ジェイク・ケインは、リヴァプールのアカデミーのチームでトロフィーを獲得する傍らで、人生には世界を駆け巡ることよりも勝るものはないと考えました。
「韓国へ遠征に行くから、学校に行けないんだ!」と9歳の頃からこのクラブに所属してきたケインは回想しました。
「世界中を旅するのに夢中なだけなんだけど、僕が見てきた場所のいくつかは二度と目にすることはないんだろうね。」
「皆が“何てことだよ。アイツは韓国に行っているのに俺たちは学校にかよ。”みたいな感じさ。僕たちはかなりの数のコンペティションで優勝して、若い頃から世界中を旅してきたんだ。」
ですが、このミッドフィルダーの視点は2月に変わりました。
ケインと彼のチームメイトがFAカップのシュルーズベリー・タウン戦でデビューした際のチケット完売のアンフィールドの反応は、4ヵ月経った今もまだ鳴り響いています。
「アレをもう一度体験したいね。」と18歳のケインは語りました。
「今までの人生の中で最高の瞬間だったと思うよ。」
「最後にファンの皆が拍手してくれているのを見ただけで、信じられないって感じだったよ。もうどうしたらいいのか分からなかったから、一晩中そこにいて、ずっと見回していたいって思ったね。」
「毎週あの時のことを考えているし、そういった試合出場のチャンスを持って得られたら良いなって思っている。このクラブでトロフィーやもっと大きな試合、タイトルを獲得するのってどんなものなんだろうって知りたくなっているんだ。」
「楽しみにするのも信じられないような夢なんだろうね。」
ウィガン生まれのケインは、その他にも様々な質問に答えてくれました。
Q.君にとってはまぁまぁのシーズンだったんじゃない?U18から始まって、U23に移って、ファースト・チームでも起用されたね?
「信じられないシーズンだったよ。前半はU18でかなり上達できて、U23でも十分やれるってことを証明するチャンスをもらったんだ。12月の下旬にU23に移って、それからはずっとそこにいるよ。ファースト・チームはボーナスだし、ファースト・チームと一緒にプレイできたのは信じられない経験だったね。これからもたくさんチャンスがもらえると良いね。」
Q.選手としては自分をどう表現できる?
「たぶんボールを持ってプレイするミッドフィルダーかな。攻撃するのが好きだし、チームの為にチャンスを作って、ゴールを決めたりアシストをするのが好きだね。良いプレッシングをすると思う。かなり上手くプレスをリードして、相手のミスを誘うんだ-それはファースト・チームのプレイスタイルにフィットするよね。今のリヴァプールのミッドフィルダーにはたくさんの要求があるんだ。攻撃しなきゃいけないし、守備もできて、プレスもできなきゃならないんだ。ファースト・チームでは、その役割がとても重要視されているんだ。学ぶことはたくさんあるし、毎週どんどん学んで、自分がやりたいポジションを掴む為にはマスターしなきゃならないんだ。」
Q.そうしたパスの視野はずっと持っていたものなの?
「小さい頃からとても良いパサーだったと思うね。対戦相手が巧く守備できないパスの出しどころが見えるんだ。ディフェンスの背後のポジションに入るのが好きだし、そこからアタッカーにボールを通して、彼らの為にチャンスを作ることができるんだ。」
Q.君と君の親友のレイトン・クラークソンはセットプレイの責任を分担したね。君たち2人はどれくらいそれに取り組んでいるの?
「毎週練習しているよ。トレーニングではフリーキックをやったり、いくつかコーナーを蹴ったりしているね。僕たちはずっとデッドボールのシチュエーションに長けていたんだ。できる時は本当にそれだけに取り組んでいるね。セッションの最後には、改善したいことに取り組む為の10分間があるんだ。僕とレイトンは時々集まって、いくつかセットプレイをやるのさ。誰が一番フリーキックを決められるのかを見て、思いっきり笑うんだ。」
Q.2人の間にはきっと競争があると思うけど、セットプレイで一番なのは誰?
「そうだね。僕がベストだと思うよ!」
Q.今シーズンもフリーキックを決めているね?
「昨シーズンは序盤はあまりゴールを決めてなくて、シーズン終盤にいくつかゴールを決めるようになったんだけど、望んでいたほどじゃなかったね。僕は年長の選手だし、多くの仲間よりもたくさん経験を積んでいるから、今シーズンはもっと大きな役割を果たしたんだ。今シーズンはもっとゴールに貢献したかったから、コーチは僕に昨シーズンよりもゴールを稼げってプレッシャーをかけてきたんだ。僕にもっとボックス内に入って、もっとたくさんチャンスを作って、もっとシュートを打てってね。今シーズンは彼らがフィニッシュで僕を信頼してくれているところを示せたんじゃないかな。」
Q.メルウッドに行ってファースト・チームと一緒にトレーニングするようになって君の成長は報われたね。そこで学びたい選手はいる?
「ファースト・チームと一緒にいるってのは現実離れしているよね。彼らがどれだけ上手くやっているかって考えたら、今のところは彼らと一緒に入られるってだけで特権だね。彼らは何だって100%全力でやるし、トレーニングに対する姿勢も100%さ。ジェイムズ・ミルナーやジョーダン・ヘンダーソンのような選手はまさに大事なお手本だよ。彼らはいつだって100%で、もしも弛んでいるヤツがいたりしたら、彼らはそれを指摘するだろうね。基準がいつも高いレベルで保たれていて、それが彼らが上手くやっている理由さ。基準がいつだってエリートレベルなんだからね。」
Q.君は昨年9月に初めてのプロ契約にサインしたけど、今の将来の希望は何?
「短期的には多分U23で自分の位置を維持していくことになると思う。昨シーズンは終盤に向けて、良い感じでやれていたから、僕たちが戻った時にはそれを続けていきたい。上手くやれると良いね。長期的にはクラブでの自分のポジションを維持して、改善を続けていきたいんだ。うまくいけば、ファースト・チームでのチャンスをいくつか貰えるだろうし、そこでトレーニングして、自分ができることを示したい。そうすれば、アンフィールドやイングランドの他の素晴らしいスタジアムでプレイするチャンスが増えるかもしれないよね。」
期待の若手紹介コーナー「Meet the Academy」シリーズ。
今回はミッドフィルダーのジェイク・ケインです。
元の記事が公式HPにあがったのは6月上旬だったので触れられてはいませんが、7月には新しい契約にサインしています。
今シーズンの彼のパフォーマンスについては契約延長を紹介した際に触れているので、ここでは割愛しますが、ファースト・チームに割って入るには難しいポジションですが、何かのキッカケでブレイクする可能性は十分ありますし、そのチャンスを狙って、それまではしっかり準備をしていってもらいたいですね。
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