マニアックな読者の皆様、お早う御座います。

昨日のセントラルリーグCSは、広島の連敗で巨人が王手…99%巨人で決まりでしょう。
勝って当然の巨人が勝ったのでは如何とも面白くない。尚、楽天は田中将大で順当に快勝。

さて、米国債務危機は一応の決着を見せたが、単なる先延ばし的要素が強く数か月後には再懸念が予想される。
この様な米国の政局ありきの財政政策は、ドルの信認を揺るがしかねない。
基軸ドル通貨決済の先物市場や商品市場は不安定な動きを見せて、実体経済も振り回される。

NY外為:ドルが8カ月ぶり安値-量的緩和縮小の先送り観測      (Bloomberg)

ShareGoogleチェックTwitterシェア


  
1017日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。主要10通貨 のバスケットに対して8カ月ぶり安値に落ち込んだ。米債務上限引き上げをめぐる議会の混乱の影響で経済成長が鈍化するほか、金融当局が量的緩和策の縮小を先送りするとの見方が広がった。

ドルは対ユーロではここ1カ月で最大の下げ。ダラス連銀のフィッシャー総裁は、財政問題をめぐる議会の対立が影響し、金融当局による債券購入の縮小を支持する意見が抑えられているとの認識を示した。米上下両院は16日夜、連邦債務上限を引き上げ、政府機関の閉鎖を解除するための法案を可決した。ポンドは上昇。英国の9月の小売売上高が市場予想を上回る伸びとなったことに反応した。

ウエストパック銀行の北半球通貨担当チーフストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏(ニューヨーク在勤)は「緩和縮小の可能性は次第に低くなりつつあるようだ」とし、「向こう2、3カ月の間に、為替とリスク資産には対ドルで全般的に上昇する機会があるだろう」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドル相場を反映するブルームバーグ米ドル指数 は前日比0.9%低下の1002.65。一時1002.41と、2月14日以来の水準に下げる場面もあった。トレンドの転換を示すボリンジャーバンド(20日間)の下限を下回り、下げが行き過ぎている可能性が示唆された。

ドルは対ユーロでは1%安の1ユーロ=1.3675ドル。対円では0.9%下げて1ドル=9791銭。一時9901銭と、9月27日以来の高値を付けた。ユーロは対円で0.2%上昇の1ユーロ=13390銭。

ドルに「うんざり」

HSBCホールディングスの通貨ストラテジー世界責任者、デービッド・ブルーム氏(ロンドン在勤)はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「市場はドルにうんざりしつつある」とし、「金融当局は年内に緩和策を縮小できるだろうか。可能性は低くなり始めているようだ」と続けた。

ポンドはドルに対しここ1カ月で最大の上昇。英政府統計局(ONS)が17日発表した9月の小売売上高指数(燃料含む)は前月比0.6%上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト21人の予想中央値は0.4%上昇だった。8月の指数は前月比0.8%低下(改定)だった。

ポンドは1.3%高の1ポンド=1.6165ドル。一時1.4%高の1.6172ドルを付けた。

財政問題とドル

オバマ米大統領は、連邦債務上限を引き上げ、政府機関閉鎖を解除するための法案に署名した。この法案は、来年1月15日までの予算を確保し、2月7日まで国債発行を認める内容となっており、今後議会で再び対立が起きることが予想される。

FXプロ・グループのチーフエコノミスト、サイモン・スミス氏(ロンドン在勤)は電話取材で、「ドルにとって前向きな合意ではなかった」とし、「明らかに、債務上限と政府機関閉鎖をめぐる不透明感はただ先送りされただけだ。向こう3カ月はドルにマイナスとなる」と続けた。

ダラス連銀のフィッシャー総裁はこの日、ニューヨーク・エコノミック・クラブでの講演後、記者団に対し、債券購入縮小の主張は「財政問題の騒ぎに埋もれてしまっている」と指摘した。フィッシャー総裁は来年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

 

ただ、日本にとっては過度な円安よりも居心地のいい100円/$前後がいいのだが、95円/$を割る様な事になれば、輸出企業業績に少なからず悪影響を齎して相場の重石になるであろう。

本日も、ドルが軟調な事と週末を控えて日経ダウの上値は重たく、引けには14500円前後に収束しそうである。
また、市場参加者が依然として低水準である事も気掛かりではある。

引け後雑感

暇なので客先からTypingしています。

やはり、材料難の中で思った通りの冴えない展開…どちらにしても世界経済の先行きが不透明な状況下では一喜一憂しても仕方ない様です。

来週の相場も為替次第の方向感の乏しい展開が継続すると推察されます。
そんな中で、推奨銘柄ローランドDGが、中間決算純利益予想を40%程上方修正…想定通り(材料出尽くし)で、売られるか見直されて3000円の大台に向かうのかは投資家心理に寄りますが、出来高が少ない株なので上下どちらかに大きく動く公算が高いでしょう。

大局的に鑑みれば中国が三四半期振りにGDPが前期比7.8%と大幅に増加しましたが、シャドウバンキングの不透明な資金の実態が掴めない状況下では、又もやバブル崩壊懸念が台頭する可能性が高く、楽観視はとてもできない状況です。

兎に角、早いもので来週からは10月下旬ですが、静観ムードは継続されるでしょう。       naniwa335