1エピ、一気に訳していると、時間ばかりが過ぎていきます。てへぺろ
 
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 5-1】

 

~王城内の通り~

 

3番目の事件(十八日の西小門)に関する目撃者を求める貼り紙が追加され、

またしても、それを剥がすミョンジン。

 

「誰かに見られたらどうするんです!アセアセ」と慌てて止めるガラム。

 

周囲を見回し、慌てふためくガラムの頭を撫でながら、

「そう驚くな。私がこんなことをしたところで、騒ぎたてるのはおまえくらいだ」と言い含めるミョンジン。

ん?

ミョンジンって、ガラムが女の子だって気づいてるのかな?

いや、こんなに近くにいて、気づかないほうがどうかしてるとは思うけど(笑)、“男の身なり=男”っていう先入観って奴があるじゃん。

一応、町の人なんかは、ガラムのことは「変わり者のお弟子さん」としか見てないはず。

 

ただ、ミョンジンは、外見じゃなくて、人体とか、骨格レベルで人間をみていそうな気がするんだよね。

・・・そうであってほしいという私の願望です。

 

ぷんすかむかっしてるガラムの顔を覗き込むミョンジン。

ミョンジン「なんで、そんな可愛い顔で、俺をみるのだ?」

ガラム「見てません! 男にそんなことを言わないでください!」

ミョンジン「可愛いから、可愛いといってなにが悪いのだ? では・・・こう呼ぼうかな、ブサイク」

ブサイクの部分を耳を塞ぐミョンジン。

こういうの、スキンシップに入れる? 

セクハラに入れる?(苦笑)

 

ガラム「まったく!なにするんですか! こんなの、ありえない!!」

鬼ぷん状態で先を行くガラムに、「ああ、可愛いな」と嬉しそうに追いかけるミョンジン。

ミョンジン側から見れば、いい兆候だけど、これ、どうなん?(笑)

 

ま、男女モノであろうと、偽装男男(女)モノであろうと、よしんば、ホントの男男モノがでてきたとしても、とりま、私の守備範囲ですチョキ(笑)

 

~マンヨンダン~

ふたりの留守中に、ミョンジンを訊ねてきたジェイ。

 

ほどなくして、戻ってきたミョンジンに訊ねたいことがあるというジェイ。

ジェイ「なぜ、あの罪人(自分の貼り紙のことね)のことを、あの者の兄ではなく、事件を解決した人間だと思うのですか?」

前回、来た時から不思議だったのね。

 

ミョンジン「ミン・ユンジェが最初に事件を解決したという5年前、あいつには事件を解決できたはずがないんだ。試験(科挙)に合格し、文科の学士となったというのに、どうやって、事件を解決することが出来たっていうんだ?当然のことながら、それ以降の事件も、あいつには解決などできるはずがない。私の望みは、ジェイアガシに会い、ともに、この国の事件を解決することなんだ

なんと、兄の同窓生だったのねびっくり

 

ガラム「でも、彼女は死んだんですよ!もう、ほっといてください!」

ジェイのためにも、今は、ミン・ジェイは亡くなっていてもらわねば、と、必死で、そっちに話をもっていくガラム。

ミョンジン「あの方は絶対、死んだりなどしていない。どこかで生きている。確信しておるのだ」

ミョンジンも頑固です。

 

ガラム「いいえ、絶対、亡くなってます!!」

ミョンジン「いいや、死んでない」

お互い、わからずやと、自分そっちのけで(自分のことを)言い合う二人を見て、呆れるジェイ。

 

ジェイ「自分が坊ちゃまが好きな人ではないことをわかっていますが、私と一緒に事件について働いてほしくて、お願いにきたんです」

ミョンジン「なぜ、あなたがここに来たのか、わかっている」

 

ため息をつくと、ミョンジンから、さきほどの貼り紙を取り上げるガラム。

 

ガラム「これ、見てください。別の貼り紙をくすねて来たんですよ。面倒事を起こすつもりですか、先生。牢屋に入りたいのなら、私が叶えて差し上げますよ」

 

ジェイ「四方位事件の貼り紙ですか?」

ソンオンによって、四方位事件と名付けられたらしいです。

 

