令和を迎えて2週間ほどして、
輝くような花の白さは、新しい時代の幕開けになんともふさわしい。
そんな「令和はつものみかん」に清々しい気分を味わいつつ、脳裏によみがえるのは、身をよじるようなある体験……。
それは昨年の冬のこと。
初めて庭のみかんが実をつけた。
今思えば、これが平成のはつものにして、最後のみかん。
この「平成はつものみかん」が嬉しくてありがたくて、毎日拝むように眺める。
ほどなくして鮮やかな黄色に色づき、高まる「はつもの」への期待!
昨年の12月末、ついについに収穫!
見るからに美味しそう!
長男、次男の前で、おもむろに皮をむき、それぞれの口の中へ。そのとたん、
す、すっぱ〜い‼︎
と一斉に声を上げ、身をよじる
長男は頑張ってそれでも食べきり、次男はリタイア
私もなんとか飲み込むも、頭がジーンとしびれたよう。
こ、こんなに美味しそうなのに……
見た目からは想像できない、パンチのあるすっぱさに悶絶。
これが「平成はつものみかん」の強烈な思い出。
そんな話を職場でしたら、同僚から「収穫したみかんは、しばらく置いておくと甘くなるよ」との嬉しいアドバイス。
よし、今年は、実を収穫したら、少し寝かせて、それから味わおう!
この冬は、「令和」と「平成」の、はつもの対決。
どっちが甘いか? すっぱいか?
今からドキドキ(その前に、まずは無事にみかんが実ることを願わないと!)。