11話はここまでです。

遅い時間にすみません。

 

本日(いや、日付変わったか)、13話放映日なのに、完全、ズレ始めたので、開き直って、粛々といきます。
 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 11-3】

 

チョ・ウォンボの作戦は・・・

 

~王の間~

 

たぶん翌日、いや、翌朝かもしれません。

王の間を訪れたウォンボ。

さすが、行動早いわ~!って褒めるつもりないけど。(笑)

 

“宋家滅李”と書かれた赤い紙片を、王にみせました。


 

右議政「チョナ、このチョン・ウォンボ、反乱軍の残党の残虐行為を示すこの冒涜的な紙片を、あえて、お見せ致しました。」

 

王「この紙片がどこから来たものか、申せ」

右議政「大変申し上げにくいのですが、国巫が彼女の呪いを唱えていた時、同じ内容の呪いが書かれたこの紙片が、何百枚も、空から降ってきたのでございます」

 

王は、今まで、この紙の存在自体を知らされていなかったのね。

 

右議政「チョナ、匿名の手紙は、例えそれが、国事に関連していても、読んだ直後に燃やされます。ですが、送ったものが明らかなのに、これを匿名の手紙と呼んでもよいものでしょうか? 国巫は宋家に言及したことにより、実質的に、彼らの一味であったことを認めたのです。」

王「それでは、王宮以外にも、そやつらは含まれているというのか?」

右議政「碧川出身の者が、王宮で働く官吏や従事者になることを防ぐことにより、二度と言及されることはないと思われます。どうか、彼らを止めてくださいませ、チョナ。碧川の民の、登用試験の受験を禁止してください。碧川だけでなく、平安道出身者も全てです。平安道は、教育もうけておらぬ、野蛮な外国人が住む土地に近く、先の王様たちでさえ、その土地からの採用はされておりませんでした」← ひどい言われようだな。

 

ウォンボの話を聞きながら、赤い紙片を握りしめる王。

 

傍らには、どこの所属かわかりませんが、赤い官服の官僚が立ってます。

参議あたりのクラスの人かな。

なんか、このドラマだと、珍しいな、この感じ。

  

~領議政の部屋~

・・・ということで、先ほどの官僚さんは、左議政サイドの人だったようです。

早速、ご注進です。

 

ウォンボったら、わざと聞かせたんじゃまいか。

 

平安道や碧川出身者の締め出しの件が、伝えられました。

 

なんとか、右相の暴走を阻止したい左議政と、なんの対策なくして、どうやって止められるというのだ、と若干、弱気な領議政。

それほど、今の右議政の権勢は強力だということです。

 

兵曹「王が、その凶悪な紙片を見たということは、おそらく、右相を、これまで以上に信頼されるのではありませんか」

 

ほ~ら、また、後手に回った。。

 

~王城内 市中 ~

 

ミョンジンが、のんびりと、通りを歩いていると、いつも、貼り紙がされるところに、人だかりができている。

先に、見に来ていたガラムの表情は厳しいです。

 

ガラム「また、別の貼り紙が上がったんです。碧川出身者は、登用試験の参加や、宮殿内での仕事も禁止されました」

ミョンジン「なんだって・・・」

 

慌てて、自分の目で確認するために近づくミョンジン。

 

突然の沙汰に、同情する者もいれば、「泥棒だらけの土地だから、当然だ」と切り捨てる者、皆、思い思いの感想を話している。

マンドクやボクスンも見に来てますが、顔色悪いです。

 

男「もし、あそこで、一度でも強盗にあったことがないなら、(一人前の)行商人とは呼ばれないね」

大家さん「ああ、そのとおりだ。私の知り合いが、碧川出身のある者を奴隷として連れてきたんだが、その家の倉庫にあった物は盗まれてしまったそうだ。碧川出身者は、奴婢となることすら、禁止されていたんだからな。彼らはみんな、嘘つきで盗人だからだ」

 

ミョンジン、大家さんの偏見に、無茶苦茶、文句いいたそう!!