ジェイ「ハン正郎は4番目の事件が起きると確信されていて、私もそう思っているのです」

ミョンジン「私もだ」

 

ここで、ああ・・やっぱり、そうなるのか、とため息をつくガラム。(笑)

 

ジェイ「もし、犯人が形式に従うのなら、次の殺人は4日後です。なので、犯人が別の文字を残していないかどうか、2番目の遺体を再検査しなければなりません。この分野においては、お坊ちゃまこそ、最高の権威者ではありませんか

 

そう、ミョンジンが求めていたのは、この、第三者からの賛美なのです(笑)

「それほどでもない」と言いながら、嬉しくて、舞い上がってます。

 

すでに、ジェイとミョンジンの間では、なにをすべきかわかってます。

 

「「我々は、墓を暴く」」

声をそろえるジェイとミョンジンに、大混乱のガラム。

ガラム「そんなこと・・無理ですぅ~~」

ふらふらとしゃがみ込みガラムを支えるジェイ。

 

 

~兵曹 ソンオンの部屋~

部下が、東管区に住む、被害者と同年代の男性の名簿を持ってくる。

刑曹の武官たちと連携することを確認するソンオン。

 

~ファンの部屋~

マンヨンダンを訊ねたことを報告するジェイ。

ファンから、ミョンジンの印象を聞かれ、外見は間抜けに見えるが、天才肌なのは間違いない、と答える(笑)

ジェイ「彼の新しい弟子も、なかなか使えそうです。機敏で頭の回転も速いです」

 

ファンも、ミョンジンの噂を聞いていただけで会ったことはないらしい。

信用できると思ったので、(1年前)テガンを通じて、自分を撃った矢を送ったら、それが、世子からだとすぐに気づいたようだ、と話すファン。

 

ジェイ「明日の日没あたりに、遺体を掘り起こすことにしました」

ファン「そなたと一緒に行く人間を一人送ろうと思う」

どういった方なんですか?と訊ねるジェイ。

ファン「その者のことをなんと表現したらよいか、私にもよくわからぬのだ」

 

~マンヨンダンの前の通り~

ジェイやガラムたちが、墓掘りに行く準備をして、ファンが話した「表現しかねる人物」が来るのを待ち構えています。

ミョンジン「南山谷(ナムサンゴル)の、パク学士(ソンビ)だって?」

頷くジェイ。

ガラム「もう日がくれるのに、いつになったら来るんだろう?」

 

ファン:そなたも一目見ればわかるだろう。常に、人々の注目をあび、背も高く、イケメンで、だれもが彼を見ずにはいられないのだ。

 

ミョンジン「どんな人物だって?」

ジェイ「世子曰く、すごいイケメンだそうです」

ガラム「墓を掘り返すのに、イケメンかどうかって重要ですか?」← ガラムのこういう率直なところ好き。

ミョンジン「私も、恰好ばっかりつけてるような学者は大嫌いだ。どんなことに長けてるのだ?」

 

ファン:文武両道で、この朝鮮において、できないことなどなにもない才能の持ち主だ。彼こそ、最高の男だと言わねばなるまい。

 

ジェイ「チョハは、捜査において、大きな助けになるって言ってました」

ガラム「だったら、すごい学士さんなんですね」

ミョンジン「いや、遅刻が許されると考えているような人間、そんなに大した奴かわからんぞ」

 

・・・という盛大な前振りで時間を取りましたが、要は、ファンの変装でした。

 

騒然となる周辺。

 

信じられないジェイ。

それでも、初対面として、挨拶を交わすしかない。

 

ジェイ「(小声で)もしかして、ほかに誰も一緒じゃないんですか?ほんとに一人で来ちゃったんですか?」

テガンがどこかにいるのでは・・と後方確認するも見当たらず。(笑)

本当に、世子ひとりで、宮殿の外に出てしまったのか?と、顔面蒼白なジェイ。

 

ジェイが疑っていると勘違いしたガラムとミョンジンが、ジェイから聞いた、世子が話していたとおりの人物だ、と太鼓判を押す。(笑)

 

結局、この“でこぼこカルテット”で、墓掘りに出向くことになるのですね。

 

~東宮の裏庭~

例のごとく、護衛武士が、ジェイの情報を流してます。

 

