食事の作法 -礼を正す- そのⅡ



立食パーティで自分が皿に取った料理は全部食べること

 料理を山盛りにしないことです。また、人の分まで

頼まれもしないのに、盛りつけないこと。

 そして取り分けた料理を残すのは、とても恥ずかしい行為です。

 なお途中で自分のグラスかどうか分からなくなるものですから、

何か目印をつけておくがいいようです。




立食パーティでの心がけ

 ①入場時、手渡されたコースターに記名のこと

 ②そのコースターを最後までご使用ください

 ③開宴して15分間は食事に専念してください

 ④頼まれないのに、他の人の食事まで持ってこないでください

 ⑤ビールはビンが空になってから次の栓を抜くようにしてください

 ⑥閉宴の際、テーブルごとに後片づけをきちんとしてください

 鍵山秀三郎著『人生の作法』より




 いかに食べ物を粗末にせず、また会場のスタッフが後片づけ

しやすいように、出来るだけ一ヶ所にまとめておくことを、

マナーとしてお勧めいただいております。

 また、ホテルにお泊まりの場合も、部屋の備品を一切

ご使用にならず、自分ご持参の洗面具を使われます。




パンはかぶりつかすにちぎって食べる

 バターはパンの全面に塗るべからずです。

 パンは一口で食べられる分をちぎって、

バターを少しぬり食べていくものです。

 なおパンはそのものにかぶりつくのは、大人のマナー

でないことは勿論で、みっともないことです。

 

(1977年、アメリカ議会5,000ページに及ぶマクガバンレポートによると、手術・抗がん剤・放射線は否定されています。医療費が国家予算を圧迫・・・そして、日本食を推奨しています。マーガリン、ファットスブレッド、ショートニング、加工油脂、それらを原料にしたパン・ケーキ・ド-ナッツなどの洋菓子、揚げ物、牛乳やチーズ、乳酸菌飲料、ヨーグルト、コーヒークリーム、アイスミルク、アイスクリーム、脱脂粉乳などの乳製品、肉類、バターや植物油などの油脂類、ラード、米菓、ショートケーキ、アップルパイ、シュークリーム、イーストドーナツ、菓子パイ、ビスケット、クッキー、ポテトスナック、クラッカー、ポテトスナック、コーンスナック、その他スナック(小麦粉主原料)、チョコレート、マヨネーズ、ドレッシング、カレールウ、ハヤシルー、その他のソース、食パン、ロールパン、菓子パン、即席中華めん、即席カップ麺、ポップコーンなどにはトランス脂肪酸(日持ちを良くするために水素を添加。狂った脂肪、プラスチック食品とも)が含まれています。これは農水省がHPで公表(現在は開けず)したものです。特にがんや心臓病の大きな原因になると言うことで、日本以外では規制されています。米マクドナルド調理油切り替え遅れ和解金9億円支払いなど・・・2003年の話し) 



 

スパゲティはフォークを垂直に立て先端を皿につけて巻き取る


 巻き取る分量は一口分よりやや少なめがコツ。

 ピザはワンピースを自分の取り皿にのせ、一口ずつ切り分け、

中心分から食べていく。

 へり側の部分は、折りたたんで口に運ぶと食べやすい。




もりそばは高いところからとっていく

 山盛りの盛りつけの場合は、上から盛りつけをくずさずに

とっていけばいい。

 平盛りの盛りつけだったら手前から少しずつ一口ずつ

取っていけばいい。




おしぼりは手をふくためのもの。

おしぼりはたたんでテーブルにおいておく


 本来手をふくもので、口をふいたり、テーブルをふくもの

ではありません。




ナプキンは中座するときは椅子の上におく。

退席するときはテーブルの上に置く


 ナプキンは、席に着いたら頃合いをみて、

二つ折りにして膝の上にのせる。

 中座のときナプキンを椅子の上におくのは、「また席に戻ります」

の意志表示です。

 退席する時には、テーブルの上に軽くたたんで置くのがルール。




お酒を断るときはグラスに軽く手をかざす

 お酒を断りたいときには、グラスの上に軽く

手をかざせばそれだけでいい。

 暗黙のサインで場の雰囲気をこわさなくてすむ。

 ただ乾杯のときは「ほんの一口」だけと言えばいい。




お酒の献酬はやらない。ビールの置きつぎもしない。

親しい中では自盃自酌がいい

 ビールの置き注ぎは、失礼な所作であることを知ってほしい。

 二宮尊徳翁は、自分の酒量にあわせて大・中・小の盃を選ばせ、

自盃自酌を奨励せられた。

 親しい酒仲間の間では、これが好ましい。




お酒の席は無礼講ではない。楽しくしかも慎み深く

 お酒の席や宴会の席での所業で、人間のほどが察せられるものです。

 佐賀藩士の「葉隠訓」でもよくよく細かい注意がほどこされています。

 くれぐれも無礼な言葉やふしだらな所業がないように、

慎んでも慎みたらぬことはありません。




花は半開。酒は微酔。これが好ましい。

 花は半開が最も美しいものです。

 お酒はほろ酔い加減が、最も健康のためにもよく百薬の長

でもありましょう。



たねまき文庫二十七集「食事の作法」寺田一清編

発行 (株)登龍館 http://www.toryukan.co.jp/