とうとう、週遅れです。(苦笑)

(ちょっと、季節の変わり目で、体調を崩しておりまして、ぼちぼちいきます。)

15話、16話をご覧になっている方は、当然、そちらが気になるとは思いますが、だからと言って、飛び越すわけにもいかず・・(笑)

まず13話ですよね。てへぺろ

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 13-1】

 

12話ラストを少しだけ、振り返ります。

 

いきなり、剣を向けられたテガン、翊衛司の中でも、腕がたつからこそ、ファンの側近護衛に任ぜられているわけで、ジェイから剣を取り返し、制圧するなんて、朝飯前です。

止める声をあげる暇もなかったファン。

 

剣を突きつけられ、仰向けにされた腹を足で押さえつけられるジェイ。

 

じっと、下から、険しい目つきのテガンを見上げていたジェイ。

 

同じ状況、とか、同じ姿勢になった時に、記憶が蘇ってくることもあります。

 

 

あいつの目だ~~~!!

息をのむジェイ。

 

テガン「成敗のご許可を願います」

ファン「いいから、剣をおけ」

えっと、驚くテガン。

 

ファン「私の命令が聞こえなかったのか?」

仕方なく(かなり不満そうに)ジェイから離れるテガン。

 

起き上がるや否や、テガンに掴みかかるジェイ。

反射的に、剣に手をかけるテガン。

 

ファン「・・・・・」

いいかげんにしないか・・とでもいうような無言の圧で、二人に近寄るファン。

特に、ジェイに対してね。

 

ジェイ「開城の私の家で、お前の顔をはっきりみたんだ」

「こいつ、マジで!!・・・・」といいかけたテガンが固まり、ファンのほうに向きなおる。

テガン「チョハ・・・・、こいつの・・ケソンってどういうことですか?・・なら、こいつは・・・」

あまりの驚きで、途中で、言葉が途切れるテガン。

 

ファン「・・・・・・」

逆を言えば、いままで気づかれなかっただけでも、奇跡かもね。

身元がバレてしまったという恐れよりも、今はテガンに対する怒りで、睨みつけるジェイ。

 

テガンに、呼ぶまで待機していろ、と命じるファン。

 

テガン「ですが、チョハ、どうして、このような邪悪な娘を・・・」

ファン「戻って、私を待つように言わなかったか? 私が命じた通りにするのだ」

テガンの当然の疑問を遮るファン。

 

仕方なく、「はい、チョハ」と下がるテガン。

 

~隠し部屋~

とにかく、ジェイを落ち着かせようと、話を聞くファン。

ファン「なぜ、そのように、性急にことを荒立てるのだ? 記憶が混乱しているのではないのか?」

ジェイ「混乱ではありません。記憶ははっきりしています」

ため息をつくファン。

ジェイ「チョハ、以前にも、お伝えしましたが、あの者が、私の家に来る途中、チョハの伝令を殺害したのは間違いありません。それに、“宋家が李家を破滅させる”と書かれた赤い紙片が、市場の通りに巻いた仲間の一人です。間違いなく、彼を見ましたし、はっきり記憶しています。私が彼を追いかけている間、争うことになったので、わかります。顔を隠しておりましたが、あの顔・・・間違いなく、彼の目でした、チョハ」

難しい顔をして、黙って聞いているファン。

 

ジェイ「考えてもみてください。彼もまた、東宮殿内で、自由に動き回ることができる人間です。1年前、チョハを矢で撃った人間も、あの者であれば、可能だったはずです。東宮殿内だけでなく、王家の狩場に自由に立ち入ることもできます。それだけじゃありません。軍事演習のさなかに、飛んできた矢も、彼のものに違いないです。その場にいるべきであるあの者を疑う者など誰もいなかったでしょう。おそらく、チョハを矢で狙った後、その場を離れたのです。矢や矢筒も軍事訓練の際に、武官が使うものと同じではありませんでしたか? おそらく、毒蛇と短刀を、国巫に届けたのも彼だったはずです」

 

「まもなく、審問が開かれる。神の意志を完成させよ」(8-1

たしかに、あの時は、翊衛司の恰好をしてて、背の高い男だったけど、あれは、テガンに疑いを向けさせるための、あからさまなフェイクだと思ってたの。

 

 

