このような内容で、A4サイズ4~5枚程度にまとめて、リーディング結果をお伝えします。
対面などで鑑定を受けて終わりだと、言われたこと忘れちゃいますよね。
書面で後日受け取ることで、いつでも読み返すことが出来、
自分自身のパーソナリティーを再確認できたり、鑑定でのやり取りや決意を思い出したりすることが出来ます。
で、セッションの価格がモニターなのに高いと思われる方もいるかもしれませんが、
ホロスコープを詳細に読み込み、これだけの文章をまとめるのに、3時間以上かかります。
1時間程度お話しをして、更にお話を経て書き直します。
1日がかりです。
それくらいなら、鑑定しない。
そんな気持ちで行っていきます。
以下は、Sさん33歳、女性の例です。
この春ご主人と別居し、7月に離婚。
地方への移住を検討していました。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
【ホロスコープの基本要素】
男性性7(3) 女性性3(2)
地0 水3 風4 火3
活動5 柔軟3 固定2
地の星座が0になっていますが、ASC(アセンダント)がおうし座でMCが山羊座と、どちらも地の星座ですので、これらで補うことが出来ているようです。
きちんと持続的にじっくり取り組まなければならないという初期衝動があるし、社会にでてからも実務的な能力や達成していくことを学んできています。
男性性や活動宮が強いので、とても活動的で、社会に出て行くエネルギーが強いです。
【射手座11度、第8ハウスの月 心の安定点】
※度数はサビアンシンボル算出に応じて1度プラスになっています。
好奇心旺盛。外への探求をしたい本能的な欲求があります。自分の思い通りにならない他者や環境で心が揺らぎやすい。田舎暮らしをするとしても、刺激的な人との交流が大切です。海外旅行は心の安定におススメ。
月星座、射手座11度のサビアンシンボルには古代の叡智へのあこがれ。勉強熱心で探究心が強い。ことが示されています。
月が第8ハウスにあると、若いうちの家族の生死、性行為などがその後の「感情」や習慣パターン、人との絆の形成のもとになっている傾向があります。インナーチャイルドの働きを起こします。若いうちにそのパターンが形成されるため、大人になると自分の感情の起こりがどこからやってくるのか自分では見えにくい、気づきにくい傾向があります。
過去の体験、感情を振り返り、受け容れていくことで月のパワーが安定します。また、こころの分野の探求でも月のパワーを活かせるでしょう。
【蟹座22度、第4ハウスの太陽 魂が志向するもの】
生活、基盤、料理などをテーマにした職業に向いています。「家」を示す第4ハウスにあり、家で働くことに向いています。
太陽のサビアンシンボルは未知への憧れが強いこと、一般的な社会環境が提供してくれることでは基本的に満足できないこと、理想的な社会生活への期待を持ち続けてしまうことを意味する配置です。
どこに行っても家でできるような仕事・スキルを身につけると良いかもしれません。蟹座は第4ハウスで一番元気なので、この傾向が強く現れます。
【蟹座9度、第3ハウスの水星 思考】
大変知性が発達しています。いろんなジャンルに精通し、多くの人との付き合いを持ちます。いろんな場所にも行きます。
サビアンシンボルでは、つかみどころのない生命というものへの純粋な関心による歩みより、といった傾向が示されています。素直な心で生命と向き合う少女のような心があります。
【獅子座17度、第5ハウスの金星 愛、表現】
創造的な自己表現、恋愛、子どもを通して感性を養い、発揮する。獅子座は第5ハウスで一番元気で、この傾向が強調されます。
サビアンシンボルでは、状況を思いのままにつくりかえる能力、受け継がれた先祖からの知識を伝承する能力、それをさらに発展させる能力があることを示します。
月とトライン(120度)というソフトな関係を持っていますので、恋愛関係の充実、美や調和、といったものと心の安定が大きなかかわりを持ちます。
過去の体験、感情を振り返り、受け容れていくこと、心の世界の探求などで月を安定させることが恋愛関係の充実に重要です。うまくいかないと、プライドが邪魔をし、愛情表現が素直に出来なかったりします。
【双子座27度、第3ハウスの火星 仕事・男性との関係】
好奇心を実行に移す行動力。2つの望みを同時進行でかなえてしまえるような巧みで器用なパワー。実践型の生きた知識を身につける。情報、コミュニケーションの分野で生かされる。移動が多い。
同時に、男性にそのような能力を与えることが出来ることも示しています。
