今日は映画へ。

「万引き家族」。

是枝監督の映画は封切りの映画館で見る。

カンヌで最高賞とったもんだから、映画館は大盛況。

大半が高齢者。じじいとばばあ。

いい映画だった。

心千々に乱れ、

まとまったこと喋れる気はしないんだが、

とてもいい映画だった。

私はこっち側の人間だなと思った。
万引きはしないけど。


樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優。
すごいなこの人たち。

是枝監督の映画は、登場する女性が皆 やさしくて強い。

正しさって何だろうねぇ〜。



ところで、

映画館の大半を占める、じじいとばばあ、

ビニールガサゴソ言わせて持ち込みのお菓子食べるし、エンドロール出たらペチャクチャ喋り始めるし、マナーはけして良くない。

「万引き家族」にどんな感想持ったんかなぁ〜、あの人ら。

どーもあの人らは、劇中の家族に眉をひそめる人たちのような気がするんだがな。


ザ・世間、みたいな。

(不特定多数に対するイメージですけどね)


笑って少しホロッと感動したいジジババは、
山田洋次作品見とけばいいと思う。


なんてな。


何かのインタビューで是枝監督は、
「見ている人が引き裂かれてほしい」
と言っていた。

引き裂かれました。

希望と絶望が綯交ぜ。

それでも終わらない日常。意外と壊れない心。

ああ人間って。(だいぶテキトーなシメ)