なんとか、4月中には、終わる目途がつきました!!

20話4分割ですので、この記事を入れて、あと2記事分です。

笑い泣き拍手拍手拍手

 

そういえば、『青春ウォルダム~運命を乗り越えて~』とかいう邦題で、Lemioから配信されることが決定らしいですけど、5月配信予定となってはいますが、日にちは、まだ、発表にはなってないのかな?

 

 

Lemino(レミノ)/ドコモの新しい映像サービス - 韓流特集 (docomo.ne.jp)

 

サブスクもどんどん出てきますよね。

 

公式的な日本語訳にてドラマをご覧になって、「あ~、そういう意味だったのか」と思われることも多々あるかと思いますが、それについては本当に申し訳ございません。

先に、謝っておきますね~♪


 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春越壁  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 20-3】


 

~中殿の部屋~

 

モヤンヘモの毒入り茶を飲みほす中殿。

ほぼ、同時に、部屋に入ってきた王。

 

血を吐く中殿に、あわてて近寄り、「何を飲んだのだ? 毒を飲んだのか?」と声をかける。

 

中殿「私は、世の中を彷徨いながら、罰を受けます・・・」

王「・・・・・」

そんなのってあり?
 

~ネワン村~

一方、こちらはみんな、和気あいあいと、ごはん食べてます(笑)

 

ミョンジン「それで、一緒に農業をやり、一緒に食事をとるのか?」

ガラム「こんな風に一緒に食べたほうがおいしく感じるでしょう」

ジェイ「ところで、あそこの汚れた様子は一体・・・」

 

長い竹の棒やら、土が盛り返されたまま、放置されている場所を見て、不思議そうなジェイ。

ジェイ「ここには、井戸がないのですか?」

 

ソンオン「手桶を見たが、水を汲みに遠くまで通っているのか?」

ミョンジン「この辺りは、いくら掘っても、水など出ないのだろう」

テガン「水なしで、今まで、どうやって暮らしてきたのだ?」

 

黙ってしまう村人。

 

そこへ、粥の入った器をもって、まわってきたマンドク。

マンドク「さぁ、小豆粥を作ってきましたよ」

歓声をあげるミョンジンとガラム。

 

キョロキョロと周囲を見渡すマンドク。

マンドク「チョハは、どちらに行かれたのですか?」

ジェイ「さきほどまでいらしたのだが・・どこに行かれたのか?」

ミョンジン「便所かなにかに行かれたんでしょう」

 

そこへ、テサンが「どうかしたのか?」とやってくる。

テサン「世子はどこだ?」

 

すると、すぐさま「世子が逃げたぞ」と大声で叫ぶテサン。

すぐに立ち上がり、戦闘態勢をとる村人たち。

 

ファン「世子は逃げたりせんぞ」

おおきな鋤を引きづってきたファンをみるテサン。

 

テサン「・・・・・」

 

ファン「鋤を取りに行っていただけだ。穴掘りをしてみせようと思ってな・・」

マンドク「でも・・どうして、突然、鋤なんか・・・」

 

ファン「私はこうみえて、鋤については、ちょっと詳しいのだ。だから・・・井戸を掘ってみようと思ったのだ」

 

みんな、わけがわかりません。

だって、穴堀りはネタのはずでは?(笑)

 

かまわず、サクサクと、鋤で地面をつつくファン。

 

さすがのジェイも、それはちょっと・・・と動かず。

 

テサン「100日かけて掘って、水一滴でも手にできるかやってみればいい」

 

ここは、水が出ない土地。。。

 

それに、ここの人たちを、碧川に戻すっていうのが、大前提なわけでしょう?

しかも、なるべく早く。

ネアン村、捨てるのに、なんで、今さら、井戸掘るの?

 

それでも、掘り始めるファン。

 

呆れたように、その場を離れるテサン。

 

テガン「おそらく、チョハは、以前には、一度だって鋤で掘ったことなどないはずです」

心配するテガン。

 

ミョンジン「誰が、彼に教えたと思っているのだ?」

ちょっと得意げ。

 

っていうか、穴掘りネタって、ここまで引っ張るほどのこと?

