4月になりました。

まさに、Blooming🌸

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 14-1】

 

~妓房~

チョ・ウォンボやウォノだけでなく、チョ一族の官僚たちを入れた、いつもの4人で、酒を飲みにきている。

ウォノ以外の2名が、ウォンボに、いろいろ理由をつけて、高級品のイシモチやら奴婢の証文やら貢物を渡している。

大袈裟に、礼を言ってみせるウォンボ。

 

すっかり立つ瀬のないウォノ。

例の、往来での騒動で、モロとぶつかり、白磁の壺を割ってしまったために、渡したくても渡せないウォノ。

 

慌てて、弁明を開始。

 

当然、話題は、その騒動のことに・・・。

 

ウォノ「もちろん、その子供を罰するために連れて行こうとしたんですよ、でも、世子がですね、どこからともなく現れたんですよ」

 

世子という言葉に、反応するウォンボ。

 

変装して現れたと聞き、世子は宮殿にいて、勉学をしたり、王の世話をするものだ、と正論を吐く官僚たち。

 

ウォノ「下々のやつらの前で、思いやりのない人間であるかのように・・と延々と言い返してきたんです。」

 

情けない・・・とウォノを見下すウォンボ。

 

そこに、オ・マンシクを始末にいった護衛が戻ってくる。

その場に、護衛もつけずに、正郎と内官だけを伴い、世子が現れた、と報告を受けるウォンボ。

護衛「たしかに、チョハに間違いありませんでした。正郎と内官は崖から転落し、おそらく死亡したでしょう。ですが・・・」

更に、周囲の様子を注意深く見てから、小声で、「世子は弓で撃たれて・・・」と護衛が伝えると、「お前、未来の王を弓で撃ったのか?」と咎めるような言い方をするウォンボ。

護衛「もし、他の人間に捕まったら、どうしたらよいでしょうか」

 

ウォンボ「死んだのか?」

護衛「かなり傷は深かったので、一人で山を下りるのはむつかしいでしょう」

ウォンボ「もし、そこで死ねば、誰が、世子だと気づけるのだ?どうやら、一石三鳥を果たしたようだな。・・・なにも痕跡は残さなかったな?」

護衛「もちろん、そのようなことはありません、大監」

ウォンボ「・・・今日、東宮殿は空っぽということだな。今後も永遠に・・・そのままであるといいのだが・・・」

笑い出すウォンボ。

 

~薬房~

ジェイ「誰か!!誰かおりませぬか!!」

閉じられた門扉をバンバンと叩きながら、必死に声かけをするジェイ。

ソンオンが意識を失っているファンを背負っている。

 

ジェイ「ここを開けてください!! けが人なんです!!」

 

とりあえず、薬師らしき男性が、中から出てきてくれました。

 

ソンオン「矢で撃たれたのだ」

兵曹正郎である札を見せ、身分を明かす。

不審者に思われて、ちゃんと手当してもらえないのも困るけど、後々、大丈夫なのかな。

 

ここには、止血剤がなく、明日、息子さんが家から持ってくることになっていると説明する薬師。

ソンオン「家はどこだ? 私が取りに参る」

 

ソンオンが止血剤をもって戻ってくる途中、ある民家の前で殺人があったと、人だかりができていました。

 

様子を聞くと、家族三人が殺されていた、と報告する役人。

慌てて、中に入ってみると、庭先に、赤ん坊を抱いた女性と、小さな男の子が横たわっていました。

昼間、ウォンボの護衛たちに襲撃されたオ・マンシクの家でした。

 

~薬房~

薬師「出血は止まりましたが、動かしてはなりません。傷が開いてしまいます」

ソンオン「他の場所に連れていかねばならない」

ジェイ「え?」

ソンオン「奴らは、オ・マンシクの家族を殺している。まだ、この近くにいるかもしれない。そいつらが世子を撃ったのなら、まだ生きているか確認したいだろう。当然、真っ先に、薬房を探しにくるに違いない

頷くジェイ。

 

「夜のうちに、連れていける場所はどこかにあるか?」と薬師に訊ねるソンオン。

困惑する薬師。

 

~どこかの納屋~

それでも、協力してくれたみたいです。

 

横たわったままのファンの看病をするジェイ。

ジェイ「チョハ、私の声、聞こえますか?」

心臓の鼓動を確かめるように、胸に耳を押し当てるジェイ。

 