行商人「たとえ、碧川に盗賊がいたとしても、彼らは、10年前に討伐されたんじゃなかったのか?」

大家さん「いくらでも隠れたりできるだろう? そんなの誰がわかる?」

この町のスポークスマンの口をふさぐにはどうしたらいいんでしょうか。

大家さん、口が悪いだけで、内心はいい人かと思ったけど、ちょっとむかついてきたな。

 

大家さん「どれどれ・・・(隣に立つマンドクを見て)もしかして、碧川出身かい?」

大家さんは、完全に、揶揄い半分ですが、今のマンドクやボクスンに、そんなシャレは通じません。

 

マンドク「こいつ、なんで、そんなことを言うんだ!(怒)」

ボクスン「いくら冗談だとしても、言い過ぎだよ!!(怒)

大家さん「違うなら、違うでいいだろ。なんで、そんなに、ムキになるんだよ! 私は、我々の中に、少なくとも、碧川出身者がいると思っただけだ。どれどれ・・・」

 

まだ、続ける気だよ、この人。

 

狙いを、ミョンジンに定めると、「なんで、そんなふうに私をみるんだ?」と、わざと指さす大家さん。

その指を掴むと、「私は碧川出身だ!」と、ガブリと噛みつくミョンジン。

 

ミョンジン「さぁさぁ、好きなだけ噂を広めるがいい。私は、キム領相の末息子で、碧川出身だ! 以前にも、私のこと、みかけたことはあるか? お、私のこと、知らないか?」

その勢いに、集まっていた人たちが、三々五々、離れていく。

いくら、ミョンジンがそんなこと言ったって、違うの、知ってるからね(笑)

 

指を噛まれた大家さんが、「この、〇違いが!!」と文句を言うと、「お前こそ、〇違いだ!!」と言い返す。

その様子に、思わず、こっそり微笑んでしまうガラム。

 

~中殿の部屋~

お茶を飲んでいると、尚宮がやってきて、

針房の一人が中殿に会いたいと言ってきていると、告げにくる。

不思議に思い、なぜだと問う中殿に、なんとも、言いにくそうな尚宮。

 

~東宮殿 庭~

門のところで、数人の内官たちが、世子に会わせてほしいと訴えている。

新たな登用だけではなく、既に、職についている碧川出身のすべての官吏や侍女たちの、追放が決まったらしく、皆、簡単な荷物一つで追い出されようとしている。

 

そこに、ジェイと共に、通りかかったファン、

テガンから聞く報告は、全くの寝耳に水。

 

中には、30年間も、勤めあげている内官もいて、碧川事件とは無関係だと必死に訴えている。

 

~中殿前~

 

こちらも、針房の侍女が、スモモの木を燃やしたのは私ではありません、と正座をして、中殿に訴えている。

「お願いできるのは、中殿媽媽だけなのです。数日前に呼ばれた際にも、世子チョハに本当のことを申し上げたばかりなのです。」

 

中殿だけでなく、そこにいる宮女たち皆、どうすることもできず。

侍女を連れて行こうとする警備を止め、自分の簪を取り、

自ら、手渡す中殿。

 

中殿「なんとか諦めず、息災でいておくれ。また、再び、会える日がくると信じておる」

侍女「どうか、私のことを忘れないでくださいませ、媽媽」

 

 

~東宮殿 庭~

世子に気づいた内官や侍女たちが、「碧川のことは、なにも知らないとお答えしたではありませんか」と必死に訴えるも、

中殿同様、王命には逆らえず、声をかけてやることすらできないファン。

 

そんなファンを、心配そうに、じっと見ているテガン。

 

ジェイも、おろおろするばかり。

 

ファンの内側から、湯気が出そうだよ。

 

一方、宮殿の門から追い出される間も、ずっと訴え続ける碧川出身者たちの悲痛な声を、揃って聞いている左議政と、ソンオン親子。

 

ソンオン「チョハのところに参ります」

この事態、左議政も、なんともできないの?

 

~ファンの部屋~

ソンオンが、部屋に来ています。

 

碧川出身者の一覧を見ているファン。

ファン「これら全て解雇され、宮殿から追い出されただと?」

 

ファンの机の上に置かれた「文科試験合格者名簿」に目を向けるソンオン。

ジェイは、武官の試験の名簿を抱えている。

 

ソンオン「チョハ、碧川でなにが起きたのかを調べるために、「榜目貫譜」をお読みになっているのですか?」

ファン「右相が、碧川の反乱軍を討伐した後、10年間で、文官登用試験に合格したのは3名だけだ」

ジェイ「武官試験も同じでした。合格したとしても、田舎や離島に転属させられ、漢陽を離れなければなりませんでした」

ソンオン「今となっては、受験することさえ許されません。どうすればいいのでしょうか?」

 

心を決めたファン。

 

~王の間~

 

ファンが王と話をしている間、廊下で待機しているジェイ。

内官長の斜め後ろに控えているジェイ。

近づいたね。 

冗談です。🙊

 