 

ソンオン「おほ~! チョハが穴を掘られているのだぞ、どうして、ただ、黙ってみているだけなのだ?」

 

すぐさま、動き出すジェイとソンオン。

 

ミョンジン「穴を掘るとは感動的な人々だ。どれ、このミョンジンは、小豆粥でも食べようかな」

その足を、自分の足で、ムギュっと踏むガラム。

ミョンジン「ああああ~~(痛い!)」

ガラム「・・・・・・むかつき

ミョンジン「私も掘るべきか?」

頷くガラム。

ミョンジン「だったら、穴掘りとはどうするものか、私が見せてやろう」

 

ジェイが手にしていた鋤を取り上げ、(← 一応、これでも紳士なのよ(笑))

「さぁ、どいた、どいた」と言いながら、ファンの隣で穴を掘り始める。

 

にっこりと笑っているガラムと目があうジェイ。

 

そして、周囲のことなど気にせず、穴を掘りはじめたファンの姿をみている村人たち。

 

~山中~

ウォンボの私設兵たちが、松嶽山の中にあるというネアン村を探してます。

 

ウォンボ「これ以上、時間を無駄にできないぞ。さっさとするのだ。至る所を探せ。必ず、あいつらを見つけるのだ!」

 

ちゃんと、山狩りに参加してるじゃん。

一応、最後の戦闘だという自覚はあるのね。

 

~ネアン村~

暗くなっても、分散して、いくつか、穴を同時に掘り進めているファンたち。

 

ガラム「私と交換したほうがいいんじゃないですか?」

ミョンジン「いいから、そこでじっとしておれ。これがそなたの師のすごさよ。」

ガラム「先生ニム、確かに上手になりましたね」

 

もくもくと掘っているファンを見るミョンジン。

ミョンジン「サヒョンもやっているのだ。なら、私もやらねば!」

 

ジェイは、ソンオンの穴を手伝いつつ、ファンのことが気になってます。

 

ジェイの視線に気づいたソンオン。

 

そして・・・穴を掘り続けているファンたちのことを、誰よりも気にしている・・・テサン。

 

そんなこんなで、朝になりました。

 

夜明けと共に、起きてきたボクスンとマンドクの目に、

ファンがまだ、黙々と掘っている姿が飛び込んできました。

ファンだけではなく、疲れて座り込んでいるソンオンやジェイ。

 

お互いの肩にもたれて、身体を支えあいながら、うたたねしている師弟コンビ💕や、鋤の柄を支えに、眠っているテガン。。

 

ファンに近寄っていくボクスンとマンドク。

 

ボクスン「10年間、どんなにやっても駄目だったんです。今更掘っても、なにもなりません」

マンドク「どうか、おやめください」

 

その声に、立ち上がるジェイとソンオン。

 

ファン「そなたたちに、なにもしてやれなかったが、少なくとも、水を飲ませてやることはできる。私にできることをやっているのだ」

 

その言葉に、また、穴をほりはじめるジェイ。

 

テサンたちも、起き出してきて、その様子を見る。

 

村人たちが、遠くまで、水を運びにいっている間も、ずっと、穴を掘り続けているファンたち。

 

一睡もせず、穴を掘り続けているファンに、疲れの色が見える。

 

ジェイ「チョハ、おやめください。このままでは、気を失ってしまわれるかもしれません」

ソンオン「チョハ、代わりに、(彼らと)再交渉をされるべきです」

ファン「いくら約束したとして、彼らの気持ちを変えることなどできぬのだ。彼らの気持ちを変えるには、まず、私の想いを証明する必要があるのだ。だからこそ、水が出るまで、やり続ける必要があるのだ」

そうは言いつつ、ふらふらしてるファン。

ジェイ「そのとおりですね。チョハのお気持ちは、言葉ではなく、チョハの行動で示すしかありません」

そういうと、続きをほりはじめるジェイとソンオン。

言い始めたら、がんとしてきかない性格をみんな知ってます。

そして、同じく、ミョンジン&ガラム、テガンもね。

 

その時、埋まっている固い岩を掘ろうとして、勢い余って、体勢を崩すファン。

 

ジェイ「チョハ!!」

その声に、緊張が走る。

 

でも、咄嗟に駆け付けたのは、じっと様子を窺っていたマンドクや村人のほうでした。

 

