※インタビューはチェルシー戦の前に収録されたようです。
アダム・ララーナは、マージーサイドでの成功した６年間の後、リヴァプール・フットボールクラブに別れを告げる準備をする中で、複雑な感情を抱いていることを認めました。
このミッドフィルダーは、契約満了をもってクラブを去る前に、今週末のニューカッスル・ユナイテッド戦で自身のレッズでのキャリアに幕を下ろします。
３２歳のララーナは、２０１４年６月にサウサンプトンから移籍したこのクラブの為に１７８試合に出場して、２２ゴールを記録した後、新天地で新たなチャレンジを求めることになりました。
Ｑ．アダム、まずは６年過ごしたクラブを去ることになるけど現時点ではどんな気分？
「良い質問だね。確かに悲しいのは間違いないよ。週末にボーンマスに戻っていて、車で帰ってきたんだけど長い旅でさ。そうなるといろんなことを考えるものだよね？まぁ今週はできるだけ楽しみたいってだけさ。次のチャレンジに興奮している部分もあるし、何が起きているのか知るには近い立場だから、現時点では本当に入り混じった感情があるんだ。でも、その辺のことは後回しにして、最後の週の毎日を本当に楽しんでいくだけだよ。たくさんのことが起きているからね。水曜日は間違いなく大事な１日でビッグゲームがあるし、チームメイトたちと一緒にしっかり楽しみたいだけさ。僕たち皆がこの特別な年や僕たちが一緒に勝ち取ろうとしている特別な賞に参加しているんだからね。だから、そうだね。奇妙なものさ－特にロックダウンの裏側では、あらゆるものがとても長い間静かになっていたからね。つまり、この類の実現ってのは、本当に先週始まったばかりなんだ。」
Ｑ．この６年間は浮き沈みはあっても驚くような旅だったね。メルウッドのドアを始めて通って、知らなかったクラブのことで何を学んだのかな？
「世界最高のクラブがそこにあるってことだね。アカデミーがどういう風に運営されて、どういう風に若い子たちを育成してきたか、基盤全体が正しく運営されているんだ。僕たちがこの６年間に成し遂げてきた主なことは、勝者になることだったんだけど、この１２ヵ月間でさらに花が添えられたね。僕はここで決勝戦を３度負けたと思うけど、どれも次から次へとやって来たよね。だから、４つのトロフィーを獲得して去ることになるのは本当に驚くようなことだし、今もまだ信じられないよ。まぁここを去って、ここでの自分の章を終えるのにはちょうど良い時期だと思うんだ。君も言ったとおり、良い時はたくさんあったけど、大変だった悪い時もたくさんあったね。だから、トロフィーと素晴らしい思い出を残して、そして大勢の友人と一緒におそらく家族としてのクラスを作ることは、特別なことだし、ふさわしいことだと思うんだ。」
Ｑ．リヴァプールとしての最初のシーズンを振り返ると、結果に関しては失望することはいくつかあったね。順位とかだけど。このクラブの選手としての最初のシーズンはどうだった？
「とても大変だったね。ここ数週間、その頃の思い出を父さんと話していたんだけど、最初のシーズンはとてもタフだったよ。特に前のシーズンに起きたことを振り返ると、そのシーズンの期待はとても高かったんだ。スアレスを失ったのは間違いないし、スターリッジは怪我をしていて、７人か８人の新加入選手がいたと思う。誰もがこれを解決するのは難しいって感じたと思うよ。３、４年ここにいたヤツが僕たちにとって多分ベストな選手の３、４人だったことを憶えている－ヘンダーソン、ラヒーム（スターリング）、コウチーニョにジェラードだね。だから、最初のシーズンは本当に大変だったね。だけど、僕たち全員が波に乗らなきゃならなかったんだ。シーズン最後の試合はアウェイのストーク・シティ戦、６－１で負けたヤツさ。スティービーの最後の試合で、とても難しい試合だったよ。でも、ユルゲンがやって来てからは間違いなく．．．難しいシーズンだったけれども、ブレンダンがやった仕事を忘れちゃいないさ。僕たち皆が難しいシーズンを過ごしていたけど、彼はリヴァプールの監督として素晴らしかったし、在籍中にここで作り始めていた基盤は、ユルゲンが構築していく上で何かしらを与えたんだからね。でも、ユルゲンの５年間は全部が順風満帆って訳じゃなくて、２歩前進する為に１歩後退したりもしたし、２、３年は困難に直面していたよ。僕たちが正しい方向に進んでいるサインはいつもあったんだ。決勝に辿り着いたし、エティハドで何度かシティを倒したりもした。だけど、いつも１歩後退していたって感じていたんだ。いいかい。これは旅だったんだけど、そこに参加できたことは光栄だよ。」
