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青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 12-2】

 

~泮村~
朝鮮時代の最高の教育機関「ソンギュングァン(成均館)」に通う、(よほど道を踏み外さなければ)将来を約束された特権儒学生たちのための、生活を支える奴婢たちが暮らす村「パンチョン(泮村)」。

 

市場の通りは、賑わってます。

特に、この市場は、学用品的なものの品ぞろえもさることながら、あらゆるものが揃ってる繁華街といったところでしょうか。

 

目に入るすべてのものが、きらびやか。
でも、新品の洗濯棒に心惹かれるガラム(笑)

 

興味津々で、通りの店の商品を覗き込み、「これは何に使うものですか?」と質問攻めなガラムに、「行くぞ www」と急かすミョンジン。

そういうミョンジンも、きなこ飴に惹かれながらも、我慢我慢。



偶然にも、ジェイがソンオンと出かける日でもあり、ニアミス。



ソンオンを探しながら、ふと、通りの店に並べられた댕기(テンギ)を見つけ、

つい、手に取り、見入ってしまうジェイ。
※髪を結ぶリボン。

最後に、身に着けていたテンギは、自分を追ってきた官吏を振りほどく際に、武器として使ってしまった。


ジェイ「戻って、上の者に伝えよ。私は、犯人ではない。」

テンギを見ているジェイを遠目に見つけたソンオン。



店主「贈り物には最高ですよ。お安くしておきますよ」
ジェイ「いや、とてもきれいだったので、つい、見ていただけだ」
そこへ、遅れて申し訳ない、待たせてしまったか、と、現れたソンオン。

ジェイ「いえ、私も来たばかりです」
テンギを戻すジェイ。
ソンオン「どうして、男なのに、このようなものを見ていたのだ?」
ジェイ「あ・・ああ、私には姉がおりまして・・・、姉に似合うかもしれないと思ったのです」
ソンオン「お姉さんがいるのか。では、なぜ、買わぬのだ?」
ぐいぐい、つめるねぇ(笑)

店主「だから、そう言ってたところなんですよ。さぁ、おひとつどうぞ」
ジェイ「(店主に)結構だ。今日は、個人的な金は持ってきておらぬのだ」
ソンオン「いくらだ? 代わりに、私が払おう」
ジェイ「いけません、結構です、正郎様」

慌てて断るジェイ。
ソンオン「そう頻繁に、王宮を出ることもないだろう。お姉さんにこれを持っていくとよい」

複雑な思いで、ソンオンから包みを受け取るジェイ。



~成均館~
休憩所に立ち寄るソンオンたち。

ソンオンに気づき、立ち上がる学生。


学生1「サヒョン! お久しぶりでございます」
学生2「どうして、こちらに?」
ソンオン「ある人に会いに来たのだ。変わりないか?」

知人と話をしているソンオンと離れ、先に、席につき、腰を下ろすジェイ。

その時、聞き覚えのある声が聞こえてくる。

「今度の大射礼(テサレ)に、世子が出場されるのを知っているか?」
思わず、その顔を見るジェイ。



学生3「本当に、世子が大射礼(テサレ)に出られるというのは確かなのか?」
世子という名前が出て、ソンオンもそちらのほうを見る。

聞き覚えのある声は、ミョンジンの声でした。
しかも、成均館の制服のコスプレ中。(笑)

ミョンジン「当然、出られるに決まってる。昨年は、腕にケガをされていて、出られなかった。だが、今は、治られている」
学生3「でも、聞いたことがないぞ」
学生4「私もだ」
ガラム「ちょっと待った。その話なら、昨日聞いた」
ミョンジン「ほらな・・」
ガラム・・・本が逆さまだよ(笑)


ミョンジン「👀!」

ぱっと、ひっくり返し、「この学生も聞いてるだろ?」とごまかすミョンジン。
ガラム「そうだ、聞いたぞ」

ミョンジンとガラムの小芝居を微笑みながら、聞いているジェイ。

聞いてたのは、ジェイだけじゃないけど。。


ガラム「チョハは、大射礼(テサレ)に参加される」
学生3「聞いてよかったよ」
学生4「ああ、よかった」
ミョンジン「他の学生でも知らないかもしれないな、噂をひろめよう」
ガラム「いいことは、みんなに知らせないと!」