「ああ、まず、大きな岩を砕かないと・・・それじゃ、掘り続けられませんよ」

ファンの身体を支えながら、声をかける村人。

マンドク「しまいには、ご自分で傷つけてしまいますよ。どうか、やめて、休んでください。もう、おやめになるべきです。 さぁ、みんな、こっちにきてくれ!俺たちでやろう」

 

もう一人では、身体を支えられないファンを支えるマンドクたち。

 

穴掘りの続きをはじめる村人たち。

 

否定的だった村人のひとりが、ファンに帽子を手渡す。

 

元内官「素晴らしいお方だと思いませんか。我々は、みな、あの方を信頼すべきかもしれません」

隣で、ため息をつくテサン。

 

その時、弓矢が放たれる音が聞こえ、ファンがいち早く反応し、村人を助ける。

 

マンドク「敵が来たぞ」

 

とうとう、村の場所が、ウォンボの私設軍に見つかり、囲まれてしまいました。

 

悠然と、馬にのって、現れたウォンボ。

 

鼻で嗤うウォンボ。

ウォンボ「小さいネズミのように隠れたら、私に見つからないとでも思ったのか?」

ファン「右相!! そなた、王命もなしに、軍隊を率いてきたのか?」

 

ウォンボ「ああ、これは誰かと思えば、廃世子ではありませんか? 江華島への途中で、姿を消したと聞き、心配しておったのですよ。こんな盗賊どもと一緒に、ここでなにをされているのですかな?」

 

ファン「盗賊とは、そなた自身のことではないのか? 権力に目がくらみ、無力な人々を虐殺した。民を反逆者に仕立て、自分は偽の功臣となった。私は、そなたの罪を全て、証明するためにここにきたのだ。そなたは実に多くの罪を犯したものだ。無実の民を虐殺するという罪を犯した。私的な利益のために、民や王朝に嘘をついたのだ。国法を破り、軍隊を率い、世子殺害を先導し、再び、この国の民を殺害しようとしたこと、これは、反逆罪である。ただ、死ぬだけでは、そなたの罪を償うことなどできないだろう。」

 

ウォンボ「だったら、どうするつもりだ? どっちにしろ、お前たちは全員、今日ここで死ぬのだ。一体、誰がここで起きたことを伝えることができるのだ?あはははは・・・」

剣を抜く兵士たちの動きを見て、モロたちを守ろうと手を前に出すジェイ。

 

ガプスが一斉攻撃開始の合図を出そうと、ウォンボの指示待ちだったその時、

 

ファン「お前の望む通りにいくとでも思っておるのか?」

 

その時、村の背後から、ウォンボめがけて、弓矢が放たれ、避けようとしたまま、落馬するウォンボ。

そのあとも、ウォンボの私設兵たちに次々が撃たれていく。

 

現れたのは、官軍を率いた左相でした。

左相「無実の民を虐殺し、王族と国を侮辱した反逆者の逮捕を命じられた!」

 

村人「王命だわ、王命よ」

さすが、腐っても王、効果抜群!🤭

 

左相「反逆者の首謀者であるチョ・ウォンボよ、剣を下ろすのだ!」

ファン「お前は、今日ここで、お前の罪により罰せられるのだ」

 

高らかに笑い、ウォンボが「攻撃!」と声をかけ、戦闘開始。

落馬したのに、元気だな。えー

 

ファン「(ジェイに)女性と子供を連れて、避難しておれ」

 

ミョンジンの先導で、ボクスンたちと一緒に、裏山に向かう。

農具しか武器のない村の男たちの多くは、もはや参加もできず。

 

剣を掴んだ、ファン、ソンオン、テガンたちも応戦する。

 

ウォンボ「碧川出身者は一人として生き残らせてはならんぞ!」

すでに、この状態で、それって意味ある?

