ゴールデンウィーク、入りましたね。
連休中は、ちょっとのんびりしようかと思い、それ前に終わらせようと、怒涛の長文アップが続いてしまいました。
お暇なときにでも、読んでいただければ、嬉しいです。
足かけ3か月ほど駆け抜けてきましたが、これで、本当にラストです。
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
青春越壁 청춘월담 英題:Our Blooming Youth
(tvN 20230206-0411 全20話)
【Episode 20-4】
でました。。タイムワープ(笑)
(安直と言われようとも)私はわりと好き❤
【1年後】
王として、執務中のファン。
服も、王様仕様になってます。
ソ内官、内官長に就任おめでとうございます!
安心してください。テガンもいます。
内禁衛(王の護衛)に昇格したのかな。
「チョナ、碧川の郡守ハン・ソンオンより、チョナあてのお手紙でございます」
手をとめて、すぐに手紙を読み始めるファン。
ソンオン:チョナ、お元気でいらっしゃいますか?
こちらは、皆、息災に過ごしております。
碧川は、以前の様子を取り戻したように、我々も、一所懸命、再建につとめているところです
~碧川の村~
家や垣根などの修復を、住民たち総出で行っている。
頻繁に訪れては、様子を見て回っているっぽいソンオン。
「かわったことはないか? この米は、チョナより送られたものだ」
~王の間~
ここで、一旦、王の執務室に戻り、ハヨンちゃん召喚。
ハヨン公主「本当に、ソンオン様のお手紙に、私のことが書かれていたのですか?」
喜び勇んで、目を通すハヨン。
ファン「5行目を見てみるがよい」
ソンオン:ところで、チョナ、公主媽媽より、頻繁にお手紙をいただいております。
ファン「なぜ、国の仕事のために忙しく働いている男に、個人的な文など送りつけるのだ?」
理由は一つしかありません。(笑)
そういうファンもわかってて、しょうがないな、と笑ってます。
ソンオン:媽媽は、いつも、裁寧山に来てみたいと言い続けられております。ぜひとも、媽媽にこれをお伝えになってくださいませ。裁寧山は、仁王山より低く、北岳山ほど、これといった印象深い山でもございません。山をご覧になりたければ、南山に行かれたほうがよろしいかと存じます。
くしゃ、っと手紙を膝に置き、眉間に皺をよせるハヨン公主。
あ~、可愛い。
くすっと、笑みがこぼれるテガン。
ギロっ!
ハヨン公主「なぜ、そなたが笑うのだ? 」
一礼するテガン。
テガン「こればかりは、なんともしがたく、笑ってしまいました」
フォローになってません。
ファン「怒りを鎮めるのによい御茶だ。飲むがよい」
妹のことは可愛いからねぇ。
ソ内官長が、ハヨンのもとに、茶碗をわたすと、しばらく考えていたハヨン。
チャ~ンス!!
ハヨン「(私を)結婚させてくださいませ!」
吹き出すファン。
ファン「・・・・・・」
ハヨン「それには資格のある方でなければなりませんでしょう。でも、あの方は、以前、正郎で、今は、碧川の郡守です。ヨンサンのハン一族の長男です。親切で、非常に忠実です。欠陥があるとすれば、女ごころをまったく理解していないところです。でも、もし、私と結婚したら、彼の欠点を喜んで許します。どうか、彼に伝えてください」
テガン「ですが、公主媽媽をお好きかどうか・・・」
ハヨン「・・・・・(キッっ!)」
こら、それを言っては・・と目で注意するファンとソ内官長。
テガン「・・・名誉に思うべきですね。絶対、そうなさるべきです・・・」
強気で頷くハヨン!(笑)
いけいけ、ハヨン!!
