ゴールデンウィークを恋人たちと過ごし、
濃密な夜を堪能した俺にとって休み明けは
拷問に近かった。
過密スケジュールになるのは判っていたが
問題はそこではない。
京子ちゃんと殺陣師だ。彼女の殺陣はプロ
級だ。
京子ちゃんたちは日々、高度な殺陣を
追求している。
ものすごいスピードで斬り込んでくる
殺陣師を次々と倒していく京子ちゃん。
「さあ、志津摩さま。」
きらきらした目で促す京子ちゃん。
君、彼氏いないでしょ?体力有り余っ
てるね。
普段なら君以上の殺陣を披露するところ
だけど疲労で無理!!ヤル気ゼロ。
何でそんなに真剣にやるのか理解できな
いな。
悪い、俺降りるね。
End