ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 7-2】


 

~王宮の門~

ここでは、夜を明かせないと観念し、仕方なく、市中に出ることにしたジェイ。

 

身分札を警備の官吏に見せると、

長番内官(장번내관)ではないのか?このような時間にどこにいくのだ?」と聞かれてしまう。

※通勤ではなく、城内で生活しながら勤務すること内官のこと。⇔ 出入番(通勤タイプ)

 

チョハの命令だと説明し、城内を出ることができたジェイ。

 

~ファンの部屋~

ファン:開城事件の殺人者、ミン・ジェイ。血にまみれた殺人者として指名手配された身でありながら、命がけで、私のもとにやってきたと言ったそなたを信じた。 

 

私を、このような孤独な王宮以外に、新しい世界へといざなう一筋の光のようであったがゆえに、信じたのだ。

 

 

ジェイ:私が、チョハの隣お傍におります。

ジェイ:チョハ、私がお守りいたします」

 

ファン「(そなたの言葉を信じたのだ。しかし、そなたの言ったことは全て、嘘であったのか?)」

 

確証も確信も持てず、泣くくらいなら、なぜ、追い出した?って、つっこまれるよ。

 

でも、なにより、私が弱いのは、イケメンの涙。(苦笑)

 

~ミョンジンの部屋~

ガラムに出された「推刷令」を手に取るミョンジン。

 

ミョンジン「もし、ジェイアガシが生きていて、使用人と共にいるとしたら、一体、どこにいるのであろうか?」

あなたのすぐそばです。(笑)

 

 

~ガラムの部屋~

ロウソク台を部屋に持ち込み、自分の「推刷令」を懐から取り出すガラム。

 

ミョンジン:逃亡した男の使用人は、左頬に“奴婢”の烙印を、女の使用人は右頬に烙印を押され、二度と逃げ出せぬように・・・

 

恐ろしさに震え、自分が捕まった時のことを想像するガラム

 

椅子に縛られ、真っ赤に熱せられた「婢」と書かれた焼き鏝が迫ってくる

 

その時、「誰かおらぬか」と外から、声が聞こえる。

 

ガラム「どなたですか・・?」

官吏「ここは、忠武衛のチャン・チスの住まいか?」

ガラム「そうだったら? なぜ、そいつを探しに?」

官吏「我々は、従妹を捜しておる。お前は何者だ?」

ガラム「私が、チャン・チスだ」

官吏「お前の従妹、チャン・ガラムは、ミン・ジェイの使用人だな?」

ガラム「そうだ、なぜ、あんたらが、彼女を捜すんだ?」

 

ちょうど、その時、本物の、チャン・チスが家の前に戻ってきて、そのやりとりを垣根の外で立ち聞き。

それに気づいたガラム。

わざと、大声を出して、チスに状況を知らせようと、庭先まで出てくる。

ガラム「あいつ、いなくなったのか? チャン・ガラムの奴が、こんなところに来るはずがない!あいつと俺は、子供の頃から、敵同士だったんだ」

官吏「あの者には、“推刷令”が出されている故、もし、立ち寄ったら、我々に知らせるように・・」

ガラム「わかった」

本物のチャン・チス、事態が飲み込め、腰が砕けてしまい、座りこんでしまう。

 

表に出てきた官吏が、座り込んでいるチスに気づく。

官吏「何者だ? 札を見せよ」

チス「ふ、札?」

慌てるチス。

ガラム「こいつは、金の取り立てだ!あの金なら返すと言ったじゃないか!」

チス「いつ、返す気だ?」

ガラム「すぐにでも返してやるよ、くそったれ! いいから、中に入れ」

チス「(官吏に)この男に5両(ヤン)を貸しているんだが、まだ、返してもらえてないんだ」

 

官吏「もう行くぞ」

二人の渾身の演技に、帰っていく官吏。

 

庭に、崩れ落ちるガラム。

 

チス「なんで、あいつら、お前を捜しているんだ? ジェイアガシの死によって、事件はとっくに終わったと思っていたのに」

ガラム「兄さん・・・どうしよう。私に、“推刷令”が出されたの」

チス「“推刷令”・・・」

 

そんなものを出されたら、一生、お尋ね者で、捕まったら、ある意味、死ぬより辛い人生です。

 

~ミョンジンの部屋~

 

ミョンジン「助けを求めてきたら、私が守ってやれるのに・・・」

ほんとだな?

