度重なる協議の結果、6/27からスタートする予定だったツアー、
Angelo「THE BRANCHED WORLD LINE」を中止するという判断に至りました。
新型コロナウィルスに関する緊急事態宣言はもうすぐ解除になる見通しのようですが、
その後、段階的に動きが許される業種が出てきたとしても、
ライブ、イベントが許される時期というのはもっと先になるだろうという判断です。
楽しみにしてくれていた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
エンターテインメントに携わる人間は、
新型コロナウィルス感染拡大抑止のために、いち早く動きを止め、
そして、再び動くことが許されるであろう時期はおそらく一番最後になると思われます。
Angeloは5月〜6月上旬までのツアー中止を早い段階で決断しました。
僕がそれを決断した頃は、周りのスタッフ、イベンター、会場側、ともに、
警戒感という意味で僕の判断は早計なのではないかという空気感がありました。
それと比べると今回に関しては、ライブに関係している全ての人たちが
再び動きを始めるということ自体が、ある種の恐怖感に支配され、
先が見えない状態になっていると感じます。
いわゆる新しい生活様式で形を変えたやり方をするにしても、そのヴィジョンが見えない。
政府や自治体のロードマップからもライブ、イベントに関してはまだまだやってはいけないものとされている事実もあり、
自分たちが従事してきた仕事が現在の社会では「悪」とされているのではないかという恐怖感で先のヴィジョンが見えないのです。
ただ、一番に優先されるのはみんなの安全であり、
この新型コロナウィルスにまつわる問題、不安が解決しない限り、
今までどおりのライブ、イベントの開催は難しいというのが事実であり、
それを受け入れ、今後どのようにアイデアを練って、
新しい形で音楽をお届け出来るのかを考えています。
未だ先が見えないなか、
それでも前に進むために。