以前、支援物資を運んだときにレスキューされていた生まれたてのベビーたちに、2週間ぶりに再会。
からだも少し大きくなり、可愛い鳴き声もあげていて、なんだかじーん。。。
でも、お世話の甲斐なく、お星さまになったコたちも……。
レスキュードアニマルネットワークさんの室内の片隅には小さな祭壇。そして、手向けられていた、たくさんのお花。
夜な夜なミルクをあげても、小さいその身がなかなか受け付けなかったり、もともと生きる力が弱かったり。。。
でもこうしてレスキューされて、お世話してもらって、看取ってもらって……よかったね…… 不適切かもしれないけれど、そんな言葉をかけつつ、手を合わせる。
命をつないだ、目の前のこのコたちが、すくすく育って、新しいおウチで楽しい毎日が送れますようにと心から願う。
そして、ウーキーの里親になることを決めた私たち。
ウーキーの譲渡を希望するSさんが現れたことで、
ウーキーと別れがたいという思いを強く持ち、意を決して正式にわが家のコとして迎え入れたいと申し出たものの、
レスキュードアニマルネットワークさんから来た回答は、次の通り。
命を救う活動をしていれば、全ての子に情が移ります。みんな離れがたい子たちです。
しかし、それを言っていたら新しい命を救う事が出来なくなってしまいます。
預かりさんとは命を救う活動である事を今一度考えて頂きたく思います。
現実最初の預かり犬を飼ってしまったら、預かりさんとしての使命を果たさないまま、預かりさんが1人減ることになってしまいます。
ウーキーは先に譲渡希望者が出ましたので、申し訳ありませんが譲渡希望者優先で話を進めたいと思います。
至極当然の内容で、おっしゃる通りです、としか言えない私たち。
ウーキーの幸せを第一に考え、Sさんには誠実に対応することを改めてお約束する。
でも、それからほどなく、Sさんがウーキーの譲渡希望を取り下げたとお聞きする。
Sさんは、譲渡希望を取り下げた理由として、自分のところに来るよりも、私たちの家でこのまま暮らした方が、ウーキーにとって幸せだろうと考えてくれたのだとか……。Sさん、ごめんなさい……。そして、ありがとうございます。
しばらくして、レスキュードアニマルネットワークの河合さんからも、
「いろいろお話をお聞きして検討しました。ウーキーのこと、よろしくお願いします。」
とのお返事をいただく。
そのお返事を聞いた日の夜のお散歩のとき……
「ウーキー、ぼくたちこれから家族だよ。よろしくね」
そんなことを語りかけていた次男。
ふたりがいたその場所は、
今から10年前、保育園からの帰り道、
「どうして、(すべり台のように)すべらないの?」と不思議がった次男が座り込んで、動かなくなってしまったところ。
守られる側から守る側へ。
胸がジーンとする。
保護犬の預かりボランティアとして出会った1匹のミックス犬。
どんなときもあなたを愛し、敬い、大切にし、真心を尽くすことを誓います。
なんだか結婚式の誓いのような言葉を私も心の中で唱える。
私の中には、ウーキーの命のバトンをつないでもらった感謝の気持ちと、預かりボランティアとしての使命を果たしていないという負い目がある。
だからこそ、これからも、保護団体への支援を続けていく。
お世話に必要な古新聞のお届けや、
売り上げを寄付するためにチャレンジしたLINEスタンプの販売。
また、第2弾もできたらいいなと思っているチャリティーバザー。
ほかに、どんなことができるだろう。。。
そうそう、
ウーキーと私たちの縁を結んでくれたSさんは、
今は保護ネコちゃんの里親に。
生き物たちが
みんな幸せに
なりますように