 

~マンヨンダン前の食堂~

荷車に、荷物を載せているマンドクとボクスン。

 

朝早いうちに、マンヨンダンにやってきたガラム。

・・・っていうか、あのまま、チスの家にいても大丈夫なのかな?

 

ボクスン(女将)「あら、マンヨンダンのお弟子さんがきたよ」

 

ガラム「お二人とも、お早いですね」

マンドク「いや、お前さんもだろう。なんで、こんなに朝早くきたんだね? まだ、夜明けのドラもなっていないのに・・」

ガラム「それなら、お二人は?・・私はただ、掃除しにきたんです」

マンドク「そうかい。熱心なのはいいことだな」

ガラム「でも、米袋をそんなにどうするんですか?」

マンドク「ああ、故郷に送ろうと思ってな・・・」

ガラム「そんなにたくさん?・・ご家族が多いんですか?」

ボクスン「はは、だから、この人、こんなにみすぼらしいんだよ。私に、靴下の一足も買ってくれやしないんだ」

マンドク「故郷に帰るのに、たくさん金がいるだろ。おい、行かないのか? だったら、俺一人でいくぞ」

ケガをしている右手に力が入らず、米俵を落としてしまうマンドク。

ガラム「腕、ケガしたんですか?」

一瞬、動揺するボクスン。

ボクスン「山に行って、自分でケガしたんだよ。もう少し、気をつけなきゃ・・」

マンドク「平気だって・・。もうほとんどよくなってるんだよ」

ガラムを安心させようとするマンドク。

ガラム「お大事に・・、じゃ」

 

こういう何気ない会話が、後々、ひっかかってきたりするんですよね。

 

~マンヨンダン~

ガラムが、中に入ると、白い敷布をかけられた、見慣れない“遺体”らしきものが、台の上に横たわっている。

 

ガラム「昨日の晩、誰かが遺体を置いていったのかな? なんで、先生様は言ってくれなかったの?どうする? 家に帰ったほうがいいかな?だめ、だめ、あの臆病者のミョンジニでさえ、怖がらないんだ。この勇敢なガラム様が怖がるはずがない」

いないところじゃ、ミョンジン呼ばわり(笑)

 

いくら、平気なそぶりをしようとしても、怖くて仕方がないガラム。

 

結局、寝ていたのは、夜明かししたジェイでした。

 

ようやく、ジェイに会えて、「どれほど、心配したかわかってるんですか?」と抱き着くガラム。

ジェイのケガを見て、他にもケガしてないか、本気で心配する姿に泣ける。。。

 

ガラム「ちゃんと治療を受けられたんですか?」

ジェイ「平気だ、心配いらない」

ガラム「ところで、なんで、こんなところで寝てたんですか?」

はっとなり、今、何時だ?と慌て始めるジェイ。

ジェイ「遅れるわけにはいかないのだ。今日から、内侍府に行かねばならないんだ」

ソ内官に言われたもんね(笑)

 

慌てて、ジェイを引き留めるガラム。

ガラム「まだ、外は暗いですよ。夜明け前です。」

ほっとするジェイ。

ガラム「私が、アガシの好きな朝ごはんを作りますから、お出かけ前にそれを召し上がってくださいね?」

ガラムの気持ちが嬉しくて、うん、と頷くジェイ。

 

~ファンの部屋~

 

あ~あ、まだ、この人は、こんな調子よ(苦笑)

一睡もできなかったのね。

 

部屋の外では、“チーム世子”のみなさんが、朝のおしたくのスタンバイ状態です。

 

ソ内官「チョハ、起きていらっしゃいますか?」

女官「(小声で)昨晩、お休みになられたとは思えない。灯りが消されていないじゃありませんか・・・」

ソ内官「(小声で)もう起きていらっしゃるのだろうか?」

 

ファン「入れ」

力ないファンの声が聞こえ、中に入る一同。

 

チーム世子、総出での身支度・・・が、なんだか、いつにもまして、お通夜みたいです。

 

龍袍を着せる侍女の手つきを見て、ジェイを思い出すファン。

 

ジェイ:太陽が昇る場所にあるというのは、太陽を最初に見ることができる王宮だということではありませんか・・。世子は、太陽の昇るところに住んでおられるのです。とってもかっこよくないですか?

