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青春越壁  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 19-2】

 

~ファンの部屋~

部屋に戻ってからの、ファンの様子です。

 

ファン「(ジェイが、世子嬪を殺したりするはずがない)

 

傍らの、からくり箱を見るファン。

 

ソ内官:少し前、コ内官が、チョハを探しに参ったのですが、箱は既に開いておりました。

箱が空いているのを見て、衝撃を受けたあと、世子嬪媽媽が危ない、などと馬鹿げたことを申して、ここを飛び出していきました

 

ジェイ:私は・・・開城事件の殺人者、ミン・ジェイです。

 

ファン「(ジェイは、これら全てが罠であると知っていたはずだ)

 

 

ジェイ:それに、もし、彼(テサン)がここに来たのなら、ずっと以前から、私がミン・ジェイだと知っていたことになります

 

ファン「(彼女は、もう、これ以上、隠し通すことができないと気づき、敵がこれを利用して、私を攻撃する前に、自分が私の弱点となる前に、私との関係を断ち切ったのだ)」

気づかないわけがないですね。

 

ジェイ:世子を暗殺するために、変装し、東宮殿に入り込み、持っていた短剣で、世子嬪媽媽を暗殺した。私が殺人者です。短剣を彼らに見せてください。世子嬪暗殺に使われた短剣が私のものだと、確認できるでしょう

 

ファン「(皆が見ている前で、自分で変装し、宮殿に入ったと自供したのだ。そうやって、私を守ったのだ)

 

~牢~

 

ジェイ「(チョハ・・私のことはお捨てください。私のことは無視せねばなりません。どうぞ、私のことは見捨て、将来に備えてくださいませ)」

 

~ファンの部屋~

チョ尚宮の遺書(偽物)を握りつぶすファン。

存在しなかったことにするという概念的な意味だけではなく、物理的にも握りつぶしたという意味です。🤭

 

ファン「(ミン・ジェイ、私は、何があっても必ず、そなたを救う方法を見つけ出す)」

ぜひとも、そうしていただきましょう!!

 

~左議政邸 左相の部屋~

父親へ直談判するソンオン。

ソンオン「ミン・ジェイ嬢が殺人者でない可能性は高いです。チョハの命令で動いている間、何度か、(内官の時の)彼女に会っていました。彼女はそのような危険で邪悪なことを計画するはずがありま・・・」

左相「そうだ。あの子は・・・人殺しではない」

事件のあと、ずっと、親友の愛娘のことを犯罪者だと疑わず、ないがしろにしてきたことを今更ながら、悔いてもいるでしょう。

 

驚きつつ、問い直すソンオン。

ソンオン「父上は、ジェイ嬢に何があったのか、既にご存じだったのですか?」

 

さすがの左相も、立て続けに、こんなことが起きて、混乱してるだろうけど、たぶん、ここで、ソンオンに説明したんだと思う。

 

~宮殿~

 

右相「チョナ~、どうぞ、世子を解任してくださいませ~。この国の礎として、民の模範となるべき世子が、恐れ多くも、王様の居住所である宮殿の中に、自分の家族を殺害した重罪人である女性を引き入れ、国法を破ったのです。それなのに、黙っていらっしゃるおつもりですか?」

はい、鬼の首とりました!

 

左相「チョナ、彼女は、すでに、世子を暗殺しようとして、宮殿に入り込んだと自供をしております」

だから、世子は無関係である、と、真っ向から主張する左相。

 

右相「世子を愛しているがゆえに、世子を守ろうと、虚偽の自供をしたのではないですかな?」

ざわつく一同。

 

王「愛だと? そなた、自分の家族を殺すという重罪を起こしたその娘が、恐れ多くも世子に対し、そのような感情を抱いたと申すのか?」

 

王様は初耳みたいです。

 

右相「それだけではございません、チョナ。世子が、東宮殿のコ・スンドル内官に格別な好意を寄せていることは、王宮内に知らぬものはおりません。」

 

執拗にファンを貶めようとする左相を、睨みつけているソンオン。

 

領相「チョナ、これは、あまりにも誹謗中傷がすぎます。世子の優しさと思いやりをねじまげ、虚偽を広めたいと考える者たちの中傷です!」

兵判「そのとおりです、チョナ。このようなことはありえません」

 

左相「そうでしょう。これはありえないことなのです。国の礎が、女性への愛に目がくらみ、王室の法を破るとは!! そればかりか、その女性には、婚約者がおるのです」

 

