サーキットシーズンも本格的になってきましたので今回はメンテナンスについての内容です



サーキット走行をしている車は基本的に普通の車よりメンテナンスする機会が多い=良好なコンディションを保った車両が多いと思います

というか良好なコンディションでないとタイムも出なければまともに走れすらしない場合が多いです(笑)


メンテナンスとなると

エンジンオイル

ミッションオイル

デフオイル

フルード交換

エア抜き

この辺りが定番メニューになるかと思います



今回はそれとは別の内容として...

例えば皆さんの車両は今までラジエーターキャップの交換はした事があるでしょうか?

自分はRB26時代にラジエーターキャップの劣化からオーバーヒートに繋がった経験があります

【過去記事】オーバーヒート 


エンジンチューンやオーバーホールを行っている車両でもラジエーターキャップはわりと見落としがちな(と言うかあまり気にしない)部品だと個人的には思います
せっかくメンテナンスが完璧で至極のエンジンを組んでも単価数千円のキャップひとつで全てが台無しになってしまう可能性があると言う事です
自分の場合はクーリング中すぐに気付いたので大ダメージを免れましたがタイミングによっては再起不能もありえます
ちなみに軽傷と言えど面研諸々でタイヤ1セット分の費用は飛んでます

お店の時間があればすぐに治せるかもしれませんがサーキット走行しているお客さんの多いお店の場合はもうこれでシーズン終了なんて事もあるかと思います
シーズン中のトラブルや想定外の出費は出来る限り避けたいのは皆さん一緒だと思います


車にはこの手の単価は安いけれど壊れると重症に繋がるような重要部品は結構あると思います
今回はピンポイントにラジエーターキャップを取り上げましたが車のチューン等仕様ばかり進めて根本的な所を見落としている可能性もありますので一度メンテナンスやチューン履歴を振り返ってみる事も大切だと思います


ちなみに数年前ポルシェターボが自走不能となった時のトラブルですが
※悪名高き黄色リレー(界隈では定番です)

リレーのハンダクラックが原因でエンジンストールしました
溶かして付けただけなのでもはや単価0円です(笑)


このように車によって色々とウィークポイントもあると思います
シーズンも盛り上がって来た今のタイミングで一度チェックしてみては如何でしょうか?
「本番で走れない」は本当に寂しく辛いですので...

今シーズン皆さんがトラブル無く走り切れる事を祈って今回は終わりにしたいと思います


それでは