 

意味があるかどうかと言えば、井戸のために夜通し掘った穴が、落とし穴になって、ちょっとは役にたったことかな(笑)

・・・って、私のフォローいります?(笑)

 

4つも大穴があいてて、味方も戦いにくいけど(笑)

 

そして、ウォンボが、達者なのは口だけじゃなくて、武術も長けているというのはわかりました。

 

裏山を登っている女性や子供たちを援護していたジェイが、ミョンジンに、「私抜きで行ってください。私は戻らねばなりません」

ファンのそばから離れるわけにはいかないのです。

 

ジェイだけをいかせて、自分たちだけ逃げるというわけにもいかず、「ここで、隠れていよう」と残ることにするガラムたち。

 

もう! 左相ったら、どうせ来るなら、官軍、もっと連れてきなよ。。。

・・・と思いましたが、なにしろ、山の中で、開けてる場所が少ないので、結局、狭いところで、敵味方入り乱れるしかなく、ジェイが戻った時には、両軍、拮抗状態。

 

ジェイも剣を取り、兵士相手に闘うことに。

(全然、女剣士には見えなかったのは内緒ね。。🙊)

 

そして、

本日のメインイベント!

敵将ウォンボと直接対決するファン。

 

ウォンボの剣が折れ、ファンの切っ先が、ウォンボの喉元を押さえたところで、

勝負ありました。

 

左相の、「全員、剣を捨てよ! 今、剣を置いたものの命はたすけてやる」という声を聞き、ウォンボの私設兵たちが次々と、剣を捨てていく。

 

悔しそうに、顔を歪めたウォンボが剣を捨てる。

 

それを見て、マンドクが雄たけびを上げると、次に続く村の男たち。

 

ファン「こやつらを縛り上げろ! 王城につれて戻り、罪をきちんと償わせる」

 

兵士に両脇を抱えられたウォンボ、往生際の悪さも天下一品。

ファンが背を向けた隙に、暴れて、先ほど折れた、自分の剣の落ちていた刃を拾いあげ、ファンめがけて投げつける。

 

ウォンボの不審な動きに気づいたジェイが、「チョハ!」と叫ぶ。

その声に気づいたづいたテガンがファンの正面に立ち、命の盾になったところに、

横から飛び出してきたテサンの胸に突き刺さる。

テガン「ヒョンニム!!」

 

虫の息で、ファンにむかって、「ネワン村の者は、何も知らないのだ。彼らはただ、故郷に戻れることを信じていただけだ。 だから・・・どうか、故郷に・・・」

絞り出すテサン。

ファン「約束しよう。ここにいる民全て、故郷に戻すと・・・。」

 

血を吐いたテサンを抱きしめるテガン。

テサン「カナ・・おまえのふりをした時だけは、人間となってたくさん笑えた・・」

 

ここはさすがに、ぐっときたわぁ。

 

~回想~

倉庫での先輩たちのいじめから、ジェイを救いだしたとき。。。

「チョハから、お前に薬をやれと言われたんだ。」

 

ジェイを追い出したあと、慣れない墨擦りで失敗したとき・・

「もう下がってよ・・」

下がってよいと言い終わらぬうちに、「では、失礼します」と、そそくさと部屋から出て行った、あのコミカルなテガンは・・・テサンだったのね。

 

10年前の恨みを一身に背負わされて、成長してきた“負の象徴”みたい。

 

最後の最後に、穏やかに微笑むテサン。

😭😭😭💦

 

泣きながら、首をふるテガン。

息を引き取ったテサンを抱きかかえ、絶叫するテガンを見ながら、皆、一様に言葉が出ない。

 

そして、涙雨が空から降ってくる。

 

左相「この裏切者を直ちに引っ立てよ!」

狂ったように、笑いながら、連れ出されるウォンボ。

 

犠牲を出してしまったことで、一人、自分を責めるファン。

 

~中殿の部屋~

部屋の片隅で、しゃがみ込んでいるヨニの顔は、何もわからず、怯えている一人の少女のようで、

それを傍で見守っている王。

 

王「そなたに会ってから、この不安定で荒涼とした宮殿の中で、大きな慰めと平安を与えられてきた。そのため、私は大君とそなたに、いつも感謝しておった」

 

ヨンヒ「私は、もはや、お金のために、微笑む妓生ではありません。鍛冶屋の宋家が、前借金を全て支払ったんです。だから、どうか、放してくれませんか? ね?」

目の前の人間が、王ともわからず、かろうじて、自分が壽天に身請けされたことは覚えているらしいヨンヒ。

ヨンヒ「あの人が待ってるんです」

 

王の目から、ひと滴の涙が、零れ落ちる。

ヨンヒ の中に、自分はもう存在してないのがわかってしまっただけじゃなく、おそらく、最初からそうだったのだ、と気づいてしまったのね。

それでも、怒りよりも憐れで仕方がないのでしょう。

 

