奇しくも、3月11日。
ここ数年、皮膚病になったり、片方の目が不自由になったりと、不調が続いていたミドリフグちゃん。
それでも食欲はあって、毎朝、元気にエサをおねだりする姿に癒されていた。
10日の朝までは元気だった。
11日は朝早く仕事に行かなければならず、フグちゃんにエサをやって出勤。
帰宅は夜遅かったので、水槽は真っ暗。
そして12日の朝。
水槽の下に横たわる姿にたじろぐ。
生きている痕跡を探して、何回も何回も見つめる。
でも伝わってくるのは、もう手遅れだということ……
……フグちゃんがわが家に来て、何年経ったのだろう。
長男は保育園児から中学生に。
次男はこの世に産まれて小学生に。
かなりタフだったフグちゃん。
なんだかんだあっても、これからもずっとそばにいてくれるはず。
そんな甘えがあった。
でも、やっぱりそんなのは幻想。
逝くときはあっという間……。
時間は元に戻らない。
頭でわかっているはずなのに。
フグちゃん、本当にこれまでどうもありがとう。
Today is the first day of the rest of your life.
今回、こんな言葉を初めて知った。
「今日という日は、残りの人生の最初の日。」
改めて、胸に刻もう。