看護学校 | kyupinの日記 気が向けば更新

看護学校

看護学校に教えに行っていたのだが、やっと終わった。あとは試験を出してとりあえず今年は終了。「精神疾患」を教えるならまだ良いよ。科目が精神保健なので最悪。これって、精神科というよりどちらかというと公衆衛生に近いし。日本の自殺数の推移とか、近年、熟年層の離婚が多いとか、全然関係ないじゃん。


「いじめ」は中学校で最も多いのです。決して小学校の高学年ではありません。これは試験のヤマですw 無理すれば関係なくはないけど、少なくとも教えるほどは知らんぞ。こういう科目は皆したくはないので、いったん受けたら最期、替わってくれる人がいない。以前、お世話になった先生から頼まれたので、断るに断れなかったのだ。


今春のの看護師国家試験をみた感想なんだが、わりあい精神科関係の問題は出題されていると思った。ただ精神疾患と精神看護の部分が多くて、「精神保健」の部分は出題も少ないし、ちょっと意地悪な問題が多くて、勉強していても報われないと感じた。全く答えがないようなありえない問題もあって、何を考えて出題しているのやら・・僕が教えていたクラスは2年生なので、卒業まではまだ1年半もある。彼女たちは、結局はまた直前に受験勉強をしなおさないといけないんでしょうなぁ・・これは今年の出題ではないんだけど、例えばこんな風な問題が出る。これはいかにも精神保健的で、しかも精神科にふさわしい問題といえる。


問題 迫害妄想のある精神科病棟入院中の患者。人権擁護に関する行政機関に電話をかけようとしている。看護師の対応で最も適切なものはどれか?


1、電話で話しているうちに興奮する恐れがあることを説明し制止する。
2、看護師が患者に代わって電話をかけて担当者に説明する。
3、担当医師に連絡し、電話をやめるように話してもらう。
4、電話については介入せずに患者のその後の経過を観察する。