ジェイ「わたしのせいです。チョハの言う通りでした。私が来て以来、チョハには悪いことが起きてばかりです。全部、私のせいです。チョハの隣にいたい、などと主張すべきじゃありませんでした。チョハ・・お話しなければならないことがあります。どうか、起きて、私の話を聞いてください」

ファンの手を握り、切々と訴えるジェイ。

 

洗面器に水を入れて入ってくるソンオン。

すぐさま、手ぬぐいを濡らすジェイ。

 

ジェイ「正郎様。どうしましょう?チョハは、大丈夫ですよね? 私のせいなんです」

はばからず、涙を流すジェイを見て、なにも言えないソンオン。

 

すると、静かにファンの手が動き、ジェイの手を握る。

 

ファンの意識が戻りました。

「・・・お前のせいではない」と呟くファン。

 

泣き崩れるジェイ。

 

ソンオン「チョハ、このような粗末な場所にお連れして申し訳ございません。」

 

小さく首を横に振るファン。

ファン「もう二度と、そなたたちと会えぬのでは・・と思った。二人とも生きていてくれて、本当にうれしい」

ジェイ「私もです。私も、チョハが生きていてくださって、どれだけほっとしたことか・・」

感謝する、というファンの言葉に、小さく頷くソンオン。

ジェイ、号泣。

ファン「泣くな。」

 

~講義所~

朝になりました。

官吏たちが、講義所の建物の前で立ち尽くしているのに遭遇したウォンボ。

世子が戻ってないのだな、とニヤリと笑う。。

 

ウォンボ「朝の講義はもう終わったのか?」

官吏「世子がお見えにならなかったので、講義を受けることができませんでした」

ウォンボ「なにゆえに?」

尚宮「世子はお風邪を召されたとのことで、御加減がすぐれぬようでございます」

ウォンボ「風邪とな?(尚宮に近づき)それはまことか?」

イエスともノーとも、わからない反応を示す尚宮。

ウォンボ「チョハが中にいらっしゃるのかを聞いておるのだ」

 

~勤政殿~

朝礼です。

議題を始めようとしていると、ウォンボが、待った、を掛けました。

右議政「チョナ、朝礼の前に、申し上げねばならないことがございます。世子チョハのことでございます。」

王「世子のこととは?」

右議政「これを申し上げるのは、大変心苦しいですが、つい先日、政治に関与すべきではないとおっしゃって、チョハを幽閉されてから、まだ間もないというのに、どうも、頻繁に、王宮の外に出られているという噂がございます。」

左議政「右相!世子チョハを告発し、そのようなバカげた噂で、チョナにご心配をかけるつもりか!」

言ってみよ、とウォノに話をふるウォンボ。

ウォノ「少し前、変装されたチョハをお見掛けしました。」

ウォンボ「チョハ、未来の王とはいかなるお方か、それは国の根幹であり、歴代の王の後継者なのです。家臣や民の幸福、国家の繁栄は、世子の肩にかかっております。しかしながら、世子は、未来の王としての義務をお忘れになられているようです。もし、ご自身の楽しみのために頻繁に王宮を離れているのでは・・・と世子のことが心配で夜も眠れません」

滔々と、心にもないことを付け加えながら、ファンをディスるウォンボを見て、呆れる王。

 

ウォンボ「本日も、朝の講義に参加されておられませんでした。風邪をひかれたとおっしゃっているようですが、それが、真実であるかないかに関わらず、実際に、東宮殿にいらっしゃるのかどうか・・・」

領議政「では、世子は風邪を言い訳にして、また、宮殿を離れていると言っておるのか?」

右議政「・・・・・・・」

素知らぬ顔で、無視を決め込みますが、内心、勝ち誇ってる右議政。

 

ウォンボを見る王のうんざり顔!(笑)

 

~東宮殿~

結局、王様を先頭に、世子の所在確認に、お偉方が、はるばる東宮殿までやってきましたよ。(笑)

 

何事か、と慌てて、一礼するソ内官たち“チーム世子”。

 

ソ内官が、来訪を告げる間もなく、自ら、ばーんと扉を開ける王。

してやったり・・とばかりに、笑みが隠せないウォンボ。

 

緊張した面持ちで、ファンの部屋に入る領議政や左議政。

 

王の来訪に、ソンオンとジェイが正面をあけると、何事もないかのように、座っているファン。

 

そんなバカな・・・

なかなかレアな右相大監の愕然とした顔ですね(笑)

 

ゆっくりと、見据えるファン。

細かいけど、視線は、ウォンボ一択!