左相「右相!! 」

領相「なんの証拠もなく、そなたの疑惑によって、王室の権威を尊厳を傷つけようとするとは一体、どういうつもりなのだ?」

 

右相「ですから!! どうか、個人的に彼女をお調べになり、すべての人に真実を明らかになさってくださいませ、チョナ~。宮殿の監獄には、重罪人を閉じ込めていることができないので、義禁府に移送なさり、二度とその娘が、誤ったことを口にしないように、審問の間、鞭打ちの罰をお与えくださいませ。また、どうか、これまで、あの娘が犯してきたすべての罪を暴き、罰をお与えになり、誰もがこの国の法を恐れ、尊重することを知らしめてくださいませ」

「我々の願いをお聞き届けくださいませ」

 

王「・・・・・・」

 

右相「チョナ、それだけではございませんぞ。カンテクを私欲に利用し、王室を愚弄した罪で、国法を破った左相ハン・ジュンオンを弾劾したいと存じます。どうぞ、我々あの願いをお聞き届けくださいませ」

「我々の願いをお聞き届けくださいませ」

 

あ~あ、ここぞとばかりに、出してきたねぇ。

 

今の話に、ちょっとだけ不安そうな顔をする領相の隣で、悠然としている左相。

 

右相「連れてまいれ」

 

男がつれてこられ、王の前に土下座させられる。

 

礼判「チョナ、この者は、亡くなられた世子嬪媽媽の実家があるチャンジュの役所の官碑でございます。申してみよ」

 

官碑「お助けくださいませ。私がしたのは、ひと月ほど前に、令監様の奥様の亡骸を密かに埋葬したことだけです。誰にも知られてはならぬと、令監様の命令でやっただけなのです」

 

広間がざわつく中、ソンオンが、父親である左相のほうをじっと見つめている。

このことは知らされていなかったみたいだね。

 

右相「チョナ、左議政ハン・ジュンオンと、ヨンサンのハン一族は、世子嬪になる資格のない娘を世子嬪選考へ参加させるべく、条件を捏造したのです」

 

堂々と王に向きなおる左相。

 

三者密談の時のことを思い出す王。

 

<回想 13-3

 

王、自ら、道義的なんちゃらを無視して、赤い封筒を机の上に置いたよね。(苦笑)

 

王:世子嬪は、必ず、ヨンサンのハン一族から迎えねばならぬのだ。ソンジュのチョ一族を(世子の)姻族にすることを認めるわけにはいかぬ

この中に、世子の四柱(サジュ)が入っている。ハン・ジュンソプの娘の四柱を、これに合うように変えるのだ

 

 

王「それは真実(まこと)か? 左相?」

 

兵判「チョナ! これらは、ヨンサンのハン一族と左相を中傷したいものたちが、背後にいるに違いありません」

 

脇から、兵判が助け舟を出したものの、無言を貫いていた左相が口を開きました。

 

左相「真実でございます、チョナ」

 

どよめきます。

 

左相「王の姻族となり、権力を蓄積してきたソンジュのチョ一族を止めるため、この宮廷のために良かれと思い、決断したことです」

右相「この宮廷のために良かれと思い? 話になりませんな! 左相ハン・ジュンオンは、宮廷と国家を愚弄したのです。犯罪者として、ハン・ジュンオンに罰してくださいませ!」

「犯罪者として、ハン・ジュンオンに罰してくださいませ!」

ウォノ「チョナ、宮殿の法をやぶった世子を廃位してくださいませ」

「世子を廃位してくださいませ」

「犯罪者として、ハン・ジュンオンに罰してくださいませ!」

「世子を廃位してくださいませ」

 

領相や、左相に近い者以外、もう、大合唱です。

 

王様、フルボッコ。

 

~牢~

 

藁の上で、ぐったりと横になっていたジェイが、身体を起こすと・・・後ろにいたよ、愛しき人が。。。

 

気配に気づき、振り返るジェイ。

 

立ち上がり、一礼すると、

その場に正座するジェイ。

 

ジェイ「チョハ、ジクンドの謎は解けましたか?」

ファン「それが今のそなたに、重要なことか? もうじき、審問が行われると、そなたが自白した犯罪と同じくらいむごたらしい、血と肉が飛び散り、骨が砕かれる拷問を受けるのだぞ。なぜ、犯してもいない罪を自供したりしたのだ!

