ムダン役の女優さん、誰だっけ、とずっと考えてます。白髪とメイクで、惑わされちゃう。
 
【追記】
皆さま、ありがとうございます。
早速に、私のつぶやきに反応してくださり、
喉にささった小骨が取れるがごとく、

眼前の霧がす~っと晴れるがごとく、

スッキリしました!!(笑)

イ・チェギョンさんでした!

私が筋追いをしたドラマだけでも、3作品・・・

『ホテル・デ・ルーナ』10話
『トッケビ』10話
『推理の女王』3~5話
視聴済みのドラマをいれると、載せきれないですね。
このドラマ、『100日の郎君様』出演繋がりの方が多いですけど、イ・チェギョンさん、尚宮役でしたもんね。
 
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 6-1】

 

~マンヨンダン前の食堂~

朝早くから、夫婦で、店の掃除やら、開店準備をしてます。

ちなみに、主人の名前は、マンドクで、女将さんの名前は、ドクスンボクスンらしいです。

 

そこへ、赤い矢文が店の木に刺さりました。

顔色を変えるマンドクとボクスン。

周囲を見回し、警戒しながら、文を開くマンドク。

こういうキナ臭いこととは無縁のような雰囲気の二人なんですけどねぇ。

 

故郷に戻る準備をしろ

 

顔を見合わす二人。

 

~里山~

ただ一人、山道を登ってきたマンドクの前に、

灯りのともった一軒家が現れる。

 

ここがアジト?

 

~本殿 閣僚会議~

王「殺人犯が祈祷所のムダン(祈祷師)だったなど、とても信じられぬ。ムダンがなぜ、4人もの民を殺したのか、誰もわからぬのか? 本当に誰も知らぬのか?!」

声を荒げる王。

 

少し、さかのぼって・・・

《四方位事件の前》

 

~祈祷所~

 

黒い煙がムダン(祈祷師)の周囲を飛び回っている。

 

ハリポタに出てくる“デスイーター”みたいにも見えるので、“実在しない厄災的の象徴” もしくは、それを模してるだけの“まやかし”を表してるのかもしれないけど、その辺りは、まだ、よくわかりません。

 

選ばれし、予言を成就させる者よ。今、我の声を聞け。大地の剣にて応え、四人の命と共に幽霊の予言を完了させるのだ

 

黒煙が、ムダンの口に入り込むと、

別人格になったように目の色が変わる。

立ち込める香炉の煙・・・・。

 

 

こういう前段階のことがあり、黒装束を身にまとったムダンが、次々と3名の男性を殺害していく。

 

人間の一生は、人生の四つの段階の苦の連続である

それらの罪苦から逃れる唯一の方法は ~ 

なくして 生は存在せず ~ 

唯一 こそ新たしき世界へともたらす ~ 

 

~領議政の屋敷 ミョンジンの部屋~

ミョンジン「宋 家 滅・・・結局、最後の文字については、いまだ不明だ」

例え、自邸に軟禁されていても、一応、事件のことは真面目に考えているミョンジン。

 

~隠し部屋~

まだ、意識を戻さないジェイを ファンが一人で看病している。

 

ジェイを心配そうに看病しながらも、当然、考えるのは、まだ、詳細が判明していない事件のこと。

 

ファン「(すでに、三人の人間を殺している。ほかの人間を殺すことで、一体、我々に何を伝えようとしていたのか? 最後の文字はなんだったのか? 何が望みであったのか?)」

いくら、考えても、答えは見えず。

 

~閣僚会議~

「人を殺したあと、未だ文字を残しているというではありませんか!」

「ムダンを尋問し、最後の文字を突き止めねばなりません、チョナ~」

 

左議政「チョナ、この事件は、人心を惑わせようとしているのでは、と思われます。世子の祈祷文に細工をしたのもまた、民の感情を混乱させる計画の入口だったのではないでしょうか」

 

領議政「兵曹のハン正郎が犯人を逮捕し、王室の牢に閉じ込めておりますが、一言も口を利きません。尋問を始めれば、殺人の目的などを突き止めることが可能でございましょう」

 

領議政の言葉に耳を傾ける王。

 

すぐさま、否定にかかる右議政側の勢力。

右議政「兵曹のハン正郎に任せていてはなりません。チョナ。あの者が関わるものは、このような事態になるのです」

チョウォンホ「その通りです。チョナ。私、新しい刑曹判書チョ・ウォンホ、お任せいただければ、必ずや、祈祷師のあらゆる犯罪を明らかにすることをお約束いたします。」

え、この人 刑判になったの? Σ(゚Д゚)

※刑曹判書

右議政の身内の腰ぎんちゃくでしょ?