コ・スンドル内官は、狩の訓練時、世子についていた五衛の武士で、内官ではない

 

受け取り役の宮女が、ちゃんと、その場で密書を開いてくれるので、文面が読めてありがたい(笑)

 

~墓へ向かう道~

先頭のミョンジンだけが嬉しそう。

 

~ファンの部屋~

ファンが部屋にいないことが、訊ねてきた中殿にバレました。

 

もちろん、そういうときのために、ちゃんと、指示を残してから、出かけてきているファン。

書物を読みに、書庫に出向いている、と説明する宮女。

ソ内官「書庫に出かけられると、鍵を閉められ、一晩中、そこで、書物をお読みになるのです」

どうやら、中殿の目的は、コ・スンドルのようで、コ内官も、世子と一緒だと説明するソ内官。

宮女「世子様は、四方位事件の件で、書庫に、コ内官を伴っていかれました」

ま、それは嘘じゃないです。

 

中殿「その事件の件で、世子は頭を痛めておられるようだ。ちゃんとお世話をするように」

 

隠れて、その様子を見ていた先輩内官たちも、中殿が、下っ端コ・スンドルのことを知ってることが信じられない様子。

 

~2番目の被害者の墓~

真新しい土盛りに、お神酒をかけて、被害者の御霊をなぐさめるミョンジン。

ミョンジン「我々が、必ず、あなたを殺した犯人をつきとめてみせるから、どうか、安らかに眠ってほしい」

 

実際に、墓掘りとなると、誰がやるか、が大問題です。

平然と、ガラムに命じるミョンジン。

ガラム「私が前にお仕えした方は、あなたのような人ではありませんでした。汚い仕事だって、私と一緒にやってくれましたし、いろんなことをたくさん教えてくださいました

ミョンジン「師が十人いれば、学ぶことも十だ。しゃべってる元気があるなら、さっさと堀りはじめよ」

 

やるしかないのか、と、なくなく諦めるガラムを見て、内心、心苦しいジェイ。

 

持参した道具(鋤)はもう一つ。

 

パクソンビ(ファン)に、従者を連れてこなかったのか?と訊ねるミョンジン。

パッと、ジェイを見るファン。

ミョンジン「ああ、あなたがご自身で掘るのか?」

将来、朝鮮の王になられる世子に仕えるコ・スンドルは、このような仕事をすべきではないと、風向きは、パクソンビ(ファン)にやらせる方向で・・・(笑)

 

このままでは、自分だけが墓掘り人になってしまう、と必死の形相で、パクソンビ(ファン)に鋤を手渡そうとするガラム。(笑)

 

 

やり取りの末、墓掘りをさせられるファン。

が、やる気がなさすぎて・・・(笑)

 

見かねたジェイが、← もともと、させるつもりなかっただろうけどね。

猛然と土を掘り返していく。

結局、ガラムと一緒に、掘り進めることに。

 

ジェイ「被害者は別として、この事件を解決することが最も重要なのは、(誰よりも)この私なんです。どんなことがあっても、この事件を解決してみせます!」

力を入れて、掘り進めながら、これは、ファンに聞かせてる言葉です。

ジェイの悲痛な決意を切なそうに見ているファンには、

それがちゃんとわかっているし、危険なことをジェイひとりにさせられなくて、ここまでついてきたんでしょう。

 

~兵曹 前庭~

ソンオン「墓を掘り起こしているだと? 本当に、遺体を掘り返しにいったのか?」

部下より報告を受け、驚き、呆れるソンオン。

そんなこと、前代未聞なんでしょう。

 

それでも、自分は、漢陽東部に向けて、馬を走らせる。

 

~墓~

すっかり、周囲は暗くなってます。

冷気のおかげで、遺体がそれほど傷んでいない、と、その場で、再検死を始めるミョンジン。

・・・というか、事件後の検分は、ミョンジンがしたわけじゃなく、役所のほうでしたんだよね。

ミョンジン「死因が、胸の傷なのは間違いない。」

本当に、臆することなく、遺体と向き合うミョンジン。

 

ジェイ「身体のどこかに、文字が残されていなければなりません。よく見てください」

ミョンジン「なにも、文字らしきものは見えぬが・・・」

ジェイ「そんなはずありません」

ミョンジン「変だな・・・」

ガラム「どうかしたんですか?」

ミョンジン「胸の傷のせいで死んだのは間違いないんだが・・・」

 

