マニアックな読者の皆様、お早うございます。

北朝鮮窮鼠猫を噛むリスク
腐敗塗れの中国共産党崩壊リスク
いつ大地震が起こるか予想不能の活断層リスク
国内経済では、黒田バブル崩壊リスク

そして、ボストンマラソン爆弾テロ??

何が起こるか分からない現状で、リスクオフモード全開ですね。

このところ、金やプラチナに原油とリスクオン過剰な市場からボストンマラソン爆弾事件で一気に資金が引き上げられました。

恐らく特定テロリストに寄る大掛かりなテロリズムではないでしょう…愉快犯か異常者の仕業で暫くしたら落ち着きを取り戻すでしょうが、どちらにしても5月に向けては非常に軟調な相場展開が予想されます。

但し、国内市場は予想外に13000円を割ったところでは信用取引の規制緩和が功を奏しているのかどうか分かりませんが個人投資家の輪転売買の買い意欲が旺盛で、なんとか13000円を維持していますね。

95円台に突入したドルも96円台後半まで回復…95円台でアスクした投資家は賢い選択です。
また、暴落した金を傍観せずにETF等をを小まめに拾っていくのもいいでしょう。
ドルも大きく下落した時にドル建ての金や原油を買えるチャンスは何度もはない筈です。

大引け後雑感

やはり、狼狽売り一巡後は為替が再び円安に向かった事も手伝って押し目買いが入りました。
また、寄り付きでは13000を割った先物が反転上昇した為に海外ファンド等の裁定買いが自動的に入って入った様で底堅く推移した様です。

但し、短期的に100円/$に向かうには非常に厳しい展開で日経ダウも12500~13500円のボックスレンジで膠着するでしょう。

これだけ怖さ知らずの投資家の輪転売買が相場を支えるのは小泉相場の時より遥かに旺盛ですが、どちらにしても世界の経済状況が混沌とする中では大相場には成り得ないので、急ピッチで一気に上昇した日本株からは一旦は離れるのが正解です。

先述したとおり、金がこれだけの暴落をするのは稀有な事象であり、明らかに先物主導で売り浴びせられた形成が有りましたが、暴落しても過剰流動性の資金は必ず戻ってくるので本日の安い時間帯に金連動ETF等を買った人には株より大きな利益を齎す事は間違いないでしょう。

参照:1540(純金上場投信)直近3カ月チャート

チャート
兎に角、世界中の経済や地政学的な状況が混沌とする中では、株式や為替に偏った投資スタンスは大きなリスクを伴うので債券や商品等にも目を向ける事が肝心です。
資産保全の基本は短期売買による利益確定ではなく資産分散のリスクヘッジに委ねられます。

アベノミクスかアベクロ相場か知らないですが、TPPも問題山積で日本が優位に立つ可能性は低く、日本独自の成長戦略が全くない中での大相場は有り得ないので過剰な期待は禁物です。    naniwa335