部屋の中では、改めて、王に対峙するファン。
ファン「父上。どうか、碧川出身者の受験禁止令を撤回してください。父上の命令により、多くの民の命が脅かされます。追い出された碧川出身の内官、宮女、政府の官吏をお助けくださいませ」

 

黙ったまま、口を開かない王。

 

ファン「私は、“榜目貫譜”に目を通しました。」

 

王の机の上には、文官・武官の試験合格者名簿の2冊が置かれている。

 

ファン「事件以降、碧川の民たちは、官吏の登用試験の合格者でさえも差別され、昇進することすらかないませんでした」

 

ちょうど、その時、廊下に、右議政が現れる。

ファンの声は、廊下にいても、丸聞こえ。

気が気でないジェイ。

 

ウォンボが呼び出しを止めたため、

無言のままの内官長。

 

王の言葉も聞こえはじめ、焦るジェイに、視線を向けるウォンボ。

 

王「世子、私はそなたに、政治的な案件に関わるな、と申したはずだ」

 

それを聞いたウォンボ、「世子がお話をされているので、ここで待たせてもらおう」と、さも、臣下の分をわきまえているようなことを言う。

 

適切な聴取もなく、王命が下された、と、なんとか食い下がるファン。

ファン「父上、朝廷の公式な報告書は、事実だけではございません。ぜひとも、捜査をし、一体、本当になにが起きたのか、真実を見つけ出さねばなりません。過去を正さなければ、我々の忠実な臣民には、頼れるものがいなくなり、奸臣(不誠実な臣下)の悪行が続いていくことでしょう」

 

バン!!

机に置かれた書物を手で叩く王。

王「やめよ!! もう、やめよ!! つまり、この王は、奸臣の言葉を信じ、適切な手段を講じないため、再捜査をせよ、と。世子、私の判断が全て間違っている、と、申すつもりか?」

ファン「そうではなく・・・」

王「この国の未来の王たる者が、なぜ、あえて、この国に混乱をもたらした盗賊たちを保護することができるのだ」

ファン「なぜ、チョ一族の言葉しか、信用されないのでございますか?」

 

これ、全部、部屋の外で、ウォンボが聞いているのです。

 

なんとかしなければ、と焦るジェイを、ちらっと視線で制する内官長。

 

内心、泣きそうだけど、このままになんてしていられない、と

半ば、強引に、前に進み出るジェイ。

 

ジェイ「チョナ~~、右相大監様がお見えになっておられます」

言っちゃった~~~!!

 

その声が、ジェイの声だと気づいたファン。

斜め後ろをむける角度がよくないですか?

よいですおねがい

 

廊下では、ジェイを見て、やりおったな、と、鼻で嗤うウォンボ。

目は笑ってません。

どんどん追い詰めるウォンボ。

 

その時、バンっ!と扉が開き、ファンが出てくる。

 

ジェイの怯えたような視線で、すべてを察したファンが、

「まだ、父上と話をせねばならないゆえ、時間を改めて伺ったほうがよい」と、ウォンボに告げる。

 

ウォンボ「では、しばらくしてから、参ったほうがよさそうですね」

邪魔をしたジェイを睨み、

悠然と下がっていく右議政。

 

ちゃんと、右議政がいなくなるまで、その場に立っているファン。

 

心配で仕方がないジェイの表情を見ながら、

そのまま、黙って中に戻っていくファン。

 

再び、もとの場所に戻ったジェイに、「こやつ・・・さし出た真似をしおって」と注意する内官長。

一礼するものの、自分が叱られることより、ファンの今後の不安ばかりが大きいジェイ。

 

このシーン、キャプチャーしてて、カメラ位置と割りの細かさに、全部載せられないのが申し訳なく思うくらいです。

 

ふふふ、と不敵な笑みを浮かべながら、

去っていく右議政・・・の姿があり。

 

さて、仕切り直しです。

 

王「右相に立ち向かってはならぬ、と申したであろう。なぜ、そのように不注意なことをするのだ。過去、どれほど多くの世子が、王位に即位する前の期間に、政治に関与しようとして、傷つけられたことか・・。右相は、昨日今日、生まれたわけではない。そなたが立ち向かえるような相手ではないのだぞ。左議政だけが右相の標的だとでも思っておるのか? お前を標的にすることなど簡単だということがわからぬのか?」

ファン「それでは、どうすればよいのですか? ただ、この世子という地位に座り、かかしのように何もするべきではないと? そうであるならば、私の地位に何の意味があるのでしょうか?」