 

「チョナ、式典での出来事は、ハン正郎によって、解決しなければなりません。すでに、彼は、証拠を見つけるために、祈祷所に向かっております。彼のほかに、一体、誰がそこまで、この国の安寧のために、力を尽くすでしょうか」

となると、この人が、兵曹の判書かな?

 

右議政「正郎の忠実さには、疑いの余地もないが、私は、恐怖の中で暮らしている民のことが心配なのです。ご自身で尋問し、計画を突き止めてこそ、民の心は、安寧を感じることができますでしょう、チョナ」

「そのとおりでございます。犯人を尋問してくださいませ、チョナ」

こうやって、右議政派の官僚たちが、声をあげて追随していきます。

「犯人を尋問してくださいませ、チョナ~~~~」

「犯人を尋問してくださいませ、チョナ~~~~」

「犯人を尋問してくださいませ、チョナ~~~~」

これが、チョ一族の権勢なんですね。

 

この覇気のない王・・・。

 

 

~祭祀祈祷所~

すでに、日も暮れ、すっかりどっぷり夜。。。

建物の屋根の上を走る黒装束の4人の賊。

 

突然、庭に降り立ち、侍女たちが悲鳴をあげる。

 

ちょうど、調査にきていたソンオンたちが到着。

 

表門をやぶり、所内に入ってみると、庭は荒らされ、侍女たちが縛られている様子に、緊張が走る。

一人の侍女が、ソンオンに向けて、まだ、賊が中にいることを、目で合図する。

 

祭壇のある院に入ると、賊が遅いかかってくる。

 

一人が、ソンオンの剣でケガをしたところで、

一斉に逃げていく。

(口許は覆面でおおわれていましたが、ケガを負った賊は、食堂を営む店主のマンドクでした。)

 

 

救出された侍女たちに、話を聞くソンオン。

ソンオン「賊は何を捜しておったのだ?」

侍女「私たちを庭に引きずりだし、縛り上げたので、何を捜していたのかは、わかりません」

 

ただ、侵入してきたとき、彼らがムダンの神殿に入っていくのを見た、と証言する侍女。

 

ソンオン「最近、ムダンになにか変わった様子はなかったか?」

 

 

~書庫(隠し部屋に通じる建物)~

ファンに、報告にきたソンオン。

 

ソンオン「犯人のムダンは、1ヶ月前に、ケソン(開城)の祈祷祭祀所より戻ってきたのだそうです」

ファン「彼女の祈祷所は、ケソンにあったのか?」

ソンオン「他の祈祷師たちは、正確な場所は知らないそうですが、松嶽山の近くだろうとのことでした」

松嶽山は、ジェイが崖から落ちて、洞窟に隠れていた場所ですね。

 

ファン「(1ヶ月前・・・)」

 

ちょうど、ミン家の毒死事件があったころです。

 

ファン「(ミン先生とその家族が殺された頃だ。)」

 

ソンオン「彼女たちの話によると・・・」

 

「髪が白くなり、匂いがしはじめました」

「お香のような匂いでした」

 

ファン「香の匂いがするのは、ムダンにとって、普通ではないのか?」

ソンオン「彼らが使う香ではないそうです、チョハ。おそらく、奴らは、証拠を奪うために暗殺者を送り込んだのでしょう。祈祷師は、単独で(事件を)起こしていたのではなかったのです」

 

これは、香を使って幻覚を見せられたことによる犯行だっていうことですよね。

 

ファン「そうだ、これは、そのような単純な殺人ではない。この事件の裏側には、何者かがいるようだ」

ソンオン「一体、なにがねらいだと思われますか? チョハ」

ファン「・・・おそらく、最後の文字と関連しているのであろう」

ソンオン「なにか、お考えになられているものはあるのでしょうか?」

黙って、首を振るファン。

 

