ココナッツシュガー | 大阪の自然食品店 健康ストア健友館の店長ブログ

ココナッツシュガー

2年前にフィリピンに行き、お土産を物色している時に名古屋の自然食品店さんから
「ココナッツシュガーはとても良いよ」と聞いていくつか購入しました。


その時は日本にあまり輸入されておらず、スタッフにお土産として渡したままとなっていましたが、

取引先がこのココナッツシュガー を取り扱い、どのように良いのか再度調べてみました。


味は黒糖似ていますが黒糖ほどクセもなく非常にまろやかな甘味と香ばしさがあります。

ココナッツの実から作られるのではなく、花の蜜を集めて煮詰めたものがココナッツシュガーで1本の木から1日におよそ1~1.5Lの花蜜が取れます。
この花蜜を1~2日発酵させるとフィリピンではトゥバと呼ばれるお酒になります。


アガベに似ていますね。アガベも発酵させるとテキーラになります。


さて、このココナッツシュガーですが、低GIの天然糖として注目を集めています。

GI値とは炭水化物が分解され、糖に変わるまでのスピードを現した数値で、ブドウ糖を摂取した時
の血糖値上昇率を100として、相対的に表されています。
このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられるのです。


コナッツシュガーのGI値は35。
麦芽糖105、ブドウ糖100、上白糖99、蜂蜜90、メープルシロップ73、てんさい糖65なので比較すると
ココナッツシュガーがかなり低いのがわかります。
糖質の吸収がゆっくりで、食後の血糖値上昇がゆるやかなため、体内の糖質と脂肪を効率よく燃焼させます。

腹持ちが良く、空腹感も抑えてくれるのでダイエットにも最適です。


糖は大きく単糖類、二糖類、多糖類の3つに分類できます。
単糖類はブドウ糖や果糖のように、分子が一つでそれ以上分解できないもの。
二糖類は麦芽糖やショ糖など、単糖類が2つつながったものです。
そして多糖類は分子がたくさんつながった形のもので、てんさい糖やココナッツシュガーもこの多糖類になります。

糖類を食べると、血液に吸収するために体の中で分子を分解してバラバラにします。
単糖類や多糖類は分子が少ないので、すぐに分解されてしまい、血糖値が上がります。

それに対して、多糖類はゆっくりと分解されるので、急激な血糖値の上昇がなく、身体への負担が少なくなります。


また、ココナッツシュガーには、カリウムやマグネシウム、鉄分、リン、亜鉛など体を作るのに欠かせない必須ミネラルが豊富に含まれています。

またグルタミン酸やアミノ酸、ビタミンなどの栄養素も豊富に含んでいます。