Ｑ．ここでの２シーズン目に、ユルゲンが監督として登場したね。彼の最初の試合を憶えているとしたら、タッチラインで君を抱きしめる彼の象徴的な写真があると言っても過言じゃないよね？クラブのユルゲン時代を取りまとめようとした時には今後何年も出てくる写真だよ．．．
「印象的なヤツだよね。あの試合のことは昨日のように憶えているし、アウェイのスパーズ戦でプレイした歴代イレブンに多分選ばれたっておかしくないよね。彼の腕の中にほとんど吸い込まれていった感じだったね。アレがエキサイティングな５年間の始まりだったよ。僕たちは５年間のことを話しているけど、タイトルへの戦い、チャンピオンシップへの戦いをしっかり確固たるものにできるこのフットボールクラブの大きな時代の始まりに過ぎないって信じている。そうなってほしいって思っているだけだけどね－彼らが成功し続けて、これから２年、３年、４年ってヨーロッパで支配的な存在になる為にもね。」
Ｑ．チームの道程には失望したこともあって、そのうちの１つは２０１６年のヨーロッパ・リーグ決勝だよね。でも、ある意味ではそうしたことがチームがその後にヨーロッパで成功を収める為の方向性を打ち出したのかな？
「そうだと思うね。今振り返ってみると、ヨーロッパ・リーグでどれほどの成功を収められたのかは分からなかったね。監督は最初のシーズンで、スカッドを見てみると、若くて経験の浅いスカッドだったし、監督は最初の年の移籍市場ではあまりお金を使っていなかったしね。彼は本当にスカッドを引き継いだだけだったね。もちろん、敗北から学びもするさ。敗北から掴まなくちゃならないことが１つあるとしたら、それは負け方を学んで、２度とそれをやりたくないってことだね。これは決勝への大きなサインになるんだ。ＯＫ、決勝で勝てる保証はないけど、決勝で勝つ為にはそこに辿り着く必要があるし、僕たちは一貫してそれをやって来たんだ。だから、キエフの後にメチャクチャ失望したのは間違いないけど、立ち直ってマドリードで優勝したことは注目に値しただろうね。でも、サプライズなんかじゃないさ。漢のグループとして僕たちはドレッシング・ルームにいるんだからね。」
Ｑ．３シーズン目にして、チームはチャンピオンズ・リーグに復帰したけど、それを実現する為に君は間違いなく大きな役割を果たしたね？あのシーズンはこのチームが正しい方向にしっかり動き始めたことを示していたのかな？
「間違いないね。監督は移籍市場をとてもスマートに補強したよ。サディオの最初のシーズンだったと思うし、多分ジニもそうだったよね。前にも話したんだけど、ラグナル・クラヴァンもやって来て、ジョエル・マティプもそう。監督がどうやって運営していきたいのかが伺える本当に堅実な契約だったよ。あのシーズンでは、１歩後退したけど、さらに一貫した支配的なパフォーマンスをやるようになって、さらに前進ができたんだ。本当に楽しいシーズンだったし、チャンピオンズ・リーグに戻れたことは、あの時点では大成功だったね。」
Ｑ．あのシーズンは君も本当にフットボールを楽しんでいるようだったよ。
「そうだね。多分、クラブの為に僕のより良いシーズンの１つだったね。ずっとフィットしていたし、あのシーズンを振り返ってみると、シーズン最終戦（ミドルズブラ戦）はビッグゲームだったよ。チャンピオンズ・リーグに戻る為には勝利が必要だったからね。それがマドリードでの勝利に向けた僕たちの旅の始まりだったんだね。」
Ｑ．続くシーズンはキエフで失望したけど、チームはおそらく最善の方法で立ち直ったね。でも、決勝まではとても良い感じだったし、本当に素晴らしい夜もあったよね？
「僕たちはチャンピオンズ・リーグにほとんどアンダードッグとして参加したし、監督もそれが大好きなんだなって僕は感じたんだ。彼はチャンピオンズ・リーグのことをよく知っていたし、彼の性格や話しぶりから僕たちがアンダードッグだったことを喜んでいたように見えたよ。その方がある種のプレッシャーがないからね。でも、彼は運営のやり方、パフォーマンスのやり方、準備のやり方を正確に分かっていたんだ。ここの座って、そう言うのは簡単だけど、連続して決勝に進んだことはサプライズじゃないさ。経験があったおかげで、彼はおそらく僕たちがどれほど優れているのか、その過程でどんな課題があったのかが分かっていたんだろうね。」
