「京子ちゃん、お疲れ。今日の殺陣とて
もよかったよ。」
「ありがとうございます。お疲れさまでし
た。」
京子は立ち去っていく古賀に元気よく
挨拶した。
「最上さん、古賀くんとすごく息が合って
たね。」
蓮が腕組みして立っていた。
「敦賀さん！！いらしてたんですか。」
キョーコは、蓮の姿に驚く。
蓮は二つのドラマの主演を掛け持ちで
こなしていた。
その合間を縫って京都の撮影所に時々
顔を見せていた。
最初は好奇の眼差しで見ていた
出演者やスタッフも蓮の姿を見かけると
最近は潮がひいたようにいなくなった。
社さえも。
「皆さん、帰ってしまわれてどうした
のかしら。社さんもいないし。すみません、
私だけ で。」
キョーコは申し訳なさそう言った。
「そんなことないよ。君さえいれば
いいんだ。それにしてもさっきの
シーン…古賀くんに想いをよせて
そっとキスするところ、すごく
気持ちが入ってたね。古賀くんの
こと好きになった？」
「そんなこと////私が愛しいと
思ってるのは志津摩様ですっ！」
ムキになるキョーコ。
「ああ。志津摩やりたかったな。」
溜め息まじりに語る蓮。
「えっ？」
「俺、最上さんに愛されたい。」
「え///」
「君に蓮と呼ばれるくらいに親しく
なりたい。」
「呼び捨てはダメです…蓮さん」
「え？聞こえなかった。」
「もう言いません！いじめっ子！」
こんな二人が付き合っていないことを
社以外は誰も知らない。
End
2018.1.26加筆修正
キョーコは申し訳なさそう言った。
「そんなことないよ。君さえいれば
いいんだ。それにしてもさっきの
シーン…古賀くんに想いをよせて
そっとキスするところ、すごく
気持ちが入ってたね。古賀くんの
こと好きになった？」
「そんなこと////私が愛しいと
思ってるのは志津摩様ですっ！」
ムキになるキョーコ。
「ああ。志津摩やりたかったな。」
溜め息まじりに語る蓮。
「えっ？」
「俺、最上さんに愛されたい。」
「え///」
「君に蓮と呼ばれるくらいに親しく
なりたい。」
「呼び捨てはダメです…蓮さん」
「え？聞こえなかった。」
「もう言いません！いじめっ子！」
こんな二人が付き合っていないことを
社以外は誰も知らない。
End
2018.1.26加筆修正