「はあっ!古賀くん、インフル?!どこ
でかかったんだよ。今日から特別許可の寺
院で撮影だからしっかり体調管理するよう
に言ったのによお。」
監督の森住は頭を抱えた。
「すみません。一体どうしたんでしょう
ね?俺、飲みにも行かず、体調管理してた
のに…。誰かからもらったのかなあ。」
マスク姿の古賀を冷たい目で見つめる
キョーコと朝比奈。
「彼女さん、来てたよね。」
「原因はそれでしょ。数日、棒に振る
じゃないのっ!」
「朝比奈さん、よかったら京都案内を///」
「あの…俺でよかったら」
心地よい低音ボイスに皆が振り返った。
「俺、代わりに撮影に参加しますか?
幾分、遠目に撮影していただければどう
にか…いけると思うんですが…。」
キョーコに会いにきていた蓮が控えめに
提案した。
「ホント?殺陣こなせる?」
「はい、大丈夫「ダメだね!」
蓮の言葉を遮ったのはプロデューサー
呉前だった。
「敦賀くんに代役を頼むなんて。健康
管理は役者の務めだ。古賀くんには降板
してもらう。敦賀くんよろしく頼むよ。」
「はい。」
End
2018.3.6加筆修正
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ふんふんふん♪読み返して
短い!短すぎる。加筆修正して内容を
膨らませました。登場人物もさりげなく
変わってます。