サビアンでは、環境に依存しない生き方を求めて、自分の可能性をより複雑な世界にかけてみる、漂流するように環境を変えていくことを示す度数になっています。
言葉を操る能力をさらに磨くと良いです。
【天秤座、第6ハウスの木星、土星、冥王星 命を運ぶ星 拡大・試練・変容】
第6ハウスは仕事や健康を表すハウスです。仕事を通して拡大(木星)、多くの学びや試練(土星)、自己変容の経験(冥王星)があると思います。健康についての学びも大切です。
ハードワーカーになりやすいですが、仕事から多くのものを得る配置です。
サビアンシンボルを総合的に読むと、冥王星からは、霊的な成長を促す対人関係、自分より進化していない魂に対して援助する行為、人生の中で予期せぬ形であらわれる援助などが、豊かな成長に導くことを暗示しています。
また、木星のサビアンシンボルからは、人と人とをつなぎ、新しい目的を持つ人同士を集めるようなことが示されています。
土星のシンボルからは、集団を統率するのに明確な理想を表すこと、人生で重要な鍵となるような知識を手に入れる機会が訪れることが示されています。それを伝達するようなことが最終的な使命のようです。
天秤座なので、異なる世界をつないだり、人と人との関係から調和を作り出すような経験を、仕事の中で成し遂げていくようなイメージです。
運命を動かす重要な天体がみんな第6ハウスに集まっていますので、仕事や健康面を通しての学びは非常に大きいと思います。
【これからの流れ】
最近離婚をされ、田舎への移住を検討中とのことですが、これまでを総括してみると、環境を変えて多くの人と関わっていくことは、魂の青写真にすでに刻まれていたことが示されています。パートナーシップを示す第7ハウスに天王星があるので、パートナーに拘束されることを嫌う傾向があるようです。
天王星はさそり座にあり、現在ちょうど火星と重なっています。また、つい最近まで同じさそり座で土星と火星が重なっていました。
さそり座は現状を覆す強いパワーを秘めた星座で、ここに入った天王星は、あなたが不満な現状を覆す強い力を持っていることを示しています。今、火星や土星がここに同座していることで、本物じゃない相手とは別れるようなことが起こりやすい配置です。
この経験から、自由を獲得し、新しい関係のパートナーシップを構築できると思います。現在の星の配置との相関関係を確認しましたが、火のグランドトラインと水のグランドトラインという調和の配置が2つも出来ていて、ものすごくいい流れの配置です。離婚したてという悲壮感はまったくないです(笑)すごくいい宇宙のサポートがあります。
新しい生活はきっと楽しいはずです。
ここからは、2~3ヶ月くらいは、第7ハウスの天王星に土星が重なっていき、更なる変容、試練と感じることが起こるかもしれません。新旧のせめぎ合い、みたいな(笑)
前のパートナーさんとのことなのか、仕事でのパートナーシップなのかわかりませんが、ちょっと苦しい感じがあるかも。
一方で火星はもうすぐ射手座に移動します。今月末には物事が勢い良く進むような気配があります。
ちなみにSさんに今すごく影響を与えている天王星のサビアンシンボルには、自分の知識や概念を他者に押し付けてしまう傾向が示されています。調和とかけ離れてしまっているこの傾向を手放すようにできるといいのですが…。
Sさんの土星に土星が戻ってきて、さらに冥王星に土星が重なっていった3年くらい前に、何か大きな変容や試練が始まったのではないかと思います。
今年のサビアンシンボルのテーマは、「大きなラクダが広大で近づきがたい砂漠を横断しているのが見られる」です。ラクダは体内に水を持ち、砂漠での長旅に耐えられる。自分の中にはすべてがある。新しい体験に飛び込む決意、などを示しています。
自分の中にすべてがある、と信じ、不要なものを手放し、新しい世界に飛び込む。まさに今、そのときであることがホロスコープからも読み取れます。
【総括】
自由で対等なパートナーシップへの学び、生活の再構築が必要そうなことがトータルでよくわかります。
仕事から多くの学びがあり、情報、コミュニケーション、創造的な自己表現、移動、などがテーマです。自己表現のための技能はこれまでも学んできていると思いますので、それを使ってください。
人と人とをつなぎ、人々に安らぎや楽しさを与える仕事、集団的な調和、などがテーマです。
3年位前から続く変容、変革期のイメージはありますが、それにまったく悲壮感は感じさせない配置です。
出生時のホロスコープ全体の星同士の相関関係を見ても、さほど葛藤がないように思います。移動や仕切りなおしが多いのは全般を通じてありそうです。
流れに身を任せ、どんどん脱ぎ捨てて、新しい人生を進んでほしいと思います。