ジェイ「スモモの木に火をつけたのも、おそらく彼です。国巫が収監されていた牢に入り、チョハのご命令だと言ったのです。ぜひとも、明日、義議府の牢に行き・・・」

 

ファン「義議府の牢の警備は、既に死んだのではなかったか?」

つとめて、冷静に、ジェイの混乱を指摘するファン。

 

ジェイ「たとえ、家族を失ったショックのために、私の記憶が曖昧な状態にあったとしても、あの者の顔ははっきりと覚えています」

 

ファン「それは不可能なのだ」

きっぱりと否定しながらも、辛そうファン。

 

ジェイ「お願いです・・・お願いですから、私の言葉を信じてください、チョハ」

ファン「そなたの家族が殺害されたあの日、テガンは一日中、東宮殿にいたのだ」

え・・と、息をのむジェイ。

 

そうなのよ、事件の第一報が入ってきたときも一緒にいたのよ。

 

ファン「テガンは無実だ。私自身が、テガンの無実の証人だ。ここから開城までは、一日以上かかる。」

 

~武闘場~

待機を命じられたテガン、大混乱中。

テガン「(あいつが、開城の殺人犯、ミンジェイだったとは・・・。世子はいつから、このことを知っていたのだろう?)」

 

思い起こせば・・・

 

テガン:チョハは、軍事演習の狩であいつを初めて見た時から、

 

ジェイが身体検査を受けそうになる直前、自ら、手を引いて、自分の天幕に連れて行ったファン。

 

テガン:彼の正体がチャン・チスではなく、ミン・ジェイだということをご存じだった。ご自身の隠し部屋をお与えになったのも、あいつが女だったからだ。

 

 

~隠し部屋~

ファン「どうやったら、一人の人間が、漢陽と開城の両方に、同時に存在することなどできるものなのか?」

この矛盾!

ジェイ「そんなはずはありません。チョハのご記憶違いということはございませんか?」

 

ファン「それに、テガンが、市場の通りに赤い紙片をまいた一味の一人のように、考えているようだが、その時間、テガンは私と一緒にいたのだ。もし、そなたの言う通りであれば、テガンがスモモの木に火を放ったことになるが、それならば、突然、市場の通りに、瞬間移動でもしたというのか?」

ジェイ「でも、仮面の下の顔は、確かに、あの護衛だったんです! 彼の顔に間違いありません!!」

 

ファン「そなたが、混迷した記憶の中で、なんとか思い出そうと苦心していることは、よくわかっておる。しかし、テガンは、犯人ではない。一旦、気持ちを落ち着かせ、明日は休みを取るとよい。それから、二度とこの件について、考えてはならぬ。命令だ」

 

ジェイの全身から、不服なんてレベルじゃなく、絶望が漂っていることに気づきながら、今は、どうしようもないファン。

訴えている内容もさることながら、なにしろ、証拠の精査もせず、ジェイが自分の目撃情報のみで決めつけてることからして、(彼女には)ありえない状態だってわかるからこそ、とにかく、立ち止まらせないと・・・ね。

 

~ガラムの家~

ボクスンに頼まれた縫物を仕上げたガラム。

ああ、きっとどこかのアガシの御召し物なのね。

 

そこへ、従兄(本物のチャン・チスさん)が入ってきました。

チス「また、仕事を持ってきたのか?あの店は、十分、手間賃を払ってくれるのか?」

ガラム「可愛いでしょ?」

淡い黄色のチョゴリをあててみせる。

 

ガラム「あ~、どうやったら、毎日、こんな服を着れるのかな?どの家門に生まれてくるかは、本当に重要なことだよね。

チス「着たかったら、着てみればいい」

ガラム「ああ、別にいいよ。」

それでも、見れば見るほど、可愛らしくて・・・なかなか手離せないガラム。

 

~隠し部屋~

床に入ったものの、テガンの夢を見て、うなされて、飛び起きるジェイ。

 

~ファンの部屋~

翌朝です。

悩んでいるのは、この人も同じ。

まさか、一睡もできなかったとか?