顔を見合わせている学生1と学生2。

相席した学生たちを追い立てるミョンジンたち。
作戦がうまくいき、喜びながら、

休憩所をあとにする。

おかしくて仕方がないジェイ。(笑)


そんなミョンジンたちを目で追うソンオン。
 

なにも言わないのに、ミョンジンはミョンジンなりに、世子を助けようとしているのかも、と微笑むジェイ。

ふと、先ほどまで、学生たちと話をしていたはずのソンオンがいないことに気づくジェイ。



~通り~
世子の幽閉の噂は本当じゃないのかもな、そんな根拠のない噂、誰がまいたのか不思議だな、などと、まんまと、ミョンジンたちの話を信じちゃってる学生たち。


通りに戻ってきたミョンジンとガラム。


うまくいって、しめしめと喜んでいるミョンジン。


ガラム「いったい、こんなこと、どうやって思いついたんですか? 本当に天才ですね」
ミョンジン「ようやくわかったか?」
ガラム「はい」
ミョンジン「言ったであろう、ちょっと気弱かもしれぬが・・・」

ソンオン「そこで、停まれ」
その声にピタっと停止するミョンジンと、合わせるガラム。



振り返ったミョンジン、まずい・・隙あらば逃げるぞ、とガラムに合図するも、

逃げちゃダメでしょ、ここはセンセイニムでしょ、と、しっかり押しやるガラム。(笑)



ソンオン「なぜ、チョハに関する根拠のない噂を広めようとしておるのだ?」
ガラム「いえ、私たちは、ただ、噂を聞いただけで・・・」

ソンオン「成均館の学生でもないそなたたちが、どうして、聞くことができるのだ?」

なんで、バレた~~??と、蒼ざめるミョンジン。
ガラム(小声で)「先生様、どうするんですか!!」
血走った目で、最後のあがきをするミョンジン。

ミョンジン「そ、それは、ど、どういう意味だ? もし、そうでないなら、こうして、制服を着たりできるのだ?」
ソンオン「領相大監の息子殿の制服を盗み出したようだが・・違うのかな?」
ミョンジン「私を知っておるのか?」
ソンオン「確信はなかったが、領相大監の末息子だろう?」
ミョンジン「その通り、これらは、我が兄たちの制服で、それを私が盗みし・・・」
え?っと、ミョンジンを見るガラム。

やっぱりな・・と頷くソンオン。

ミョンジン「違う、盗んでなどいない、拝借したんだ。それのどこが悪い?」
やばいじゃん・・・と自分が来ている制服を見て、今度は、ガラムが蒼ざめる。。

ソンオン「追放されたくせに、成均館にて、学生になりすまし、噂を広めるのは、悪くないのか?」
ガラム「追放されたってどういう意味ですか?」
今はどうでもいい、と、黙らせようとするミョンジン。
すかさず、「追い出されたという意味だ」と答えてあげるソンオン。
ガラム「え?! あれ、先生様、私に嘘をついたんですか?どおりで、話が長いと思いましたよ。は、欲望と天才だって・・ああ、(信じた)私がバカだった・・」

ミョンジン「なんて、ひどいことを! 一体、どこの誰で、どうして、この可哀そうなミョンジンの傷に、塩を塗りたくるんだ?」

ソンオン「あなたが追放された時、私もまた、そこで学生をしておった。だから、あなたが何者か知っていたのだ」


背後から、「正郎様!」と声がして、ソンオンを探していたジェイが追いつきました。

ガラム「コ内官様!」
ミョンジン「どうして、こんなところに?」
ソンオン「彼らと知り合いなのか、コ内官?」

ジェイ「・・・・・・」


・・・なんといえばいいのやら・・と、ジェイが固まっていると、腕をつかんで、自分たちのほうに引き入れるミョンジン。

ミョンジン「この、残忍な男を知っているのか?」
ガラム「(小声で)パクソンビ様はどこですか? どうして、あんな怖い人と一緒にいるんですか?」
ソンオンは、怖い人認定済み。


パクソンビなら、この怖い人と対等に話ができるかも=ミョンジンじゃ話にならない、って思ってるガラム、さすが。(笑)

ソンオン「パクソンビとは、誰のことだ?」
あ・・と困りながらも、「せっかく会ったので、お互い自己紹介をしましょう」と話を変えるジェイ。
ジェイ「この方は、兵曹正郎のハン・ソンオン様です。」
げげっ、と、まじまじと顔をみてしまうミョンジン。

