本命になれなかった藤井淳志 | 『毎日が革命』「転職王」正己のヤバイ放談 (臼井正己公式ブログ)

『毎日が革命』「転職王」正己のヤバイ放談 (臼井正己公式ブログ)

星湖舎刊『毎日が革命』と彩図社刊『転職王』『0から始める幸福論』の著者、転職王正己こと臼井正己のブログ。最新刊『0から始める幸福論2022』kindleで発売中!

画像は10月6日付中日スポーツ 渋谷真記者のコラム「龍の背に乗って」より


中日スポーツの渋谷真の記者のコラムはいつも楽しみに読んでいる。今日のコラムも秀逸だった。


主役は藤井淳志。1年目から開幕スタメンの座につきながら大成しないまま今季限りで引退することになった惜しい選手だ。


渋谷記者は落合博満元監督のこんな言葉を紹介している。


「このチームには自分を過小評価するやつと過大評価するやつがいる」と。


過小が荒木で過大の代表格が藤井だと渋谷記者は書いている。過小の荒木が2000本安打を達成し名球会入りしたのに対し、過大の藤井はレギュラーにすらなれなかった。


この結果だけを見ると過大評価は間違いと思えるかもしれない。


ただし、渋谷記者は藤井に好感を持っているようだ。


コラムは以下のような記述で閉められている。

「堅実と安定、大いに結構。でも一人くらい『俺を使え』と叫ぶ選手がいたっていいじゃないか。だって一皮むけなかったからこそ、彼はファンに愛された」


過大評価し、「俺を使え」という選手は私も好きである。

私が提唱している「無印本命」という概念は「自分を過大評価し、言わばハッタリをかまし、そのハッタリを現実にすべく努力する」人やホリエモンこと堀江貴文著『ハッタリの流儀』の愛読者と相性がよい。


藤井の場合はその過大評価に見合う実績を残せないまま引退することになった。

ただ、人生は長い。第2の人生で藤井が花を咲かせることを期待している。