再び、手紙を広げるハヨン。
ハヨン「ところで、これはどういう意味でございますか?」
ソンオン:チョナが私に託されたあの子も元気にしております。
王宮にはいられなくなったミョンガンを、碧川で生活させることにしたのね。
髪はまだ、白髪のまま、それでも、子供たちと一緒に楽しそうに遊んでる様子を見守っている大人たち。
ソンオン「ですが、最近、妙なことがありました。 あの女性が、碧川にやってきたのです」
一目見るなり、ヨンヒ(元中殿)に駆け寄り、抱きしめるミョンガン。
ミョンガン(賢)「母上!!」
号泣しながら、母に抱き着く姿を見て、涙ぐむマンドクやドクスンたち。
ハヨン「この子供と女性とは誰のことでございますか? 兄上が、碧川の官衛(役所)に託された子とは・・・私の弟のことでございますか?」
ずっと気にしてたのね。
ハヨン公主「あの子が生きている限り、たとえ、母親は正気を失っていても、母と一緒にいられるのであれば、私はそれで満足です」
ソ内官長も、テガンもじっとだまったままですが、同じ想いだったんでしょう。
頷くファン。
そのうち、ちょっと立派めなお屋敷が建って、前王に似た人がたまに姿を見せたりする、とかいう噂もたつのでしょうか。
~碧川 役所~
許婚の書を、火にくべるソンオン。
ソンオン:チョナ、ジェイ嬢を一人にしてはいませんよね? すでに、心は一つのはずです
~あんずの木の家~
咲き誇っているあんずの花を、廊下にこしかけて、ぼんやりと見ているジェイ。
~ファンの部屋~
ソンオン:なにを待っておられるのですか? この朝鮮は、すでに、チョナの統治下のもと、平穏になっております。もう、ご自身の気持ちに気を配られてもよろしいのではないですか? これ以上、寂しい思いをさせないであげてください
ソンオンからの手紙に、考え込むファン。
ファンってば、ソンオンの(本当の意味での)気持ちの変化を待っていた・・とか?
~マンヨンダン~
とうとう、マンヨンダンに、キム家のラスボスがやってきた!!(笑)
物珍しそうに、中の様子をじっと観察しているミョンジンオモニ。
物音が聞こえ、薬品の瓶をもって、にこやかにガラムが近づいてくる。
ガラム「先生様に御用でしょうか? 先生様は、入ってきたばかりの亡くなった方の検死をするために、漢城府に行かれました」
ミョンジンが役人になったとは思えないけど、そういうお役目も委託みたいな形でこなすようになってきたのかな。
しかも、この感じだと、ガラムってば、まだ、この人がミョンジンのオモニだってことは知らないのね?
ミョンジンオモニ「ハエが、うちの陶器の甕に入ろうとしてかなわぬ。味噌などが台無しになってしまうのではないかと心配しておるのだが、そなた、そのようなことにも対応できたりもするのか?」
ガラム「ええ、奥様。甕の周りに、ホウセンカや鶏頭を植えるだけでいいんですよ。ハエは、ミツバチのように、それらの花が大好きなんです。ハエが甕の中に入るのを防いでくれます」
さらり、と答えるガラム。
ミョンジンオモニ「なぜ、そのようなことを知っておるのだ?」
にっこり微笑むガラム。
ガラム「先生様から教えていただきました。先生様は、この世の中のことを全てご存じなんです。いつも私に、人々の暮らしに役立ついろいろなことを教えてくださり、小さなことも見逃さないように、と話してくださるんです」
目を細めるオモニ。
なるほど、オモニは、ガラムの人となりを見に来たのね。
ミョンジンオモニ「どうやら、そなたの師とやらは、そなたによくしてくれているようだな。もしかして、師のことを好いておるのか?」
ガラム「え?ああ・・そんな、私など、恐れ多くて・・・先生様は、名家のご出身なのです。私などが、そのような感情を持つことが許されるような御方ではありません」
オモニ、もう、気づいちゃったみたいです。
声を潜めるガラム。
ガラム「それに・・・先生様のお母さまは、とても、恐ろしいお人柄のようでして・・・、ああ! もし、私のことを知ったら、私なんて、即死です」
オモニ「そなたの師は、母親をそのように悪く言ったのか?」
ガラム「お聞きになったことはございませんか? この市場に、領相大監様の奥様の恐ろしさを知らぬものは、誰もおりませんよ」
その時、騒がしく、戻ってきたのは、噂の師と、その耳を引っ張る、父親の領相大監様(笑)
ミョンジン「あああ、耳・・耳が取れそうです~~」
恐ろしい顔で、ミョンジンを睨むオモニ。
ミョンジン「あれ? オモニ・・」
オモニ?