 

ソ内官が、「チョハ、おきていらっしゃいますか?」と声をかけ、身支度タイムです。

ファンの玉帯がカチっと締められると、コ内官の姿が見えないというソ内官。

昨晩、特別な用事を言いつけた、と答えるファン。

無表情・無感情・・・昔のファンに逆戻りしたようです。

 

~翊衛司の事務所前~

翊衛司A「そのとおりだ。 あの日、あの者(テガン)は、ずっと世子チョハのそばに控えていた。あの日は、侍講院での講義があり、テガンはずっとチョハのそばに立ち、周囲を監視し続けていた」

ジェイ「テガンは、侍講院での講義のあとも、東宮殿にとどまっていたのですか?」

 

侍女「侍講院の講義のあと、テガンは、東宮殿で私たちとずっと一緒でした。でも、どうして、あの日のことを訊ねられるのですか? それも、特に、護衛のことなんて・・・」

ジェイ「調べる必要なことがあったのです。ご心配には及びません」

 

早速、テガンのアリバイの確認に歩くジェイ。

だが、ファン同様、どの証言者にも矛盾はないし、嘘をつく理由もない。

 

ジェイ「(これって、私のただの勘違いなの? いえ、私の記憶が間違ってるはずがない・・)」

揺れる心を、奮い立たせようとするジェイ。

 

~東宮殿 月見台~

“壁に耳あり、障子にメアリー”な王宮ですが、こんなに頻繁に行っていたら、余計、関心を引きませんか?🤭

 

テガン「私が、開城の府伊に、チョハの婚姻の祝いを運ぶ伝令だというのですか? 赤い紙片をまき散らした暗殺者だと? なぜ、そのようなバカなことを言う女の言葉を信じ、味方をされ続けるのですか? あいつは、自分の家族を殺し、逃亡している犯人です。」

そりゃ、いきなり犯人呼ばわりされ、剣もつきつけられたんですから、テガンの感情は高ぶります!

 

ファン「ジェイは、犯人ではない。あの娘は、私の恩師の娘なのだ」

テガン「もし、チョハが、東宮殿にあの魔女を内官として引き入れたと、人に知られたら、チョハも無事ではすまないのではありませんか?」

ファン「・・・・・」

その危険が常に頭にあるからこそ、解決を急ぎたいのです。

 

テガン「チョハ、今なら、あの娘を追放するのに、遅すぎることはありません」


ファン「あの娘が、そのような恐ろしいことをしてのけるとでも? 時間を与えてやってはくれぬか?」

ファンの切ない目。。

さすがのテガンも、ファンがそこまでいう以上、つっこめません。

 

テガン「彼女が言った秘密の書とは、何のことなのですか?」

ファン「・・・・・・」

それに関しても、話すことはできないという無言です。

テガン「チョハ・・・」

ファン「今は、少し、あの娘の記憶も混乱しているようだ。だが、もう何も心配はいらない。それから、 私はそなたを信じているゆえ、お前は動揺する必要はない。それより、パク・ハンスの金の出所について、調べてほしい」

背をむけて、話を終わらせるファン。

今まで、(誰かに気づかれたら・・という)シュミレーションをしてこなかったはずがないとはいえ、実際、そうなってみると、平常心ではいられないでしょう。

 

~隠し部屋~

当然、ジェイはいません。

ファン「一体、どこに行ったというのだ・・・たった一人で・・」

 

心配と困惑と不安が入り混じるファン。

 

~マンヨンダン近くの広場~

やっぱり、相棒のところに来てたのね。

ガラム「(あの時は)暗殺者の顔までは、ちゃんと見ることはできませんでした。顔を覆ってましたし・・・」

正直に答えるガラム。

 

それには、ジェイも同意する。

 

ガラム「いいえ、アッシ・・。先生ニムが、通りで、変装した護衛武士に会ったと言ってました。」

ジェイ「それは、おそらく、チョハの密命だったのだろう」

ガラム「でも、もっと変なのは、先生ニムのこと、まるで、初めて会った人みたいにふるまったそうなんです」

ジェイ「・・・・・・」

今は、ミョンジンのことまで考える心境には至らず・・なジェイ(苦笑)

ミョンジン、気の毒~(笑)

 

ガラム「でも、アッシの記憶・・どうしちゃったんでしょう? アッシほど、頭のいい方が、いくら、ものすごくショックを受けたからといっても、そこまで記憶が混乱するなんて、変じゃないですか? 護衛の顔以外に、覚えていることは他にありますか?」

ジェイ「あの事件の日、台所の片隅に、牡丹の花の香が置いてあったんだ」

ガラム「え? 牡丹の花のお香が、開城の家にもあったんですか?」

頷くジェイ。

 

ガラム「どうやって、国巫の家にあったものが、開城の家にも?」

ジェイ「あの日、台所で味見をしていた時に、ヨンが姿をみせたんだ」

ガラム「なんの話をしたか、覚えてます?」

ジェイ「すごく寂しそうで、私が結婚して離れていくから・・と、あまり、顔も見られないようだった。それから、しばらく、私の手を掴んでいた・・」

 

その隙に、背後で誰かが毒を入れたってこと?