風呂敷になにが入っているのか、わからないけれど、まるで、我が子を抱くように、後生大事に抱きかかえたヨンヒが、

宮殿の門から静かに出ていく。

それを黙って見送る王と内官長。

 

閉じられた門。

 

確かに、このままじゃ、死罪に値するんだろうけれど、発狂したのが確実だったのなら、なんとかできなかったもんかねぇ。

 

~市場 通りの掲示板~

 

事件も無事終結し、ことの顛末が書かれた告知が掲示されました。

 

市場の人たちに向け、読み上げ、解説するミョンジン。

 

ミョンジン「10年前の、碧川一揆は、右議政チョ・ウォンボと吏判チョ・ウォノが捏造した事件だった!」

大家さん「だからそう言っただろ!」

ミョンジン「碧川の民は、ただ、政府から派遣された役人たちの圧政の犠牲になっただけの、無実の人々だったのだ。彼らは、盗賊でもなければ、反逆者でもなかったんだ!」

大家さん「だからそう言ってたんだ!」

ミョンジン「この事件の真相を見つけ出したことにより、廃世子は復位し、そして、再び、王世子として王位継承者となられたのだ」

大家さん「だからそう言っただろう!」

 

結局、チョ・ウォンボとチョ・ウォノは、牛により、四肢割き(車や牛馬で、頭や四肢を引き裂く死刑)のコヨル刑に処せられたらしいです。

 

いさぎいい悪役っぷりと、典型的なチョロチョロとした小物ぶりで、存在感のあったお二人でした。

 

当然、一緒につるんでたチョ一族も、汚職や職権乱用の罪で、地位をはく奪され、王城の外に追放。

中殿もその地位を追われ、ミョンガン皇子も、宮殿から転居となり、平安道に流罪となった。

 

ミョンジン「そして、王は自身の病気療養を理由に、国政を世子に譲渡すると王命を出した。また、王様は、迫害と差別を受けてきた碧川の民に対する補償する方法を見つけ、国の現状を落ち着かせるべく、施政に励むよう、命ぜられたのだ」

おお~と、どよめきが起きます。

 

つまり、イ・ファンの代になったのね。

 

王様、限界だったのね。

 

それ以外にも、まだまだ、続きます。

 

「ソンジュのチョ一族による犯行を調査し、開城府伊一家の殺害した真犯人を逮捕したのは・・・」

そういうと、ジェイのお尋ね書きを袂から取り出すミョンジン。

 

「私が言った通り、開城府伊の娘、ミン・ジェイ嬢は無実だった!」

お尋ね書きを破り捨て、くしゃくしゃに丸めるミョンジン。

「そして、無実の主人のそばを離れなかった忠実な侍女、チャン・ガラムは、解放されたぞ~~~!

ここが一番、嬉しそうじゃん。

 

拍手喝采です。

 

~あんずの木の家~

両班の娘姿に戻ったジェイが、これまた、侍女に戻ったガラムと一緒に掃除をしています。

 

なんだか、ジェイのことが気がかりで仕方がないガラム。

 

ガラム「ところで、アッシ・・・、あの人のことを許せるんですか?」

手をとめるジェイ。

 

ジェイ「あの方は、気が触れてしまい、市中を彷徨していた」

 

道を行きかう人に、風呂敷包みを見せては、「赤ん坊が生まれたんです」と見せて歩くヨンヒ。

縁起でもない、と、米をまかれ、追い立てられたり、子供たちからも石を投げられる姿を、後ろからじっと見ていたジェイ。

 

崇礼門のところまで来たときに、壽天がはりつけにされた木が目に入る。

涙を浮かべ、「立派な男の子を産んだんです! どうして、うちの人は来てくれないのかしら?うちの人は、鍛冶屋なんです。うちの人をみませんでしたか? もし、見かけたら、息子が生まれたと伝えてくれませんか?」

 

必死に、町を行きかう人に声をかけては、薄気味悪がられ、突き飛ばされる。

 

ジェイ「正気を失い、一人息子のことでさえ、忘れてしまったようだ。あの女性は、もう既に、すべての罪の、罰を受けたのだ」

ガラム「ですが・・・シム・ヨン坊ちゃんは幻術をかけられて、汁に毒を入れたんですよね。そして、幻術をかけたお坊さんも死んでしまった。あの女性は、その全ての背後にいたのではありませんか?

