2022年が終わり2023年が始まりました。


昨年も世界中が災害やパンデミック、戦争や経済難で混乱と、ざわめきの連続だったかと思います。

誰もが過ごしやすくなり、心温まるような日々を過ごせるようになる事を願うのみです。


昨年は私にとっても生きて来た今までで一番辛い経験や困難が降りかかり、乗り越えていくのにかなりの力を要する一年となりました。


文面ではお伝え出来ませんが、今まで味わったことのない心痛を伴う困難な問題でした。胸が張り裂ける思い、心が砕け崩れ落ちるとはこういう事なんだと思い知らされました。


自分の目の前に立ちはだかるその大きな壁を乗り越えなければならない時に、そこから逃げるのか?それとも逃げずに立ち向かって乗り越えようとするのか?日々が自分との闘いの連続となりました。


だからと言って仕事をそっちのけでおろそかにする事はもちろん出来ませんし、逆に皆さまからのお声がけにより、気持ちを切り替えて仕事に集中する方向性を見い出す事もできました。ご依頼いただいた方々に尽きせぬ感謝を感じております。


いつも自分自身で決めている事ですが、楽な道と困難な道で分たれた時にどちらの道に進むのか?その選択が迫られた時、自分は必ず困難な道を選ぶと決めています。


逃げた自分を想像しただけでも、自分自身を尊敬できなくなるからです。自分の生き様をかっこ悪いと思うほど、情けない生き方はありません。逃げた先には成長しきれていない自分が待っているだけです。きっとまた逃げるに違いありません。


でも闘う為に試行錯誤して、奮闘して乗り越えた先を見据えると、必ず人間として成長に至る事は間違いないと信じています。だからこそ逃げる事なく、たとえ乗り越える為に傷を負ったとしても、難題に立ち向かうというスタンスを決して崩したくはありません。


困難を経験している時、人は誰しも自分に思いが向いてしまう弱さを兼ね備えています。自分が誰よりも不幸で大変な思いをしているんだと、頭の中がその問題で一杯になってしまい圧倒されます。


でも世の中を見渡すと、とんでもなく辛い経験をして闘っておられる人たちは沢山存在します。

そんな大変な思いを経験しておられる人たちの事を考えると、自分が自身の事だけで一杯いっぱいになっている事を恥ずかしくさえ思えてきます。


だからそんな時こそ、自分の問題にばかり注目する事なく、自分の決めた日々のルーティンを欠かさずやり遂げていく事や、自分自身の問題以上に他の人の福祉に目を向けて困っている知人や友人に親切を示す事ができるように目を配り、行動に移し、男を磨いていく事が、いかなる時も自分の中での課題となっています。


困難や自分の感情に左右されすぎない強さを身につけたいと強く願っています。もちろん簡単ではありませんし実際、気が気ではありません。


それでも信念を貫き、信じている事を実践する時に、暗く濁った雲や霧が、少しづつ晴れてはっきりと目の前が見えてきます。


何とか踏ん張れる!と気力や勇気が蘇ってきます。

これは乗り越える為に闘った人間のみが経験できる特権だと感じます。逃げていたら決して味わえない事だからです。


どんな種類の問題であったとしても、逃げない生き様は、必ず次のステージへと繋がります。器も少なからず大きくなり、へこたれ無い精神力や強さを身につけれる事は大きな祝福の一つです。


確かに今回の困難は、自分にとっては本当に辛すぎる経験ではありました。引き裂かれるような裏切りと沢山のものも失いました。ですが、誰をも憎んではいません。憎しみからは何も生まれないからです。本当にそう思っていますし、そう信じています。


人はまいたものを必ず刈り取ります。良いものをまけば必ず良いものを刈り取りますし、悪いものをまけば必ずそれを刈り取ります。


良かったのは自分が悪いものをまいた側でなく、どんなに沢山の痛手を負ったとしても、された側だったことです。それだけでも良かったと思えます。


振り返って、経験できて良かったとも、今は思い返して言う事ができるようになりました。


そして2023年も闘って生きていこうと決意できています。こうして闘っている間も多くの皆さまからネストコーポレーションはありとあらゆるカタチでお声がけいただき、本当に愛されている事に気付かされています。皆さまからのお声がけや、優しいお言葉、ご親切は乗り越える大きな起動力ともなりました。


だからこそ今年も踏ん張ろう!って心から思えます。

心からの感謝で一杯です。


皆さまもきっとそれぞれが何かしらの問題と闘っておられる事かと思います。


親愛なる皆さま、皆様にとって2023年が意味のある一年となる事を、せん越ながら願っております。




〜尽きせぬ感謝と共に〜


株式会社ネストコーポレーション

代表取締役 松岡龍咲