そりゃさすがに、アクロバティックすぎるかな?(笑) ← 毒の入れ方については、もう少し手が込んでましたね、

 

ガラム「え? アッシの手を・・?」

かなりの違和感を感じたようなガラム。

ヨン坊ちゃんがそんなことするのかな?って感じです。

 

ジェイ「うん…本当に私の手だったわけじゃなく、腕飾りを触ってたような気がする」

 

ガラム「腕飾り・・・・腕飾りっていえば・・・他の人が愛の印とか言ってる、シム・ヨン坊ちゃんがアッシに贈った腕飾りのことですか?」

ジェイ「・・・・ガラム、もしかして、ヨンって白髪だったっけ? ヨンが白髪だったの、見たことある?」

ガラム「見たことないです。坊ちゃんは、白髪になるには若すぎますよ」

ジェイ「ヨンの検死報告書には、ヨンが白髪だったと書かれてた」

驚くガラム。

ガラム「え? どうして、そんなことに? アッシが最後に、坊ちゃんに会った時、白髪だったんですか?」

ジェイ「いや、白髪なんかじゃなかった・・・違ったんだけど・・一体、私になにが起きてるの? どうして、こんなに記憶が混乱してるんだろう?」

 

ペッパリ、ペッパリ・・連呼してます。

※白髪(はくはつは、韓国語で백발(ペッパル)

 

重いため息をつくジェイ。

 

~マンドクとボクスンの店~

 

きれいに、中の灰も全て処分された香炉を返すマンドク。

 

蒼ざめるミョンジン。

ミョンジン「いや・・これは・・・どうして・・・これ、洗ったのか?」

マンドク「灰と花びらが入っていただけでしたよ。なにか高価なものでも?」

ミョンジン「そうではないが・・・」

ショックで、口もきけません。

 

何度みても、すっからかんは、すっからかん。

 

その時、「あら、かっこいい学士様がいらしたわ」と声をあげるボクスン。

ミョンジン「ああ、サヒョ~~ン。これ、きれいに洗われてしまった・・・」

香炉を見せるミョンジン。

ミョンジン「ああ、なんて、彼らは生真面目な・・」

いくら、嘆いても、無くなってしまったものは仕方がない。

 

ボクスン「どうして、おひとりでいらっしゃったんです? あの、ちっちゃいほうのかっこいい学士様はどうなさったんですか?」

ファン「もしかして、ここに来てないのか?」

今のファンには、そっちのほうが心配です。

絶対、ここに来てると思ったのに・・・と焦るファン。

 

ミョンジン「ああ、ちっちゃい、かっこいい学士様・・。彼なら、私の弟子と一緒に、向こうまで出かけていきましたよ」

 

~市場 通り~

探しに来たファン。

ジェイとガラムが、店の前に立っているのに気づきました。

 

ジェイが見ていたのは・・・短剣でした。

 

一つを手に取ると、鞘をぬいて、刃先を確認するジェイ。

ガラム「本当に、買われるつもりですか?」

心配そうなガラム。

 

ジェイ「これを一つ・・」

そういって、店主に渡そうとした時、さっと横から現れ、ジェイの腕をつかむファン。

 

ガラム「あ・・学士様」

ファン「元気だったか?」

ガラム「ええ」

ファン「(店主に)すまないが、次に買うことにするよ」

そういうと、短剣を戻すファン。

 

ファン「(ガラムに)また、今度ゆっくり会おう」

そういうと、そのまま、ジェイの手を引き、連れて行ってしまう。

 

ガラム「ええ・・って、え?」

 

通りの角を曲がって少ししてから、ぐっと、力をこめて、立ち止まるジェイ。

そのまま、ファンが掴んでいる手首を黙って見つめる。

 

お手をお放しください・・とか、急にどうなさったのですか、とか、非難や文句の言葉は一切、口にしないジェイ。

 

ファン「・・・・」

思わず掴んでしまっていた手を離すファン。

掴んでいたことすら、意識していなかった感じです。

 