人が刃物で刺されると、皮膚や筋肉が収縮し、血が噴出する。だが、死後に刺された場合、出血も収縮も起こらない。

被害者の胸の二つの傷、それぞれの傷の様子を例にあげながら、説明するミョンジン。

 

死後に付けられた傷の存在に、驚くファンやジェイたち。

だが、そんなことをする理由が思い当たらない。

 

ふと、ファンが「彼の手のひらを広げてみてくれ」と思いつく。

 

手のひらに、血で書かれた「家」という文字。

 

ミョンジン「この事件は、当初、強盗目的だと言われたために、よく調べなかったのだな」

ガラム「なんて、書いてあるんですか?」

ジェイ「“家族”を意味する“家”という文字だ」

 

「宋」「家」「滅」

 

ファン「つまり、犯人は、“宗家の滅亡”を願っているわけか・・」

ガラム「宗家って、誰のことですか? なんで、そんなこと望むんですか? 一体、なにをしたんですか?」

ジェイ「宋氏の誰かか、または、その家族全員か・・・ということになりますね」

ミョンジン「彼らを呪うために、三人を殺めるとは、かなり強い恨みを抱いているのであろう」

ファン「だが、次の文字がなにかわかったわけではない」

 

ガラム「それって、次の文字の意味によって標的が変わるってことですか?」

黙って頷くジェイ。

ミョンジン「そう思えぬか? どういう意味かわかるまで、最後まで黙ってきいておれ」

 

ファン「次の文字はなんであろうか?」

聞かれても、誰も答えることなどできません。

 

ジェイ「もう時刻も遅いです。ここでは何もわかりません」

ジェイのお腹がなりました。

 

ミョンジン「なにを恥ずかしがることがありますか。 私が、みなさんにごちそうしますよ」

ガラム「王城に戻る門限を過ぎてますけど、大丈夫でしょうか?」

ミョンジン「なぁに、手はある。心配するな」

 

~王城内 東部~

厳重に警備されているところに、

馬にのったソンオンもやってきました。

該当者のいる各家の門には、侵入がわかるように、封がされてます。

 

~市場 居酒屋~

ここで、晩御飯を食べるようです。

 

表で、足をとめるファンに、目配せするジェイ。

 

こんなとこに入れるか、ぐらいの雰囲気を出しつつ、仕方なく、店の中に。。

 

ドラの音が聞こえたようだが、門限を過ぎたのではないか、と、心配するファン。

 

ミョンジン「なんの、なんの、야금모행(夜間通行禁止を破るくらい、どうってことない)だ」

ファン「しかも、時間外に居酒屋が営業しているなど、違法ではないか」

ガラム「法を全部守るなんて、むりですよ。息がつまっちゃいますよ」

 

法を守るべきだと主張するファンに、「だったら、どうします? 法を守って、飢えますか?」と問いかけ、小声で、「朝鮮の民たちは、こういうものを食べているのです」と囁くジェイ。

 

そこからは、お決まりのように、お忍びの若様には、庶民の食べ物クッパの洗礼がもたらされます。(笑)

 

一口食べて、

次の一口をすくったファンの匙の上に、白菜のキムチを乗せるジェイ。

直接取って、その指をぺろぺろと舐めるジェイを見て、ぎょっとするファン。

なにをするのだ・・・


ジェイ「みんな、わざわざ、小さい包丁なんて使いませんよ。さ、どうぞ」

 

相手に対し、気遣いをもっていなければ、そんなことしてくれませんよ、と説明するミョンジン。

そういうものなのか・・・と、半信半疑なファン。

 

ガラム「気遣いって? なんのことですか?」

ジェイ「誰かのために、心配や世話をしようとする心のこと・・です」

 

ファンに向かって、目を見開き、パチパチ。。。キメ顔です。

 

うらやましがって、ガラムに、自分にもキムチをのせてくれ、と要求するミョンジン。

 

はいはい、と、しかたなく、これまた、手で割いた白菜を乗せ・・ずに自分で食べちゃうガラム。(笑)

ミョンジン「かぁ~、これを見ましたか、パクソンビ、こいつは、私にまったく気遣いがないのだ」

 