 

~マンヨンダン~

ガラムの作った朝食を平らげるジェイ。

 

あれやこれや想い悩み、眠れない男 Vs  生命力あふれるたくましい女

いつもながら、喧嘩して、別々に夜を過ごしたあとの、この繊細男と、ずぶとい女の対比ってどうよ?(笑)

 

ジェイ「やはり、お前の作る料理は最高だ。ほら、最後の一粒まで全部食べちゃった🧡」

ガラム「たくさん食べていただけて、よかったです」

 

なんとなく、元気のないガラムが気になるジェイ。

ガラム「アガシ・・・、私たち、また、開城に戻れると思いますか?」

ジェイ「その日がくることを願っている」

ガラム「私・・“推刷令”が出されました。」

え・・と固まるジェイ。

ガラム「チス兄さんの家に、官吏が私を捜しにきました」

それを聞き、泣きそうになるジェイ。

ガラム「大丈夫ですよ、アガシ・・。本当に平気です。なんとか、危機を脱しましたから・・」

 

ジェイ「みんな・・私のせいだ」

事の重大さをかみしめるジェイ。

これは、探偵ごっことはわけが違う。

 

首を横に振るガラム。

ガラム「もし、アガシがいなかったら、私はもう今頃、とっくに死んでました。みんな、病気になった私を見捨てたのに、アガシだけは諦めず、命を助けてくださったじゃないですか」

ジェイ「だけど・・・申し訳ない・・・」

 

なるほど、ガラムの献身と心からの信頼の源は、ジェイに拾ってもらった命は、ジェイのために使う・・だったのね。

 

ガラム「昨日はちょっと驚きましたけど、もう平気です。もし、右頬に、“婢”の烙印を押されても、乗り越えてみせます。だから、アガシも・・・」

ジェイの手を取るガラム。

ガラム「いろんなことを乗り越えてくださいませ。私たちが開城にもどれるように・・」

頷くジェイ。

ジェイ「お前が私にどれほどの力を与えてくれているか、思いもしないだろう」

微笑みあう二人。

 

ジェイ「だが、お前の師も、その貼り紙を見るだろうに、大丈夫なのか?」

ガラム「ああ、ミョンジニなら、私の名前なんて、全く気になんてしませんよ。あの人、可愛らしいっていうか、面白いですよね。自分で、自分のことを、ミョンジニ・・なんて名前で呼んだり・・・」

 

 

~ミョンジンの部屋~

その頃、噂のミョンジニ坊ちゃんは・・・、

「おお、ミョンジナ、今日はちゃんと起きれたな・・」と寝ぼけ眼で身体を起こし、自分で自分を誉めてました。(笑)

 

部屋の窓をあけたときには、スッキリとした顔で「今日は空気もうまいな、ミョンジナ・・」と起き出すという、なんとも平和な男です。

 

机の上に置かれた、ジェイとガラムの貼り紙を見て、「二人とも、よく眠れましたか? 無事を祈っています」と声をかけるミョンジン。

 

いい人には間違いないと思う。。

ジェイたちがピンチの時は、ほんと、頼むよ!!

 

~マンヨンダン~

ガラム「あの人が気にしてるのは、仕事のことだけです。私の名前なんて、知らないんじゃないですか? 大抵、おい、とか、お前、とか、気分がいい時は、“弟子よ~~”ですもん。先生様にとって、それが私の名前なんです。たぶん、私にも名前があることすら、知らないと思います。一緒に貼り紙を見たのに、知らなかったんですよ」

 

聞いていて、それはそれで、切なくなるジェイ。

 

でも、今は、逆に、それが功を奏しているとも言えるから、ますます、切ない。。。

 

~食堂~

家の中で、マンドクの傷を手当するボクスン。

ボクスン「祈祷所で一体、なにをやったんだい?」

マンドク「・・・・・」

ボクスン「あの方の命令に従ったら、故郷に戻れるんだよね?」

マンドク「そうしなきゃ・・オウルが俺たちのことを待ってるんだから」

 

オウルっていうのは、二人の子供?

