前回の記事に、自分の人生を引き受けると、自分自身の人生を生き切ることになると書きました。

私の元夫は、身体の弱い人でした。
娘がお腹に出来た頃、原因不明で身体が優れずに毎月3日~一週間、会社を休むようになりました。
症状は、目眩、ふらつき、異常な眠気。目が片方だけ変な風に動いてモノが二重に見えたり。ひどい時は真っ直ぐに歩けず、身体の重心が斜め後ろに片寄る。
様々な病院を回りましたが、どこも異常なしという診断。
整体やカイロプラクティックにも通い、医療費が家計を締め付けました。

私は生活を変えて欲しくて、ジュースが好きなところや運動しないところ、薬に頼りすぎるところなどを見直すよう働きかけたりしましたが、ストレスの方が良くないから、と、生活をあまり変えませんでした。

不調は続くのに原因が分からない…そんな生活を2年ほど続け、あることをきっかけに、元夫の体調は常に悪くなりました。
仕事を辞め、傷病手当のみで生活する日々。
お腹には2人目。
大きなお腹で冬の雪道の中、ポスティングのバイトをしたりしました。

元夫は、周りが自分に優しくないから、ストレスで病気がひどくなった、と常に被害者でした。
心配する家族を労うこともなく、夫婦関係は最悪…
私の人生を一生この人の犠牲になれない。
こんな考えではこの人の病気は治らないだろう。
そう思い、解放させてもらいました。

元夫は、自分の人生を自分で引き受けていなくて、いつも被害者でいました。
もし私が病気になったら、片っ端から身体を変える努力をするし、様々な自然療法を試すと思う。
今までの生活や思考の何がいけなかったか見つめ直し、本を読みまくって生きるヒントを得ようとすると思う。

ただ横になってテレビを見たりゲームをしている元夫と四六時中一緒にいて、
この人、何のために生きてるんだろう?と思いました。

今思うと、添加物やケミカルなものの害でそうなっていたんだと思う。


離婚を決意して実際そうするまでの約半年間、じゃあ私はこれから何処でどう生きようか?と常に思考していました。

私は誰の犠牲にもならず、しっかり自分の人生を生きよう、そう決断しました。

私が、人生の目的は自分自身を生き切ること、という考えを得たのは、この本からです。
神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)/サンマーク出版
¥751
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この頃からこの本は私のバイブルです。
何かに迷ったらこれを開いています。


今の夫くんは、アンスピリチュアルだけど、これを軽く読んで、「この神様は親鸞みたいだ」と言っていました。

私が自分の人生を自分で引き受けると決めてからは、大変なことももちろんたくさんありましたが、人生の指針が出来て、劇的に好転しました。


あなたは、自分の人生を自分で引き受けていますか?

私たちは親から様々な刷り込みをされてきました。
そんなことしたら恥ずかしい。
失敗してはいけない。
~が当たり前。
などなど。

結構私たちは、親や社会から刷り込まれてきたことを基準に自分の行動を決断しています。

そうして沢山の「~べき」にがんじからめになっている。

私が、自分の人生を自分で引き受けると決めて、自分の決断を客観視した時に、いかにこれが多かったか、けっこう唖然としました。

そして誰かのせいにしたり、被害者になるのも、自分の人生を引き受けていない証拠です。



さて、アドラー心理学の育児では、子どもが自分の人生に責任を持てるように様々な働きかけをします。

1.話を聴く
2.正の注目と負の注目
3.叱らず褒めず、勇気づけ
4.課題の分離

そしてこれらをするための根っこの思考として、
☆親と子は平等
☆子どもを尊敬し、信頼する

というものがあります。
だから命令はしちゃいけなかったりね。
けっこう出来ないです、私も

アドラー的な接し方についてはまた後日。