ひぃ~~~と、口をおさえるガラム。
痛い、痛い、と大騒ぎのミョンジン。
しばらくして・・・
領相とオモニの前に、正座する(させられる)二人。
領相「一体、こんなことをいつまで続けるつもりなのだ?」
オモニ「市場で馬鹿げた厄介者として働くことが、そなたの野望だとでもいうつもりですか?」
ミョンジン「そのちょっとした手伝いで、文字の読み方を知らなかったり、国法を理解できない人々の暮らしを変えることができるのです」
領相「それで、そなたは、この娘とも、こんなことをして続けていくつもりなのか?」
自分の隣で、不安そうな顔をして座っているガラムを、見つめかえすミョンジン。
その様子をみて、
ほら、私が言ったとおりでしょう~~~
勝ち誇ったように、旦那さんを見据えるオモニ。(笑)
咳払いをする領相。
領相「もう、これ以上は許すことはできぬ! もう、お前は、私たちの息子ではない! 家門の族譜より、そなたを抜くことにする。今後、わしの息子だと、人に言ってはならぬぞ」
目を見開くガラム。
ミョンジン、眉毛が八の字になってます。
ミョンジン「では、この、キム・ミョンジンは、一体、誰の息子だというでしょうか?」
オモニ「どうして、その名を使えると思うのです!この名を諦め、好きなように生きていけばよい。我々は、今日を限りにお前を捨てることにします!」
え・・、どうしよう・・・と困り果てるガラム。
領相「さぁ、まいろうか、夫人」
立ち上がる両親、示し合わせたように、にっこり笑いながら出ていきましたよ。
族譜から抜こうと、子供でなくなるわけじゃなし・・・で、大丈夫なのかな?
自由にしてあげるってことですね。
でも、実際には、ガラムを奴婢から中人とかにあげてあげるのは出来ないのかな?
そっちの方が、お孫ちゃんが生まれた時のためによさそうな気がしますけど。
その場に、残された二人。
ガラム「族譜から名前を削除するなんて・・・。どうして、そんなひどいことをおっしゃるんでしょうか・・・」
半泣きのガラムをみて、微笑むミョンジン。
ミョンジン「大丈夫だ。私には、別の名前があるからな・・」
そう言うと、立ち上がるミョンジン。
一緒に立ち上がり、「え?」と訊ねるガラム。
袂から、なにかを取り出すミョンジン。
ミョンジン「私の名は・・・コム・モンジンだ」
冗談を言ってる場合じゃないのに、と意気消沈するガラム。
ミョンジン「チャン・ガラムと、よく似合ってるのではないか?💕」
ガラム「・・いい感じだと思います💕」
この仕草がチェゴ
お互い、照れまくり。。。
でも、幸せオーラが画面の向こうから突き出てきそう。
この二人には、心から言いたいです!
おめでとう!!
いつまでも、お幸せに!