王「そなたの地位は、同情や憐れみをかける余地などないと申したはずだ。」

ファン「では、父上は、王位に就かれてから、ただ生きているだけなのですか?」

王「なにを言うか!!」

ファン「・・・・・」

王「そなたは、本気で、私のことを、そのように 損なわれている王だと考えているのか?」

なにも答えられないファン。

王「私のことを価値のない王だと思っているのか、訊ねておるのだ」

 

彼の無言は、あまりにも雄弁です。

 

王「世子!!」

この人にも、いろいろ言いたいことはあるのでしょうが、思っているだけじゃ、伝わらんのです。。。

 

王「・・・・答えよ。」

 

ファン「すべての者を疑え、誰のことも信用するな、とおっしゃいました。親友を傷つけてまでも、周囲の者を全て遠ざけようとするのは、とてもつらいことでした。しかし、父上を見る時、何をそこまで守ろうとしているのか、わからないのです。私のいる場所は、本来、私のものではなく、恐れ多くも、兄上のものであったために、たとえ、父上に望まれなくとも、兄上が誇りに思う将来の王に、私はなりたかった。ですが、今、私は恥ずかしく思います。かかしのように、なにもできないことが恥ずかしいのです。」

やっぱり、お兄さんのことに触れると、律していた心が揺れるよね。

途中から、涙を流し、訴えるファン。

 

ファン「なぜ、父上は、恥ずかしい真似を私にさせるのでしょうか?」

この三年という月日、溜め続けていた想いを慟哭しながら、吐露するファンに、虚を突かれたような王。

 

~右議政 屋敷~

ウォンボ「主上、ご自身の地位を守りたければ、世子を追放せねばなりませんぞ」

ハハハハハ、と高笑いするウォンボ。

 

~ファンの部屋~

王の間から戻り、どのくらい経ったのか、わかりませんが、気持ちを切り替えるように立ち上がり、「今日は、講義がある。事前に準備をせよ」と、控えている内官たちに、声をかけるファン。

 

なぜか、反応がなく、直接、言いに向かおうとすると、

突然、扉が開き、チーム総出で入室してくる。

その表情は、皆、固く、重苦しい。

ファン「・・・?」

いたたまれない目で、ファンを見ているジェイが、一番後ろで一礼する。

 

ただごとではないと感じたファンが、ソ内官に、視線を向ける。

ソ内官「申し訳ございません、チョナより、別の指示がおりるまで、東宮殿にとどまるよう、との王命でございます。王様ならびに、中宮殿の居室に出向くことや、いかなる講義への参加も認められません。また、王世子主催の講義の先生様方の東宮殿への立ち入りも禁止となっております」

 

かなり厳しい処遇に、拳を握りしめるファン。

固い決意とともに、部屋の外に向かうファンを、あわあわと、追いかける“チーム世子”の皆さん。

内扉のところで、その行く手を遮るように、立つソ内官。

ファン「扉を開けよ」

ソ内官「・・・・・」

ファン「扉を開けよと言っておるのがわからぬか!」

土下座するソ内官。

ソ内官「申し訳ございません、チョハ」

一同「申し訳ございません、チョハ」

ファンの後ろのチーム全員も、合わせるように、土下座です。

 

なら、自分で行くまでだ・・と、外に向かうファン。

 

そんなファンを待っていたのは、テガンを含めた翊衛司と、王宮警備たちでした。

 王の本気を見たファン。

 

「申し訳ありません、チョハ。東宮殿より出ることは許可されておりません。なお、チョナは、(身の回りを世話する)内官もひとりだけにし、他の者が東宮殿に立ち入ることも禁ぜよ、との仰せにございます。」

 

そして、その一人に選ばれたのは、ジェイでした。 ← まじか。。ここ、普通は、もうちょっと上の内官なんじゃないの?(苦笑)

 

無言のまま、座っているファンと、向き合っているジェイ。

 

それから、本当に、一歩も出られない、厳重な警備の日々が始まりました。

 

ソンオン「(チョハは、もう10日も、東宮殿から出られていない)」

 

ファンの隣で、墨をすり続けるジェイ。

ジェイ「(今日で、15日になった。チョハのために、私ができることは、何もなかった)」

 

~マンヨンダン~

庭の縁台で、所在なげに座って、空を眺めるミョンジンとガラム。

 