「こちらは、マンヨンダンで、世子様のために働いていま・・・」と言いかけたところで、「正郎・・って、サヨン!!」と、いきなり、ソンオンの手を掴むミョンジン。

必死で引きはがすソンオン。

ミョンジン「つまり、あなたは、4歳の時には既に千字を習得され、剣道を学ばれていたという・・・我が母のご友人の息子さん ってことですよね」
ははは、確かに、ミョンジンオモニ、もう友達の息子さんたちは、正郎になったりしてるって言ってた!(笑)

どことなく、迷惑そうに、「そうだ。我々の母親はとても親しい友人だと聞いている」と答えるソンオン。

ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ

ミョンジン「なんで、サヒョンは、そんなに、なんでもかんでもうまくやって、私の人生を苦しめるんですか? 大体、あなたの年齢で、兵曹正郎になるなんて不可能なんですよ」
 

ガラム「兵曹・・(正郎・・って、まさか、アッシの婚約者??)
目が飛び出そうにびっくりして、

ジェイを見ると、静かに頷くジェイ。


あの肖像画の方とこんなふうに、こんなところで会うなんてありえない・・と、混乱しながら、ソンオンを見つめるガラム。

ミョンジン「反省してくださいよ! 一体、どれだけ多くの漢陽の息子が、あなたと比較され、母親たちに叩かれたことか・・・。お願いですから、そんなになんでもよくやらないでください! ああ、思い出すだけで辛い・・・」
ま、本当に叩かれたのは、ミョンジンだけだと思うけどね(笑)

ソンオン「では、今度は、説明してもらおうか? なぜ、あのような噂をまこうとしたのだ?」

ミョンジン「あ・・・」

まさか、あのまま、なかったことになるとでも?(笑)

~成均館 休憩所~
成均館に戻ってきたソンオンとジェイ。


ソンオン「チョハを、東宮殿から出させるために、だと?」
ジェイ「ええ、でも、いい考えだと思いませんか? 私たちが準備している計画にもぴったりです。」
ソンオン「さぁ、それはどうかな。この計画における協力者も、そのようにしてくれるといいがな」
ジェイ「え?」

立ち上がるソンオン。
ソンオン「こっちだ」
なるほど、現れたのが、掌議(チャンイ)です。

※成均館内において大きな権限を有した学生代表。今で言う学生自治会長。

あら、イケメン!!史劇姿、お似合いよラブ

ソンオン「久しぶりだな」


ちらっと、ジェイを見る掌議。
掌議「こちらは?」
ソンオン「ああ、東宮殿の内官だ」
一礼するジェイ。
ジェイ「内官のコ・スンドルです」
掌議「ああ、東宮殿のコ内官ですね。有名人ですからね。四方位事件では、正郎様の面目をつぶしたそうですね」

言い方が嫌み!
ジェイ「どうして、そのようなことをおっしゃるのですか?むかっ

内心、失礼な掌議にむかつくジェイ。

ソンオン「その通りだ。彼は、とても優秀だからな。世子は誰一人として、この者に近づかせぬ」
 

掌議「それで、どうして、正郎様が会いにこられたのですか? 東宮殿の内官まで伴って・・・」

ジェイ「チョハは、あなたに伝言を届けるよう、望まれたので、こちらに参りました」
掌議「チョハが? 私にですか?」
頷くソンオン。

事情を説明し終わったソンオンとジェイ。

掌議「つまり、チョハは、幽閉から解放され、東宮殿から出られるよう、手伝ってほしいと申されているのですか? チョハは、そう私に伝えてほしいと言われたのか?」
ジェイ「はい」
掌議「チョハは、私が、ソンジュのチョ一族の一人であることをご存じないようだ」
 