ファン「(ケソン、松嶽山・・・、ミン先生の死に関係しているのだろうか?)」

 

~マンヨンダン~

一人、字の練習をしているガラム。

 

まだまだ、お世辞にも上手とは言えないですが、最初よりは、筆運びも随分、スムーズになってきました。

 

ガラム「(先生様は)今日も来ないのかな?・・・」

 

~マンヨンダン 向かいの食堂~

表の通りを掃いているのは、大家さんですね。

 

待ちきれず、外の様子を見に出てきたガラムを見て、

「ああ、また、マンヨンダンのお坊ちゃまは、閉じ込められたようだね・・」と呟くボクスン。

大家さん「ここ数日、姿を見せないのも無理はないな」

ボクスン「お坊ちゃまの母上様の命令だよ、たぶん」

ガラムが気の毒になって、教えてあげるボクスン。

 

ガラム「こういうことって、よくあるんですか?」

ボクスン「ああ、あそこの奥様は、お優しいとは言い難いからね。数か月前に、お坊ちゃまは、足を引きずって戻ってきたんだけど、たぶん、石礫を投げられたんじゃないのかね」

ガラム「え?! ひょっとして・・・(先生様は)お妾さんの子供だったりとか・・」

キム家での仕打ちを見たら、そう思いたくもなるかもね(笑)

 

ボクスン「何言ってんの、もちろん、違うわよ。もし、お妾さんの子供だったら、それこそ、奥様は領議政様を殺してるよ」

大いに頷く大家さん。

ガラム「そんなに怖いんですか?」

それにも、頷く大家さん。

ガラム「でも、奥様にだって、女性としての責務とか心得とかなんとか、そういうの、ないんですか?」

鼻で嗤う大家さんとボクスン(笑)

 

大家さん「でも、坊ちゃんには、宮殿に関するニュースを手に入れたいから、なんとか戻ってきてほしいんだよな。なんといっても、父親は領議政なんだし、なにか聞いてるはずに違いないんだ」

ガラム「どういうことです?」

大家さん「噂によると、東宮の内官が祈祷師を捕まえたらしい」

ガラム「え?」

ボクスン「でも、甕の蓋で頭を殴られて、あちこち、血だらけだったそうだよ。生きてるか、死んでるかすら、わからないんだってさ」

 

話の途中で、すでに、走り出していたガラム。

 

大家さん「あの子、どこ行ったんだ? ところで、お前の亭主はどこにいったんだ?」

ボクスン「・・・山だよ。昨年見つけた薬草を誰かに盗られるんじゃないかって心配になったのさ。」

大家さん「まったく、こっちはこんなに忙しいってのに・・」

 

そう誤魔化したものの、戻ってこないマンドクが気になるボクスン。

 

~市中の通り~

夢中で走っていたガラムが、途中で、旅の老僧とぶつかってしまい、勢いでお坊さんが倒れてしまう。

水筒らしき、ひょうたんも割れてしまう。

 

ガラム「大丈夫ですか?」

慌てて、助け起こすガラム。

中身がこぼれたひょうたんを見て、息をのむガラム。

ガラム「きゃ~、どうしましょう!!」

すると、待ちなさい、と落ち着き払った老僧がもう一つのひょうたんを袋から取り出す。

最初のひょうたんには、小さな魚が入っていたようで、手で救い上げると、

もう一つのひょうたんに移し替える。

 

ガラム「申し訳ありません。私のせいで・・・。でも、それって、なんの魚なんですか? いままで見たことない魚です。。とっても深みのある色してますね」

老人「このような流れ者が知っておりましょうか? 遠くから来た魚だと聞き、友のように世話をしておるだけですよ」

老僧を立たせ、拾い上げた杖を渡してあげるガラム。

 

ガラム「水筒を壊してしまって、申し訳ありません。どうしたらいいでしょう」

老僧「大丈夫ですよ、では・・・」

合掌して、ゆっくりち去っていく老僧。

なんだか、怪しい感じがプンプンします。

 

ガラム「前にどこかで会ったような気がするんだけど・・・」

老僧の後ろ姿を見ながら、呟くガラム。

 

ガラム!!

思い出して!!

たぶんそれ、絶対、重要なはずだから!!

