イベントの撮影に行ったり、合間の平日にロケ行って、取り急ぎその編集したりの作業はあったものの、やはりゴールデンウイークはゆったりしている。

なぜなら物件が動かないから。

代理店もプロダクションも基本休みだし、取材先も休みだったりGWの大激務だったりで、あえてこの期間にロケを組むことはない。
その賑わい自体を撮る場合以外は。

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まさに賑わう様を撮りに行った、「坪井川園遊会」。



熊本城下を彩る「 花魁道中」。

去年のゴールデンウイーク、熊本はあの大きな地震直後で連休どころじゃなかったな。

今年は晴天続きで、曜日の並びも良く、まさに大型連休。どこも盛り上がった。

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連休明け、熊本城は本格的な工事に入る。

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二の丸公園で撮影していた時、通りすがりの若いカップルの女の子の、

「なんか元気もらえた〜。熊本がんばってる〜」

っていう声に、軽く笑ってしまった。

熊本がんばってる〜、という言葉のトーンは途方もなく明るかったけど、まぁ〜あんなこと(地震)でもなければ熊本に来なかったであろう彼女に、元気あげられてよかったよね、熊本。

とか書くと、額面通り「元気を与えられてよかった」と思ってる人と思われそうで不安だけど。

まぁーどうでもいいか、そんなことは。

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突風のようなビル風の中、高下駄で練り歩く花魁。


仕事以外の日は、溜まっていた録画の番組を見たり、雑誌や本を読んだりで過ごした。

NHKのネコメンタリーもようやく見た。
養老孟司さんとマルも良かったが、何と言っても角田光代とトト。


うちの、明日をも知れぬ老猫と似た、アメショーだったせいかも知れんが、…泣けた。

番組中で流れた「任務18年」という、角田さんの書き下ろし短編が、もうすごくて。

いずれ短編集にでも納められるだろうから詳細は書かないが、今慈しみ、共に暮らしている愛猫から、こんなにも哀切な、ある意味残酷な物語を紡ぎ出す角田光代という作家の凄さ。

猫ってそうよね〜、

きっとそうよね〜。