 

わかっていても、叱責せずにはいられません。

 

ジェイ「本当に・・・その理由をお知りになりたいですか?」

ファン「・・・・・」

ジェイ「チョハには、やらねばならぬことがおありです。また、罪もない人が亡くなりました。なぜ、世子嬪媽媽が亡くなられたと思われますか?」

 

そういうと、隠し持っていた、“幽霊の書”を差し出すジェイ。

よく、隠しおおせたよね?

 

ジェイ「“鰥而老生獨而踽死” 妻を娶らず、孤独に年を取り、子供も持てず、寂しく死んでいくであろう。 “幽霊の書”の文言通りにするためだったのです。“民は引きずり下ろし、追放するであろう 皆が背を向け、孤独になるであろう” 彼らは、この呪いを完遂させるまで、止めたりしないでしょう。彼らを止めねばなりません。チョハ」

見立てのためだけに殺されたソウン。

 

黙って聞いているファンが、たまらず呟く。

ファン「そなたが死んだら・・・そなたが私のそばからいなくなったら、私にとって、この全てに、一体、何の意味があるのだ?」

 

ジェイ「チョハは、すべてを明らかにされるべきです。私と私の家族が直面した不当な行為を・・・それができるのは、チョハだけではありませんか。それから、いずれは王位に就かれ、まさに、私の父が、そうなるであろうと信じた、記憶に残る慈悲深い王になられるでしょう。

お気持ちを強く持ち、お覚悟をなさってください、チョハ。過去を振り返ることなく、前に向かって歩み続けてくださいませ。それが、私がチョハに望む全てです。申し訳ございません。チョハにこのようなご負担をかけて、一人遺して旅立つことになりそうです

 

ファン「旅立つとは、どういう意味だ! 」

思わず、その場にしゃがみ、ジェイの視線と合わせるファン。

ファン「そのようなことを申すな!」

 

ジェイ「私は、死ぬことなど、少しも怖れてはおりません。父上、母上、そして兄上・・会いたいと願う人たちがいるところに行くのですから。」

 

ファン「・・・・・・」

 

ジェイ「ですが、私の気持ちをお伝えする前に旅立つことだけが、唯一、悔いを残すことになるところでございました。私が慕っている人が誰なのか、ずっと、興味を持たれていたのではありませんか? チョハにだけ、お伝えします。私が恋慕していた方は・・・私が、ずっと心の中に秘めていた方は・・・チョハでした

ポロっと、涙を流し、微笑むジェイ。

 

ファン「・・・・どうして・・・どうして、今になって、伝えたりするのだ?」

 

ジェイ「恐れ多くも、お慕いしてはならない方を愛してしまったのです。永遠に、自分の心の中だけに秘めておくつもりでおりました。でも、最後に・・・チョハにお伝えしたくなったのです。チョハにお目にかかり、愛し続けている間、私の心は満たされ、このうえもなく幸せであったことを、お伝えしたかったのです。

 

ファン「・・・・・・・」

 

ジェイ「最後まで、無礼で厚かましくて、申し訳ありません。・・・決して、お許しにならないでください。チョハ。。。」

 

涙をこぼしつつ、必死に耐えるファン。

 

わ~、表情の微妙な違いが、私にはものすご~く変化したようにみえて、気づけば三連キャプ。。。(笑)

この会話の続き、最終回とかに、回想として出てくる?

 

~開城 ミン府伊私邸~

ファンの命令を受け、開城にやってきたミョンジンとガラム。

 

ガラムは、両班のアガシスタイルで、変装しています。

そりゃ、地元なんですから、知り合いにあったら、大変です。

 

門は閉ざされてます。

 

中に入り、庭に落ちている壊れた円台をみると、思わず拾いあげ、片づけずにはいられないガラム。

 

軒には、蜘蛛の巣がはり、

調度品は倒されています。

 

あれから、何か月だったんだっけ?

 

思い出がいっぱい詰まった家の荒れ果てた様子に、「もし、アッシの名誉が回復したら、ここに戻ってくると思いますか?」とミョンジンに訊ねるガラム。

 

ミョンジン「さぁ、どうであろうか。 お前は、彼女に戻ってもらいたいのか? お前はどうなんだ? ここには戻ってこられぬぞ

ガラム「どうしてダメなんですか?」

ミョンジン「誓わなかったか? 永遠にそなたの師と共におると・・」

 

記憶をたどるガラム。

<回想 15-1

 

トントンと左胸を叩くミョンジン。

ガラム「私も、お供します。永遠に、先生ニムの弟子として・・・」

 

言った!

