マニアックな読者の皆様、お早う御座います。

三連休の最終日は如何お過ごしでしょうか?天候が大きく崩れる事が無かったのは幸いですね。
然しながら、世界各市場(相場)はいい意味でも悪い言意味でも大荒れの様相を呈してきています。

日銀の黒田バズーカの勢いは未だに衰える事を知らず、その余波は世界中を駆け巡り、欧米国のみならず新興国まで資金が流入し、世界同時株高を齎しています。

                    投機マネー還流



本日未明のCME日経ダウ先物は高値で17100円を付けており、連休明けの日本株式市場も為替が103円/$を抜けた場合にはザラ場で確実に17000円を突破してくるでしょう。

金融に依存した過剰流動性相場は、実体経済(世界GDP)の20倍以上の取引額に及びますから,,この様な超バブルを誘発するわけです。
蠢く投機マネー…動く金の単位が兆を超えて京の単位ですから、数字の感覚さえ掴めません。


2011年 8月22日 ドイツシュピーゲル掲載


個人的には嬉しい誤算で、いい気分で年を越せそうですが、実体経済がガタガタになるであろう来年はバブルが破裂するリスクが極めて高いので、来年初にもそれに備えなければなりません。

また、消費税増税をなんとしても断行したい財務省の思惑が今回の日銀の大規模追加金融緩和の背景にある事に疑いの余地はなく、見掛け上の株高で根拠なき景気高揚を煽って国民を欺こうとする稚拙で短絡的な財務省と安倍政権消費税増税派の姿勢には閉口せざるを得ないですね。

安倍総理自体は景気腰折れが鮮明になるであろう消費税10%増税を本音ではしたくないと思っている筈ですが、財務省の圧力は想像を絶する程強いものがあるので何とも言えません。

兎に角、世界経済(実体経済)が投機マネーに支配されると言う異常事態である事は紛れもない事実であり、この様な嵩上げされた株式市場の時価総額は単なる虚構の数字である事を肝に銘じて置く事が肝要です。


ところで、話は全く変わりますがソフトバンクが春先にタダで配っていたハーマンカードンのオールインスピーカーがAmazonで8800円位で売っていたので、思わず購入してしまいました。

スピーカーとしてはJBLやBOSEなどと並んでクオリティーが高いメーカーなのですが、米国スプリント絡みで事実上ブラック(売国奴)企業ソフトバンクに買収された格好でそのブランドバリューに傷を付けられた事に疑いの余地は無く、残念でなりません。

Bluetoothでしか接続できませんが、無線の割には原音に忠実な音が再生されます。
また、ポータブルなので(騒音による他人の迷惑にならない)公園や川辺等の野外でも楽しめます。




僕の場合は、コンピューターに接続してYOU TUBEで直接再生したり、i Tunesに焼き付けた曲をBGMで聞いたりしていますが、当然ながらBluetooth対応のスマホやiPad(iPhone)等でも容易にペアリング出来ます。
ツイーター、スコーカー、(サブ)ウーハーが各2個内蔵されていて、そのバランスも悪くなく聞いていて非常に心地いいです。

この様な宣伝文句の様な事を書くとアフィリエイトでもやっているんじゃないかと疑う方もいらっしゃるかと思いますが、資産運用という職業上、大きな金額を扱う事が習性になっている僕にその様なせこい小遣い稼ぎなどは全く興味ありませんのでご安心ください。

最近、嵌っているアルバムがあり、YOU TUBEにも投稿されているのでご案内したいと思います。
6String Theory…6弦というタイトルから分かる様にguitarist中心のアルバムです。
個人的には3曲目のビッグバンドジャズのL.P ( for Les Paul )がドラムソロも挿入されていて一番のお気に入りですが布袋のFree way jam(Jeff Beck)もなかなかかっこいいですね。
無論、我らがリーリトナーやスティーブルカサーもグルーブしていて素晴らしい出来です。

Lee Ritenour - 6 String Theory 




1. レイ・イット・ダウン / ジョン・スコフィールド、リー・リトナー
2. アム・アイ・ロング / ケヴ・モ、タージ・マハル

3. L.P.(フォー・レス・ポール) / リー・リトナー、パット・マルティーノ、ジョーイ・デフランセスコ
4. ギブ・ミー・ワン・リーズン / ジョー・ボナマッサ、ロバート・クレイ
5. “68” / スティーブ・ルカサー、ニール・ショーン、スラッシュ
6. イン・ユア・ドリーム / スティーブ・ルカサー、リー・リトナー、ニール・ショーン
7. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ / ジョージ・ベンソン
8. ムーン・リヴァー / ジョージ・ベンソン、ジョーイ・デフランセスコ
9. ホワイ・アイ・シング・ザ・ブルース / BBキング、ヴィンス・ギル、ケヴ・モ、ジョニー・ラング、リー・リトナー
10. ダディ・ロングリックス / ジョー・ロビンソン
11. シェイプ・オヴ・マイ・ハート / リー・リトナー、スティーブ・ルカサー、アンディ・マッキー
12. ドリフティング / アンディ・マッキー 

13. フリーウェイ・ジャム / 布袋寅泰、マイク・スターン、リー・リトナー
14. ファイヴス / ガスリー・ゴヴァン、タル・ウィルケンフェルド
15. カプリース 作品20の2と7 / ショーン・ブーブリル(6 STRING THEORY ギター・コンペティション優勝者/カナダ、モントリオール)

如何でしたでしょうか?僕も相場が大きく動いて多忙を極めた時期には猫の手も借りたいと思う事も少なくなかった今年度ですが、偶には趣味の音楽で気分転換をしたくなりますね。

さて、混沌とする世界経済の中で流動性の罠によって溢れた投機マネーだけが独り歩きする世界のマーケット…一体、人類は何処に向かおうとしているのでしょうか?

そろそろ寛容な神様も業を煮やして人類の愚行に天罰を下すのではないかと思います。  naniwa335