 

~東宮殿の庭~

また、スパイが文をやり取りしています。

 

昨夜、内官コ・スンドルは、東宮殿から追い出された

 

そして、新たな紙を入れる宮女。

 

そっちには、なんて書いてあるの?

 

~ファンの部屋~

 

世子さま、まだ、しばらく、落ち込み続けますよ(笑)

 

引き出しを開けると、ジェイから取り上げた懐刀を見つけるファン。

 

~回想~

ジェイ「誰かを傷つけるために持ち歩いていたのではありません。ただ、自分の身を守るためだけの懐剣です」

 

外に控えているソ内官を呼ぶと、テガンを呼ぶように伝えるファン。

 

~マンヨンダン~

ガラムに、ヨンの遺書を見せるジェイ。

ガラム「これ、なんですか? なんて書いてあるんですか?」

ジェイ「シム・ヨンの遺書だ」

ガラム「え? ヨン坊ちゃま、亡くなったんですか?!」

家族同然に育てたって言ってたけど、ガラムが、“お坊ちゃま”って呼ぶんだから、本当に、両班の子として、育てられたんだね。

 

ジェイ「自殺したそうだ」

息をのむガラム。

 

ジェイ「“約束を守れず、ごめん。ヌイを残してごめん” その遺書には、そのようなことが書かれている」

意外そうに眼を見張るガラム。

ガラム「坊ちゃまと約束されたことなんて、あるんですか?」

首を振るジェイ。

ジェイ「私とヨギが、恋人であったか?」

ガラム「なんてことを・・・」

ジェイ「お前はどう思う?正直に言ってほしい。お前もそんなふうに思っているのか? 私と・・・ヨンが恋人同士だったと思うか?」

もう一度、首を横に振り、否定するガラム。

ガラム「アガシは、(ヨン坊ちゃまだけじゃなく)誰に対しても、地位や性別に関係なく、いつも温かく、親切にされていたじゃないですか・・・」

 

うつむくジェイ。

ジェイ「どうも、記憶が変なのだ。」

ガラム「どんな風に変なんですか?」

ジェイ「家族が亡くなった頃のことが、思い出せない。ヨギが、命をかけてまで、この手紙を私に残したのはなぜだ? 理由がない。」

ガラム「おかしいです。お坊ちゃまに、アガシを傷つける理由なんてありませんよ。アガシのこと、汁に毒を入れた人だなんて言ったことも変です。ヨンお坊ちゃまは、そんなこと絶対にしません」

 

ジェイ「(ガラムに秘密にしたままで、ヨンと私が、気持ちを交わせただろうか? 記憶が戻せなかったら、どうすればいい? 私はガラムのことも欺いていたのか?)」

 

考えれば考えるほど、自分自身に自信がなくなってしまうジェイ。

 

ガラム「ところで、どうして、昨晩は、こちらに泊ったんですか?」

ジェイ「東宮殿を追い出されたのだ」

ガラム「え?どうしたんですか?」

ガラム、さっきから、驚いてばっかり(笑)

 

ジェイ「ちょっとしたことで・・・」

ガラム「だったら、これから、どうなさるんですか?」

ジェイ「私にもわからぬ。もう、宮殿には住めない。毎晩、宮殿を出て、自分の家に寝に帰らねばならないが、そんな場所もないし・・。ここに泊っても構わないだろうか?」

ガラム「先生様のことだったら、心配しなくても平気ですよ。でも、死体用の台に眠り続けるおつもりですか?」

 

・・・それはいやだけど、背に腹は代えられぬ・・と言った複雑な表情を浮かべるジェイ。

 

~ファンの部屋~

テガンが呼ばれました。

 

痺れをきらして、話しかけるテガン。

 

テガン「お呼びでしょうか、チョハ」

話しかけられても、本を読み続けているファン。

テガン「さきほどからしばらく、ここにおりますが・・・なにか、御用がございますでしょうか?」

 

