こんばんは
Coeur(クール)のmakiです


資金無し、顧客無し、コネも無し
なんならネイルサロン経験も無し
そんな無謀なところから、自分でやりだして9年
今こうして仕事として成り立っていることを本当にありがたく思います




昨日は、娘の16歳の誕生日でした

と言っても、年中くらいの頃から離れてしまったので
直接お祝いは出来ていませんが。

小学生の間はプレゼントを
中学生になってからは、情けない話ですが
何が欲しいのか分からないので
カードを送っています

私の判断だけで選んだものを贈るのは
親のエゴなだけな気がして。

早いものでもう16歳か、と
昨日は色々と振り返っていました

私は離婚の際、嫁姑問題から発症した自身の精神疾患
前夫が本家の長男であることなどの理由から
娘と離れることを自分で選びました

そして前夫が協議離婚から1年後くらいに再婚しましたが
家族3人で月1くらいで会っていました

幼稚園の入園式、運動会やバザーなどにも参加しました
状況を知っても、
僅かでしたが今で言うママ友でいてくれる人もいました


ある日、前夫の新しい奥さんから電話がありました
“お前の娘を育ててやってるんだから金を払え”と。

どうやら、女性としての嫉妬だったようでして
3人で会っているのが気に入らない、と

それからしばらくは、送迎だけ前夫がして
私の実家で会っていたんですが

それでも気に入らなかったんでしょうね

会わせてもらえなくなりました

そして程なく、謎の男性から脅迫めいた電話がかかってくるようになりました
どうやら奥さんに頼まれた男性だったようでした

当時も今も変わらず、新しい奥さんの気持ちも分からなくもないんですが
子持ちの男を選び結婚したのは自分だろうよ、と

子供にとっての親は私達なんだから、やりとりがあるのは仕方ないこと、と割り切れないなら
なぜそんな男と結婚したのか

新しい奥さんに限らず、子持ちの人と結婚しようと思うなら
そこらへんの覚悟はちゃんとしてほしいものだなと
子持ちと結婚してブツブツ文句言っている人に対して
常々思います

まぁ、言っても仕方ないことですけれど。


話はそれましたが、そんな電話がかかってくるようになって
かなり怖かったので警察に相談をしました

民事不介入

家族間、元家族間のトラブルには対応してくれないことを知りました

同じ時期に結婚、離婚をした友人から
公正証書、なるものの存在を教えてもらったので
作成することにしました

が…
前夫が判を押さない(-_-)
あれって、双方同意の上でないと成り立たないんですね
それもその時初めて知りました

司法書士の方に相談したら、もう家裁しかない、と

法テラスや弁護士相談、必要な事柄の書き出し
申し立ての仕方など
当時、よくネット環境の無い中、あんなにも調べ尽くし
動き、くじけなかったな、と
若さでしょうか笑

今なら確実にくじけると思います!笑
そして面倒くさくて諦める気すらします

でも、当時の私は病んでるなり必死だったんだと思います

私は育てられないけど、子供はそんな奥さんに育てられて大丈夫なんだろうか

親にとっての初孫を、もう会わせてあげられることは出来ないんだろうか

離れることを選んだ私が
娘会いたいという思いは、生みの親である私と
新しい奥さんの板挟みにしてしまう気がして
それはただの私のエゴな気がしてワガママな気がして

なぜだかすんなり蓋をすることができました

・今後、私にお金を要求するなら親権争いに切り替えること
・誕生日とクリスマスにはプレゼントを送っていいこと(1度私の両親がプレゼントを送ったら受け取り拒否をされたことがあるため)
・月に1度必ず私の両親に娘の写真を送ること
・私からは申し出ないけど、娘が私に会いたいと申し出た時は、会わせてくれること

1年半かかりましたが、全部私の希望した条件で
調停を終えることができました

後半は根比べのようになっていて
心が何度も折れそうで、病気も悪化したりしましたが
調停員の方がとても良い方たちで、
乗り切ることが出来ました

この調停で取り決めた親同士の結論が
私には今も悔いのないもであっても
娘にとって最善なのかは、今もまだ分かりません

前夫の家で、どう聞かされているかも分かりません
母親が捨てた、とか聞かされているのかもしれません

でも、そんなことはどうでもいいんです

娘を生んだのが私であることは紛れもない事実です

そして、その当時若くて未熟だったなりに
必死に出した結論です

それを分かってほしい、とか
私だって辛かったなんて思いません

親の勝手で、親の都合で
こんな風にさせられてしまった娘が1番辛いだろうと思います

“会いたくなりませんか?”と聞かれることが多々あります
元気でいるのか、見かけたいなと思うことはあります
でもまだ今の私には、面と向かって会える勇気がありません
手離したことが後ろめたくて、何も話せなさそうで。
何を言われても言い訳にしかならなそうで。

手離すことを覚悟した時
一生会えないんだ、と思うようにしました

でも、もしいつか
会いたいと言ってくれる日がくるなら
その時胸を張ってアナタの母親だ、と言えるように
こんな人が母親なんて、と思われることがないように
頑張って生きようと決めました

全て自分が選んで決めたこと。

私が鬱から抜け出せた背景に
今Coeur(クール)を続けていられる背景には
常に娘という支えがありました

どんなに回り道をしても、前進していられるのは
娘のおかげです

娘からしたら、何を都合のいいことを、と思われてしまっても仕方のないことですが
私がブレずに私でいられるのは娘の存在があるからです

無責任にこの世の中に生み落としてしまったことを
後悔したこともありました

選択が正しかったのかと悩んだこともありました



でも。
今はもう、そんなことを思うことはありません



生まれてきてくれてありがとう
私を母親にしてくれてありがとう


お誕生日、おめでとう