蒸し暑さのなか、コロナが大流行してます。家庭内感染が目立つので、引き続き気を緩めないで過ごしていきましょう。

 

コロナ禍で対面セミナーは厳しいですが、オンラインセミナーはコツコツ行っています。4月は中国清華大学主催の日中国際漢方会議で日本側を代表してオンライン講演を、6月下旬は新潟産業大学の学生さん向けにオンライン授業を、先週は高校の日本学友会でオンラインセミナーをしてきました。引き続き、漢方医学の良さと認知度を広め続けたいと思います。

 

さて、8月のFM世田谷の放送要旨をまとめました。ラジオを聴くのは脳トレにもなります。

8/4 放送テーマ:「猛暑のぐったり疲れに:麦味参」

体を潤い、汗の出すぎを防ぎ、元気をつける働きがあります。中国では麦味参の点滴もあるぐらい有名です。今年の夏は特に蒸し暑く感じていますので、ぜひ漢方ビタミン剤といわれる麦味参をお試しください。スポーツドリンクに溶かしてもOKです。夏風邪やコロナ後はしばらく呼吸器粘膜がダメージを受けていますので、粘膜の回復にも役に立ちます。

 

8/11 放送テーマ:「熱こもり体質に:清営顆粒」

のぼせ、目の充血、イライラ、微熱、皮膚の赤みなど、そのほとんどが「血熱」によります。血の熱を冷ます効果があり、便秘改善もします。元の処方は、清時代の有名な漢方の本『温病条弁』に記録されている犀角地黄湯です。

 

8/18 放送テーマ:「仏教の神様とつながりがある漢方:天王補心丹」

毘沙門天という、仏教の神様が教えてくれたといわれる漢方薬のため薬名に「天王」がついています。漢方医学でいう不眠は「心(しんぞう)」の働きと関係あります。神経のいらだちを鎮める作用により心を穏やかにして良い眠りにつくようにしています。

 

8/25 放送テーマ:「動物の化石が入っている漢方:柴胡加竜骨牡蠣湯」

サイコ(柴胡)が入っている漢方製剤を柴胡剤とよびますが、そのほとんどが心を落ち着かせる働きがあります。この漢方薬には生薬のリュウコツ(竜骨)が使われていますが、リュウコツの材料は以前はマンモスなどの化石でした。現在は象やサイ、馬など大型哺乳類の骨で代用しています。小児のひきつけ、大人のてんかん、神経過敏などによく使われています。

 

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☆ 毎週金曜日、午後2:20ー2:30 FM世田谷HP https://fmsetagaya.com/

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健康に関する質問を受け付けています。834@fmsetagaya.com

 

イルカ西洋医学と漢方医学の良さを取り入れる紅梅イルカ

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