 

ガラム「あ、こんなことしてる場合じゃないのに!! ああ、ウリアガシ!!どうしよう!!」

また、通りを走り出すガラム。

 

~隠し部屋~

まだ、目を閉じているジェイ。

暇を見つけては・・・いや、暇なんてなくても、看病に来ているファン。

 

一応、テガンにだけは知らせてあるのね。

テガン「ご命じ通り、薬をもってまいりました、チョハ」

 

ファン「冷める前には、起きるだろう。ここで、待っておれ」

テガン「私も、チョハのように、この者の薬を調合し続けなければならないのですか?」

不満ですか?(笑)

 

ファン「・・・・・」

テガン「宮殿の医師をお呼びになれば・・・」

ファン「それができぬから、こうしておるのだ」

怒られた。。。😁💨💨

申し訳ありません、と頭を下げるテガン。

 

そうこうしているうちに、目を覚ますジェイ。

 

ジェイ「チョハ・・・」

すぐさま、身体を起こすジェイ。

ファン「気がついたか?」

ジェイ「ここで、何をなさっているのです?」

まだ、声は小さく、かすれ声です。

 

テガン「お前には、私のことは見えないのか?」

そういわれて、はじめて、テガンのほうを向くジェイ。

 

薬の入った器を差し出すテガン。

素直に、心配してたって言いなさい。(笑)

 

ぼうっとしていて、なかなか手を出さないジェイに、ファン自ら、薬の器を取り、ジェイに渡すのを見て、

たぶん、テガン、びっくりよ。(笑)

 

身体の向きを変えて、飲み干すジェイ。

無茶苦茶、苦そう!🤭

器を戻すと、「こっちのも見えないのか?」と、テガンに声を掛けられる。

干し柿が置かれている。

 

ジェイ「・・・ちょっとくらい優しくしてもいいのに。 ケガしてるの、知ってるくせに」

言える元気があってよかった、よかった(笑)

 

干し柿を手に取るジェイ。

テガン「少なくとも、ありがとうくらい言えるだろ」

 

ジェイ「あ・り・が・と・う・ご・ざい・ます」

両手をそろえて、わざとらしいくらい丁寧にお礼を言うジェイ。🤭

 

テガン「この薬だってな、俺が煎じてやったんだぞ。ちゃんと肝に銘じておけよ」

子供同士の口喧嘩のような言い合いをみているファン。

 

ちゃんとわかってるジェイ。

けんか友達になったみたいです(笑)

 

一礼して、出ていくテガン。

 

小さく一口ずつ、干し柿を食べるジェイ。

 

ファン「少しは気分はよくなったか?」

ジェイ「どのくらい、意識がなかったのでしょうか?」

ファン「丸一日だ。そなたとハン正郎が、赤子を助けたのだ。覚えているか?」

頷くジェイ。

ジェイ「チョハ・・・。もう、私のこと、信じてくださいますか? チョハの試験に合格しましたか?」

 

ファン「信じておった・・しばらく前から」

その言葉、責任が伴うよ!

 

それを聞いて、ほっとするジェイ。

目から、大粒の涙が零れ落ちる。

 

ファン「なぜ、泣くのだ? まだ、痛むのか?」

少し、慌てたようすのファンを見て、手で涙をぬぐうジェイ。

ジェイ「あなた様の信頼が、私にとって、どれほどの意味を持つか、ご存じではありませんか?もし、チョハに背を向けられたら、死ぬしかないかもしれません」

頷くファン。

ファン「よくやった・・・ケガを負ってまでも・・・ご苦労であった」

ジェイ「いつから、私のことを信じてくださったのですか?」

 

ファン「・・・いつからであろうか。最初から信じておったのかもしれぬ。ミン先生が、娘を殺人者に育てるはずがないと信じておったからな。」

 

感無量なジェイ。

 

ジェイの視線が、並べられた傷薬に向けられる。

 

ファン「そなたを、宮殿の医師にみせることができたと思うか?ほかにどこか痛むところはあるか?」

 

そこでようやく、甕の蓋で殴られたときのことを思い出すジェイ。

 

ジェイ「あ・・」

 

傷に手をやろうとするジェイの手を掴むファン。

ファン「触るな。やっと血が止まったところなんだぞ。頭を持ち上げておけ」

そういうと、また、消毒薬を自らの手で、ジェイのこめかみに塗っていくファン。

 

