仁和寺観音堂の保存修理現場を一般公開 | 創業280年★京都の石屋イシモの伝言

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現在、保存修理中の重要文化財「仁和寺観音堂」が、昨日と今日の
二日間限定で一般公開されている。
 
「仁和寺観音堂」は、寛永18年~正保元年(1641~44)に建立されて
いるが、不同沈下により建物が傾き、雨漏りによる木部の腐朽も進
んでいたため平成24年12月から保存修理工事が行われている。

 
 

今回は大きな屋根部分の解体も終わり、工事中の足場を使って、
ゆっくりと重要文化財の社寺建築の構造が見学ができる、とても貴重
な機会なので、是非、ご覧いただく事をお薦めしたい。

 

また、この一般公開には、私が所属する「文友会」も参加している。

「文友会」とは、文化財の対象となる社寺建築を初めとした建築物の
内外装の保存修理に関わっている会社の集まりだが、社寺建築専門
の建築会社を初め、造園、瓦、畳、仏具、飾金具、表装、彩色、石材
等々、様々な分野の専門会社がメンバーとなっている。

そのメンバーが年、二、三回、各地で開催している「文化財ドック」と
云うイベントに合わせ、観音堂の中で、ブース展示や体験コーナーを
行っている。子供を対象とした、わかりやすいイベントなので、是非、
ご家族でおいで下さい。

 

昨日は、天気が良かったのも幸いして、かなりの入場者があった。
そして本日も晴天なので、昨日以上の賑わいが期待できそうである。

さて、私もそろそろ着替えて、石屋のブースに行かねば。
それでは、皆さままた、後ほど…
「仁和寺観音堂」のブースにて、お待ちいたしております。^^