今回、お誘いを頂きましてアメーバさんのオフィシャルブログにお引越しさせて頂きました鳳恵弥と申します。

おおとり えみ と読みます。

良く芸名ですか?本名ですか?と聞いて頂くのですが芸名ですよ(*^▽^*)

鳳というと日本の芸能の大先輩にもいらっしゃいますが、この名前は皆さんもご存じの世界的大女優のオードリー・ヘップバーンさんから頂きました。
なんとも畏れ多いことですが、この名前を決心したのには理由があります。

役者を志して芸能界に入ったのは19才の頃、それまでもモデルとしては幾つかのお仕事をさせて頂いておりましたがアルバイト感覚だったのは否めません。
ご縁あってお声をかけて頂いた博品館劇場での初舞台、出番は少しだけの役ではありましたが夢に見ていた舞台の上でのお仕事を始められた感動は今でも覚えています。

そこで先輩役者から毎晩のように語られた言葉が私の人生の舵を切ったのでした。



「役者なんてまともに食べられやしないから、やるもんじゃない、やんない方が良いよ。」



私は役者という職業が憧れでありましたから、同時に役者という職業の持つべき理想の姿というものには大いに夢があり、ある程度に名前の知られた方であったその先輩役者の言葉は本当に悲しく、そして悔しいものでした。

そして、若くもあった私は向こう見ずにも

「そんな事をいう人に負けるもんか!」

「それなら私は絶対にこの役者という職業で食べていってやるんだ!」

と決意を固めて芸能への道【芸道】を人生の道として進むことにしました。

そこから、両親に認めてもらい、様々なご縁を頂いての現在に至るまでは紆余曲折あるのですがそれはまたの機会に書かせて頂くと致しまして、事務所を移籍する際に芸名を変更しこの名前を名乗ったのにはそんな青臭いながらも初心の誓いを忘れずに前へと1歩を踏み出す決意表明のようでもあったのです。

役者とはお客様あってのもの、如何に才能があろうとも努力を尽くそうとも、最後の1ピースとしてお客様に観て頂かなくては何一つの作品さえも完成しない職業です。

日々に額に汗をして得たお金、時間を割いて頂くお客様なしには存在しえない私たちであるからこそに、その道を歩く者には言い訳も妥協も許されません。
過去の栄光には感謝を感じることこそあれ、それにすがることは許されず、目標は常に高く前へ前へを目指して歩み続けることがその名を名乗ることへの最低条件であると私は考えます。

ですから、私の考える最高の女優であり、世界中のお客様に光を与え続けたオードリーヘップバーンさんを目指してお名前を頂きました。

何故オードリーヘップバーンさんを選ばせて頂いたかも、また別の機会に書かせて頂ければと存じます。

ともあれ、こんな私ではありますが今後とも宜しくお願い申し上げます。

願わくば私がこれから取り組みます作品の最後の1ピースに皆さまがなって下さることを祈りながら、本日も精進致して参ります。