私は、今、朝鮮王朝時代のダブルデートを見せられているのですね(笑)

 

ジェイ「わたしだって、誰に対しても、キムチをあげたりするわけじゃないですよ。心をこめてるんですよ」

 

きゅ~ん!飛び出すハート

さっき食べた時より、クッパをおいしく感じたファン。

ジェイ「どうですか?」

ファン「・・・・うまい」

ヒッヒ・・と、してやったりと笑うジェイ。

 

そこへ店主が、酒をもってやってくる。

調合してあげたねずみ退治用の駆除剤の話をしているミョンジンと店主の様子を見て、庶民に寄り添っているミョンジンを見直したように見るファン。

 

「友情に~~」「家族に~」とか「愛に~」に続く、乾杯の掛け声がわからなかったり、

実際に一気に飲み干したジェイを見て、本当に飲んだのか、と驚いたり、

忙しいファン様。

 

ジェイちゃん、いける口でした。(笑)

 

楽しそうな、ミョンジンたちの卓をみて、微笑む店主と奥さん。

(6話で、ちょっとびっくりしまっせ)

 

~帰り道~

少し酔っぱらって、頬の赤いジェイ。

 

左右にゆれる、てててて・・・とした歩き方が、こどもペンギン🐧みたいなの(笑)

 

ファン「酒の飲み方など、どこで覚えたのだ?」

ジェイ「誰からも教わってないですよ。朝鮮じゃ、女には、な~んにも教えてくれませんから。ああ、教えてくれることはくれますよ、裁縫とか料理とか・・」

ファン「教わってもいないのに、どうやって、飲み方を覚えたのだ?」

ジェイ「そんなの、ただ、ちゃわんに注いで、手に取って、手首をひねって、口に入れれて、飲み込めばいいんですよ。なんで、そんなこと、誰かに教わらなきゃならないんですか?」

 

ファン「酒を飲むときの礼儀があるだろう? 決まり事や作法など・・」

ジェイ「あ~、そんなのなんの役に立つんです?」

聞きたくないとばかりに、耳を塞ぐジェイ。

ジェイ「酒を飲むときには、決まりに従うより、ただ、喋ったり、みんなとワイワイしてればいいんですよ。それが楽しいんですって! 私、自分で学んだんです。どんなに楽しく酒を飲んだとしても、それは自分の人生の全てじゃない。飲み終わっても、お前の人生はまだ、お前を待っているんだ・・って。」

 

ジェイの言葉を聞きながら、彼女自身、わざと陽気に振舞い、無理やり、自分になにかを言い聞かせているような感じがするファン。

 

ファン「4番目の殺人について、考えているのであろう」

ジェイ「最後の文字について、考えるのを止められません」

 

ふと、足を止めるジェイ。

ポツンポツンとした灯りと・・・二人のシルエットの体格差があって、なんかいいよね。

 

ジェイ「ところで、どうして、暦書を全部覚えているんですか?」

ファン「暦書は、農業の基本だからだ。民は、それを生活の指標と捉えているゆえ、当然、世子である私も読むべきであろう」

ジェイ「私も、暦書は重要だと考えてますが、縁起のいい悪いの日にちは、私にとっては、なんだか作り話のように思えます。」

ファン「知らなければ、そう考えるのも無理はない。だが、もし、暦を学べば、自然の摂理や人生の苦しみの奥深さの定義について網羅できるようになるだろう」

 

なるほど・・と、ファンの言葉の意味をかみしめるジェイ。

ジェイ「人生の四苦・・・」

 

途中ですが、ここで切ります。

★『青春ウォルダム(月譚)』5-1 雑感★

 

確かに、青春越壁という言葉も頷けるね、これは。。

デートというには、過激すぎる非日常。(笑)

 

非日常と言えば、宮殿を出て、供もつけずに、市中に“お忍び”で出るだけでも相当なものなのに、墓を掘り返すなんて、非日常の最たるものです。

 

居酒屋でのシーンは、若干、類型的な描写のような気がしますけど、今後のためにも、気心のしれた仲間は必要です。

そして、世子の行動半径も広くしてもらわないとね。


 

★『青春ウォルダム(月譚)』5-2に続く★