そりゃ、スローモーションで、見つめあっちゃうわよねぇ。

 

意識したジェイが先に、身体を下げる。

ここ、一瞬、名残惜しそうだったよね、ファン。ニヤリ

 

ジェイ「いつから、医術を学ばれたのですか? 眠っている間にも(煎じる音が)聞こえていましたし、この薬もチョハが作られたように見えます」

 

ファン「わが師・・・」

そこまで言って、ジェイに気づき、言葉を止めるファン。

父親を亡くしたジェイに、話すのが躊躇われたんでしょう。

 

ジェイ「父が、医術を教えたとおっしゃるのですか?」

ファン「先生は、基礎的なことを学んでおけば、民を救うことができ、かなり役立つとおっしゃられたのだ。それで、薬学についての本を読んでみた」

ジェイ「チョハ・・・、その方について、もっと、教えてくださいませんか?」

 

立ち上がるファン。

ファン「先生は、本を読むことだけが勉強ではないとおっしゃった。“真の儒学者であれば、学問を学んだだけで止めず、民のためにそれを実践せよ” よくおっしゃっておられた。」

ファンにとっても、信頼できる師を失ったことは、とても大きいことよね。

 

涙を浮かべているジェイ。

父の話を、一句たりとも聞き洩らさないように、ファンから視線をそらさない。

 

ジェイ「父は、常に民のことを考えていました」

小さく頷くファン。

ファン「先生は、形式と儀式が重要だが、形式と儀式が破壊された世界の在り方に気づくことだ、ともおっしゃっていた。私は先生のことをとても堅苦しい方だと思っていたが、実際には、とても柔軟な方であった。もの静かな方だと思っていたが、本当は、情熱と力強さを秘めている方だった。そういう方であった」

 

ジェイ「そして、とても温かい人でした。」

 

~回想~

婚姻を控え、父親と二人で、墨絵を描いているときのこと。

ジェイパパ「世間では、女性が結婚すると、その家の霊魂になると言う。私は、それについて、同意しかねるのだ」

ジェイ「でしたら・・・(いかがお考えに?)」

 

微かに、微笑むミン先生。

ジェイパパ「だから、もし、辛い時には、いつでも家に帰ってくるがよい。私は、自分の娘を追い出すような父親にはなれぬ」

微笑むジェイ。

ジェイ「・・・はい、お父様」

 

嫁ぐ日を前に、そんなふうに、娘に言えるお父さんが、この時代にいたのかどうか、わからないけれど、なんか、泣きそう。

 

ファン「言葉に囚われたり、書物に縛られることもなかった。学問をしていようと、人と接していようと、常に、先を見ておられた。偉大な方であった」

自分の知るミン先生のことは、すべてジェイに伝えたい・・っていう思いが伝わります。

 

ファンをまっすぐな目で見つめるジェイ。

ジェイ「そのとおりです。父はそういう人でした」

 

頷くファン。

 

ジェイにとっても、父親のことを、自分とおなじように、心の底から信頼し、敬愛し、理解してくれる人の言葉を聞くことができて、ようやく、この一瞬の間だけでも、事件から離れて、お父さんをしのぶことができたのかもね。

 

 

★『青春ウォルダム(月譚)』6-1 雑感★
 

言葉って、不思議なもので、同じ母国語であろうと、外国の言葉であろうと、とにかく会話は成立していても、ただ通じればいいわけじゃなく、交わす言葉が、ぴたっ、ぴたっと重なるような感覚を持てる人同士の会話は、なにものにも代えがたいという気がします。

 

それが、運命なのか、相性なのか、そして、それがごく一部だけなのか、一時的なものなのかニヤリ・・・によっても、その深度は違ってくるかもしれませんが・・。

 

まぁ、そうは言っても、人間って、そんなに単純な生き物ではないので、一事が万事・・なんでも完璧に理解しあえるなんていう都合のいい話はないし、紆余曲折あってしかるべきでしょうけどね。(笑)

 

しかし、私が見る韓国ドラマ、史劇、現代劇を問わず、ムダンが出てくる率、高いなぁ(笑)


 

★『青春ウォルダム(月譚)』6-2に続く★