 

しかも、ウォンボが視線を移すと、崖から落ちて死んだだろう、と言われた兵曹正郎と内官までもが、平然と普通どおり、立って控えている。

 

途中の、王様の深いため息がね、もう、どれだけ緊張してここにきたかを物語っているよ(笑)

 

皆の冷たい視線が、ウォンボに注がれる。

 

立ち上がり、王に一礼するファン。

動けることもアピール!!

 

ファン「東宮殿に、なにゆえ、お越しになられたのですか? 私の風邪を心配してくださったのですか? 父上に心配していただくほど、深刻なものではございません。議政府のお三方も、心配してくださったようだ。」

 

左議政「悪い風邪にかかられたと聞き、ご様子を見に伺ったのです、チョハ」

右議政「チョハを心配するあまりのことでございます、チョナ・・」

取り繕うウォンボ。

王「聞きたくない、下がっておれ」

さすがに、ここは、怒っていいと思うよ。

 

王様以外が出ていき、扉が閉まると同時に、

脇腹を押さえ、ガクっと膝をつくファン。

慌てて、支えるソンオンとジェイ。

 

驚きのあまり、声も出ない王。

 

王「本当に、風邪なのか?」

何も言えない3人。

 

王が立ち上がり、後ろの屏風を動かすと、宮殿内の薬師がケガの治療セットをもって、立ってました。

 

一通り、治療を終えた後、薬師に容体を訊ねる王。

薬師「出血は止まりましたので、傷もよくなられることでしょう。回復されれば、お元気になられます。(ジェイに)どうか、熱が上がらないか、気を付けてみていてください」

そういうと、下がっていく薬師。

 

王「この国の世子を矢で撃つなどと・・・。(ソンオンに)証人は見つけたのか?」

ソンオン「祝賀の詞に細工をしたのは、昭格署の、オ・マンシクという者です。その者は、碧川出身者でした。」

 

ファン「いいえ、父上。碧川の民ではありません。」

王「やつらは、そなたを殺そうとしたのだ! そんな目にあっても、まだ、奴らをかばいだてするのか? 宮殿の外で、一体、何をしておるのだ?」

脇腹を押さえるファン。

ソンオン「チョハを撃った者は、オ・マンシクとその家族を殺しました。もし、彼らが、本当に同じ一味であるならば、オ・マンシクを殺す理由がありません。」

ファン「この事件の背後には、右相が関連していると、確信しております」

 

朝礼の際、ウォンボが、自信たっぷりに、ファンが東宮殿にいないことを知っていたような様子だったことを思い出す王。

 

王「考えもなしに、人を非難したり、動いたりするものではない!“虎視牛歩” 細心の注意を払わねばならぬ

※虎視牛歩・・・トラの千里を見渡す目と 牛の慎重な歩みを意味し、事に当たるときは、将来に繋がる先見の目と慎重さを常に意識すべし。

 

王「決して、弱みを見せてはならぬのだ。碧川事件に関し、調べるのは中止せよ。今は、チョ一族と事を荒立てる時期ではない。なぜ、そなたを幽閉したのか、まだ理解できておらぬのか?」

 

ファン「・・・・・・・」

ソンオンも、ジェイも、目を伏せるばかり。。

 

 

~右議政の執務室~

恥をかかされ、怒り心頭で戻ってきたウォンボ。

 

ウォノ「ヒョンニミらしくもない。なんで、あんな無謀な真似を・・・」

ここぞとばかりに、鬼の首でも取ったようなウォノ。

いつも、バカにされまくってるからね。

 

でも、ウォノの言葉なんて、話半分。

ウォンボ「(一体、どうやって、全員、生きておったのだ?)」

 

ウォンボ「お前が、前に、世子とあの内官に会ったのはどこだ?」

ウォノ「市場の近くでしたよ。なんで、そんなことを聞くんですか?」

なにやら、考えているウォンボ。

こういう時は、嫌な予感しかしない。

 

~ファンの部屋~

王様はお帰りになったのね。

三人だけで、話し合ってます。

もちろん、捜査をやめる気なんてありません。

 

ソンオン「チョハ。あの日は、なにもかも忙しなくて、お伝えするのを忘れておりました」

ファン「・・・・・・?」

かなり具合悪そうだけど、起き上がってて大丈夫なのかな。

 

ソンオン「パジュのオ・マンシクの家の様子を窺った際、近所の者から、妙なことを聞いたのです」

 

