さて、『星の舞式恒星占星術』の発売に合わせて恒星の話を書いていきたいと思います。
ヘリアカルライジングという言葉はご存知でしょうか。
太陽と共に昇るという意味なのですが、
本当は太陽が昇る直前に昇る、ということ。
太陽と一緒に昇ると太陽の光で消えてしまうので、
太陽2つ分の距離が離れた状態で昇ることをさします。
有名なのは古代エジプトで1年の始まりとされたシリウスのヘリアカルライジング。
シリウスが東の空に昇ってすぐに太陽が昇る状態。
シリウスが夜明け前の東の空に見えるようになったときがシリウスのヘリアカルライジングです。
現代では7月28日前後です。
古代エジプトでは、シリウスのヘリアカルライジングのおよそ70日後にナイル川が氾濫するため、非常に重視していたとのことです。
西洋では、シリウスのヘリアカルライジングの時期をドッグ・デイズと呼び、一年で最も暑い時期、盛夏をあらわすとしています。
古代ローマの頃はシリウスのヘリアカルライジングがもっと早かったので(地球の歳差運動でずれていきます)、
西洋のドッグ・デイズは7月23日ごろから8月23日までのおよそ1ヶ月だそうです。
占星術的には、シリウスが関与すると強い意志と強烈な拡散力を持つとされます。
個人的な努力や行為が集団に貢献し、永く名が残り伝説にさえなると。
集団に強い影響力を持つとされる星です。
おおいぬ座にはシリウス以外にもムルジムという恒星が知られています。
シリウスのヘリアカルライジングよりも少し先に昇ることから、
おおいぬ座の犬としての特徴をよく表すとされ、「アナウンサーの星」と呼ばれます。
うるさく吠え続ける犬みたいに、すごく言いたいことがある人。
話し続けたり、本やブログを書き続けたり。人前で話す人に向いています。
実はわたしはこのムルジムのパランを持っています。
土星にパランしているのですが、土星は努力して獲得することだったり、コツコツ続けることだったり。
そして、土星とのパラン時にムルジムが天底に位置しているので、人生の基盤としてのエネルギーになります。
社会的な達成の形としてずっとあるもの、とでも言いましょうか。
実際に学び続け、書き続け、セミナーでしゃべり続けているので、たしかにそうだなぁと笑ってしまう
土星とのパランだからあまりうるささは無いというか、社会的な場でそうしてます、感が出るのはそのおかげでしょうか(笑)
このムルジムは、おおいぬ座の中では4番目の明るさだけど、実際にはシリウスの1300倍もの高度で輝いていて、もし太陽系からの距離がシリウスと同じであれば、金星の15倍以上の明るさで見えるだろう星だそうです。
こういうことを知るのも面白い。
そしてもう一つ、小さいわんちゃん(こいぬ座)のプロキオンですが、こいぬ座はプロキオンと3等星のβ星の2つで小犬の姿を現します。
「犬の前に」という意味で、おおいぬ座のシリウスが昇る直前にプロキオンが昇ることに由来すると。
このプロキオンはシリウス同様地球からの距離が近く、超高密度。
なんと、角砂糖1個分のサイズに見立てた場合でも2tを超える重さになるそうです。
占星術的な意味としては、犬のすばしっこさをあらわすそうですが、
利益や幸運を得ても非常に移ろいやすくて一時的であることも多いらしい。
あまりいい意味ではないかな(笑)
明け方の空にこれらのワンちゃんたちが昇る季節になってきました。
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