崇福寺を後にして長崎のもうひとつの目的地、大山製茶園さんへ。

 

長崎は日本茶発祥の地とされています(というのは何か所かあるので)。

最近では全国茶品評会玉緑茶の部で2年連続産地賞を受賞したり、注目されている産地です。

きっとなにかが起こっているに違いない・・・と思っていたら、みつけてしましました。

 

Tsunagu Sonogi Teafaemer さん!

 

オランダについて調べている中で発見したのですが、なるほど、そういうことだったかと。

 

生産者さん同士で協力し、切磋琢磨している産地は強いですね~。

 

さてどちらを訪ねさせていただこうかと思案して、頼らせていただいたのが、東京茶寮の谷本さん。

ご紹介をお願いしたところ、特にTsunagu Sonogi Teafarmerさんのことはお話していなかったのですが、こちらなら!!!と太鼓判でご紹介くださったのが、

 

大山製茶園4代目大山良貴さん。





 

長崎は栄西さんがお茶の種と抹茶法を1191年に帰国し伝え、そして黄檗宗の開祖隠元さんが1654年に来日し釜炒りのお茶を伝えています。

ウイリアムズ主教が召し上がったのは釜炒り茶ではないかとふんでいるので、伝来した製法で作っている長崎産の釜炒り茶を探していたのですが

長崎では今は1軒の生産者さんが復活させて製造している、或いは釜炒り茶保存会があるのみとなっています。

このあたりの経緯なども伺いたいと楽しみに伺いました。

 

東京でのイベントを終え戻ってきたばかりのところお時間をつくってくださり感謝にたえません。

 

道中、大村湾が一望できる大村湾パーキングエリアによってくださいました。


恋人の聖地となっているハート形のアーチに




 

ひとりでかじりついてみました。。


ここから10分ほど走ると現れるのが、大山さんの茶畑。




手前がちょうど更新中で写真だと感じが出てないかもしれませんが、ゆったり穏やかな大村湾を望む茶畑は感動的でした。

前夜に深見くんと、長崎の方が鹿児島よりも県民性としてのんびりしている、なんて話をしていましたが、どことなくお茶ものんびりしているような印象。

畑を見てヨダレが出るレベル。

ということで、お茶をいただきにお話を伺いに店舗へ。




古民家のようですが、新たに建てられたものということ。
オシャレな大山さんらしいセンスが光っています。



大山さんは自分が継ぐとは決めていて、学校卒業後一度就農したものの、やりたいことをやるなら今しかない!と突如脱走?して東京に向かい、音楽好きな人が集まる渋谷のレコードショップに勤めました。

お父さまが具合を悪くされたのをきっかけに再び戻ってそこからは自分らしいお茶の生産を手探りしながら邁進してきました。

一番大きく見直したのは肥料。
そのおかげで輸出に耐えるお茶の生産ができるように。

後継するということ、これからの生産者さんのあり方について、オランダでの活動の手応えについてなどさまざま聞かせていただきましたが、とても冷静に分析をされていて、その上でとってもポジティブ。

生産者ではなく「作り手」でありたいと大山さんは仰います。
作り手というのは飲み手をしっかり意識して作る存在と理解します。

お茶の流通構造なども関係しますが、これ、当たり前のようで当たり前ではないのです。

玉緑茶のポジショニングをこうしたい!と夢?もはや現実的な目標でしょうか、しっかりもっていらして、先行きが明るく感じました。

ここにもすごい人がいた〜!!

2018年最後の茶畑訪問、たくさんのヒントと2019年のにむけて元気をいただきました。

大山さん、ご紹介くださった谷本さん、ありがとうございました!

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