~王の間~
承政院の事務官が、筆を走らせてます。
<王宮医師 キム・ジスの診たてによると、チョナは、消化不良により、ほとんど食べることができず、夜もよく眠れない状態になってから、1年以上経過しておられる。>
これがいわゆる「承政院日記」ですね。
でも、体調不良っていうのは、本当っぽい。
医師「チョナ、申し上げにくいのですが、今まで、鍼治療や、様々な薬を投薬してまいりましたが、まったく、効果が見られませんでした」
ファン「私の病は、深刻なのか?」
医師「私に、死を賜らせてくださいませ、チョナ。(ずっと)間違った病気と診断してしまったようでございます」
ファン「なんだと?」
医師「ですが、ついに、それがなにか判明いたしました」
その場には、ソ内官長やテガンだけではなく、領相、左相、兵相もいます。
医師「その状態は、음허화동(ウム・ホ・ファ・ドン)と呼ばれるものでございます」
ファン「ウム・ホ・ファ・ドン?」
漢字で書くと、陰虛火動です。
医師「チョナのお体には、陰の気が欠いております。それゆえ、チョナの身体は、火照り汗ばみ、食欲もなく、気力を失っておられるのです。これは・・」
ちょっとだけ言いよどむお医者さん。
医師「“恋煩い”とお見受けいたします」
ファン「・・・・・・」
赤っ恥なファン。。。
みんな、聞いてはいけないことを聞いてしまったような、なんとも言えない雰囲気です。
ははは、王様になると、全部、日誌に残されちゃうんだよね。
相思病って書いてある(笑)(笑)(笑)
ファン「そんなことまで書く必要はないぞ」
でも、書いちゃうもん。
職務だから(笑)
<チョナは、周囲を見回し、とても恥ずかしそうにしておいでで、“恋煩い”などと書き残さないように、お申しつけになった>
あはは、そこまで書いちゃうんだ(笑)
ファン「これ、書くでないと申しただろう!」
<チョナは、それを書かないように、おっしゃり続けた>
ソ内官長「チョナ、(症状が出始めた)時期を考えれば、至極、当然のことでございます」
テガン「コ内官が、私邸に移られたころに始まっておられます」
ファン「しずかにせよ! 恋煩いだと? そんなわけない、違うと申しておる!」
キム内官・チャ内官「「チョナ、そうでないはずがございません!」」
ファン「私がそうでないと言っているというのに、どうして、皆そろって・・・」
ソ内官長「チョナ、そうでないはずがございません」
三爺はただ、笑うのみ。
ファン「違う、違うぞ。これ、もう書くな! なぜ、お前たちがこんなことをするのか、わけがわからぬ」
一斉に、「チョナ、そうでないはずがございません!」の大合唱。
医師「チョナ、これは、確かでございます。」
ファン「もう、みんな下がってよい!」
苦虫噛みしめてます。
とにかく、ジェイとのことを反対してる人、誰もいないってことで、OK?
王妃の場合、両親揃って云々とか言う話は関係なくなるのかな?
~あんずの木の家~
夜、「門をあけよ」という声が聞こえ、慌てて、外に飛び出すジェイ。
そこには、誰もいない。
気落ちしながら、家の中に入っていく。
~隠し部屋~
住む人のいなくなった、抜け殻のような部屋を、確かめにきた、抜け殻なファン。
悩んでいるようですが、ソンオンの件は、もう大丈夫でしょう?
国もがんばって、整えたっていうんだし・・。
あとは、道義的なんちゃらとか、国法とか王室法を気にする人たちが揃って反対してなかったのに、他に、ジェイが妃になるのに、問題ってあるんでしたっけ?
もし、あるなら、それをどうにかするのが先じゃないの?(苦笑)
~ジェイの私塾~
今日も、自宅私塾で、子供たちに教えているジェイ。
「じゃ、今日はここまでにしましょう」
「ありがとうございます、先生様」
子供たちが帰り、ジェイも、教場を出てくると、庭に一人の男性の後ろ姿が。。
ジェイ「どなたですか?」
って、散々、この人の後ろ姿、見てたでしょ? 焼き付いてないの?(笑)
振り返るファン。
は・・・と息を飲み、書を下におくと、石段を駆け下りるジェイ。
門の向こうに、女性用の輿が見えてます。
ジェイ「チョナが、どうして、こんなところまで・・・」
ファン「元気にしておったか?」
微笑むジェイ。
ファン「そなたの顔は元気そうだな。うまくやっていたに違いないな」
ジェイ「チョナは・・・」
ファン「私は、全然、調子がよくない」
ジェイ「・・・・」
ファン「宮殿は、そなたがいなくて、静かすぎる。人が暮らしているところのような気がせぬ」
来るなり、そんな文句を言って・・・とおかしくてたまらないジェイ。
そんなこと言われても、家まで用意されたら、ここで待つしかほかに、仕方がないではありませんか・・・と言いたい。
ファン「私と一緒に行こう」
ジェイ「本当に、約束を守ってくださるのですか? 私を内官長にしてくださるとおっしゃってましたけど・・・」
ファン「一体、どこの世界の内官が、あのようなものに乗るのだ?」
門の外で待機している輿を見つけたジェイ。
