保健師のめぐみです。
タバコが女性ホルモンを攻撃してしまうって知っていましたか?
今回は、産婦人科医であり、
臨床心理士でもある吉野一枝医師が、著書で
タバコと女性ホルモン、更年期の関係について、
「タバコは女性ホルモンを
攻撃することがわかっています。
閉経を早めたり、
更年期症状を重くしたりと嬉しくないことがたくさんあります」
と語っていたのでお伝えします。
参考にした本
↓
私は初めて知りましたが、
タバコが女性ホルモンを攻撃するなんてこわいですね~
あなたはどう思いましたか?
タバコと言えば、
婦人科の医師にかぎらず、どの医師も口をそろえて
「百害あって一利なし」と話しているくらいですから、
体によくないイメージはありますけれども、
女性ホルモンにもよくないし、
更年期にもよくないとは!
あなた自身がタバコを吸っていなくても、
家族や職場でタバコを吸っている人がいるようなら、
あなたの大事な体を守るために、
タバコと更年期、閉経の関係について
知っておいたほうがよさそうです。
調べてみたところ、
タバコは女性ホルモンだけではなく、
妊娠を希望する場合にもたっくさん害があり、
子宮頸がんにもかかりやすくなると
村口きよ医師が解説していました。
女性の体へのタバコの害はこんなにも!!
↓
◎2つの女性ホルモンのうち、とくにエストロゲンが出る量が減る
◎卵巣の中の卵胞(赤ちゃんの卵)の発育が悪くなる(妊娠しづらい条件になる)
◎生理がちゃんとこない生理不順が多くなる
◎妊娠率が高くなる(妊娠率の低下、受精卵の質の低下、流産が増える)
◎不妊治療をしても妊娠する率が低い
◎閉経する年齢が早い(タバコを吸っていない人と比べて2年ほど早い)
◎タバコの成分で免疫力が下がり、子宮頸がんにかかりやすくなる
◎肌のシミ・シワが増えて肌の老化が早くなる
参考:村口きよ女性クリニックのタバコのページ
↓
タバコのせいで子宮頸がんにかかりやすくなるのもこわいですし、
閉経まで早まってしまうなんて…!
タバコを吸っていることで、
女性ホルモンのエストロゲンが出る量が減ってしまうなら、
閉経が早まってしまうのもうなずけます。
「女性ホルモンが減りすぎないようにしたい!」
といって食事などでがんばってみたとしても、
タバコを吸っていたり、
家族やまわりの人がタバコを吸っていて、
タバコの煙を吸うような環境にいたら、
せっかくの女性ホルモンのためにがんばっても減ってしまっては意味がないですよね。
タバコの害がこんなにも女性ホルモンによくないとは、
私もオドロキでした。
とはいえ、
タバコを吸うか吸わないかは
個人の自己責任の範囲で、
個人の自由です。
タバコを吸いたくなる人に、
「タバコを吸わないほうがいいよ」といっても、
あまりいい解決にはならないことが多いので、
私はやたらめったら「タバコを吸わないほうがいいですよ」とは伝えないことにしています。
私からは、タバコの害についてお伝えして、
こういった害があるのを知ったうえで、
タバコを吸うかどうかは個人の自由ですから、
自己責任でどうするか自分で決めてみてください。
と、お伝えしています。
ただ、自分がタバコを吸っていなくても、
まわりの人がタバコを吸っていると
害のある煙を吸ってしまいやすいので、
家族については、
あなたが煙を吸わなくて済むように、
タバコを使う場所を限定してもらえるようお願いしたほうがいいと思います。
男性の場合、
「医師がこう話しているから」といった説明をすれば、
根拠がわかって権威がある人の話であれば納得してくれやすいので、
「だからタバコの煙をなるべく吸いたくないので、
タバコをすうときには場所を決めてほしい」
とお願いしてみるほうがいいです。
職場や外出先では、喫煙の法律が厳しくなり、
たいていの飲食店でも喫煙席はなくなってきていますので、
基本的には喫煙場所が減っているはずですから、
喫煙場所に近づかなければタバコの害を予防することはできると思います。
タバコのせいで更年期の症状がおもくなるなんてこわいですからね~
タバコの害は女性ホルモンにも影響して、
閉経を早めたり更年期の症状も悪化してしまうことにつながることを知っておいて、
あなたの大事な体を守ってあげてください。
参考になったらうれしいです。
めぐみ
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