黙って歩き始めるファンのあとに、黙って従うジェイ。

 

そんな二人の様子を、後ろから見ていたガラムが、首をひねる。

 

~高台~

ファンがジェイを連れてやって来たのは、民の住む家々が見渡せる開けた高台。

うわ~と声をもらすジェイ。

 

いままでの鬱々と思いつめていた想いが、こころなしか晴れたようです。

 

ジェイ「どうして、このような場所をご存じなのですか?」

しばらくぶりに、ジェイに微笑みが戻ってる。

 

ファン「亡くなった兄上のお気に入りの場所だったのだ。よく、ここに、私を連れてきてくれたものだった」

 

~回想~

ウィヒョン「なにが見える?」

ファン「各家から煙が上がっているのを見ると、今、料理中ではないのですか?」

ウィヒョン「煙突から、煙が上がっているのをみれば、外で遊んでいる子供たちでさえ、家に帰る時間だとわかるであろう」

頷くファン。

ウィヒョン「では、あの家の子供については、どう思う?」

兄が指さした先を見るファン。

ウィヒョン「夕方だというのに、あの家の煙突からは、煙が立ち上っていないのに、あの家の子供は、いつ家に帰るのか、わかるのだろうか? そして、もし、家に帰っても、ひもじい思いをしないだろうか?」

 

そこまで、民のことを考えるのか・・と、憂う兄の横顔を見つめ、そして微笑むファン。

 

ファン「兄上は、時折、ここに来られては、民の家々や、煙突から立ち上る煙をながめておられた。亡くなる前、飢饉があった際、煙が立ち上る家の数が半分に減ってしまった時、心を痛めていらした。兄上はそういう方だったのだ。常に、まず真っ先に民のことを考える方だった。それゆえ、兄上がもたらすであろう、この朝鮮という国に期待していた。」

ファンの顔を見上げるジェイ。

ファン「病気になり、あんな風に早く亡くなることになろうとは思いもよらなかった」

ジェイ「その後、ここに戻ってこられたことはありますか?」

ファン「来たくなかったし、来ることさえできなかった」

頷くジェイ。

ファン「兄上が亡くなられたことを受けいれがたく、それに、私が桃を与えたことにより、兄上を殺したなどというひどい噂を聞きたくなかったのだ。何よりも、私は、世子になどなるのが嫌だった。兄上より秀でる自信も持てなかった。にもかかわらず、私は今、ここにいる」

 

そういって、ジェイのほうを向くファン。

ファン「そなたが、私のところに来たからこそ、私はここにくることが出来た。そなたが私のもとに来たからこそ、運命に抗う力を手にいれたのだ。そなたのおかげで、私は世に出て、民と会うことが出来たのだ。彼らが、私が守るべき、私の民であることを認識できた。守って見せる、私の民を。そして、兄上が思い描いた朝鮮という国をもたらそうと思う・・・そなたと共に

あの~、これ、世子嬪を迎えたときの、世子としての決意表明に近いものがある気がするのは私だけ?(笑)

 

そして、微笑みながら、頷いちゃうジェイ。

 

ファン「だから、そなたも、辛い時には、私に寄りかかるべきなのだ」

え・・・と、戸惑うジェイ。

 

ファン「私を頼れ。私も、全力をかけて、そなたを守ろうと思う」

 

胸がいっぱいながらも、目を潤ませながら、笑顔で「ええ、チョハ」と返事をするジェイ。

 

ここで流れているのが、第3弾OST『닮아있죠 (似ています)』です。

ドラマ前半のシーンが、曲と共に蘇ります。。。

 

 

 

★『青春ウォルダム(月譚)』13-1 雑感★

 

だいぶ、事件の本質に迫り始めましたね。

まだまだ、推理の矛盾が立ちはだかってる感じが強いですけど。。。

 

自分のとっておきの、お気に入りの場所に連れてくる、というだけでも、そりゃ、気持ち駄々洩れさせすぎだろ、とツッコミをいれたくなりますね。

まぁ、ジェイも、かなり目が(⋈◍>◡<◍)なので、いい勝負です。

 

公式OSTのMVを見ていると、なんだかんだで、前半の映像が懐かしく感じるということは、だいぶ、このドラマに費やしているんだなぁ、と改めて、感じちゃいました。


 

★『青春ウォルダム(月譚)』13-2に続く★