「私も、兄上が亡くなった年のことは、よく覚えていないのだ」

 

ジェイ「父は、チョハのことを心配しておりました。ウィヒョン世子様が亡くなられた後、あとを継がれた。その孤独と痛みは、誰にも理解されなかったし、誰も、あなたの代わりに耐えてくれることもなかった。父は、本当に心配しておりました。

 

その言葉、ファンにとっては、泣きだしたいくらいだろうけど、必死に耐えてます。

 

ファン「人々は、兄上に桃を渡したのは私だと言っている。世子になりたくて、兄上を殺したのだと・・・。」

ジェイ「どうか、そのようなことはおっしゃらないでください。うちの父は、決して、そのようなことは信じておりませんでした。信じていたのです、チョハ」

そのまま、強くファンに目で訴えるジェイ。

 

頷くファン。

 

おそらく、それはまた、父親を尊敬している自分も同じだということを訴えてるんでしょう。

だからこそ、絶体絶命の時に、父が心から信頼した人に救いを求めるために、開城から漢陽まで、ひた走ったのだから。

 

~兵曹 ソンオンの部屋~

夜になっても、資料を読みながら、家に帰らないソンオン。

ふと、机の引き出しから、亀の羅針盤を取り出してみる。

 

~回想~

ファン「何一つ、手がかりはなかったというのか?」

 

言葉に詰まりながら、そうだ、と答えたソンウン。

 

ソンウン「(私は、チョハにこれを渡すべきだ)」

 

そうすべきだと理解はしていても、父である左議政の言葉を思い出す。

 

左議政「彼らの目的は、世子を飼いならすことに違いない。彼らは、世子を恐れており、制御したいのであろう。世子は次期国王となられるが、国王というのは、あまり強すぎるべきではないのだ

 

ソンウン「(もし、父上が、私の疑惑どおり、なにか計画を立てているとしたら、私のチョハへの信頼は、それほどでもないということだろうか?)」

 

迷ってます。。。

 

~左議政の部屋~

再び、父親の部屋を訪れるソンオン。

なぜか、ドラマの中の、金持ちナウリ(나리)って、夜な夜な、青磁やら白磁やら高そうな壺を磨いてるイメージよね。。(笑)

 

袂から、亀の羅針盤を取り出し、卓の上に置くと、

視線を向ける左議政。

 

ソンオン「これについて、伺いたいことがございます。道教の部署で働いていた男が、

逃亡前にこれを売却していました。」

左議政「それならば、お前は、チョハに事実を言えばよかろう」

ソンオン「・・・・・」

左議政「チョハには、まだ、伝えていないのだな?」

ソンオン「・・・・・」

左議政「なぜ、伝えんのだ?」

ソンオン「これは、父上のものじゃありませんか?」

左議政「それで、チョハに嘘をついたのか」

 

黙ったままのソンオンの前に、自分の引き出しから、もう一つの亀の羅針盤を取り出し、卓の上に置く左議政。

いや~ん、亀ちゃんが2つになった!!

 

左議政「2年前、明国の使節が訪れた際、向こうの政治家よりもらったものだ。議政府の三議政と六曹の判書に贈られ、そして、私も一つ受け取った。これが、私の答えだ。お前は、私の息子である前に、兵曹の正郎として俸禄を受けている、チョハの臣下だ。それなのに、なぜ、真実をお伝えしないのだ?」

 

オーマイガー!

亀は、2つどころか、9個もあったのね。

つまり、左議政以外の8名中、所持していない1名が怪しい。

ほんとかな。

そんな単純な話なのかな?

 

ソンオン「私はただ、このことを父上に訊ねたく・・・」

左議政「“君臣義ー”  君子と臣下の間には、誠実さを保たねばならぬ。誠実とは、一人の人間の意志と信頼による」

ため息をつく左議政。

左議政「世子がそなたを信頼しきれぬ理由が傲慢さのためではないことが、今、わかったな・・」

 

ソンオン「しかしながら、まず、父上に聞かずして、どのようにして、チョハに告げることが出来たでしょうか。たしかに、これが父上のものではないとおっしゃったので、心の重荷は少し軽くなりました。」

左議政「個人的なことに捕らわれた状態で、いかにして、忠実な臣下になれるのだ?」

 

唇をかみしめるソンオン。

 

~ファンの部屋~

 

凛としたまま、現時点での疑問を展開するジェイ。

ジェイ「もし、チョハと、殺された伝令が同じ人物に撃たれたとしたら、私の家族を殺したのも、その者だと思われますか? 彼らの狙いはなんなのでしょうか。そもそも、秘密の手紙をなぜ、送ったのか、理解ができないのです。犯人が、秘密の手紙の内容を知らせたかったのであれば、それを送った直後に、私の家族を殺してしまっては、なんの意味もありません。私の家族に秘密の手紙を送ったのには、なにか、違う理由があったのではないかと思うんです。理由を理解することができれば、犯人検挙に一歩近づくことができます。」

 

~ソンオンの部屋~

 

父親の左議政の言った言葉を思い返しているソンオン。

 

亀は、もともと9個。。。

左議政の亀は確認済み。

 