Ｑ．１年後に優勝する訳だけど、君はプロとして個人的に、クラブ・フットボール最大のトロフィーだと多くの人が信じるものを勝ち取ってみてどう感じた？
「ああ、最高だよね？ヨーロッパで最高のタイトルだし、間違いなく多くのことを成し遂げた仲間たちのグループと一緒になって勝つ必要があるものさ。だけど、その前のシーズンも心が痛む思いをしたし、ヨーロッパ・リーグ決勝から２シーズンかけて戻ってきたのさ。“本当にそうなる運命だったの？”って思うこともあるだろうね。だから、僕たちが優勝した時には本当に説明が難しい気分だったんだ。チャンピオンズ・リーグのことを考えて育ってきて、優勝を決めたんだ。２００５年に誰もがあの試合を観ていて、リヴァプールが逆転してみせた時には、自分たちがどこにいたのかしっかり憶えているはずさ。だから、もう一度それを成し遂げる為のチームの一員となって、次のシーズンでやってのけて、今シーズンも僕たちがやり遂げたことは、本当に信じ難いことなんだ。このことを僕はとっても誇りに思っているし、その一部でいられたって感じているよ。ここ数シーズンは大きな役割を果たせていなかったけど、全体像を見ようとしているのさ。僕がこのクラブにやって来てから、去る時まで、クラブが進歩しているって感じている。これは特権だと感じているし、ほんの一部ではあるけど、間違いなくその一部でいられたことを光栄に思っているよ。」
Ｑ．試合が終わって、マドリードのピッチで選手たちが映したいくつかの映像があって、その映像の終わりには君がお父さんと電話で話している声が聞こえるんだ。私たちは幸運にもこうした遠征でチームに同行してヨーロッパを回ることができるんだけど、そこでは君のお父さんともお母さんとも会うんだ。マドリードで彼と話せたことは本当に特別なことだったんじゃないかな？
「会話の内容は思い出せないんだ。彼を探していたとは思う。友人がピッチに降りたいって思っていたのは知っていたからね。でも、そんな大きな機会で家族と一緒に過ごそうとするのは多分当然のことさ。いろんなことがあったからね。ジョーダンが彼の親父さんを抱き締めている間違いなく象徴的な映像があったね。ジョーダンのお父さんのことはよく知っているんだ。生々しい映像で本当に生々しい感情だったけど、そういった夜があって、そうしたことが達成された時に起きるものだよね。だから、水曜日の夜もまた幸運だよ。サポーターはいないだろうけど、クラブとプレミア・リーグは僕たちの家族をグラウンドに導く方法を何とか見つけ出してくれたんだ。これがどんなに大事で、こんなに大切な瞬間になるのかを皆が理解してくれているとは思わないよ。だけど、僕の父さんと母さん、妻と子供たちが試合に来て、僕がトロフィーを掲げるところを観られるようになるなら、反対なんかできないよ。両親を招待するチャンスがあるって気づいたら、そうするのもおそらく当たり前のことさ。でも、実際に考えてみると、息子がプレミア・リーグのチャンピオンになって、トロフィーを掲げるのを観られなかったとしたら、完全にショックで落ち込んだと思うんだ。だから、適切な方法を何とか一緒になってできて、そこにいることを許可された家族の大切な皆との特別な夜を僕たちに与えてくれることは素晴らしいことさ。」
Ｑ．監督は最近、君をリヴァプールのレジェンドだと言ったね。君は謙虚過ぎるから同意しないとは思うけど、彼は正しいと思うよ。チャンピオンズ・リーグ優勝チームの一員として永遠に記憶されるし、３０年ぶりにタイトルをアンフィールドに取り戻したんだからね。そうやって歴史に名を残したことは君にとってはどんな意味がある？
