たまっていた穴あき、破れの繕いがとりあえず終わってきて、
お針子モードは刺し子へ。
これまでダンボールやボール紙などに、
適当に巻いていた刺し子用の糸、
これがやっぱり味気ないなあと思っていた時、
糸巻きも暮らしの中で使うものグッズだなあと思って、
竹で糸巻きってできないかなあ~?とWacに聞いたら、
「そりゃ、できるでしょ。」と言うので、
これはチャンス♪
とすかさずお願いすることに( ´艸`)。
そしたら数時間後には
できあがったものを持って来てくれた。
早速糸をダンボールから外して巻いてみると、
やっぱりかわいい~ヽ(*´∀`)ノ
すっきりした裁縫箱も、嬉しいな♪
とくに頼まなかったけど、
竹のふちの部分を入れてみたり、
糸を巻く部分の削る角度を試したり、
糸が切れないように、ちゃんと面取りもしてくれている。
こっちも気軽に頼み、
Wacも気軽に作ったらしいが、
あちこちに彼の使いやすさへの細かい気遣いがみえる。
「こういうのを作るのは、木より竹の方がよっぽど手軽。」
竹はカビるのがネックなので、
カビない方法を尋ねたところ、
どんなに良い竹で作っても、一度はカビるそうで、
「カビるものだ」と思っている方がいいのかもしれない。
Wacが竹籠職人さんに聞いた話によると、
昔は囲炉裏を使っていたから、
それが竹籠などのカビるのを防いでいたとか。
うまくできていたんだなと思う。
(雪に囲まれて極寒の日も、製作に励む。)
日々使い続けて、カビが出たら拭いて、
ってやってれば、それほどひどい痕にならないで済むし、
その痕も、年月を経て使っていくうちに味になっていくということも聞いている。
下の写真は、
「使ってた籠は、実際見られるといい勉強になる。」
ということで、先日もらってきた籠たち。
すべて竹でできていて、
やっぱりカビた痕もあるが、
確かに全体の風合いに溶け込んでいる。
そうやってWacに作ってもらった籠も、
なんだか美しくて、汚れちゃうともったいナイ、
なんて思って、後生大事にしまっていると、
気づかないうちにカビがひどくなっちゃったりするみたいだから、
手の届くところにいつも置いて、
どんどん使うようにしている。
どうせまた買い直せばいい、とか、
試しに買ってみて、使いやすいか様子みようとか、
とりあえずこれでいいかとか、
壊れたり、使いにくくなったら買い換えるのが当然、って思って、
1回こっきりじゃなくても、
使い捨て感覚で買ったり、使ってるもの、
自分の中でまだまだ多いなと思う。
ずっと使えるものって、
気に入って手に入れてから、
使っているうちに馴染んでいって、
徐々になくてはならない大切なものになっていく。
色や見た目が変わっていき、
キズやしみができていっても、
自分は気に入っていて、親しんでいるもの、
誰かが作ってくれた物も、
全く知らない誰かじゃなくて、
その人のこんな思いが、こんなところにこもってるんだなっていうことを、
使いながら受け止めたり、解ることができて、
その物に込められた物語を、
使いながら大切にできる。
そういう物達に囲まれた暮らしを、
なるべくしていたいと思う。
畑で育てる作物もそういうところがあるけれど、
暮らしの中で使うものもいっしょだなというのが、
極寒の中竹籠を編むWacの姿や
作ってもらった糸巻きや、
使いこまれた籠たちを眺めていて思ったこと。
それにしてもこの竹の糸巻き、
重なり合った時の音がカタカタと心地イイ。
糸巻きにそんなことを感じたのは初めて。
Wacちゃん、ありがとう。
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information
ご存じのことと思いますが、
郵便局のゆうパックの料金が、3月1日からまた値上げになります。
「さわんど」ではゆうパックを利用しており、
心苦しいのですが、同日より送料を改定します。
毎月定期的に一定以上の取引をしていれば、
宅配便も安くなる契約をすることができるのですが、
お店の状況ではそこに至らず、一般価格となっています。
また、お店の中でも書いていますが、
複数の商品を買っていただく場合、設定により送料が加算されます。
ご購入時に、この送料の高さに驚かれる方が多いと思うのですが、
こちらで商品をまとめて詰める時に、
一番送料が安くなるように箱のサイズを選び、
先に頂いた超過分の代金は、返金させて頂いています。
この方法は、今後も変わりません。
また今回の値上げは小包のみですので、
雑穀のセットや900gパック、お餅単品でのご購入に使用している
レターパックなどの封筒タイプの送料は、これまでと変わりません。
よろしくお願いします。
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