エピソード④『思考はるつぼ~基地の外にも国境というフェンスがあったどーの巻~』


前までの文章でパッと明るくなった、その0.1秒後のあなたの思考が「ソファは例えばなしでしょ。私の目の前には、口からマッコリを垂らしながら息絶えているグンソクが居ます。これは厳然たる事実です。どうしようもありません。」この場合は?って聞いてくる。


まぁ、実際はどっちでも同じなんですが、
「目の前には白い液体にまみれた少し色白の男性が倒れている。」これが目の前の現実です。ここは疑わなくていいです。ただ、それを認めるだけです。
もう、ここには何の意味もないのです。ただの中立な事実。

その後に、ポンポンと内面から様々な観念が浮かんでくるでしょう。
0.1秒後に

「死んだということはもう話せない」というむかし小学生のころに習った記憶が出てきて、

さらに0.1秒後に

「来週のサザエさんは誰と見ればいいんだ」と考えて、

さらに0.1秒後に

「グンソクはいつもサザエさんのじゃんけんで負けてたなぁ」という記憶を再生して、

0.1秒後に

「来週はそれが見れないから悲しいな」と続く…。


疑うべき観念は、「本当に、死んだら話せないの?死んだ人とは永遠に離せないの?」とか「サザエさんにいつもじゃんけんで勝つ人と付き合った方が嬉しいのでは?」

・・・まぁなんでもいいですが、とにかくポンポン浮かんだあなたの観念が、今後のあなたの未来を創り上げるという事が解っている以上、その観念を疑うのが一番です。


要するに、「マッコリが気管支に入ったくらいで死んじゃった」という極端な例をエゴが出したので、こっちも極端に答えるしかないのですが、「グンソクが死んだ」ら「悲しい」というのは観念です。極端に言えば、「グンソクが死んだ」ら「嬉しい」という観念を保持していれば、0.1秒後に創造するあなたの未来は嬉しい方向に推移します。

現実に意味を与えているのはあなたです。


「やったー。死んだー。サントリーから慰謝料が貰えるぜー。これで世界一周旅行だー。」と発言する恋人はダメな人間であるという観念も、あなたの観念です。

ちなみに、僕は死んだ人と話せると本気で思ってますし、死んだ後もまた会えるとも本気で信じてます。
そして何より、このような極端な例にいたるまで、自分の思考を放っておくことは絶対に無いので、僕の目の前でグンソクが死ぬことはありません。


とにかく、目の前の現実は目の前の現実であるとただ認めること。そして、それに意味を与えて0.1秒後の未来を創造しているのはあなた自身だと気付くことです。


それを真に納得した人なら、星の数ほどある観念を一つ一つ変更するよりも、

「おいおい。ってか自分が世界を観念で作っているんなら、「朝空気を吸え」ば「グンソクが生き返」るでも良いし、むしろ、○○と△△の部分を結びつけているのは全て自分なんだから、○○と△△って……、そんなの関係ねぇっ!」て悟っちゃった方が早いのです。


すると、△△の部分だけが起こることになります。グンソクがドッキリのプラカード抱えて墓から出てくる瞬間です。

エピソード④まで読み進めちゃった人(エゴッチさん)へ。


「基地外になれた。基地の外に出れた。やったーフェンスが無いぞー。自由だーって思っても、フェンスを探す(思考が働き出せば)限り、県境やら国境やらが見つかったりします。」

探せば、何でも見つかるのです。見つけるために探してるんだから。

だったら、苦労して探さ(疑う)ないほうがよかったんじゃない?



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