ファン「遅くなったのはわかっておるが、これが、あの日のそなたの告白に対する私の答えだ。」
小さく笑うジェイ。
ジェイ「時間かけすぎ!って思われませんか?」
ファン「そなたは、いつも一言多いのだ」
ジェイ「気に入らないんですか?」
ファン「まぁ・・気に入らないこともないが・・・」
ジェイ「そんなふうに、周りから芝を叩くような真似をなさらず、ちゃんとお話しくださいませ。時間が経ちすぎたので、チョナのお答えをきちんと聞かねばなりません。私は、一人でもちゃんと、気持ちを告白したのに、チョナはこんなに時間をかけたんですから。ちゃんとした答えをきかないうちは、絶対に・・」
いつものように、理路整然と詰めてくるジェイの言葉が言い終わらないうちに、被せてくるファン。
ファン「愛している。私も・・・恋い慕っておる、ジェイや・・」
ジェイ「・・・・・・」
このあたりから、うっすら、バックに、最終回と言えば、主役パク・ヒョンシクのバラードが流れるという安定。
差し出された手に、自分の手を重ねるジェイ。
抱き寄せるファン。
王道のキスシーンで終わりです。
君なしでは明日は来ない~♪
★『青春越壁』最終回20-4 雑感★
・・・・・・ん~~と、なにから書けばいいでしょうか。(笑)
気付いたら、この最終記事を入れて、62記事も書いてしまっていました。(爆)
もともと、こちらのサイトは、ちょっと詳し目のあらすじに端を発してきたこともあり、最初は画像も少なかったですし、基本、できるだけ、まとめよう、まとめようと思いながら、やってきたはずだったんです。
それが少しずつ、少しずつ長くなり、気づけばこんなことに。
長期間、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
とりあえず、この最後の20-4のパートの流れは、エンディングにむけて、コミカルにテンポよく見せてくれた部分が多く、楽しめました。
特に、ミョンジンとガラムの収め方。
最初から、大好きな二人でした。世間には変人と言われつつ、いい意味でのお坊ちゃま育ちで、弱者に寄り添うことを知っている優しいミョンジンと、とにかく心根が素直で、度胸も愛嬌もあって、その原動力は常に、自分よりも他者だったガラム。
この二人が一緒になるためには、どういう手立てを取るのか、その辺りはぼかすのか、などなど、気になっていましたが、両親合意のもとでの“族譜抜き”。
なんと言っても、領相夫婦も最高でした。
世間的には、領議政大監の息子だって、身元は知れわたってるんだし、王様とはマブダチだし・・・(笑)
あとは、ハヨン公主とソンオンさえ、なんとかなれば、いうこと🍆です。
絶対、お似合いだよ。
明るい未来しか待ってない。
脇を固める俳優陣は、最初は『100日の郎君様』の出演者が若干多めなのかな、という印象も受けましたが、みなさん、さすがの存在感と演技力で、「役柄」勝負でしたね。
対立側がベテラン勢だったので、ヒョンシクとしてはちょっとキツかったかも(笑)
各内容についての感想雑感は、それぞれの記事をお読みいただくとして・・・、ドラマ全体の雑感としてはですね。
最後まで見ずして、疑問を呈するのも、どうかなぁという気持ちが強く、小出し小出しにしておりましたが、やっぱり「簪中錄」問題の余波は大きく、韓国色を濃く打ち出すという方向性を取りたかったんだろうと推察できる雰囲気が漂ってましたね。かといって、原作がある以上、大きな改変もできず、といったジレンマがあったのかもしれません。
・・・と言いつつ、いつものごとく、原作読んでないので、どのあたりという具体的な指摘はできませんが・・・。
m(__)m
そのしわ寄せが、メインカップルにドカンと覆いかぶさったのかは定かではありませんが、二人の間には、ものすごく分厚く高い壁が立ちはだかっていたようにみえました。
とはいえ、一つ一つの彼らのやり取りは、クスっとさせられたり、テンポもあって、楽しかったです。
正直、二人を取り巻く状況は、黙っていても、ドラマティックなので、抒情過多にならないように・・・という引き算が働くのは問題ないと思うのですが、チョン・ソニさんも、そんなに前に前に出るような、うざったらしいタイプでもないのにねぇ。
残念だったのは、大きく分けて3つでしょうかね。
1)まずは、展開されるエピソードが、圧倒的に「政治的な障壁との敵対」に偏っている中で、敵か味方かをわかりにくく複雑にするという狙いも理解できるんですけど、碧川サイドの登場人物の本性を、意図的というか、意味深に隠すようなところには、ちょっと、ん?と思う部分もありました。視聴者は敵ではないので、過度のじらしは必要ないですし、反転は、最後、「やられた!」となるくらいのスッキリ感がないとね。
2)それに関連して、どうしても、後半まで敵対関係の構図や動機を見えにくくして、さもなにかあるような形でひっぱったので、中盤、冗長となってしまった点。 ← こら、いい方!