確かに言ってた!

なりゆきで・・・いや、もののはずみで・・・(笑)

 

ガラム「え・・あんなの誓ったうちに入ります?」

ミョンジン「誓いは誓いだろう!」

ガラム「あんなのただの・・・」

ミョンジン「師が誓いだと言えば、誓いなのだ!」

 

くくく・・・師弟愛と異性愛がうまくブレンドされてるんですよ。

こんなに、可愛くてきれいなガラムを見ちゃったら、ミョンジンが手放せるとは思えません。

身分の壁をどうやって越えるのかな?

 

ガラム「・・・そんなぁ・・」

 

ミョンジン「ええっと、台所はどこかな? まずは、墓石を探さねば・・・」

話を変えるミョンジン。

 

ガラム「そっちじゃないです、こっちですよ!!」

 

凸凹コンビですけど、私はこの二人が大好き。

 

~台所~

早速、かまどの中に、棒きれを突っ込むガラム。

 

ミョンジン「おっほ~! チョハから密命を受けたのは、この私だぞ」

ガラム「え?」

ミョンジン「なぜ、お前が首をつっこむのだ?さぁ、こっちにどいておれ」

 

埃まみれだった台を拭き、そこにガラムを座らせるミョンジン。

ミョンジン「よし、いいぞ。ここに座って、密命をこなす間、みていなさい」

 

領相夫妻は、ミョンジンに「どんなに性格がキツかろうと、自分より腕っぷしが強かろうと、女性というものは、か弱きもの、大切にしなきゃいけないもの」という信念とマナーを、ちゃんと教えてくれてたみたいです。

 

ちょっとドキっとしちゃうガラム(笑)

 

そういわれたものの、ミョンジンの手つきにイライラしっぱなしのガラム。

 

「ああ、もっと手を深く突っ込まなきゃ!! 旦那様が秘密に隠したのなら、きっと、奥深くに隠されたはずですよ」

全然、だめだめ!(笑)

 

 

「もっと、奥まで手を押し込んで!!」

「これ以上、奥がないっていうところまで、深いところまで!!」

「もっと奥まで入るでしょう!!」

鬼軍曹並みです。(笑)

 

ミョンジン・・苦労してましたが、なにかに触ったような気がすると言って、中から、墓石を取り出しました。

目を見張るガラム。

 

墓石というか、ちゃんと一面に、文字が掘ってある石板って感じです。

 

ミョンジン「“李家は滅亡し、宋家の真の男が、まもなく現れ、新しい王朝が始まるだろう” 」

石板の文字を読み上げるミョンジン。

宋壽天の没年月日と、子供の宋賢の生年月日もしっかり掘られています。

 

ミョンジン「これだ!」

嬉しそうな二人。

うん、お似合いだなぁ。

 

 

★『青春越壁』19-2 雑感★

 

・・・と、いつまでも、師弟コンビを愛でていたいのですが、一応、ここでは別の、盛り上がりシーンも用意されていたわけでございまして。。

 

ジェイが、とうとう、ファンへ気持ちを打ち明けました。

本当は、この場面、もっとテンションあがるはずだよね?

 

・・・と自分に問うています。

 

ファンに災いがかからないように、全部の罪を丸被りするのはわかる。

もう、二度と会えないかも知れないと思ったときに、自分から告白しちゃうのもわかる。

 

理不尽にも、両親や兄を殺され、頼りにしていた義弟との恋愛沙汰の末の一家惨殺の犯人だと言われれば、普通はそこで、なにもかも、失うはずだったのに、ここまで、道を切り開いてこれたのは、すべては、こんな爆弾みたいな女を受け入れてくれたイ・ファンのおかげ。

 

この人になら、(自分が死んだあとの)すべてを託せる。

 

そうだよね、そうだよね、わかるよ、その気持ち、とかって言ってあげたい。

 

でも、私は、闘うヒロインとして登場してきたジェイには、最後まで、ファンと共に闘う意志を捨てず、毅然としていてほしかったのかな。

 

もちろん、ファンが、ジェイを救うために、敵を欺き、奮闘するところがいいんだよ、と言われれば、それはそうなんだけど、このドラマ、その「反転」を楽しむつくりにはなってない気がする。。。

 

ぶった切られていましたが、ファンの気持ちを吐露するのは、ここまできたら最終回だよね。

と、誰からも言われてないのに、勝手に、期待値をあげてみる。(笑)

 

★『青春越壁』19ー3に続く★