え・・それはどういうこと・・? と、驚いて、ソンオンを見るジェイ。



ソンオン「よくご存じだ、だが、(そのうえで)この伝言を届けるよう、望まれたのだ」
 

その意図をはかろうとして、少し考える掌議。
掌議「これは、命令ですか、それとも、頼みということですか?」

ソンオン「私は、もう、伝言を届けた。どのように受け取るかは、そなた次第ではないか」
 

そう言われ、考える掌議。



~王宮門前の広場~
わ~~、儒疏(ユソ)だ。


これも、壮観な眺めだなぁ。

疏頭(代表者)を務めるのは、成均館の掌議です。
ファンの言うことを聞き入れてくれたのね。

「この朝鮮において、教化を崇拝し、賢者を励まし、学校を繁栄させ、学士を育てることが最善の手段であるとされている。そのため、過去の王は、成均館に書庫まで建てられたが、書庫では今、たくさんの本が消失しており、我々は、成均館に関し、これをとても憂いております。世子の書庫には、質の高い価値のある書物が揃っております。もし、チョハの書庫を解放していただき、転記をお許しいただければ、必ずや、我々の勉学において、有益なこととなりましょう。どうか、チョハの、大射礼(テサレ)参加につき、お許しをいただきたい。なにとぞ、学士のために、どのような本でも、一度見ただけで、記憶することができるという世子のたぐいまれなき能力をもって、欠損した本の修復にお力添えをいただきたい。」

学生一同「どうか、我々に恩恵を賜りたく存じます」

その様子を確かめているソンオン。

頷きながら、見ている領議政、左議政、兵判たち。

 

~王の間~
正式な儒疏の上申書に目を通す王。


感心したように、うなる兵判。
兵判「これは、まさに、チョハにしかできぬことだ。チョハは、すべての書物を記憶されていますからな」
領議政「兵曹正郎が、チョハの代わりに、成均館の掌議を説得したのだ」
息子をみて、満足そうに頷く左議政。

「命令をお与えに?」
王「彼らが、世子の助けを請願しているのに、他に、我々になにができるのだ?そうせよ、と、彼らに伝えよ」
「はい、チョナ」

微笑みを隠すよう、嬉しさを噛みしめる王。



ファンの幽閉が解かれることになりました。

東宮殿の前庭から、王宮の護衛武士や、翊衛司も退出していきます。
嬉しそうに、東宮殿を見上げるテガン。



そして・・・ジェイの手で内扉が開かれると、そこには、ソ内官をはじめ、チーム世子のみなさんがいつものとおり、整列してました。

ジェイ、すっぽり隠れてるけど、ファンの前にいます。(笑)


こころなしか、みんな微笑んでます。

笑みがこぼれるファン。


肩の力を抜き、部屋から出ていくと、そのすぐ後ろに続くジェイ。

おいおい・・と、なりながらも、ま、しょうがないか、と、ジェイのあとに続くるソ内官たちがおかしい。🤭

前庭で待ち構えていたのは、ソンオンとテガン。

一ヶ月ちょいぶりの外に、ふ~っと息をつきながら、感慨深げに周囲を見回すファン。



~書庫~
その後、成均館の学生の申し出どおり、ファンの書庫から、必要となる書物が出されることになる。
リストと首っ引きのジェイ。

ジェイ「だめです。その本は、そのまま、残します」
先輩内官の、キム内官やチャ内官に、指示するジェイ。


ジェイ「ついてきてください」

お外で、虫干し!
ジェイ「湿気っているほうを上に向けてください」

一つ一つ丁寧に指示しているジェイの様子を見ているファン。


ここぞとばかりに、キム内官やチャ内官に細かく言いつけて、いままでのプチ仕返し。(笑)
 

ソンオンが様子を見に来る。
ソンオン「成均館のためですか?」
ファン「彼らに送る前に、乾かさねばならぬ。」

(ソンオンに)「いらしたのですね」と挨拶するジェイ。


ジェイ「(ファンに)作業が今日の午後にでも終われば、明日には送ることができます」
ファン「ご苦労であった」
ジェイ「とんでもございません。東宮殿の外を見るチョハを見ているだけで、こちらも力がもらえます」

話をかえるソンオン。
ソンオン「お姉さんに、テンギを渡せたのか?」

あ・・となるジェイ。

ファン「どういうことだ?」
ソンオン「先日、泮村を訪れた際、コ内官が、テンギを見ておりましたので、私が、彼の姉のために一つ買い求めたのです」
ファン「そうであったか。そなたに姉がいたとは知らなかったな。それで、そなたの姉はテンギが好きなのか?」

こころなしか、表情が硬いファン。


ジェイ「・・・はい。彼女は、可愛いテンギが好きなんです。(ソンオンに)姉が、感謝していたと正郎様に伝えてほしいと頼まれました。ありがとうございました、ナウリ」
一礼するジェイ。