ガラム「なんで、宮殿から連絡がないんでしょうか。チョハは私たちのことなんて、忘れてしまったんでしょうか?」

ミョンジン「そんなわけないだろうが!」

ガラム「パクソンビ様やコ内官も、久しく来られてませんよ」

ミョンジン「会いたいな・・・だろ?」

ガラム「・・・ええ」

 

はぁ~とため息をつくミョンジン。

ミョンジン「あ~、今日みたいな日に、みんなで酒を飲めないとは・・・、友情に! 家族に! 愛に!! 乾杯!!」

ガラム「乾杯!!」

エアー乾杯する二人。

 

そんな二人の姿を、石壁越しに眺めているチュノ3人組。

ガラム、ずっと、見張られているんだね。

 

ドラマ的には、ガラムが物理的に、ジェイに会えないっていう状況なのが、この問題を先送りするのに、功を奏してる・・とも言います。

 

~東宮殿 前庭~

東宮殿の中に入れない内官や宮女たちは、ずっと、警護や翊衛司たちと一緒に外で立ってるの?びっくり

 

テガン「(最後にチョハを見てから、20日が経った)」

 

~ファンの部屋~

 

書庫から本をとってきたジェイが部屋に戻ると、ファンがいない。

辺りを見回すと、部屋の隅の格子窓の前に立っているファン。

 

ジェイ「(チョハが幽閉されて、1ヶ月が経った・・・)」

 

~武闘場~

 

ソンオン「(チョハ、お元気にしておられますか?)」

護衛武士たちの訓練時に見せていたファンの笑顔を

思い出すソンオン。

 

~ファンの部屋~

 

夜着が用意されている。

ジェイ「そろそろお休みになってくださいませ」

 

ファン「王世子の義務とはなにか知っておるか?」

急に、話しかけてくるファン。

ジェイ「どのようなことでしょうか?」

ファン「문침시썬(ムンチムシサン) チョナと中殿媽媽に毎日、挨拶をし、食事の世話をするということだ。他になにがあるか知っておるか?」

 

ジェイ「講義を受講し、学問を深められることです」

 

ファン「だが、父上は、全てを禁止された・・、それなのに、本当に、世子と呼べようか?」

ジェイ「・・・・・」

ファン「できることはなにもない。世子がすべきこと全て・・・なに一つできないのだ。これで、どうやって、自分を世子と名乗ることができようか?既に、見捨てられたのだ」

 

幽閉もひと月を超え、かなり、メンタルにきはじめてますね。

 

~右議政 屋敷~

愉快そうに笑うチョ・ウォンボ。

 

~左議政 屋敷~

じっと考えている左相。

この人は、石のように動かないつもりなのかな。

水面下でなにかしてたのかな?

それとも、この試練ですら、ファンが自力で這い上がってくるのを待っているのかな。

 

~武闘場~

剣の試技をする王。

 

太刀裁きはお見事です。

一刀両断・・得意なんでしょうか?

どちらかというと、多くを犠牲にし、捨てて捨てて、一粒を取る戦法のような気がしますけど。

 

~ファンの部屋~

 

ファン「父上は、私を捨てるつもりなのだ。でなければ、このようなことをするはずがない。」

 

涙を流し、悲嘆にくれるファン。

 

いや、親っていうのは、それで守ってるつもりなのよ。

 

自分の弱さを見せることもいとわず、大粒の涙をこぼすファンを前に、身じろぎ一つできないジェイ。

 

★『青春ウォルダム(月譚)』11-3 雑感★

 

というわけで、「世子幽閉」というところまで来ました。

 

しかし、先輩内官たちがずっと外で立っているというのは、ジェイだけ専任っていうのも含め、なかなかキツイものがあるねぇ。(笑)

それも、罰の一つなのかな。

 

 

幽閉前だけど、王の間の前廊下での攻防は、たしかにドキドキしました。

 

内官長に睨まれちゃった。てへぺろ

 

でも、ウォンボが、ジェイがコ・スンドルじゃないってわかってるのに、ずっと泳がせてたり、今回も、ギャンギャン言わないのが不気味。ジェイが世子のアキレス腱だってこと、確信してるんだろうなぁ。← 12話でちょっと小競り合いするけど。。

 

イ・ジョンヒョクさんってば、実は殺陣がお上手というのを、ちらっと映った剣の試技を見て、思い出しちゃったりしておりました。

「チュノ」の時は、オ・ジホssiがいたので、アクションの華は持ってかれてしまってましたが、不気味なほどの暗殺者の佇まい、よかったですよね。声も渋いしね~~♪

 

★『青春ウォルダム(月譚)』12-1に続く★