高橋真実子です。

 

アナウンサー

MCS認定ティーチャー兼トレーナー/TCS認定コーチ

などしております。

 

自己紹介はこちらから

 

 

「私はもっと講師力を上げたい!」

「講師のことを勉強したい!」

 

「講師 勉強」で検索!!

 

で、出てきた 全国講師オーディション

 

「え!なにこれ!面白そうだし、勉強にもなりそうー!」

と、軽い気持ちでエントリーしてしまいました。

 

で、1回目の感想がこちら・・・下差し下差し

 

 

 

 
自分のペラッペラな人生に向き合う羽目になっております絶望
 
「100年後まで伝えたいこと」ってなに?
 
自分のこれまでのストーリーや、人生の転機から学んだことを
お伝えして人の心を動かすって、、、難しい!!!!
 
何もない・・・って思っていたけど、
小さなことでもあるかもしれない!と今は予選のビデオ撮影に向けて
原稿を書いて・・・いえ、書こうとしております。
 
 
 
ひとつ思い出したのは、「私が救われた瞬間」のお話。
 
大学時代のことです。
当時私は、「南京玉すだれ」にはまっておりました。
 
女子大生だった私は、平均年齢65歳くらいの
「南京玉すだれ教室」に通い、♪さては南京玉すだれ~~♪と
歌って踊っておりました。
 
若い人は私だけだったので、皆さん可愛がってくださり
お祭りなどで南京玉すだれを披露するときはいつもセンター!
 
センターで踊る、という貴重な経験も沢山させていただきました。
もう今度の人生ないだろうなぁーー
 
練習しては、地域のお祭りやイベントで披露する。というのを繰り返していました。
 
 
そんな中・・・・阪神淡路大震災。
 
 
当時私は大阪に住んでいて、家の中はぐちゃぐちゃになりました。
食器棚は倒れ、リビングはガラスの海。
 
家族の無事を確認したあとは、呆然とテレビを見ていました。
どんどん増える被害・・・何もできない無力さ・・。
誰とも連絡が付かない不安・・
家族だけは無事だったという安堵。
 
3日後、大学の先輩が亡くなった、という知らせが入ってきました。
 
ご遺体のそばには、書きあげたばかりの卒業論文があったそうです。
 
2人でご飯を食べに行くほどは親しくない。
でも(もっとお話し聴きたいな)と思っていた先輩でした。
もう就職も決まっていて、お化粧もとても上手で、憧れていました。
 
1人暮らしをしている先輩でした。
1人で、どんな気持ちで亡くなってしまったのか・・・
 
想像すると、胸が締め付けられました。
 
 
 
それから1週間後、私はアルバイトを再開しました。
 
久しぶりに会うバイト仲間の友人に、ほっとして
「実はね、大学の先輩が亡くなったんだ・・」と言いかけたとき、
 
「え?私、親戚亡くしたんだけど!」と言われました。
 
「え・・そうなんだ・・・ごめん。それは・・・」
 
としどろもどろになりつつ伝えて、
それ以降、私は先輩を亡くした話が出来なくなりました。
 
私なんかよりもっと辛い思いをされている方がたくさんいる。
私なんか弱音をはいてはいけない・・
 
そんな風に思って、誰にも言わなくなりました。
涙も出なくなりました。
 
 
その年の夏、神戸で夏祭りが開催されました。
小さな地元のお祭りの夏祭り。
 
私たち南京玉すだれチームも、少しでも元気になってほしいと
お祭りで踊ることになりました。
 
暑い夏。
 
私たちは、まだ黒く焦げたままのがれきのビルをバックにして
とにかく明るく笑顔で♪♪さては南京玉すだれ~~♪♪と踊りました。
 
踊り終わって片づけをしているときに
南京玉すだれの先生がふと私に話しかけてきました。
 
先生は65歳くらいだったでしょうか?
当時女子大生の私にとっては、おじいちゃんでした。
 
とても優しいおじいちゃん、というイメージの先生でした。
 
 
「まみこちゃんは、この震災では大丈夫でしたか?」と
 
とても穏やかな口調で話しかけてくださいました。
 
私は先輩のことがふとよぎりましたが・・・
「はい、大丈夫です。先輩を一人亡くしたんですけど、
 もっと辛い人もいっぱいいるし・・もう大丈夫です」と
 
そんな風に返事をしたと思います。
 
 
南京玉すだれの先生は
 
「そっか・・・それは、辛いですね」
とても静かに言ってくださいました。
 
 
 
「はい」と小さく返事をしたその瞬間に
私は気が付けば泣いていました。
 
最初は何の涙か分かりませんでしたが
涙が溢れてきて、止めることが出来ず、
息の仕方を忘れるくらい嗚咽していました。
 
 
あぁ・・・わたし、辛いんだ・・・
 
先輩が亡くなって辛いんだ・・・ と
 
 
初めて「辛い」という感情を味わうことを
許された気持ちでした。
 
 
 
辛いって言ってもいいんだ。
泣いてもいいんだ。
 
私より辛い人はいっぱいいるかもしれない。
でも、私も辛い。
 
私は、先輩を亡くして辛かったんだ。と
初めて泣くことを自分にゆるしてあげられた気がしました。
 
 
「辛い」なんて比べようがありません。
でも私は勝手に「私より辛い人がいっぱいいるから私は辛がってはいけない」と
自分で自分を縛り付けていたようです。
 
 
それが、玉すだれの先生の
 
「そっか・・・」の一言で救われました。
 
 
「そっか」には、「そのまま受け取る力」があります。
そのまま、ありのまま、受け取る力があります。
 
「辛い」をそのまままるごと受け取ってもらえた私は
初めて「辛い」を味わうことが出来て心が救われました。
 
そんなお話をしてみようかな、、、なんて思っています。
 
 
 
 
全国講師オーディション まだ受け付けていますよ。
 

 

~子どもとかかわるすべての方へ~

マザーズコーチング講座

 

ベーシック講座(2時間程度)¥7000(税別)

アドバンス講座(2時間程度)¥8000(税別)

 

~大切な人と、自分の可能性を諦めたくない方へ~

トラストコーチング講座

 

ベーシック講座(3時間程度)¥20000(税別)

アドバンス講座(3.5時間程度)¥30000 (税別)