まんざらでもないソンオン。

ファン「姉がテンギを好きだとは思いもしなかった」
ジェイ「・・・?」
あきらかに不機嫌そうに、歩き始めたファンを見て、首をひねるジェイ。



~東宮殿 庭~
慌てて、追いかけるジェイ。

ジェイ「市場に、テンギがあったので、手に取って見ていただけなんです。でも、正郎様が突然現れて・・・、それで、姉のためだったと言うしかなかったんです」
振り返るファン。
ジェイ「それで、一つ買ってくださって・・・」
どこか、言い訳めいてくるジェイ。

ファン「なぜ、そのようなことを私に言うのだ?」
 

ジェイ「・・・さぁ」

どうしてでしょう・・・って感じで呟くジェイ。


ファン「そなたの婚約者が、そなたにテンギを買ったわけなど、私に説明する必要などない」
完全に、不機嫌ですやん。ニヤリ

ジェイ「いいえ、ただ、チョハの命令のさなかに、さぼっていたように思われたくなくて・・・」
ファン「ほしければ、なぜ言わなかったのだ?」
ジェイ「たとえ欲しくても、恐れ多くもチョハに、そのようなことを言うことなどできるはずがありません」

ファン「・・・・・・」

 

もどかしく見つめあっちゃう二人。


ファン「(もし、そなたが言えば、100どころか、いくらでも買ってやるのに・・・)」

なんかラブソングの歌詞みたいです。

 

切ない・・・😢
言ってはならない言葉だとわかっているから、必死で蓋をするのです。

 

でも、普通に考えて、ただのヤキモチだからね。


ファン「少し離れておれ。今、そなたを見ていたくない」

おとなげな~~い!(苦笑)

ジェイ「!!」

なんで、怒られたの、私??


~隠し部屋~
その日の夜。
ソンオンに買ってもらったテンギを取り出してみるジェイ。



でも、きれいなテンギを見ても、心躍らない。

お店では、あんなに引き寄せられたのにね。


それよりも、今日の、ファンの態度が気にかかるジェイ。

~回想 (10-1)~
ファン<心の中で、ちゃんと言ったぞ。こういう時には、そなただって、自分に言い聞かせたりしないのか? だから、私は、内心でもちゃんと言っておる>
少し顔を寄せるファンに、耳をそばだてるジェイ。
ファン(囁く)「お前が知ってはならないこともあるのだ」




ジェイ「また一人で、心の中で考えたりしたってことなのかな? 私が知らなくてもいいことってなんなんだろう?」


自分こそ、考え事をしながら、手元も見ずに、テンギをまた、袋にしまうジェイ。

~ファンの部屋~

そりゃ、ファンだって、考えることは、今日のことです。



ソンオン<泮村に言った際、コ内官が、テンギを見ておりましたので、私が、彼の姉のために一つ買い求めたのです>


読んでいた本を閉じ、なにやら、考えている様子のファン。

 

そこに、テガンがやってくる。


ファン「10年前、碧川から戻った後、亡くなった伯父から莫大な遺産を相続しただと。時期が奇妙ではないか?」
テガン「彼の甥に会いにに、西の厩舎に言ったところ、パク・ハンスは、賭け事に夢中で、賭場に住んでいるそうです。その周辺を調査してみます」
ファン「彼を見つけても、近寄ったりするな。ただ、すべての動きを把握すればよい。私が自ら会うことにする」

 

 

★『青春ウォルダム(月譚)』12-2 雑感★

 

 

最初、12話を見た時、字幕なしで見たので、テンギの件、なんとなく、そういうことなんだろうなぁ・・と思っていましたが、端々に飛び込んでくる“ヌイ(お姉さん)”のワードに、今まで出てきたっけ?とか、コ・スンドルの係累のことを不用意に出したら、まずかったんじゃないだろうか、とか、いろいろ考えてしまいました。

 

字幕で見て、あ~~!なるほど・・となった次第です。

 

 

イケメン掌議くん、ちょっと、口上が怪しい部分もありましたが、協力ありがとうって感じでした。

次12-3で、ええっとびっくりする展開が待ち受けていて、ファンの人選、Good Job!!って思う場面ありです。

 

成均館の掌議と言えば、チョン・テスくんを思い出してしまいました。

 

 

★『青春ウォルダム(月譚)』12ー3に続く★