ソンオン「(父(左議政)を除き、領議政、右議政、そして六曹の判書、その中の誰が持ち主なのだ?)」

 

 

~ファンの部屋~

 

ファン「お前に渡した事件資料には目を通したか?」

ジェイ「はい、毎晩、読んでおります」

ファン「近々、王室の公開講義が開催される予定だ。チョナ(王)より、公開講義を通じて、犯人を検挙する方法を探すよう、命じられたのだ」

ジェイ「私も同席してもよろしいでしょうか、チョハ」

 

すぐさま、快諾しないファン。

声色も固い。

ファン「講義は、その事件を直接担当した者が行う。そなたの婚約者、兵曹正郎ハン・ソンオンだ。 平気か?」

 

しばらく、気持ちを整え、ふ~っと息を吐くと、「はい、チョハ。大丈夫です。できると思います。やってみます」

 

頷くファン。

 

~ガラムの部屋~

繕い物をしながら、今日、ジェイと再会できたことを喜ぶガラム。

 

ふと・・針を持つ手を止め、心配が募りだす。

ガラム「ジェイアガシが、内官の恰好をしてる時に、あの方に会ったらどうしよう・・・」

 

~回想~

ジェイのところに、ソンオンからのプレゼントが届く。

 

きれいに刺繡が施された靴を見て、息をのむガラム。

ガラム「すっごく可愛いです、アガシ~~~。漢陽には、こんな美しい靴が売っているんですね」

ジェイ「ガラマ・・・私、興奮しすぎて、気を失いそう」

笑い出すガラム。

 

ジェイ「朝鮮に、これほど、ロマンティックな男性がいただなんて・・・、そして、その人が私の夫になるのよ」

ガラム「私の心臓も、早鐘のようになってます。シムクンシムクン・・・」

ふたりして、メロメロ状態の、JGシスターズ(笑)

 

ジェイ「あ~、どうしましょう。」

靴の下から、例の手紙を見つけるジェイ。

ジェイ「ガラマ・・・これ、なんだと思う?」

ガラム「恋文にちがいありません、アガシ~~」

 

恥ずかしくて、たまらないジェイ。

 

ゆっくりと手紙を開き、目を通すジェイ。

ガラム「なんと書いてあるんですか?」

 

ジェイ「・・・恋愛への憧れは、誰かを愛することの一部でもあります  

 

もう、興奮しっぱなしのガラム。

 

ガラム「次は?」

 

パタッと紙を閉じ、「ナイショ! ガラマ・・・私の旦那様は、こんなにもロマンティストなの。私たちは、これからも、完璧に、人生バラ色よ~~」

手を取り合って、喜ぶ二人。

 

改まるジェイ。

ジェイ「これからも、ずっと私と、楽しく暮らすでしょ?」

ガラム「当然ですよ、アガシ。お供しますよ」

ジェイ「結婚して、漢陽にいくことになったら、旦那様にお願いして、お前にも似合いの旦那様を見つけてくれるよう、お願いするつもりよ」

ガラム「本当ですか?おねがい

ジェイ「彼のような人なら、きっと実の妹のように面倒をみてくれるに違いないもの。彼は決して、私にとって大切な誰かのことを虐待したりしないはず」

 

靴を見て、またまた、うっとり~~。

ジェイ「この靴をごらんなさい。履くのがもったいないくらい、可愛い・・」

ガラム「履いてみましょうよ、アガシ」

シンデレラフィット!!

ガラム「完璧にぴったり~~~超豪華です~~」

ジェイ「うん」

(回想終わり)

 

 

ガラム「ああ、あんなに幸せだったのに・・・。こんなことになるなんて、信じられない」

ほろほろと涙をこぼすガラム。

 

~隠し部屋~

事件の調査書を熟読しているジェイ。

 

この人体図は、兵曹のソンオンの部屋にもあったね。

 

つい、頭の中に、いろいろなことが思い浮かんでしまう。

 

ファン(声):講義は、その事件を直接担当した者が行う。そなたの婚約者、兵曹正郎のハン・ソンオンだ。 平気か?

 

昼間、助けてもらった時のソンオン。

ソンオン:大丈夫であったか?

ソンオンの子供時代の子、すごく雰囲気、似てるよね!!

 

 

 

邪念を追い払うように、目を閉じるジェイ。

 

ここで、切ります。

 

★『青春ウォルダム(月譚)』4-2 雑感★

 

検死シーン、なるべく、遺体そのものをキャプチャーしないようにしたんですが、今後はどうかな?

だからと言って、文章で事細かに説明するのもねぇ。

 

こんなに、お互い、恋焦がれていたソンオンとジェイだけど、あくまでも、本人じゃないんだよね。

幻想というか・・・イメージというか・・・。

ただ、ここに至るまでの、出会いからの数年間、きっと、まだ、明らかになっていないことがあって、婚約という運びとなったと思うので、まだ、エピソード、出てきそう。

 

靴のエピソードも、可愛い。

っていうか、ガラムとのコンビが、可愛いんだな、きっと。

 

★『青春ウォルダム(月譚)』4ー3に続く★