毎年恒例のうち味噌作り。
トータルの仕込み量は4斗樽を3~4つ分。
これまで1樽分75kg前後の味噌を1日で仕込み、
それを3月から4月の中で3~4回繰り返す、
という風にしてきたのだけど、
ここ数年で、半日あればラクラク1樽分仕込めるようになって、
「かえって2樽分一日で仕込んだほうがラクじゃない?」
という意見がだされ、
今年は一度に2樽分仕込むことになった。
当日は朝から大釜2台に火入れ。
煮る大豆の量は、合わせて45kg。
この日は春休みで前の晩から泊まっていた笑’の友達が2人いて、
初めて見る大豆の練り機に、興味津々♪
粒々の大豆が麺のような姿になって出てくると、
「わわっ~~~~!」というお約束の反応に続いて、
「やりた~い!」
それから3人体制で、
マメを入れる人、ハンドルを回す人、練り機が動かないように押さえる人、
交代しながらぐるぐる ぐるぐる♪
もちろん、ちょこちょこ食べるのも忘れない。(笑)
「うわ~、団子作るだけって超ラク~~♪」
「どんどん回せよ~。」
普段回し屋の2人は最初のうちは団子屋で、
そのうち3人組が疲れてきて、
回すスピードがゆっくりになってきた頃合いをみて交代。
「ねえねえ、これにこんにゃく入れたら、
糸こんにゃくにならないかな?」
「小麦こねたやつ入れたら、うどんになるかな?」
Kくんは練り機がよっぽど気に入ったらしい。
1樽目が終わっ時点で帰った友達2人には、
今私達が使っている仕込んで2年たつ味噌を、
ちょっとずつ持ち帰ってもらった。
「あれがこれになるのよ~。」
と言うと、普段見慣れている味噌を見た2人、
一瞬目が大きくなった。
あの煮たばっかりのクリーム色をした甘い大豆が、
米麴と塩と合わさって、重しをかけて1~2年置くと、
味も香りも色もすっかり変わる。
我が家は味噌を多用する。
どんなおかずの味付けに使えるし、
お米にも、パンや麺類にも合う。
賞味期限の意識からもフリーだ。
自分の味覚に合った頃のものを使えばそれでいい。
例えば、ひと夏超えたばかりのフレッシュな味が好みな人は、
2夏超える前に食べきる量を仕込めば良いし、
2夏以上寝かせたものの方が好きな人は、
残りの量をみながら、先の分を仕込んでおけばよいのだ。
だんだん発酵が進んでいくのを感じながら使えるのも
手作り味噌ならではだ。
(片づけの終わりごろ、秤で体重を計るのも恒例。)
味噌部屋に、
また味噌が詰まった樽が並んだ。
今年も味噌、醤油、お酢のストックが
しっかりできた。
この味噌仕込みを境に、
畑作業がいよいよ再開。
昨日ジャガイモの植え付けを済ませた。
エンドウとキャベツの発芽も始まっている。
やっぱり畑の毎日はいいな~♪