3)「秘する恋」という絶好の“切ねぇ~😿”ポイントが、あまり心の中にたまっていかなかったことかな。← ひどい!
私、BLドラマで、その“切ねぇ~😿”ポイントと、“くぅ~~~💘”ポイントを貯めこみながら、心身共にお腹いっぱいで視聴するのに慣れてしまったので、逆に期待値をあげすぎてしまったのかもしれません。
それは、申し訳なかったかな、と思わないでもないです。
こんな風に書いてますが、終盤では、各記事ごとに、なんだかんだ言って、フォローを入れたつもりですし(笑)、あと・・パク・ヒョンシクへの視線を隠そうともしてなかったくせに・・と笑っていただければ幸いです。
俳優として、好きな人は他にも一杯いるので、私自身、おそらく、パク・ヒョンシクという俳優のことを、演技や、存在感、ビジュアルや声などにおいて、彼が突出してると、思っているわけではないのです。(爆)
ただ、彼のフィルターには、演じるキャラの『純度』をあげるなにかがある。
それは、そこまで、意図的にガッツリとしたものではなくて、せいぜい、王子様に、“キラキラ”の粉をかけるとか、孤独で寡黙な姿の周囲にほのかに薫風を吹かせるとか、いうなれば、その程度の効果なのかもしれませんが、でも、それが心地よいんだろうな、と自分では思っています。
なので、これからも見ちゃうと思います。
シネちゃんとのドラマ「Dr.スランプ」も楽しみだしね。
(あ、その前に、“ヒムセンヨジャ”の後発(?)ドラマ『力の強い女力の強い女 カン・ナムスン』にも、パク・ボヨンちゃんと特別出演するって、耳に入ってきました)
ちょうど、昨日、『第59回百想芸術大賞』の発表がありまして、飛び飛びながら見ております。
(シクとシネちゃんがプレゼンターに出るということだったので、一応・・・(笑))
実際、今年の、『百想』は作品名はよく目にしていたものの、どれも見てない作品ばかりで、自分の怠慢ぶりに愕然としていましたが、『ウ・ヨンウ』のウンビンちゃんのスピーチが胸が迫って、感激していたところです。
リアタイでなくても、いいドラマ、じっくり腰を据えて、筋追いしてみたいなぁ・・と思う今日この頃。
さて、今回は、日本でのリアタイ配信がなくて、直接、tvNでリアタイをされていた皆様以外、なかなか映像でご覧になる機会が少なかったかもしれませんが、それでも、たくさんの皆さんにお読みいただきまして、ありがとうございました。
“こっちにアップしてるの、気づきませんでした!”とか、“びびさんが、検索しまくってるものが、ドラマとちょっとズレてて楽しい”とか、DM等で、いろいろお知らせくださったり、久しぶりに、やりとりをさせていただけたり、私もとても楽しかったです。
「いいね」を押してくださったり、登録してくださったり、ありがたい限りです。
次回、どの作品で、戻ってくるかは、まだ、未確定ですが、『裏窓』に遊びにきていただけると、(ジャンルとしては、圧倒的にBLドラマなんですけど、抵抗がなければ、)それはそれで、新たな異文化の扉が開くと思いますので、私としては、種々、開拓あるのみです(笑)
★次のドラマは未定です★