「多分、彼はちょっと大げさに言ったんじゃないかな！だけど、僕たちはレジェンドたちのグループだし、僕もそれは間違いないと思う。僕たちがこれほど成功できた理由は、１人や２人の個人のおかげじゃないんだ－それは本当に基盤のおかげで、監督がそれを作ったんだ。彼は、適切だとか必要だと分かったら人を送って、選手を採用し、今のメルウッド全体で醸成された文化を形成し、作り出したんだ。ここにやって来た若いヤツらを見る必要があるね。ネコ・ウィリアムズ、カーティス・ジョーンズ、ハーヴェイ・エリオット、セップ（ファンデンベルフ）、キ＝ヤナ（フーフェル）、彼らとは過去２年間で一緒にたくさんのトレーニングをしてきたから、今のリヴァプールがどんなに良い場所なのか分かっているよ。若い連中がどれほど才能を発揮し、アカデミーが将来どんな成功を収めるかも分かっていることさ。トレントだってアカデミーから上がってきたのは間違いないね。ここ数年間はその中で少しプレイすることもあったと思う。僕は完全に楽しんでいたよ。リヴァプールでプレイし、競っていく中で、若い連中をメンタリングして、彼らが上手くなり、進歩し、トレーニングで上手くやっているのを見るのは楽しかったね。彼らは１０年、１１年、１２年前の僕だからね。人生ってあっという間に過ぎ去っていくものだよね？若い連中にそのメッセージを伝えようとすることはとても大事だと思うんだ。あらゆるトレーニング・セッションを楽しんで、あらゆるトレーニング・セッションから学ぶ。キャリアはあっという間に過ぎていくからね。僕の６年間も一瞬で過ぎ去ったよ。僕の２人の子供はリヴァプールで育ったけど、それが彼らの知るすべてなんだ。僕はここで友人やチームメイトを作れただけでなく、永遠に家族だと思っている友人を作ることができた。それだから悲しくなったりするんだけどね。知ってのとおり、僕はリヴァプールを離れることなく、ここでプレイを続けたかった。去ることは悲しいけど、去るにはちょうどいい時だからね。新しいチャレンジに必死さ。もうちょっとだけプレイしようと必死だよ。まだ２、３年はトップレベルに残れるような気がしているんだ。自分が作り出せるよりも濃い関係性があるけど、１週間のうちに僕は別の場所に行って、過去６年間を一緒に戦った、戦ってきた人たちと会うことはないんだ。だからこそ、悲しく思えるものが出てくるんだけど、次のチャレンジとそれが何をもたらしてくれるのかってことには本当に興奮しているんだ。いいかい。今でも、大半の選手と監督、６年間も僕たちの世話してくれた給食のおばさんたちのキャロルとキャロラインとはコミュニケーションを取っているんだ。フットボーラーとしての活動を離れることには良い面と悪い面があるんだけど、サヨナラを言うのは決して良いことだとは言えないよね？」
Ｑ．言うまでもなく、君といつも連絡を取り合う１人がジョーダン・ヘンダーソンだね。君は親友だし、とても仲が良いよね。そんな彼がトロフィーを掲げて、彼に値する称賛を得ているのを見ていてどう思う？
「この旅の間、ジョーダンとはずっと一緒だったし、彼にも暗黒の時期があって、何度か怪我もしていたけど、そうした時も幸いにも彼と一緒にいることができた．．．僕の暗黒の時期だとか怪我をしていた時は彼も僕と一緒にいてくれたんだ。僕たちはいつだって怪我をするものさ。暗黒の時期っていうのは負けた時だけじゃなくて、怪我をした時でもある。その答えを探しているだけだから、プレミア・リーグのアスリートたちにとって、フットボールだとかフットボール・キャリア全体で絶え間ない戦いになるんだ。どうしてか？もっと頑張って、あれをやったり、これをやったりするからさ。フィットネスを保証するものなんかない。取り組み続け、自分の仕事をやり続けて、さらに取り組み続けなきゃならないんだ。ジョーダンがプレミア・リーグのタイトルを掲げる時は、彼と一緒だろうなって思うし、それはすべての価値あるものを生み出すと思う。そうした暗黒の時期、プレイしていないことのフラストレーション。ある朝のことさ。僕とジョーダンはよく一緒に運転していたんだ。最近は全然ないけど。この状況（コロナウィルス）だからね。負けたのは１試合だけで、セビージャに３－３で引き分けた時があった。僕たちは負けたって言われるね。負けみたいな感じだからね。ジョーダンが僕にこういったのを憶えているよ。会話したかったんだろうね。“明日お前を迎えに行くよ”って。彼がフードを被っていたことを憶えている。彼はある種その結果の矢面に立って、すべての責任を負ったんだ。僕たちは３－０でハーフタイムを迎えて、３－３で試合を終えて、彼がキャプテンとして話すのを聞いていたね。“こんなことはあり得ない。俺が責任を負わなきゃならない。俺にはリヴァプールのキャプテンとして責任があるんだ。”ってさ。彼の誠実さを耳にして“お前がその責任を負うなんてバカか？チームの責任だし、試合に負けてもいないんだぞ。”って思ったよ。だけど、それは彼の無私無欲さ、悪い時期にこのフットボールクラブに対して彼がどれほどの責任を負っているのかを象徴しているんだ。