続き。。。

沖縄の気温が高すぎて、着てきた服では暑いので、国際通りでブラウスを調達しました。
夕食はゴーヤチャンプルーに海ブドウ🍇
生牡蠣はフルーツのよう😋




翌日は皆で琉球衣裳を着て写真撮影。
お店の方の、髪を10分程で纏める手早さに驚きびっくり



その日は快晴☀️
私たちは船に乗って久高島へ。
潮風を受けつつ、いよいよ、久高に到着。
とりあえずは昼食を取りつつ連絡を待ちました。






やがて、タイミングが合わなければ無理だったかもしれない久高島のユタさんとご縁が繋がりお会いできることに。

その日は久高島の祭礼の日。

古来より、ノロやユタといった神人が参拝をしていた久高のすべての聖地に、私たちを案内してくれました。

ユタさんは、優しげな笑顔の中に時折キラリと光る強い視線が印象的なおばあさん。
私達が神職の資格を持っていることを伝えると色々な事を教えてくれました。





地球がまるいということが改めて分かるような、見わたすかぎりの水平線。

あまりの美しさに沈黙していると

「ここは宇宙に繋がってるの。ここには月に何度も来てお祈りをする。一番大切なのは、感謝。それが久高の祈りです。」

「私たちはカミゴトにお金は頂かない。
それが本来の神職なの」


ユタさんの合掌に合わせて私達も手を合わせていると、鷹?のような大きな鳥が飛んで来ました。
すると「あなたたち、よかったね。神様来てくれた。祝福してくれたわよ。」とユタさん。

さらに聖地をまわりながら突然、ユタさんが聞いてきました。

「貴女たち、神職として一番大事なことは?
やらなくてはいけないことは何だと思う?」

考えているうちに昨日の斎場御嶽を思い出しました。
大自然のなかには特にエネルギーが強く現れる場所がある。そんな場所に御嶽がある。

そこにいけば自然に思考は止まり、
人はただ、受け取る器になる。
古代の神社も、修験の聖地も同じ。

「メディテーション…瞑想ですか?」

「そう!瞑想すること。
心を開いて素直になること。頭で考えたらダメ。そうすれば色んなことを教えてくれるの。」 

そんなことを話していると
同時に、遠くで魚が何匹か跳ねました。

「今日もメッセンジャー達、一杯来てるからね。
自然はいつもメッセージくれてるの。素直じゃないから気付かないだけ。

ほら、みてごらん。
魚達、円を描いて教えてくれてるよ。
ローマ字も日本語も中国語も書く。」


運転している車にずっとついてくる鷹や
黒い蝶々に、ユタさんは「ありがとう」と挨拶。

そして
「瞑想していて何か感じたことはある?」
と再び質問が。 

「何か感じた人はいないの?」

黙っているわけにもいかないので、
自分の体験を少しお話しました。

「私はすごく深く入った時、意識が拡がる感じがします。拡がっていくうち、自分が自分だと思っている意識というか自我なんて本当に儚い…無いのと同じで、
もっと大きな意識の一部というか、自分も周りも含む全体を感じました。」

「瞑想はね。宇宙に繋がるの。
ここには1400年前からある御嶽がある。
それよりもっと古い、3000年~4000年前の縄文時代からある祈りの場もある。
瞑想がうまくなると、1000年2000年なんて
すぐ飛び越えられるよ。

どんな風に祈っていたか、古代の祭祀もみえる。いまと違うところもある。
途中から分からなくなって変えてしまったんだね。私は、直接セジを受け取ってるからわかる。」


ユタさんとの会話は、
はじめから終わりまで驚きの連続でした。
でも、どこか「わかる」という感覚もあり
修験との共通点も感じました。

これからそれぞれの神社に奉職していく友人達には神職の大先輩からの言葉と時間は宝物になったのではないかと思います。

沖縄文化、日本文化の出発点であると言われる久高島。
そこで受け取ったものは、リセットされた安心感でした。

これからは大学院生として、研究者として、
色んな現実のデータを集めて実証していかなければならない時に、非現実な事は書かない方がよいのかもしれない。

でも体験は体験。
ただの偶然でも、たまたまだったとしても、
久高での時間はとても心を豊かにしてくれました。

この大學で、みんなと会えて良かった。
ここに来られて良かった。

ありがとう。
すべてに感謝。
4年間を締めくくる、素晴らしい卒業旅行でした。




沖縄に戻るとホテルからサプライズな卒業祝い✨

友人から誕生日プレゼントも貰いました。
大切にします😌✨