今日の薬局のオープンに備えて
昨日は
何時間も消耗品や文房具を買いに
走り回った

大きなカゴが
何個も山積みになり
あぁ…とうとう
明日を迎えるんだなと
妙に心がソワソワした

この土日も
休み返上で準備に明け暮れる彼に
(息子さん)変わって
私が出来ることといえば
彼が忙しくて出来ないことを
フォローすることだけだった

気持ちを奮い立たせていたのか
しんどくても
周りを労い 
ジョークを飛ばしていた彼

あまり眠れないままに
今朝は早く目覚めてしまった


事務用品をいっぱい車に積み込んで
オープン前に
かなり早く到着したら
白衣を着た彼が玄関から出てきた

「今日は
よろしく頼みます😊」

「いよいよやね✨
今日は、早く来たよ😃

いつもと変わらない彼だった

オープン前に
買ってきた荷物をさばいていたら
どんどん忙しくなってきた

お祝いの花や祝電が続々と届き
それと同時に
ひっきりなしに
患者さんがやってきた

電話はしょっちゅう鳴るし
足りない薬品の注文で
店のなかをばたついて
やがて来た薬品を 
どんどん片付けないといけない

新しい従業員さんには
パソコンのことで
ひっきりなしに呼び止められるし

彼は対応に追われて
話す間もないほど仕事が忙しかった
 
忙しすぎる彼の出来ないことを
見つけて
フォローに追われた1日だった


家に帰り
休憩時間の2時間が終わると
昼食をかきこみ
夕食の準備をして
とんぼ返りですぐに戻った

相変わらず店内は大忙しで
疲れきった顔をした彼が
パソコンの前で
ため息をついていた

夜も19時を過ぎて
やがて2人になった

「少し休んだら?
ここ何日も
ろくろく
寝てないでしょ?😅
心には
遊びがないといかんからね」

「俺、大丈夫かなぁ。。」

「大丈夫だって!!
私もついてるし
ここまで来たら
やるしかないでしょ?笑」

「そうやなぁ😊
やるしか、ないよな」


自分が決めたこととはいえ
重い責務を背負う彼の気持ちが
ひしひしと
伝わってきた
 
痛いほどに
それはわかっていたし

冗談っぽく
私が心配しないように
気を使っているのもわかった

2人で仕事をしながら
あの頃のことを思い出していた

片付けていたら

「今日は
すごく疲れたやろ… 
しんどかったな😥
先に帰りや😄
後は俺がやっとく」

自分も相当疲れているはずなのに
やっぱり彼らしい

じゃあ、また明日ね😌
ゆっくり今日は休んでと
言って ドアを出ようとした

「あのさ、今日は、
ほんとにありがとう…。
居てくれて、良かった。
助かったよ😫
何回も言うけど
メインで考えてるからさ。
明日もよろしく頼むよ」

自分の心配をしたらいいのに
昔から
どこまでも変わらない彼だ


この場所に来て
本当に久し振りに
仕事が楽しいと思えた

大変なことも多いし
頭はフル回転だけど

仕事に真摯に向き合う彼は
カッコいいし

従業員への気遣いも忘れない

こういう人の側で働けることは
ありがたくもあり
勉強になる

めんめんちゃんと行った
人生が変わる場所を楽しんでいた
水面下で

薬局のオープンの話を考えていた
彼がいたなんて
知る由もなく

そんなことをまだ知らない私が
その場所を楽しんでいた頃

まもなく
その話が自分の元に来ることも
露知らず

人生って
なんて面白いんだろう

ありがとうの一言が
こんなに胸に染みるなんて
やっぱり
年をとった証拠かなぁなんて
思ってみたりもして
 
まぁ
どっちにしろ
私達の物語は始まったばかりだ

今日は疲れきって
ぐっすり眠れそう😌🌃💤

明日も
いい日になりますように