良い時期じゃないよ。悪い時期にさ。だからこそ、彼は他の誰よりもそれに値する。彼は他の誰よりも１シーズンで４つのトロフィーを取ったリヴァプールのキャプテンに相応しいし、他の誰だって彼からそれを奪うことはできないんだ。彼の友人というだけじゃなく、彼のチームメイトでいられたことをとても誇りに思うし、特権だったと思うよ。そうだね。僕たちの家族が親しくて、僕の子供と彼の子供が同い年なのは素晴らしいことさ。でも、彼が僕のキャプテンで、水曜日は彼の隣にいて、プレミア・リーグのタイトルを掲げるんだ。これ以上ないくらいに僕は幸せな気分だろうね。」
Ｑ．この６年間で個人的なハイライトは何？
「水曜日の夜だね。チャンピオンズ・リーグは素晴らしかったさ。誤解しないでほしいけど、素晴らしかったよ。僕はあまり試合に出られなくて、あのシーズンは間違いなく怪我の問題があったけど、決勝でベンチに入りできたことは素晴らしかった。交代要員は９人まで認められていたからね。だから、素晴らしかったよ。誤解しないでね．．．バルセロナ戦で起こったこともね。でも、水曜日の夜は本当に今シーズンで貢献できたような気がするんだ。いつもピッチに立っていられた訳じゃなかったかもしれないけど、僕にも大切な場面があったんだ。オールド・トラフォードでの僕のゴールは素晴らしいものだったし、アレは楽しかったけど、試合をベンチから観ていて、途中出場した大事な場面もあったよ。もちろん、シーズンも終わりだから、誰もが自分の役割を果たしたって言える。スカッド全体、僕たちのグループ全体が自分たちの役割を果たしたんだ。水曜日はアンフィールドのピッチに立つつもりはないし、そこに参加するに値するのかは分からないけど、すべてを獲得したことは分かっているから、完全に楽しむつもりだし、待ち切れないね！なんて外出だろうね！」
Ｑ．６年前にドアを通ってきた若者とは別の人間になったけど、リヴァプールはどうやって君を変えたのかな？
「ああ、間違いなく変わったね。ここに来た時の僕はサウサンプトンのキャプテンをやっていたんだ。でも、今ここを去ることになって、ここに来た時よりもはるかに多くのリーダーシップの資質と経験を持っているって言える。部分的にはユルゲンの下で学んだことだけど－でも、ユルゲンだけじゃないね。僕の仲間のチームメイトたちのおかげでどれだけ学べたかってことさ。彼らがどれほどプロフェッショナルで、学び、もっと良くなる為にどれだけ僕を後押ししてくれたか。誰もがいつだってもっと良くなることができるし、スカッドの中にエゴがなくって、僕たちはとても幸運だね。だからこそ、どこにいたって、次のチャレンジに取り組むことを楽しみにしているんだ。僕たちが今のリヴァプールで得ているものと同じようなグループのメンタリティを組み込もうとしてみたい。幸運なことに、この３、４年はこのグループの若い子たちと一緒にそうしたメンタリティで成長することができたからね。結果と成し遂げたことを確認するのが必要なだけさ。」
Ｑ．ファンに何を伝えたい？
「僕を受け入れてくれて本当にありがとう。特に僕たち皆－選手たちもファンも－がとても困難な時期を経験した最初の年にね。だけど、自分がそういうタイプの選手だってすぐに感じたんだ－今もそうさ－彼らは僕に共感を寄せてくれたんだ。良い態度を見せてハードワークしていれば、彼らは僕に時間を与えてくれるっていつも感じていたし、最初のタフなシーズンの後には落ち着くほど成長できた気がしたんだ。ユルゲンが来た時、チャンピオンズ・リーグに戻る為の素晴らしいシーズンがいくつかあったね。彼らが僕が怪我していた間も我慢してくれたし、個人的にはもう少し貢献できたかもしれないって思うけど、最終的な目標はいつだって、優勝メダルを獲得して、特別なグループの一員になることだったね。それこそ僕たちがやって来たことだし、一丸となって達成できたんだ。残念ながら、ちゃんとお別れを告げる機会はないんだけど、アンフィールドに戻って来た時は皆を相手に勝ち点３を狙いに行くつもりさ。でも、彼らが僕を歓迎してくれて、ちゃんと別れを告げることは良いことだって確信しているんだ。それは来シーズンのいつかできるって確信しているよ。」
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