 

うっすらと微笑むジェイ。

 

ジェイ「私も最初は、なぜ、チョハが自らネワン村に出向いてまでも、碧川の民を助けたいのか理解できなかった。」

 

ファンが井戸を掘り続けていたあの晩を思いだしながら、語りはじめるジェイ。

 

皆がうたたねをしている時も、一人黙々と穴を掘り続けるファンのそばに近づくジェイ。

ジェイ「チョハは・・・許せるんですか? チョ・ウォンボのせいで、兄上を亡くされましたけど、彼らは、チョハを呪って、殺そうとしたんですよ」

実は、ここに来てから、どうにも納得できなかったジェイ。

というより、この二人、もっと話さなきゃならないことがあるような気がするんですけど。。。

 

ファン「そなたは大丈夫か? 私はそなたのことが心配だった」

ジェイ「全然、大丈夫なんかじゃありません。 あの人たちの話を聞いて、10年前の真実はわかりましたけど、あの人たちのせいで、家族を亡くしたんです。彼らに同情するのは、私には、むつかしいです。」

本音をぶつけるジェイ。

 

ファン「そなたの、その気持ち、私にはわかる」

穏やかに微笑むファン。

ファン「私の気持ちも・・そなたにはわかるはずだ」

 

涙ぐみながら、小さく頷くジェイ。

こういうとき「惚れた弱み」で頷いちゃうけど、いいのか、それで。。。 (笑)

 

ファン「だが、ジェイや。どこが、過ちの始まりだったのであろうか?これを始めたのは、誰だったのだ?」

村を見回す二人。

ファン「彼らは迫害され、自分たちの故郷を追われ、10年もの間、家というものがなかったのだ。なんとしてでも、故郷に戻りたいと願う人たちなのだ。チョ・ウォンボは、大君に桃を渡した。しかし、何も知らずに、桃を届けた大君をどうして、責めることができる? 真に悪い人間は他にいる。互いに、傷つけあったり、奪われたりしあう悪循環だ。それが、悪い奴らが真に望むことではないのか。私はただ、その悪循環を断ち切りたいのだ

涙をぬぐうジェイ。

ジェイ「わかりました。悪い奴らにまけることなく、自分との約束を果たしながら、私も、あの人たちを許していこうと思います。」

頷くファン。

 

ガラム「それで、悪い人たちに負けなかったんですね」

 

微笑みあうジェイとガラム。

 

★『青春越壁』20-3 雑感★

いつも思うんですけど、なぜ、最終回に、すべての謎解きやらなにやらを全部、ぶっこもうとするのか、不思議で仕方がありません。(苦笑)

いや、引っ張った挙句に、大反転があるならまだしも・・特に、すごい真相が暴かれるわけでもなく、これじゃ、事実確認編じゃん、と思わずにはいられませんが、ま、それもやむなしなんでしょうか。

 

このドラマ、ラブロマンスを抑えめにして、わりと、政治的な部分のファンの有能さを見せようとしてきたのに、井戸掘りには目が点。

ファンはね、誠意を見せたいからって、意固地になって無作為なことをするような人じゃありませんってば!

だから、いつも、「甘い」と言われようと、“落とし穴”とかなんとか、フォローしたくなっちゃうんだけど。。(笑)

 

事後処理的な話を、「告知」通りに、さくさく収めたのはよかったと思います。

 

20話なんていう贅沢な持ち時間があるのなら、もうちょっとだけ、時間配分考えて、丁寧な展開にしてほしかった、というのが、偽らざる本音でしょうか。

散々、過去にさかのぼって、事件を振り返る方式を取ってきたのに、もう一つの柱の「ラブロマンス」を振り返らずにどうするの?と言いたい。

これは、もはや、「フレンドシップ」を取って、「ラブロマンス」の部分を捨てたのか?

 

いかようにも切なくにも、甘くにも、もっていけたのに、放置はもったいなさ過ぎる!!

 

だって、もう、あと正味15分くらいしか残ってないのよ。(爆)

 

 

★『青春越壁』20-4に続く★