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花散らしの雨風にも負けず桜はまだ保っている。
例年は既に散ってる時期。何ということだろう。

今日はようやく晴れて、公園も賑やか。
子どもの歓声っていいわ。心なごむ。

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話変わって、
(いつもながら転換が雑でごめんなさい)

今日「ラ・ラ・ランド」を観に行った悪友が、

「冒頭の踊りのシーンの絵が汚くて目が回った〜、あれはダメよ」

と言った。

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絵が、キタナイ???


要するに、ワンカットで撮った、早くも伝説のカメラワークを、
「グワングワン動いて目が回った。何であんなに映像汚ないの?!あれはイカンでしょう」
と一刀両断するわけだ、あの女は(笑)。

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あのね。

あの、高速道路でのダンスシーンを、いわゆる「きれいな絵」で撮る方法はいくらでもあるの。

でも、あえてカット割らずに撮ることに挑戦してるの。

スタッフ、キャストこぞってダンスとカメラワークを3か月間練習し、高速道路を閉鎖してワンカットで一発撮りした、チャゼル監督の勇気と努力の賜物なんだよ〜、…とか一応説明しても、

「ふーん、そーゆー努力、いらーん」

だって。

私「目が回るって、それは、目が衰えて追いついてないのかもよ」

悪友「私が老いたから? ふーん、それならそれでいいけど、とにかくあれはダメ  」


グッとこない人には、奇跡の長回しも無駄な努力にしか見えんのだなぁ〜。

   
じゃーさー、でもさー、

アンタ大好きで面白いって言ってる「バカリズムの30分ワンカット紀行」だってワンカット・ノー編集でしょう? 

「ラ・ラ・ランド」と一緒だよ?
(ちょっと違う気もするが)

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すると、悪友、
「あの番組は面白いね〜。地元のオバちゃんがカメラ来るの待ってて喋りだすじゃん、そこがたまらん」

だって。

シロートのオバちゃんがぎこちないイイ味出すのはけして偶然じゃなくて、その裏に制作スタッフの涙ぐましい努力があるんだよ、

…なんて説明することに何の意味があるだろう。


「湯を沸かすほどの熱い愛」も、
「杉咲花ちゃんについ泣かされるけど、そんな大した映画じゃないよ」

だって。

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ま、確かに、いくつかの仕掛けは「コレいるか?」と思うところもあったけど、それさえも受け容れたい魅力が、あの映画にはあったじゃん。

それでいいじゃん。カタいこと言うなよ。