~回想~

近所の人たちの証言

女「2か月くらいまえに引っ越してきましたけど、特に、変わったようには見えませんでしたよ」

男「いやいや、違うよ。俺は、イムジンの港で、何度も見かけたよ。故郷に何度も、いろんな荷物を送っていて、それも、大量の物資だったよ」

女「それのどこが変なのよ。家族がいっぱいいるのかもしれないでしょ」

男「だから、それがおかしいんだって。布屋を営んでたくらいで、どうやって、そんなにたくさん稼げるんだよ?」

 

ソンオン「故郷はどこなのか、話していたことがあったか?」

女「開城ですよ」

(回想終わり)

 

ジェイ「本当に、開城出身だったのでしょうか?」

ファン「各地に、碧川出身者を嫌う者たちがいるのだ。故郷を偽ったのだろう」

ソンオン「そうかもしれませんが、彼らは、開城に荷物を送っていたということは、開城出身者だということにはなりませんか。」

ジェイ「その人たちは、彼らが何を送っていたのか、話していましたか?」

ソンオン「衣服、米、紙、靴下・・だそうです。」

ジェイ「開城でも手に入るものばかりです」

 

オ・マンシクの最後の言葉を思い出すファン。

 

マンシク「いまさら、10年前に、なにがあったのか知りたいだと? 通りの至る所、血にまみれていたよ。みんな、お前の父親の命令のせいでな!彼らの誰一人として、盗賊なんかじゃなかった。彼らは皆・・

 

ここで、途切れた言葉。

でも、かなりヒントになりますよね。

 

ファン「オ・マンシクの義姉に会いに行くのだ。彼女が、開城に関して、なにか知っているかもしれぬ」

ソンオン「はい、チョハ」

 

指示するファンの顔色が、ずっと悪いまんまなのよ。😢

早く横にならせてあげて~~! ← 気持ちだけは、誰よりも世子嬪なびび。(笑)

 

~市場 食堂~

どこかの両班の坊ちゃんが、「菓子が食べたい」「坊ちゃま、奥様に叱られますよ」などと使用人と会話しながら、食堂の前を通り過ぎていきます。

これ、なにか重要なのかな?

 

その食堂では、変装したテガンが、後ろの客たちの話を聞いてます。

 

「どうして、あの方に会いたいのだ? どうするつもりだ?」

「話があるのだ」

「私が、直接、話をする」

「内容が内容だけに、話せないんだ。世界がひっくり返るぞ

「大げさだな。そう言って、あの方から金を取ろうとしているんだろう。10年前に、お前が手にした金はどうしたんだ? 初めてでもないだろう」

「私だけじゃないだろう。お前さんが、チョ一族だというだけで、金をもらってることを、俺が知らないとでも? 俺たちは同じ穴のムジナだ」

「おい! ちょっ・・・」

周囲に聞かれていないか気にする、チョ一族と言われた男。

「お前が賭け事で金を増やしたことも聞いたぞ。もし、本当にそうなら、俺としても、ほかに手段がない。たしかに、金はいくらも残ってないかもしれないが、俺には、口がある。俺の話に興味ないか?俺がそう言ってたと、あの方に伝えてくれ」

「私を脅迫するつもりか? 自滅するぞ」

私は、死など恐れてはおらん。すでに死んだんだ。だから、ちょっと都合つけてくれないか?」

呆れるチョ一族の男が、小袋に入った金を渡す。

「これが最後だ。もう、ここには来るな」

あはは・・と笑いながら、「悪いな・・」と礼を言ったのが、碧川討伐の際、大金を手にして、賭場狂いになったパク・ハンスです。

 

テガン、全部、聞きました。

 

ここで切りますね。
 

★『青春ウォルダム(月譚)』14-1 雑感★
う~ん、ここは、ウォンボの失態に拍手するというよりも、一足早く東宮殿に戻ることを選択したファンたちの先見に、安堵したって感じでした。(笑)

きっとタッチの差だったんでしょうね。

ちなみに、漢陽(ソウル)- 坡州(パジュ)は、車で1時間くらいの距離ですってよ~~(笑)

 

・・・っていうか、よく、王様が扉を開けるまでの間に、お医者様を屏風の裏に隠して、ファンに身支度させたと思うわ。

 

王様、どうか、秘密を知ってしまった、あの王宮のお医者様のことは、殺さないであげてください!

 

食堂で、パク・ハンスたちの話を聞いてる時のテガンは、顔が柔らかいから、変装してても、テガンってわかりますね。。

 

 

★『青春ウォルダム(月譚)』14-2に続く★