ファン「コ・スンドルは・・・昨日、少しは眠れたようだったか?」

心配を気取られないように、さりげなく、スンドルの名を出してますが、内心は、私は一睡もしていないが、とでも言いたげです。

 

テガン「どうして、私が知りえましょうか?」

不思議そうなテガン。

 

ファン「ん?」

テガン「え?」

 

しばし、沈黙。。(笑)

 

テガン「チョハが私に追い出せ、とおっしゃったので、書庫の扉に鍵を締めました」

 

ファン「鍵をかけただと?」

テガン「書庫で、彼を追い出し、南京錠でしっかり施錠しましたので、戻ることはできなかったかと・・。あのちび、本当に、口が悪い奴でして・・・」

 

~回想~

ジェイ「やい、お前! ひとでなしめ。世子の護衛が、そんなに偉いのか!世子の護衛なら、他人の不幸を笑ったりしてもいいのか! いつか必ず、わからせてやる。絶対、このままじゃ済まさないからな!」

やっぱり、テガンの想像どおり、あのあと、悪態ついたんだね(笑)

 

テガン「・・・・・・」

呆気にとられるテガン。

(回想おわり)

 

ふっと、ジェイらしい・・と、小さく息を漏らすファン。

 

ファン「それで、あいつは、昨日の夜は、どこに行ったのだ?」

テガン「家に帰ったのでは・・ないでしょうか」

ファン「・・・・・・」


ジェイ:もし、チョハに背を向けられたら、死ぬしかないかもしれません

 

ヤバい! ← 非常にまずい、という意味の、ヤバい!です(笑)

顔色が悪いですよ(笑)

 

昨日は、つい、かっとなって、後先考えなかったんでしょ。

 

しかも、なぜか、このタイミングで、懐から書状を出すテガン。

 

テガン「義禁府からの書状にございます」

出すの、遅くない?

ま、それだけ、ファンが、いつになくピリピリしてたんでしょうけどね。

 

開城府伊の事件についての、書状だけど、なんか、奇怪なことに、ヨンの髪が白髪になってた・・とか書いてあるので、検死&現場報告書みたいです。

 

テガン「あ・・そういえば、コ・スンドルの奴が、チョハに伝えてほしいと言っていたことがありました。・・・なんだったかな?」

ファン「お前、なぜ、それを・・・」

はやく言わんのだ・・・って顔です。

 

テガン「ああ・・そうでした。あいつがいうには、書庫になにか、チョハがご覧にならなければならないものがあるとか・・・そんなことを言ってました」

 

~書庫の隠し部屋~

そりゃ、すぐ、確認に来ますわよ。(笑)

 

机の上に置かれた香炉と、ジェイの手によって、取り出されたとみられる、乾いた花びら。

 

 

ソンオン:彼らが使う香ではなかったようです、チョハ。

 

同時に、ソンオンの報告も思い出すファン。

 

 

★『青春ウォルダム(月譚)』7-2 雑感★
 

この段階では、わりとすぐに、コミカルな感じに持っていきますね(笑)

 

ジェイとガラムのやり取りや、ファンとテガンのやり取りなど、ツボツボで、笑えます(笑)

 

ああ、でも、ジェイとガラムの関係は、本当に、ほっこりします。

 

ジェイの発言を見てると、ジェイがヨンのことを恋愛対象として見たことがない、客観的に恋人同士ではなかった、とは明らかにしていますが、ヨンが自分に対してそういう思いを抱いていたはずがない、という強い否定はしてない感じ?

 

くしくも、ガラムが、本当なら、とっくに失くしていた命を、ジェイに救われたという状況と、子供の頃、ジェイが悪いことと知りながら金をつくり、ヨンが奴隷として売り飛ばされないように救ってくれた状況は、どちらも、ジェイの為なら、命を賭しても構わないっていう報恩の想いという点では似てますね。

ある意味、それは絶対的なものだけど、ヨンの場合は、恋情が加算されても不思議はなくて、そこを利用されたり、とか、そういうことはないのかな?

 

・・・と、ついつい、勘ぐってしまいます。

 

★『青春ウォルダム(月譚)』7ー3に続く★